iTunes in the Cloudって何?設定方法など使い方を詳しく解説

iTunes in the Cloudって何?設定方法など使い方を詳しく解説

iTunesを使っている人でも、iTunes in the Cloudという言葉を聞いたことがない方もいるかもしれません。今回の記事では、iTunes in the Cloudの便利な機能等ご説明していきますので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい。

記事の目次

  1. 1.iTunes in the Cloudって知ってる?
  2. 2.iTunes in the Cloudとは
  3. 3.iTunes in the Cloudの設定方法
  4. 4.iTunes in the Cloudの設定Q&A
  5. 5.iTunes in the Cloudで音楽を持ち歩こう!

iTunes in the Cloudって知ってる?

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皆さんは、iTunes in the Cloudという言葉を聞いたことはあるでしょうか。iTunes in the Cloudについてご説明する前に、まずiTunesについて簡単にお伝えしておきましょう。

iTunesとは、アップルコンピューターが開発した、マルチメディアプレーヤーのことです。iTunesでは、音楽をはじめ動画・オーディオブックなどのコンテンツを再生・管理することができます。また、MACやWindows PCにも無料でダウンロードも可能。

iTunes in the Cloudは、このiTunesで購入した音楽が、自分が使っている全てのデバイスに3GやWi-Fiなどを通して、自動でダウンロードされるというものですが、意外に知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、iTunes in the Cloudの設定方法や使い方を解説していきます。

iTunes in the Cloudとは

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今回の記事では、iTunes in the Cloudがどんなものなのか、詳しくご説明していきます。たとえばPC上のiTunesで音楽を購入した場合、同じApple IDを使用しているiPhoneやiPadなどの全てのiOSデバイスにもiCloudを通して、自動的にダウンロードされるサービスなのです。

iTunes in the Cloudを使用すれば、いちいちPCとデバイスを繋げて同期させる必要がないので、大変便利で時短にもなるサービスと言えます。

iTunesの便利機能

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iTunesがどのようなものか、上記で簡単にお伝えしましたが、こちらでは、さらに詳しくiTunesの便利機能について見ていきましょう。

基本的には前述のとおり、PC内の音楽を再生したり、CDから楽曲のインポートを行うことが出来ます。この時、ネットに繋がっている環境であれば、楽曲やアーティストの情報がAppleのサーバーから自動的に反映されますので、手入力する手間もなくなります。

また、インポートした楽曲は、アルバム・アーティスト別に管理することが可能。そして、楽曲をダブルクリックするだけで、音楽を再生することが出来るため、操作性がシンプルかつ簡単になっています。

複数のデバイス・アプリで購入楽曲を共有できる

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先程もご説明しましたように、iTunes in the Cloudは同一のApple IDを使用している全てのiOSデバイスにiCloudを通して、自動的にダウンロードされるので、iPhone・iPad・PCなど複数のデバイス、またアプリで購入楽曲を共有できるのです。

以前は購入した音楽は一度削除してしまったら、またお金を払ってダウンロードするしかありませんでした。しかし、iTunes in the Cloudを使えば、以前購入した曲は、購入済リストから無料で再ダウンロードも可能なのです。

ちなみにiPhoneのiTunesアプリを起動すると、今迄は無かった「購入済みタブ」が出てきますので、このタブをタップすると「iPhoneに無いアイテム」が表示されるのです。

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間違って削除してしまった楽曲や、不要と思って削除した曲をもう一度聞いてみたいと思った時、無料でダウンロードできるサービスは有難いものです。また、iPhoneのiTunesアプリから購入したとしても、殆ど同時にiTunesにダウンロードされます。

そして、iPhone・iPadで音楽を購入する時は、Wi-Fi環境下でなければダウンロードできませんでしたが、iTunes in the Cloudを使えば3G回線経由でもダウンロード可能なので、家にWi-Fiがなくても好きな時に、ダウンロードが楽しめます。

さらにiTunes in the Cloudでは、今までにiTunes・APP Storeから購入した音楽やアプリだけでなく、iBooks用電子書籍もPCに接続することなく複数デバイスにて共有が可能です。

iTunes in the Cloudの設定方法

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iTunes・APP Storeから購入した音楽・アプリや電子書籍を、いちいち複数のデバイスとPCを繋げて同期させる必要もなく、一度削除した楽曲も無料でダウンロード可能。インポートした曲をアルバムやアーティス別に管理してくれる便利なiTunes in the Cloud。

ぜひ、自分が持っているデバイスに設定して、便利さを実感してみたいもの。そこで、こちらでは、iPhone・iPad・PCそれぞれの設定方法をご説明していきます。

iPhoneの設定方法

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初めに、iPhoneの設定方法を見ていきましょう。まず、ホーム画面上の「設定」アイコンをタップして下にスクロールさせると、「Sore」のアイコンがあるので、それもタップします。すると、以前からあった「App」「ブック」の他に「ミュージック」というアイコンが出てきます。

