Amazonで使える電子マネーの種類や支払い方法を紹介!
Amazonはアメリカのワシントン州シアトル市に、本拠を構える企業です。創業者ジェフ・ベゾスはウォール街のヘッジファンドを退職し、自宅のガレージでゼロからAmazonを立ち上げました。
Amazonでは本・食品・日用品から宝飾品まで、一億種の品揃えを誇っています。Amazonのサイトを覗くと、つい色々と購入してしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのは、Amazonで購入した際に、どのような支払い方法があり、電子マネーはどの種類が使えるのかという事です。今回の記事ではAmazonの支払い方法や、Amazonで使える電子マネーの種類・メリット・決済方法・注意点などを詳しく調査していきます。
Amazonの支払い方法の種類
まずこちらでは、Amazonの支払い方法の種類を見ていきましょう。「クレジットカード・デビットカード・プリペイドカード・電子マネー・コード決済・携帯キャリア決済・ネットバンキング・ペイジー・コンビニ払い・代金引換」等の支払い方法があります。
Amazonで使える電子マネーの種類
現金と同じ扱いが出来る電子マネーは、カードを機械にかざすだけで、支払いが完了するという便利さから利用者が増えてきています。そんな電子マネーは、使用する前にチャージしておくプリペイド型と、使用した分だけ後払いできるポストペイ型の2種類があります。
また、電子マネーは使う場所やサービス内容でも種類は分かれ、良く知られている「Suica」や「PASMO」は、交通系と言われる種類の電子カード。「楽天Edy・WAON・nanaco」などは、コンビニや大手スーパーなどで支払いができる商業系と呼ばれる種類の電子マネーです。
Amazonで使える電子マネーは、「楽天Edy」「Suica」「iD」「JCBプレモ」の4種類になります。それぞれの電子マネーについての詳細は、のちほど詳しくご紹介します。
Amazonの電子マネー決済のメリット
上記でお話した「Amazonの8種類の支払い方法」のうち、よく使われるのはクレジットカードではないでしょうか。しかし、クレジットカードを持ってない人は、Amazonで商品を購入した際にどのように支払いをすれば良いのでしょうか。
また、クレジットカードを持っていても、あえて使いたくない人にもおすすめの支払い方法が、電子マネーとなるのです。今回の記事ではAmazonで使える電子マネーを取り上げていますが、この電子マネー決済には様々なメリットがあります。
こちらでは、「簡単に支払いができる」「手数料がかからない」「ポイントが貯められるものもある」という点に絞り、Amazonの電子マネー決済のメリットをお伝えします。
簡単に支払いができる
現金を使わずに支払いができる電子マネーは、大変便利な「電子化されたお金」なのです。カード自体が存在するもの、カードはないけれどネット上でやりとり出来るもの。また、QRコード読み取って決済するものなど、様々な支払い方法の電子マネーがあります。
電子マネーはチャージをしておけば、お店などで簡単に支払いが済ませられます。Amazonで商品を購入した場合でも、電子マネーなら簡単に支払いができます。また、現金を持ってコンビニまで出かけて行く面倒もありません。
Amazonで使える4種類の電子マネーも、簡単に支払いができますが、その支払い方法や決済に必要なものは各々違います。その点については、次章で詳しくご説明しますのでご参照ください。
手数料がかからない
クレジットカード以外の支払いで、コンビニや銀行・ATMまで出かけて行かなくても済む方法といえば、「代金引換」があります。Amazonへの支払いの為に外出する必要はありませんが、手数料がかかってしまいます。
家にいながらパソコンで振込の出来る、「ネットバンキング」での支払いにも、銀行ごとへの手数料がかかります。この手数料がかからないという事からも、Amazonでの支払いに電子マネーを使うのがおすすめなのです。
ポイントを貯められるものも
電子マネーの中には、ポイントを貯められるものもあります。電子マネー支払いで還元されたポイントは、そのまま電子マネーの買い物に使えるので、現金よりお得に買い物が出来るのです。
Amazonで使える電子マネーの中の「楽天Edy」を例にとると、200円につき1楽天スーパーポイントが貯まります。貯まったポイントは、楽天市場などの他Amazonでの支払いにも利用できます。ちなみに1楽天スーパーポイントは、1円として換算されます。
Amazonの電子マネー決済方法
現金を持ってコンビニ行く必要もなく、代引き手数料や振込手数料もかからず、クレジットカードを使わなくても支払いに使える電子マネー。こちらでは、Amazonで使える電子マネーである「楽天Edy」「モバイルSuica」「iD」「JCBプレモ」の、決済方法を詳しくお伝えしていきます。
