あなたの周りに口だけの人っていますか?
口だけは偉そうで大きなことを言っていても実際には何もしない人のことを「口だけの人」と言います。人前では偉そうに大口をたたいているのに行動に移さない口だけの人は、面倒でうるさいと周囲から嫌がられていることが多いです。
この記事では、口だけの人の特徴や心理から嫌われる理由、付き合い方と対処法について紹介していきます。口だけの人に迷惑している人は是非、参考にしてみて下さい。
口だけの人の特徴12選
口だけでは何とでも言う事はできます。職場や学校で大きな口をたたいて何もしない口だけの人には、どんな特徴があるのでしょうか。ここでは、口だけの人の特徴を12選挙げて、詳しく紹介していきます。周囲の口だけの人の人と当てはめながら確認してみて下さい。
①八方美人
口だけの人は周囲の目を気にして、いい顔ばかりをする「八方美人」という特徴もあります。周りの人の目ばかりを気にして、相手の期限をとったり、相手に合わせた返事をするようにしています。自分の都合を考えず、相手の話にばかり合わせていると口だけの人と言われるようになってしまうのです。
②適当な性格
口だけの人には「適当な性格」という特徴があります。仕事を頼まれた時や約束事を聞かれても、あまり深く考えずにOKを出してしまいます。適当な性格から物事を深く考えずに適当な判断を下してしまうことで面倒事になってしまうことも少なくありません。
③他人を見下す
自分に自信があり、実力もあるという人でも口だけになってしまう人もいます。仕事が出来る自分を優秀であると考えています。自分より劣っている「他人を見下す」という特徴も、自信がある口だけの人に見られる特徴です。
④自分を良く見せたい
口だけの人には「自分を良く見せたい」という特徴もあります。実は、周囲の評価や目にびくついている小心者なのに、大きなことを言ったり目標や野望を語って自分を良く見せようとしているのです。1人で行動することを嫌ったり苦手とする特徴もあります。
⑤偉そうなことを口にする
部下や同僚に対して、そんなやり方では失敗するなどと「偉そうなことを口にする」人も口だけの人の特徴です。口では偉そうなことばっかり言っていても、実際には能力や実力が伴っていません。周囲からは面倒くさがられてしまっています。
⑥約束や時間を守らない
ご飯の約束をしていたのにドタキャンされたり、借りているものを期日になっても返さなかったりと「約束や時間を守らない」のも口だけの人の特徴です。皆に良い顔する口だけの人は、自分のスケジュールを確認しないで約束を入れたりするので約束が重なってしまってキャンセルすることもあります。
⑦失敗することが怖い
失敗と成功するためにあるようなもので、人間だれしも失敗は経験するものです。しかし、口だけの人は「失敗することが怖い」と考えています。失敗を糧にすることで成功できるのに、口だけの人は失敗を恐れて挑戦できず、ただただ偉そうなことを言う傲慢な人になってしまっています。
⑧地味な作業はしない
口だけの人には「地味な作業はしない」という特徴があります。同じことを繰り返す事務作業や工場のラインのような単純作業を嫌い、簡単に良い結果が出るような仕事を好みます。結果を出して周囲に認められ、自分はすごいんだと認めてもらいたいという承認欲求が働いているのです。
⑨夢を語るだけで行動しない
大きな夢をもって夢に向かって努力をしている人は素晴らしいですが、「大きな夢を語るだけで行動しない」人は口だけの人の特徴です。夢を語るだけで実際には全く行動をしていないと周囲から「口だけ」と言われてしまうのです。
⑩努力をしない
口だけの人の特徴として「努力をしない」ところがあります。面倒なことを嫌う口だけの人にとって、努力をすることも好きではありません。大きな夢や目標を語っていても努力はしなければ手にすることはできないのに、決して行動にしようとしないのです。
⑪煽てに乗りやすい
偉そうに言う口だけの人は「煽てに乗りやすい」という特徴もあります。自分には何でも出来ると見栄を張って大きく見せようする口だけの人は、周囲から煽てられると出来ないことでも「出来る」と言い張ります。何かお願いしたい時は煽てると、何でもやってくれるタイプでもあります。
⑫本当は自信がない
周囲には自分を大きく見せようとして、大きなことを言ったり偉そうなことを言ったりしていますが「本当は自信がない」というところも口だけの人の特徴です。周囲に実は自信がないことを悟られないようにしているのです。
口だけの人の心理5選
口だけの人の特徴には様々ありました。では、口だけの人はどんな心理が働いて「口だけ」になってしまうのでしょうか。ここでは、口だけの人の心理について5選紹介します。口だけの人の心理を知って、どうして口だけで行動しないのか見ていきましょう。
①周りから注目を浴びたいだけ
口だけの人の心理1つ目は「周りから注目を浴びたいだけ」です。口だけの人は、叶えたい夢や目標が実際にあるのではなく、大きな夢や目標を口に出して言うことで周りから注目されたいという心理が働いています。
また、大きな夢や目標を口に出して周りから「凄いね」や「応援するよ」などと周りから認めてもらいたいという承認欲求を満たしたいという心理も働いているのです。
②人間関係が深まるのは面倒
口だけの人の心理2つ目は「人間関係が深まるのは面倒」ということです。口だけの人は、良い顔をするために「機会がありましたらご飯でも行きましょう」と言いますが、ご飯や飲み会が現実的になると「その日は予定があって」などと自分から誘っておきながら断ることがあります。
ご飯や飲み会で人間関係が深まるのが面倒、新しい人間関係が面倒だと考えながらも、周囲から嫌われたくないとい心理が働き、口では都合の良いことを言ってしまうのです。
③人に悪く思われたくない
