デビットカードのメリット・デメリットを紹介!使い方やお得なことは?

デビットカードのメリット・デメリットを紹介!使い方やお得なことは?

デビットカードとはどんなカードで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?デビットカードは使い方をマスターすればとても便利なカードです。今回はデビットカードのメリットやデメリットを考察し、お得な使い方や注意点、簡単な作り方を紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.デビットカードとは
  2. 2.デビットカードとその他のカードとの違い
  3. 3.デビットカードのメリット
  4. 4.デビットカードのデメリット
  5. 5.デビットカードの使い方
  6. 6.デビットカードのおすすめ3選
  7. 7.デビットカードの注意点
  8. 8.デビットカードの作り方
  9. 9.デビットカードはデメリットに比べてメリットが大きい

デビットカードとは

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銀行口座を新たに作ったときなどに勧められる「デビットカード」とはどのようなもので、デビットカードとクレジットカードやプリペイドカードとは、どこが違うのか分からない人も多いのではないでしょうか?

今回は「デビットカード」とはどのようなカードなのか、メリットやデメリットをそれぞれ紹介していきます。また、お得な使い方や注意点、おすすめのデビットカード3選をみていきます。

現金がなくても決済が可能

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「デビットカード」の特徴とは、現金がなくてもデビットカードを使用できるマークのあるお店で決済ができることです。現金がなくても決済が可能な点はクレジットカードやプリペイドカードなどと同じですが、デビットカードの場合、利用と同時に指定している口座から使用分が引き落とされます。そして、支払い方法も一括のみしか選択できません。

デビットカードとその他のカードとの違い

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「デビットカード」とクレジットカード、プリペイドカードは現金がなくても決済ができる便利なカードです。しかし、その3者にはそれぞれの特徴があり、支払い方法などに大きな違いが見られます。次に「デビットカード」とクレジットカード、プリペイドカードとのそれぞれの違いについてみていきます。

①クレジットカード

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その場で指定口座から利用分のお金が引き落とされるデビットカードとは違い、クレジットカードは1ヶ月の利用額を後からまとめて請求されるシステムとなっています。

また、一括払いしか対応していないデビットカードとは違い、クレジットカードでは一括払いの他に分割払いやリボ払いなどにも対応しており、幅広い支払い方法の中から自分の月々の予算に応じて最適なものを選ぶことができます。

さらに、クレジットカードはカード発行時にETCカードの発行も同時に行うことができますが、デビットカードではETCカードの発行が行えません。

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一方で、海外で現地の通貨が急に必要になったとします。海外でも利用ができるデビットカードなら、特に何の設定も必要なく海外のATMを利用することで、自分の口座から現地の通貨を引き出すことがが可能です。

しかし、この場合クレジットカードではキャッシングの設定がなされていないと、自分の口座から海外のATMを利用して現地の通貨を引出すことはできません。この点も、デビットカードとクレジットカードの大きな違いとなっています。

②プリペイドカード

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使用した分だけその場で即座に指定の口座から引き落とされるデビットカードとは違い、プリペイドカードは予めチャージした金額だけか使用することができません。

そのため、チャージした金額を使い切るたびにチャージし続けていかなくてはなりません。一方、デビットカードでは指定した口座にお金が入っている限り、チャージの必要なく利用し続けることができます。

デビットカードのメリット

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「デビットカード」と他のカード「クレジットカード」「プリペイドカード」との違いについてみてきました。現金いらずでカードのみで決済できる点は3者とも共通していますが、それぞれ支払い方法などにおいて「デビットカード」とは大きな違いがあることが分かりました。

次に、クレジットカードやプリペイドカードとは違う特色を持った「デビットカード」のメリットを考えていきます。

メリット①お金を管理しながら使える

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「デビットカード」のメリット1つ目は「お金を管理しながら使うことができること」です。クレジットカードでは後から利用分が請求されるため、つい使いすぎてしまうという人も多いでしょう。しかし、デビットカードでは指定した口座に入っている以上の金額を使用することはできません。

そのため、デビットカードは自分の支払い能力以上の買い物をすることを防ぐことができます。さらに、デビットカードでは利用した記録が明細という形で残るため、1週間あるいは1ヶ月あたりの利用限度額を設定し、お金を管理しながら使うことも可能です。

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このように、お金を管理しやすく無駄遣いを防ぐこと可能な点が、デビットカードにおける最大のメリットと言われています。

しかし、使用する段階で口座にお金が入っていなければ、たとえ後からお金が振り込まれる予定があったとしてもデビットカードを使用することができません。いざというときに口座が底をついて使用できなくて困るかもしれないという点が、メリットと表裏一体のデメリットとなっています。

