共働き主婦の割合
共働き家庭は少なくありません。子供と一緒に居たいけど、家計が苦しくすぐに働きにでる母親もいます。子育てをしながら仕事をして、家事をするのは簡単なものではありません。夫が積極的に手伝わなければ妻の負担が増えてしまいます。ここでは、共働きの割合についてご紹介していきます。
共働き主婦は約60%
内閣府が公開しているデータによると現在の共働き夫婦の割合は約60%と言われています。専業主婦世帯は約30%ほどです。子育てをしながら働くということは大変な事ですが、長期間休んでしまうと復帰できなくなってしまうという不安から専業主婦ではなく共働きを選ぶ夫婦が多い傾向にあります。
共働き世帯は年々上昇
労働力調査のデータによると共働き夫婦の世帯は1,389万世帯と言われています。共働きをする夫婦は、様々な理由から共働きという形を取っていますが、二人で働かないと生活できないという理由の場合もあります。年々共働き世帯が増えている傾向にあります。平成9年頃から、年々上昇しておりこれからも共働き世帯が増えるのではないかと言われています。
共働で子育てする際の問題点
夫と協力して子育てしながら共働きしている家庭もありますが、全ての家庭がそうとは限りません。夫が単身赴任などで離れて暮らさなければいけないという人たちは働きながら家事と子育ての全てを両立しなければいけません。ここでは、共働きで子育てする際の注意点についてご紹介していきます。
自分の時間がない
子育てをしながら働くということは、仕事をして家に帰ったら家事をしなければいけないため、自分の時間が無くなってしまうという問題があります。子供を保育園や祖父母の家に預けるにしても送迎をして、その後に自分は仕事にいき、家事も負担しなければいけません。
夫と協力して子育てをできればいいのに、夫は子育てをしてくれない場合もあります。そのような時は自分の負担が増えてしまいます。そうなると1日バタバタとしてしまい、自分の時間がなくなってしまいます。
仕事と子育ての両立がストレス
共働き世帯は子育てと仕事を上手く両立したいと考えている人が多いです。しかし、上手く両立できる人は少ないです。子供がいると熱を出したら仕事を早退しなければいけませんし、思うように働くことはできなくなります。
熱を出した時だけではなく怪我をした場合なども保育園から電話がきて迎えに行かなければいけなくなります。朝早く起きなければいけないのに、子供の夜泣きで思うように寝れずに寝不足になってしまう事もあります。仕事と家事と子育ての両立が上手くいかずにストレスが溜まってしまうことは良くあります。
仕事も子育ても中途半端
子供が産まれる前は仕事が終わらなければ残業をすることができたのに、子育てとの両立をしなければいけないとなると残業ができなくなるため仕事が中途半端になってしまう可能性もあります。仕事と家事と子育て全てを一人で両立させようと思っても無理です。全てを一人で頑張ろうと思っても中途半端になってしまう可能性もあります。
子どもと過ごす時間が短い
様々な理由から共働きをしている家庭があります。しかし、共働きをすることで子供を保育園に入れたり、祖父母の家に預けたりしなくてはいけなくなります。そのため、自分たちが子供と過ごす時間はとても少なくなってしまいます。
子供のために働いているのに、近くに居てあげられなくて子供に寂しい思いさせてしまっていると思う親も少なくありません。子供は親と居られなくても、保育園などに行けばお友達や先生とコミュニケーションを取りながら遊ぶことができます。一人でいる訳ではないので、子供にとってもいい刺激になります。
夫にあたってしまう
仕事と子育てを両立している人はいっぱいいるし自分にもできると思って働くママもいます。しかし、実際に働きに出てみると思うように両立できずに無理と思ってしまう人も少なくありません。子育てと仕事の両立でストレスが溜まれば夫に当たってしまう事もあります。上手く両立するためには、夫の協力も必要となります。
共働きで子育てと仕事を両立する方法
共働きしながら子育てや家事の両立は簡単なものではありません。上手く両立が出来ずに働くのは無理と思ってしまう人も少なくありません。今は専業主婦よりも共働き家庭の方が増えています。両立させるためには、夫の協力が必要となります。ここでは、共働きで子育てと仕事を両立させる方法についてご紹介していきます。