楽天Edy
楽天Edy株式会社が提供する「楽天Edy」は、先にお金をチャージしておくプリペイド型。Edyカード・Edy機能付きクレジットカードを作成する他、おサイフケータイ・iPhoneにアプリをダウンロードすれば使えるようになります。
「楽天Edy」は楽天市場だけでなく、Amazonでも使える電子マネーなのです。使用する前にはチャージが必要ですが、コンビニのレジや端末で入金が可能です。また、「Edyオートチャージ」「いつでもEdyチャージ」「おサイフケータイにチャージ」など、様々な入金方法が用意されています。
決済に必要なもの
「楽天Edy」を使ってAmazonで決済を行うために必要な物は、「PaSoRi」と「Edy Viewer」です。「PaSoRi」とは、パソコンに繋げて自宅から電子マネーでの決済やチャージを行うことができる、非接触ICカードリーダー・ライターです。
「Edy Viewer」は「PaSoRi」を、利用するために必要なソフトウェアです。「PaSoRi」を差し込むパソコン内にダウンロードしておきましょう。「PaSoRi」は、Amazon・楽天市場ほか家電量販店にて2,500円前後で販売されています。
支払い方法
Amazonで使える電子マネー「楽天Edy」の支払い方法をご説明していきます。Amazonで商品を選びレジに進んだ際に、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」の支払い方法を選択し注文します。注文完了後にAmazonより、「お支払い番号の案内メール」が届きます。
「お支払い番号の案内メール」の一番上にあるURLを開くと、支払いが開始されます。「お支払い方法について」というページの「楽天Edy」を選択し、「楽天Edy パソリでお支払い」を選びます。次にパソコンに「PaSoRi」を繋ぎ、「楽天Edy」をタッチすればAmazonへの支払いは完了。
Suica
「Suica」とは東日本旅客鉄道が発行する、プリペイド型の電子マネー。改札機で「Suica」をかざすだけで、自動的に運賃が精算されます。この「Suica」は鉄道・バスだけでなく、Amazonでの買い物にも使える便利な電子マネーとなります。
世の中で電子マネーが普及するきっかけともなった「Suica」は、「My Suica(記名式)」「Suicaカード」「Suica定期券」の3種類のカードタイプと、携帯情報端末とSuicaが一つになった「モバイルSuica」があります。
「Suica」のチャージは、自動券売機や多機能券売機等で出来ます。500円・1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円の単位で、上限20,000円まで何度でも入金することが可能。
決済に必要なもの
Amazonの支払を「Suica」で決済する時に必要なものは、非接触ICカードリーダー・ライターの「PaSoRi」と、「NFCポートソフトウェア」です。
「NFCポートソフトウェア」は、「PaSoRi」を利用するためのソフトウェアなので、あらかじめダウンロードが必要です。仕組みとしては、先程ご紹介した「楽天Edy」と殆ど同じです。
支払い方法
Amazonで商品を選びレジに進んだ際に、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」の支払い方法を選択し注文します。注文完了後にAmazonからの注文確認メールに続き、「お支払い番号の案内メール」が届きます。
「お支払い番号の案内メール」の中に記載されている、「Suicaインターネットサービス」をクリックします。すると「Suicaの支払いページ」へと進むので、そこで「PaSoRi」に「Suica」をタッチすれば支払いは完了します。
iD
Amazonで使える電子マネーである「iD」は、株式会社NTTドコモが運営するブランドです。「iD」には、使った分だけの料金を後から支払う「ポストペイ型」の他、事前に入金しておく「プリペイド型」、口座の残高範囲内で使える「デビット型」の3種類があります。
そんな「iD」が使える場所は、日々増えていてコンビニ・レストラン、旅先の買い物やタクシー料金まで広がっています。おサイフケータイに対応したスマホであれば、スマホ一つ持って行くだけで様々な支払いが完了します。
「iD」で支払いをするたびに100円で、Dポイントが1ポイント貯まります。また、「ポストペイ型」「デビット型」ならチャージ忘れを気にせず、安心して使うことができます。
決済に必要なもの
「iD」を使ってAmazonで決済を行うのに、必要なものは「おサイフケータイ対応のスマホ」です。ガラケー・おサイフケータイに対応していないスマホは、利用できないので注意が必要。
ただ、ドコモユーザーでなくても、「おサイフケータイに対応のスマホ」に、「iDアプリ」をインストールしておけば、誰でも利用可能です。