メリット②ポイントでお得

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「デビットカード」のメリット2つ目は「ポイントでお得になること」です。デビットカードを利用すると、利用金額に応じてポイントが貯まっていきます。また、利用した分だけキャッシュバックを受けられることもあります。

利用金額に応じてポイントを貯めたられたりキャッシュバックが受けられたりする点は、現金で買い物するよりお得で、デビットカードのメリットとなっています。

また、キャッシュカードと一体型の形をとっているデビットカードでは、ATM手数料が無料になる回数が増えるなどのお得な特典が用意されている場合もあります。

メリット③審査がなく15歳から作れる

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「デビットカード」のメリット3つ目は「審査がなく15歳から作ることができること」です。審査がないので15歳以上の高校生(クレジットカードを作れるのは18歳から)も、クレジットカードの審査で落ちた人もデビットカードなら作ることができます。また、未成年者であっても親権者の同意を得る必要なくカードを作ることができます。

そして、審査のないデビットカードはクレジットカードよりも、カード発行もスピーディです。このように、審査がないため年齢(15歳以上)や年収、勤務形態に関わらず作ることができ、作るための敷居が低い点もデビットカードのメリットの1つに数えられています。

メリット④海外で便利

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「デビットカード」のメリット4つ目は「海外での使用が便利なこと」です。クレジットカードと同じように、デビットカードも「JCB」や「VISA」などの国際ブランドのものは、海外の加盟店で使用することができます。

特にそれらの国際ブランドのデビットカードなら、海外のATMを利用して自分の口座から現地の通貨を引き出すことが可能です。このように、海外の加盟店で使用でき、急にお金が必要になったときでも、海外のATMからお金を下ろすことができる便利な点も、デビットカードのメリットの1つとなっています。

しかし、中には使い方に注意が必要なものもあります。それは「J-Debit」という日本独自のブランドのデビットカードで、海外で使用できないというデメリットがあり、使い方に注意が必要となっています。

メリット⑤現金不要

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「デビットカード」のメリット5つ目は「現金が不要なこと」です。デビットカードで決済をすれば小銭をチマチマ出す手間が省け、便利にお買い物を済ませることができます。

また、デビットカードを1枚持っていればそれだけで買い物ができるので、必要以上の現金を所持する必要がありません。このように、便利で防犯対策上にメリットがある点は、デビットカードもクレジットカードやプリペイドカードと同じです。

メリット⑥高額な買い物も可能

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「デビットカード」のメリット6つ目は「高額な買い物も可能なこと」です。クレジットカードにはカード会社が決定した利用限度額があり、指定した口座にお金がいくらあったとしてもその限度額を越えてカードを使用することはできません。

しかし、デビットカードにはカードを発行した会社が決めた利用限度額というものがありません。そのため、デビットカードにとっての利用限度額は指定した口座の預金残高と同じとなります。そして、デビットカードのは使用している指定口座にお金が入ってさえいれば、クレジットカードの利用限度額を越えた高額な買い物も可能となるのです。

このように、利用限度額で制限されているクレジットカードと違い、高額な買い物でも口座にお金がある限り制限なくカードを利用することができるのもデビットカードのメリットの1つとなっています。

デビットカードのデメリット

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「デビットカード」のメリットについて紹介してきました。「デビットカード」には様々なお得なところがあり、クレジットカードと違って審査もないので比較的作りやすいことが分かりました。しかし、そんなメリットいっぱいに見えるデビットカードにもデメリットが存在します。次に「デビットカード」のデメリットについて考えていきます。

デメリット①分割払い・リボ払い不可

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「デビットカード」のデメリット1つ目は「分割払いやリボ払いが選択不可なこと」です。クレジットカードでは分割払いやリボ払いなどの様々な支払い方法の選択が可能となっています。

一方でデビットカードはその場で即座に指定した口座からお金が引き落とされるため、一括払いのみにしか対応しておらず、分割払いやリボ払いの選択が不可です。

デビットカードはその場でお金が使われたことになる点では現金と同じ感覚で、クレジットカードのように後から少しずつ支払うことができませんので、使い方には注意が必要です。このように、分割払いやリボ払いが選択不可で使用に注意が必要なところが、デビットカードのデメリットとされています。

デメリット②国際ブランド搭載でも使用不可な事も

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「デビットカード」のデメリットの2つ目は「国際ブランド搭載でも使用不可な事もあるところ」です。デビットカードはクレジットカードと同様に、国際ブランド「VISA」搭載なら「VISA」加盟店で使用でき、同じく「JCB」搭載なら「JCB」で使用できます。