朝型生活にシフト
夜は子供が寝てから家事をするという人も少なくありません。しかし、それではどうしても寝る時間が遅くなってしまいます。
夜が遅く朝が早いという生活では自分の体に負担をかけてしまい、働きながら子育てをするのはとても大変です。共働きするのであれば、子供の時間に合わせて朝型生活にしてしまいましょう。大変ですが、子供の夕飯やお風呂、洗濯などを全て済ませて、20時~21時までには子供を寝かしつけるのと同時に自分も思い切って寝てしまいましょう。
子供を寝かしつけてから起きるという生活をしていては疲れが取れずに負担になってしまいます。やることが多すぎて子供と寝るのは難しいかもしれませんが、慣れてくれば要領よくなり朝型生活が定着していきます。
家事の負担を減らす
子育てと家事の両立は自分に負担をかけてしまっているため、無理と思ったら家事の負担を減らすようにしましょう。全てを自分一人でこなそうと思えば、負担となりストレスが溜まってしまいます。無理に全てを一人で行おうとする必要はありません。
たまには夫に家事をしてもらい、自分は子供と思いっきり遊んだり、息抜きする時間を作ることをおすすめします。無理をすれば子供や夫に当たってしまう原因となってしまいます。
夫婦で分担を決める
家事や子育てを自分一人で行おうとすると負担になってしまいます。共働きをしていれば、両立は無理と諦めてしまう原因ともなってしまいます。共働きしているのであれば、夫も家事や子育てを積極的に手伝うべきです。
良く男性は、自分の方が稼ぎが上で時間も長く働いているからと、家事や子育てを全て妻に任せてしまうという人も少なくありません。
しかし、共働きをしている時点で同じ条件で働いているということになるので、夫も積極的に家事や子育てをしなければいけません。妻の負担が増えれば共働きは無理となってしまい、家計が苦しくなってしまう事も考えられます。そうならないためにも、夫は休日の少しだけでも家事を手伝うようにしましょう。
悩んだら先輩ママに相談
子育ての悩みや共働きをしている悩みなど、人は悩みを抱えて生きていますが、その悩みを一人で抱えるのは辞めましょう。自分一人で悩みを抱えていたら、いつか壊れてしまいます。
辛い時や何か悩みがある場合には、ママ友や家族などに相談するようにしましょう。転勤族などでママ友を作る機会がないという人も少なくありませんが、そういった人は尚更周りの人とコミュニケーションを取って、相談できる人を作っておくようにしましょう。
一人になれる時間を作る
子供が出来たら、夫婦でいる時にできていたことができなくなるのは当たり前の事です。思うようにできなくなりストレスを感じてしまう人も少なくありません。
仕事が終わらないけど残業が出来ないとなると周りの目が気になってしまう人も少なくありません。でも、仕事が終わらなくてもしっかりと勤務していれば誰も何も言いません。仕事が終わらなくても、今までできていたことができなくても、無理して行おうとすることはありません。思いっきり自分の時間を作ってリフレッシュすることも大切なことです。
共働きで家事を上手く楽にする方法
共働きなのに、夫が家事や子育てを手伝ってくれないという悩みを抱えている人も少なくありません。そのため、子育てしながら働くのは無理と思ってしまう人も多いです。専業主婦よりも共働きの家庭が多い傾向にあります。ここでは、共働きで家事を上手にこなす方法についてご紹介していきます。
家事は得意な人がする
家事は妻がやるものと考えている人も多いですが、共働きをしている家庭であれば妻が全てをやらなければいけないという決まりはありません。妻にも得意なことと不得意なことがあり、夫も同じです。そのため、夫が家事が得意であれば夫が行えば早く終わらせることもできます。夫は洗濯や掃除、妻は料理など分担するとよいでしょう。
忙しい日は料理も簡単に
料理にこだわっている人もいますが、共働きとなると作る時間もなくなってしまいます。そのため、忙しい人は無理して作らずに出来合いの物でも構いません。
毎日出来合いのものでは困りますが、たまには出来ているものや簡単に作れるものにして、負担を減らしましょう。休みの日にしっかり作るなどと決めていれば、たまに手を抜く時間もあってもよいでしょう。
食器洗いなどは食洗器
洗い物が沢山あると手洗いするのは時間がかかってしまいます。いつもは妻が洗っているけど、たまに夫が手伝うと洗い物の入れる位置については揉める夫婦も少なくありません。