Amazonでの決済に必要なのは、「おサイフケータイ対応のスマホ」のほか、この「iDアプリ」となります。Googleでダウンロードできるので、予め用意しておきましょう。ドコモユーザーであれば、初めからスマホに殆どインストールされています。
支払い方法
「iD」を使ってAmazonで決済を行う方法は、商品を選びレジに進んだ際に、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」の支払い方法を選択し注文します。その後、Amazonから「お支払い番号お知らせメール」が届きますので、お支払い番号を記録しておきましょう。
「お支払い番号お知らせメール」にある支払い方法の中の、「電子マネー:iD」という項目をクリックします。そうすると、「iDアプリ」に接続されますので、先ほど記録した「お支払い番号」を入力すれば支払い完了です。
JCBプレモ
「JCBプレモ」は、コンビニ・百貨店・レジャー施設・家電量販店など、30万店以上で利用することが出来ます。Amazonでも使うことのできる、新しい形のJCBギフトカードです。
500円券・1,000円券・3,000円券・5,000円券・10,000円券・20,000円券の6種類があり、チャージすることで繰り返し利用することが出来るJCB提供の電子マネー。
決済に必要なもの
今までご紹介した電子マネーと違い、Amazonでの決済時に必要なものはありません。特に何も用意せずAmazonで商品を注文する時に、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」の支払い方法を選択すればOK。
支払い方法
Amazonから「お支払い番号お知らせメール」が届きますので、メールの中の「お支払い方法別の手順」のリンクをクリックします。Amazonの支払い方法選択画面に移動するので、「電子マネーでのお支払い」から「JCBプレモ」を選択し、カード番号と認証番号を入力すれば完了します。
Amazonで電子マネーを利用する際の注意点
ここまで、Amazonで使える電子マネーの種類や支払い方法や、Amazonの電子マネー決済のメリットについてご説明してきました。様々なメリットのある電子マネーですが、Amazonで利用する際には注意点もあるのです。こちらでは4点の注意点について、詳しく見ていきましょう。
各電子マネーにより上限額が違う
多くの電子マネーには、1回で使用できる利用上限額が設定されています。そのために、Amazonで購入した商品が高額の場合は、電子マネーで決済できないことがあるので注意が必要。「Suica」は2万円、「JCBプレモ」「楽天Edy」は5万円が上限額で、「iD」には利用限度額はありません。
電子マネー決済は通常配送のみ
Amazonでは電子マネー決済は、通常配送のみに対応しています。「定期お得便」「お届け日時定期便」や「お急ぎ便」の注文方法では、電子マネーを使うことはできないのです。また、Amazonフレッシュより注文した場合も、電子マネー決済が出来ないので注意してください。
出品者により利用できない場合も
Amazonでは出品者によって、電子マネー決済が出来ない場合もあります。「クレジットカード対応しかしていない出品者」「マーケットプレイスの一部の出品者」などが該当します。このような出品者の商品購入には、電子マネーが利用できないので注意が必要です。
ちなみにマーケットプレイスとは、Amazon以外の出品者が販売している商品の売り場の事です。Amazonのサイトを見ていると、全てAmazonが販売している商品だと思いがちですが、Amazon以外の一般の出品者からの商品も存在するので注意してみてください。
電子マネーが利用できない商品もある
Amazonでは指定された商品には、電子マネーで決済できないので注意が必要です。「ゲームや音楽などのダウンロード」「Eメールタイプ・印刷タイプ・配送タイプのAmazonギフト券」「Amazonコイン」「Echo Show 5などのAmazonデバイス」の5商品は、電子マネー決済不可です。
Amazonの便利な電子マネー決済を利用してみよう!
Amazonで商品を購入した場合、クレジットカード・デビッドカードを使わずに、自宅にいながら手数料も支払わずに決済できる便利な電子マネー。
電子マネーは支払いも簡単で、ポイントも貯められるなど様々なメリットもあります。一方、「PaSoRi」や専用ソフトのインストールなど、Amazonでの商品購入前に注意が必要です。また、上限額や配送方法などにより、電子マネーが利用できいなどの注意点もあります。
上記のような注意点はあるものの、キャッシュレス化が進む今、電子マネーはおすすめの決済方法です。今回の記事を参考のうえ、是非Amazonで電子マネー決済を利用してみてください。