多くの場合、クレジットカードの使用可能なお店ならデビットカードも使用することが可能となっています。

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しかし、国際ブランド搭載のデビットカードであっても、同じブランドのクレジットカードなら使用できるのに「デビットカード」だから使用ができない、という決済もあります。その代表的なものが「公共料金などの月々の支払い」「飛行機での機内販売の支払い」「高速道路の料金」「ガソリンスタンドでの支払い」「紙伝票を使用した決済」です。

これらは支払いの仕組み上、使用することができず、クレジットカードが使えたから同じブランドの「デビットカード」も当然使えるはずと思い、いざ使おうとすると使用できないと言われることもあるので注意が必要です。

このように「クレジットカード」なら使えるのに、同じブランドの「デビットカード」が使用不可となっている決済もあることも、デメリットの1つとされています。

デメリット③不正利用補償に上限

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「デビットカード」のデメリット3つ目は「不正利用補償に上限があること」です。デビットカードには盗難や紛失などでカードを失くし、不正に利用されてしまったときの補償プランが用意されています。しかし、デビットカードにはクレジットカードと違い、不正利用補償に上限が設けられています。

そのため、もし口座に不正利用限度額以上のお金が預けられていて、不正利用により限度額以上の金額が使用されてしまったとしても、保証してくれるのは限度額までとなっています。

そして、それ以上の不正利用額に関しては補償の対象外とされてしまいます。このように、不正利用の限度額があるのもデビットカードのデメリットとなっています。

デメリット④クレジットヒストリーが作れない

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「デビットカード」のデメリット4つ目は「クレジットヒストリーを作れないこと」です。「クレジットヒストリー」とは、過去に利用したことのあるクレジットカードやローンを返済した履歴のことです。この記録は専門の信用期間によって作成され、これを参考にクレジットカード会社はカードの申込みをした人が信用できる人間かどうかを判断します。

そのため、クレジットヒストリーが優良な人は、よりランクが上のクレジットカードを作ることができます。しかし、デビットカードはクレジットカードとは違い、どれだけ利用していてもクレジットヒストリーに記録が載りません。

クレジットヒストリーを記録できないとクレジットカードを作るときに高いランクのものを作れなかったりするので困る人も出てくるそうです。このように人によっては困る、クレジットヒストリーを作れないこともデビットカードのデメリットです。

デメリット⑤ポイント還元率が低い

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「デビットカード」のデメリット5つ目は「ポイント還元率が低いこと」です。デビットカードは一般的に銀行が顧客を逃さないようにするために考えられたものです。そのため、金利や手数料といった収入を得られないデビットカードは、それらの収入のあるクレジットカードよりも、ポイントの還元率が低い傾向が示されています。

このように、金利や手数料から収入を得ることができないデビットカードでは、クレジットカードよりも顧客にポイントを還元しづらく、低いポイント還元率となっているところもデメリットの1つに数えられています。

デメリット⑥時間帯で使えないものも

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「デビットカード」のデメリット6つ目は「時間帯で使えないものもあること」です。一般的にクレジットカードの使用可能な時間帯は24時間ですが、デビットカードの中には「J-Debit」のように使えない時間帯があるものもあります。

ただ、デメリットの1つに挙げられていても、ネット銀行が発行しているデビットカードでは基本24時間いつでも使用することができるので、全てのデビットカードが時間帯により使用できない時間があるわけではありません。しかし、ネット銀行以外の銀行が発行しているデビットカードの場合、そこにも注意が必要です。

このように、デビットカードによっては使用できない時間帯がある注意点があることもデメリットの1つとなっています。

デビットカードの使い方

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「デビットカード」には、現金いらずという点では同じのクレジットカードやプリペイドカードとは違う特徴があること、様々なメリットやデメリットが存在することが分かりました。メリット・デメリットを理解し、お得に使いこなせるようになりましょう。そのために、次に「デビットカード」の使い方について紹介していきます。

①コンビニ・スーパー等の店舗で使用

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「デビットカード」のお得な使い方1つ目は、コンビニやスーパーマーケットなどでの利用です。「デビットカード」のデメリットのところで、クレジットカードは使えてもデビットカードは使えない場合があることを紹介してきました。

一方で「デビットカード」は日ごろ利用することが多いであろうコンビニやスーパーマーケットなどで使うことができます。使い方としてはレジで「デビットカード」を提示し、支払い回数を問われたら「1回」と言いましょう。

②インターネットショップ

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「デビットカード」のお得な使い方2つ目は、インターネットショップでの利用です。インターネットのショップでは、多くの場合クレジットカードを使用するときと同じように、デビットカードでの支払いにも対応しています。