口だけの人の心理3つ目は「人に悪く思われたくない」ということです。口だけの人の中には自分に自信がなく、常に周囲の目を気にしている小心者である場合もあります。
そのため、気が乗らない誘いでも人から悪く思われたくないという心理が働き、空返事のようなその場しのぎの返事をしてしまうのです。その場しのぎの返事のため、なかなか実行しないことから残念ながら悪く思われていることも少なくありません。
④周囲の応援を集めたい
口だけの人の心理4つ目は「周囲の応援を集めたい」です。口だけの人には1人で行動するのが苦手だったり、初めての場所に行くのが得意ではない小心者である場合があります。
実は小心者の口だけの人は、大きな夢や目標を口にして周囲から背中を押してもらいたいと考えています。自分1人ではどうすることもできないので、あえて大きな夢な目標を口にして周囲からの応援を集めようとするのです。
⑤あえて口に出して暗示をかけたい
口だけの人の心理5つ目は「あえて口に出して暗示をかけたい」です。仕事や勉強で高い目標を掲げる割には実力が伴っていない人が、成功ばかりを口にすることがあります。
これは、成功はイメージ出来ているのに途中の挫折や滞ってしまう時期をイメージできず何でも上手くいっていると自分に言い聞かせているからなのです。自己暗示をかけるために高い目標を口に出して挫折などを受け入れられずにいます。
男も女も口だけの人が嫌われる理由
口だけの人は実は小心者で自信がない人で、弱い自分を見せないようにしている人であることが分かりました。そんな口だけの人ですが、男女共に口だけの人が嫌われてしまう理由にはどんな理由があるのでしょうか。ここでは、男も女も口だけの人が嫌われる理由を紹介していきます。
人任せで何もしない
口だけの人は、言いたいことは言って行動に移さないという特徴があります。仕事でも学校でも、グループでやっているのに口だけ挟んで行動は人任せの口だけの男女は嫌われます。これは、人を見下していることから見られる特徴の1つでもあります。
人任せで何もしない口だけの男女は、人を顎で使うような嫌な印象を周囲に与えてしまうのです。周囲の人は、口を挟んで何しないくらいなら何もしないで黙っていて欲しいと考えていることでしょう。
おしゃべりが多くうるさい
口だけの人には、おしゃべりが好きという傾向があります。おしゃべりと言うと女性のイメージが強いですが、男性にも見られます。ただ、おしゃべりが好きであれば良いのですが、おしゃべりが好きな口だけの人は、内容のないつまらない話を延々とするので途中から飽きてきてしまうのです。
つまらない話をずっと聞いていると疲れてきて、そのうち話をしている姿をみるのも嫌になってしまいます。男女共に内容のない話は好かれないので、周囲に嫌悪感を与えてしまうのです。
他人に厳しく自分に甘い
実力がなく、大した実績も残していないのにやたら人の考えや仕事のやり方に口を出すことも少なくありません。自分に対しては口で言ったことを行動にしなくても何とも思わないのに、人が同じように口に出しておいて行動しないと「言ったのだからやれよ」などと口を出してきます。
何もしない自分は許せても何もしない人は許せないという考えで、周囲に嫌悪感を与えてしまうのです。男性だけでなく偉そうにする女性にも見られる特徴でもあります。
いい加減で信用できない
口だけの人は、その場しのぎで返事をしたり言葉を取り繕ったりします。一時的に人に良い顔をするので人あたりのいい人などと好印象ですが、後になって約束を守らなかったなどという人から悪い印象を与えてしまうのです。
最初は皆に良い顔をするので信頼できるのですが、後になって約束や期限を守らない適当な人だと悪い印象を与えてしまい、信頼できない口だけの人と言われてしまいます。
口だけの人との付き合い方&対処法
口だけの人の特徴や嫌われる理由から面倒くさい人という印象を持った人が多いことでしょう。しかし、口だけの人との付き合い方や対処法を知っておくとストレスなく上手に付き合うことができます。ここでは、口だけの人との付き合い方と対処法について紹介していきます。
話を聞き流す
口だけの人と一番上手な付き合い方が「話を聞き流す」ことでしょう。上司や取引先の人が口だけの人であった場合、面倒な顔をしてしまうと今後の仕事に影響を及ぼすことがあるので、適当に話を聞き流すくらいが丁度いい付き合い方です。
相手の話に乗って持ち上げる
口だけの人は煽てると調子に乗って何でもやってくれる面もあるので、「相手の話に乗って持ち上げる」ことは良い対処法です。話を聞いて持ち持ち上げると口だけの人は嬉しくなって、面倒事でもやってくれることがあります。ほめて伸ばすという付き合い方が良いでしょう。
細かく仕事の指示を出す
上司でも後輩でも口だけの人に仕事をお願いする場合は「細かく仕事の指示を出す」ようにしましょう。計画性がなく行動することも苦手な口だけの人には、細かく指示を出すようにすればその通りに動いてくれます。失敗も少なくなるので仕事がスムーズになります。
上司に相談する
口だけの人は行動しないので仕事に影響を及ぼすこともあります。そんな時の対処法は「上司に相談する」です。様々な経験をしてきた上司であれば口だけの人との上手な付き合い方や対処法を知っていたり、上司から注意をしてくれるなど力になってくれることでしょう。
口だけの人に振り回されないように上手に付き合おう!
皆の前では大口をたたく口だけの人は、実は常に人の目を気にしている小心者であることが分かりました。周囲に弱い自分を悟られないように強い自信満々な自分を主張していますが、周囲からは嫌悪感を抱かれてしまっています。
そんな口だけの人には、煽てると何でもやってくれる扱いやすい一面もあるので上手な付き合い方や対処法を実践して、お互いにストレスなく過ごしてみて下さい。