食洗器を使用して食器を洗えば、手洗いするよりも時間がかからずに洗ったから片付けられるのでかさばりません。食器を洗う時間が減ることで、子供と遊ぶ時間も増えるのでおすすめです。
洗濯も毎日しない
洗濯が溜まるのが嫌だからと毎日する人もいますが、なるべく週に1回で済むようにしましょう。洗濯物が溜まってしまうのは大変ですが、毎日することの方が共働き家庭には負担になってしまいます。
週に1回の洗濯で済むように、仕事で着る服や私服は多めに準備しておくようにしましょう。汚れた洗濯物によっては、手洗いしなければいけませんが、それでは時間の無駄です。縦ドラム式の洗濯機だと洗浄力がとても強いので、洗濯する前のシミ落としなどは必要ないのでおすすめです。
細々した洗濯物はたたまない
手が抜けるところは思いっきり抜いてしまいましょう。例えば、洗濯物は全て畳む必要はありません。タンスに入っている洋服は、開けなければ中が見える事はほとんどありません。そのため、畳まずに入れても自分たちしか見る事がないので、細かいものは畳まずに入れて時間を短縮させましょう。
掃除はある程度目をつむる
いつも部屋が綺麗でないと居られないという人もいますが、毎日のように掃除してては共働き家庭には大きな負担をかけてしまいます。掃除は週に2回を目安に行いましょう。ある程度目をつむらないと家事と仕事の両立はできなくなってしまいます。ペットがいる家庭は抜け毛などもあるので、週に1回を目安に掃除をしましょう。
共働きで子育てするメリット
子育てしながら家事や仕事をするのは無理と言う人もいます。しかし、共働きする事で家計が楽になります。夫婦が共にストレスなく共働きするためには、お互いを助け合いながら子育てと家事の分担をしなければいけません。ここでは、共働きで子育てするメリットについてご紹介していきます。
子育て資金が倍増
子供の将来のために貯金しようと共働きしている家庭も少なくありません。夫の収入が低いという家庭は、生活するだけでもやっとというところもあります。
共働きをすれば、何かを犠牲にしてしまうこともありますが、子供の将来の資金を貯めやすくなります。さらに、子供が増えればいろんな面でお金がかかってきます。二人で働けば余裕ができるというメリットがあります。
社会に出て働く充実感
共働きする家庭は経済的に余裕がないという人ばかりではありません。余裕はあるけど、働くことの充実感を得たくて働きにでるという人も増えています。
子供とずっと二人で居るのはストレスも溜まってしまいます。ストレスが溜まると子供が少し悪さをしただけで怒ってしまうという人も少なくありません。さらに自分で働けば、自分に使えるお金もできることから共働きしている人もいます。
夫の経済的負担が減る
夫でも正社員の人ばかりではありません。そのため、収入が低く生活が苦しいと感じる家庭も多くあります。共働きしていれば夫だけの収入に頼らずに済みます。収入が少ないからと残業を頑張っている夫もいますが、妻が働くだけで夫が残業しなくて済むので、夫は子供との時間を作りやすくなります。
共働きと専業主婦の違い
専業主婦は共働きの人と比べると、いざ働こうと思った時に社会復帰が厳しくなります。社会復帰しようと思った時に面接に行き、今まで子育てのために働けなかったとなるととても厳しくなります。
特に専業主婦になる前に、あまり働いた経験がないとなると余計社会復帰は厳しくなります。社会復帰のことも考え、共働きをするのかを良く考えて選びましょう。
さらに、万が一夫が先に居なくなってしまった場合に、専業主婦と共働きでは大きな違いがあります。共働きをしていれば、急いで収入を探さなければいけないという事はありません。しかし、専業主婦の場合は収入がゼロとなってしまうので生活が苦しくなってしまいます。共働きをする人も専業主婦を選んだ人も、先の事を考えて行動するようにしましょう。
共働きの子育ては夫婦協力で無理を無くそう
今回は、共働きで子育てと仕事の両立は無理のか、両立させる方法などについてご紹介してきました。年々共働きの家庭は増えていますが、共働きをする事で家計を助ける事ができます。しかし、夫と協力しないと妻への負担だけが大きくなりストレスを抱えてしまいます。共働きをするのであれば、お互いに協力して無理なく両立が出来るようにしましょう。