使い方は、決済時に「クレジットカード払い」を選択し、クレジットカードを使用するときと同様にカード番号や有効期限、名義、セキュリティコードなどを入力します。そして、全ての項目を入力し終えて決済が完了すると、指定した口座から即座に引き落としがなされることとなります。

③海外ATMで現地通貨引き出し

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「デビットカード」のお得な使い方3つ目は、海外ATMで現地通貨を引き出すときの使い方です。デビットカードを海外のATMで使用すると、両替所にわざわざ出向かなくても現地の通貨を引出すことができます。海外のATMを使うことでいつでも現地のお金を引き出せることで、現金を大量に持ち歩かずに済み防犯上のメリットがあります。

デビットカードのおすすめ3選

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「デビットカード」の様々なメリットやデメリット、便利な使い方などをみてきました。しかし「デメリットカード」と一口に言っても多くの銀行が「デビットカード」を発行しており、それぞれの特色がが見られます。どの銀行の「デビットカード」を選ぶのが良いのか、ここではおすすめのお得なデビットカードを3種類紹介していきます。

デビットカード選びで注目すべきなのはポイント還元率と付帯保険です。デビットカードのポイント還元率はだいたい0.2%、一般的にクレジットカードよりも低いと言われていますが、中には1%の高い還元率を誇るデビットカードも存在しています。

また、一般的にデビットカードの付帯保険は2つ、第三者に不正に利用されたことが分かった時に補償してくれる保険と、盗難や破損時に補償してもらえるショッピング保険です。

この高還元率と付帯保険の2つのポイントに注目したときに、特におすすめなのが次の3種類のデビットカード「ミライノ・デビット」「Sony Bank WALLET」「イオン銀行キャッシュ+デビット」となっています。次に、特におすすめのお得な3つのデビットカードの特徴やお得な使い方を紹介していきます。

①ミライノ・デビット

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「デビットカード」のおすすめ3選、1つ目は「ミライノ・デビット」です。「ミライノ・デビット」とは、住信SBIネット銀行が発行しているデビットカードで、日本で初めてのMastercardブランドからの登場となりました。

ミライノ・デビットはポイント還元率0.8%の高い還元率を誇り、ゆうちょやコンビニなど提携のATMが全国に8万台以上あるため便利です。

また、ミライノ・デビットは他のネット銀行よりも比較的ステージアップの条件が緩いのが特徴です。多くの人が到達することが容易なランク2であれば、ATM手数料月5回無料や振込手数料月3回無料といった特典があります。

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さらに、ミライノ・デビットは外貨普通預金のアメリカドルを利用し、米ドルでの支払いが可能となっています。その利用で生じる海外事務手数料の2.5%をポイントバックして、年間30回まで受けることができます。このように、海外事務手数料をお得に利用できるもミライノ・デビットの特徴となっています。

②Sony Bank WALLET

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「デビットカード」のおすすめ3選、2つ目は「Sony Bank WALLET」です。「Sony Bank WALLET」とは、ソニーグループのネット銀行「ソニー銀行」発行のVisaデビット付きのキャッシュカードです。Sony Bank WALLETでは、条件が厳しいながら最大で2%のキャッシュバックを受けられるなど高還元率がメリットとなっています。

また、付帯補償も不正利用補償とショッピング保険の両方があり、公式サイトにそれに関する詳細条件が記載されているため信頼度の高さも特徴となっています。

③イオン銀行キャッシュ+デビット

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「デビットカード」のおすすめ3選、3つ目は「イオン銀行キャッシュ+デビット」です。「イオン銀行キャッシュ+デビット」とは、イオングループのネット銀行「イオン銀行」発行のデビットカードで、JCBブランドです。

還元率は通常0.5%となっていますが、全国各地に点在するイオングループで買い物した場合は1%と高い還元率となっています。

さらに、イオン銀行キャッシュ+デビットは、購入日から180日間の買い物においてショッピング保険が年間50万円まで適応され、クレジットカードではショッピング保険の対象外とされているスマホも補償の対象となるなど、最高級のショッピング保険が付帯するのも大きなメリットとなっています。

デビットカードの注意点

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「デビットカード」のメリット・デメリット、お得な使い方やおすすめのデビットカード3選を紹介してきました。お得なデビットカードはポイント還元率や付帯補償に注目するとメリットの大きなものが見つかるでしょう。しかし、デビットカードにもいくつかの注意点があります。次にデビットカードの注意点をみていきます。

①発行する銀行口座が必要

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デビットカードの注意点1つ目は「デビットカードを発行するには銀行口座が必要なこと」です。クレジットカード会社から発行されるクレジットカードと違い、デビットカードを作るには、発行する銀行口座が必要となっています。