この「ミュージック」の部分を「オン」にすれば、iPhone上でのiTunes in the Cloudの設定は、完了します。これで、いつも持ち歩いているiPhoneでも楽曲を購入できるようになります。

iPadの設定方法

フリー写真素材ぱくたそ

次にご紹介するのはiPad に、iTunes in the Cloudを設定する方法です。設定方法は、iPhoneと殆ど同じで簡単です。

iPadホーム画面の「設定」アイコンをタップして、「Store」アイコンを探します。iPadの「Store」にも「ミュージック」アイコンが登場しますので、「オン」にすれば設定終了です。

これでiPadから楽曲を購入しても、iPhoneに自動的にダウンロードされますし、もちろん逆も同じようになります。

PCの設定方法

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最後にご紹介する設定方法は、PCでの設定方法になります。まず、iTunes を立ち上げ、Windowsの場合は「編集」から「設定」をクリックします。MACは「iTunes」から「環境設定」を選びます。

Windowsは「設定」から、MACは「環境設定」から「Store」アイコンを選び、「ミュージック」にチェックを入れ、最後に「OK」を押せばPCでの設定も完了です。

それぞれの設定方法はとても簡単なので、自分が持っている全てのデバイスでiTunes in the Cloudの便利さを実感してみてください。

iTunes in the Cloudの設定Q&A

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設定方法自体は、とても簡単かつシンプルなiTunes in the Cloudですが、実際に設定をしてみると、なかなか上手くいかないこともあります。そんな時のために、こちらでは、よくあるQ&Aをご紹介していきますので参考になさってみてください。

上手くいかない場合に確認すること

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iTunes MatchやApple Musicに登録してあれば、全てのデバイスに曲が表示されるはずです。しかし、もし上手くいかない場合に、確認するべきことを解説していきましょう。

まずは、全てのデバイスの設定内容・ネットワーク接続内容を確認してみましょう。初めに最新バージョンのiTunes in the Cloud 、またはiOS・iPADOS・MACOSが、デバイスにインストールされているかを確認してください。

次に全てのデバイスの「ライブラリを同期」が有効になっているかをチェックしたうえで、インターネットに接続します。それでも上手くいかない時は、Appleの「システム状況ページ」にアクセスし、利用中の国・地域でサービスの中断が起きていないかを確認してみましょう。

曲が見つからない場合の対処法

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曲が見つからない場合の対処方法も見ていきましょう。まずはApple Musicから追加した曲かどうかをチェックしてみましょう。別の提供元から追加した曲の場合は、アップロード待機中の状態になっていることがありますので、次の手順で対処してください。

WindowsやMACの電源を入れて、インターネットに接続し、iTunes for WindowsかミュージックAppを開きます。ライブラリのアップロードが終了するまで、開いたままの状態で待ちます。

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曲名の横に不適格アイコンが表示されている場合は、その楽曲を一度削除してからライブラリに再度追加してみてください。それでも、不適格アイコンが表示されてしまう場合は、その楽曲はアップロードできないということになります。

曲名がグレイで表示されている場合は、その楽曲がアップロード待ちの状態か、利用できなくなっている可能性があります。また、Apple Musicカタログ上で、まだリリースされていない場合もあります。

どうしてもうまくいかない場合

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全てのデバイスの「ライブラリを同期」が有効になっていて、同じApple IDでサイインしていれば、全てのデバイスからミュージックライブラリにアクセスして曲が表示されるはずです。もし、曲名が表示されず、上記の対処法を試しても上手くいかない場合は、どうすれば良いのでしょうか。

その場合は、別の曲名で公開されているか、Apple Musicから削除されてしまっている可能性が高いため、Apple Musicで楽曲を検索したうえ、ライブラリに追加してください。

もう一つの方法として、手持ちの全デバイスの「ライブラリを同期」を、一度すべて無効にしてから再度有効にしてみるという方法があります。これらの方法を試しても問題が解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせしてみることをおすすめします。

iTunes in the Cloudで音楽を持ち歩こう!

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音楽好きな人であれば、誰でも知っているiTunesアプリ。アップルコンピューターが開発した、このアプリはWindowsやMACにも無料でダウンロードが可能なので、既に利用している人も多いかもしれません。

しかし、このアプリをもっと便利にするiTunes in the Cloudを活用している人は少ないのではないでしょうか。今回の記事では、iTunes in the Cloudの特徴や便利な機能をご説明しています。

また、シンプルで簡単な設定方法もご紹介していますので、お手持ちのiPhone・iPadやPCなどのデバイスにiTunes in the Cloudを設定して、自宅だけでなく外でも音楽が楽しみましょう。PCとデバイスを繋げる必要がないので、気軽に音楽を持ち歩くことが可能なのです!

猫山まめた
ライター

猫山まめた

企業に20年以上勤めた経験を生かし、ライティングのお仕事も正確さ・丁寧さを大切に取り組んでいます。趣味は、映画・旅行に時々ピラティス。そして、今は暮らしのことに興味を持ち、すっきりした生活を目指しています。趣味も暮らしも「シンプル」がモットーです。

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