例えば、Sony Bank WALLETのVisaデビット付キャッシュカードを作りたいなら「ソニー銀行」、イオン銀行キャッシュ+デビットを作りたいなら「イオン銀行」のそれぞれ銀行口座を開設する必要があります。

②銀行はどこでもいいというわけではない

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デビットカードは国内のあらゆる銀行で発行しています。しかし、国内の銀行で発行されるデビットカードの多くは、海外やネットショッピングなどあらゆる場面で使える「VISA」や「JCB」といった国際ブランドのものではなく、海外やネットショッピングで利用できない「J-Debit(ジェイデビット)」なっています。

そのため、デビットカードを作ったとしてもブランドが「J-Debit」だった場合、せっかくのカードを使う機会が限られてしまいます。そのため、デビットカードを発行する銀行がどこのブランドを採用しているのか、注意する必要があります。

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「VISA」や「JCB」などの国際ブランドをデビットカードに採用している銀行では、公式ページや広告などで分かりやすくアピールしています。そのため、国際ブランドなのか「J-Debit」なのか、少し注意していれば分かるようになっています。

また、ほとんどの銀行で口座開設の際、自動的にキャッシュカードにデビットカードついているので、わざわざ別の手続きをしなくて良いのも特徴となっています。

デビットカードの作り方

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「デビットカード」のメリット・デメリット、お得な使い方や注意点などを見てきました。次に気になるのがデビットカードを作るためにどんな物を用意すべきか、そしてどうやって申し込みをするのかでしょう。ここでは、デビットカードを作るのに用意するものや申込方法についてみていきます。

用意するもの

デビットカードを作るにあたり、用意すべきものは何でしょうか?デビットカードを作るには、それを発行する銀行の口座を持っている必要があります。銀行口座の開設と同時にキャッシュカードにデビット機能が付与されている場合も多いです。そのため、デビットカードの発行に必要なのは、銀行口座の開設と同様に本人確認書類と印鑑となっています。

本人確認書類(運転免許証など)

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申し込みが店頭であってもネットであっても、本人確認書類の提示が必ず求められます。本人確認書類として最も確実なのは「運転免許証(運転経歴証明書)」です。信頼性が高いので持っている人はこちらを提示するようにしましょう。

「運転免許証」の他にも、マイナンバーカードやパスポート、顔写真が入った住民基本台帳、各種保険証などでも代用できます。しかし、公的機関の発行した顔写真の入りの本人確認証でないと、殆どの場合は複数の書類の提示も求められます。

また、学生証を提出しても、特に私立の学校の場合は基本的に本人確認書類として見なされません。そのため「運転免許証」以外の本人確認書類を提示する場合は注意が必要です。

印鑑(必要ない場合もあり)

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印鑑はネット銀行を中心に提示不要な場合が多くなりました。メガバンクでもネットでの申込みやスマホのアプリでの申し込みにより、不要とされることが多いです。しかし、中には本人確認書類とともに印鑑も必要となる場合があるので用意しておくのが確実でしょう。

印鑑が必要な場合、シャチハタの印鑑は使用できないので注意が必要です。そのため、デビットカードを作る際はシャチハタ以外のきちんとした印鑑を用意するようにしましょう。

申込方法

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デビットカードを作りたいとき、申込方法は3つあります。銀行の店舗に直接行き、そこで手続きを行う方法。銀行の公式サイトから必要な書類をダウンロードもしくは取り寄せて郵送にて行う方法。銀行の公式サイトの申し込みフォームや公式アプリからネット上で申し込む方法です。

銀行によっては来店が必須なところもあるので注意が必要です。また、手軽さを考えると、ネット上での申込みが最も簡単な手段となっています。

そして、デビットカードが手元に届くまで、申し込み時期や本人確認書類の種類、申し込んだ銀行によって、多少の差はありますが、だいたい1週間程度で届くことになるでしょう。

デビットカードを作る際はデビットカードのメリット・デメリット、注意点を理解し、どこのデビットカードを作るのがお得かを吟味して作るようにしましょう。

デビットカードはデメリットに比べてメリットが大きい

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「デビットカード」にはメリットもデメリットもいくつかあり、クレジットカードと比較されることが多々ありますが、全体的にみてメリットの方がデメリットよりも多いことが分かりました。皆さんもデビットカードのメリット・デメリット、使い方や注意点をしっかり理解できれば、お得に使いこなせるようになるでしょう。

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ライター

folium

趣味は百均やネットなどでショッピングをすることで、家では犬を飼っています。ライターとして成長できるように頑張りたいと思います。

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