収集癖のある人の心理や特徴を徹底調査!
誰しも気に入った物を集めたり、部屋に飾っておきたい欲求があります。学問や芸術の分野ではテーマを軸にして文献や作品が収集され、価値のある研究資料であったり鑑賞の対象ともなるコレクションが行われます。
今回ここで取り上げる収集癖は、無目的に物を収集してしまい、気付けば際限なく物が増えているような場合です。同じ物が2つあったり、本当は必要のない物まで収集してしまうような、収集癖のある人の心理や特徴を徹底調査してみました。
収集癖とは
「収集癖」とは何でしょうか?動物でも「収集癖」のあるリスなどは、冬に備えドングリの実をせっせと収集しますが生きるための行動になります。また庭師鳥はオスの鳥が自分のテリトリーに枝やガラスなどを数多く収集してメスの鳥に求愛します。
けれど人間で「収集癖」となると、ともかく飾り方はいろいろですが物が部屋の中にあふれているイメージです。そして収集癖は男性と女性では少し違った特徴が見られるようです。詳しく見てみましょう。
特定の物に執着して必要以上に集めてしまうこと
「収集癖」とは、特定の物に執着して必要以上に集めてしまうことです。「収集癖」は趣味に関連してくるのですが、多趣味の人ほどその趣味にまつわる特定の物に対する興味から、気付けばあふれるように集めてしまうのです。「収集癖」は英語で「collecting mania 、collectionism」と表されます。
例えばアニメが好きで趣味の人は、キャラクターのフィギュアを収集したいと思うでしょう。結果、次から次へとフィギュアを収集して、いつの間にか必要以上の数になってしまいます。また特定のブランドのギターや時計など高価な限定品を何本も収集したりと男性の収集家に見られます。
収集癖がある人の心理・特徴
特定の物に執着して必要以上に集めてしまう「収集癖」のある人には、一定の傾向があります。「収集癖」がある人の心理・特徴についてですが、男性はステータスにこだわる人、また女性は集めた思い出を捨てられない人が多い傾向が見られます。幾つか目立ったパーソナリティをあげてみましょう。
寂しがり屋
収集癖がある人の心理・特徴としてあげられるのは「寂しがり屋」さんが多いと言うことです。寂しいと言う気持ちを物で埋めようとする傾向があります。例えば一人暮らしをしていて、外出先や旅先で人形や動物のぬいぐるみを見つけ、それを集めるようになるとします。
心に抱えている寂しさが、部屋に増えて行くぬいぐるみでふっと紛らわされれば、いつしか気付くと部屋中にぬいぐるみがあふれることになります。女性に見られる傾向と言えます。
けれど「寂しい」という気持ちを物で代替はできないので、根本的な心の問題は解決されません。ただ収集癖のある人は、自分で意図しなくても結果として貴重なコレクターになっている場合もあり、ネガティブな一面、興味深い「寂しがり屋」さんでもあります。
負けず嫌い
収集癖がある人の心理・特徴として、「負けず嫌い」の人があげられます。特定の物を集めて行く上で、例えばオークションで落札するような場合、その物の価値を認める他の人と競い獲得したいと思います。「負けず嫌い」のパーソナリティなのです。
集めたい物を獲得することで、自分の価値も高められると思ってしまっています。男性の収集家に見られる傾向です。ビンテージ物のギターなど、ボーナスを全て注ぎ込んでも手に入れようとします。しかもそれが繰り返されるのです。
周りに自慢したい
「収集癖」がある人の心理・特徴として、「周りに自慢したい」人が当てはまります。例えばブランド品であれば、収集して持っているだけでステータスと思っています。通販のフリマでは、良く見かける光景ですが、「よくこれだけブランドの物を集めた」と他人から思われるほど持っている人がいます。
特定のブランドなどに執着があり、自分の物にすることで周りに自慢したい人です。一方自分のスタイルを持っている人にもこの傾向がありますが、「収集癖」のある人のように特に周りに自慢したり、必要以上に集めたりしないので、区別されます。
自分の世界が大事
収集癖がある人の心理・特徴として「自分の世界が大事」な人があげられます。これは他人からすれば、通常は尊重してあげたいパーソナリティです。けれど「自分の世界」を大事にし過ぎる余り、つまり過剰に物を収集し過ぎる余り、それが人間関係に影響を及ぼすことも出てくるでしょう。
執着心が強い
「収集癖」がある人の心理・特徴として「執着心が強い」ことがあげられます。「収集癖」は特定の物への興味から始まっているため、執着する気持ちも強く働きます。そのため特定の物以外には余り興味が向かず、日常生活に影響が出てくる場合があります。
収集癖がある人は人間関係や恋愛に悪影響も!
「収集癖」は人を豊かにする特定のジャンルへの愛着でもありますが、ともすれば「収集癖」がある人は人間関係や恋愛に悪影響を及ぼすパーソナリティを持つこととなります。
特定の物への一途な情熱は、人をかえりみずに人間関係を狭めたり、恋愛関係においてもネガティヴな影響を及ぼしかねません。なぜ「収集癖」が人間関係や恋愛に悪影響を及ぼしてしまうのか、その原因を詳しく探ってみましょう。
金欠気味の人が多い!
まずあげられるのは、「収集癖」のある人は金欠気味の人が多いことです。特定の物への興味から物を集め始め、やがてその物への執着ともなるわけですから、収集するためにお金を後先考えずに注ぎ込みます。そのため、手元のお金はいつも収集したい物に使ってしまい金欠状態である場合が多いのです。
付き合った人数を主張したがる人も?
「収集癖」のある人には、付き合った人数を主張したがる人もいます。付き合った人間関係にまつわる思い出の物が、もう関係が終わっているのに捨てられない場合です。
過去になった「恋愛」なのに思い出の記憶を残したいので、その物を捨てられないような場合、むしろ付き合った人数を主張する結果となり新たな恋愛を始められなくなってしまいます。これでは物があることで、まだシンプルに人間関係を考えられません。
収集癖の治し方
自分にも「収集癖」があって、一つか二つ今まで取り上げてきたパーソナリティに思い当たる点があるなら、「収集癖」との付き合い方が必要なようです。マインド・コントロールと言われるものです。収集癖の治し方について見てみましょう。
完璧を目指さない
「収集癖」の治し方として「完璧を目指さない」があります。「収集癖」のある人は、ある特定の物が次々に新しいモデルを発表しているような場合、全て集めないと落ち着かず完璧を目指してしまいます。それが高価な物であるなら、人間関係にも影響を及ぼしかねません。
そして完璧を目指そうという気持ちが強迫観念のようになってしまい、ともかくシリーズで出ている物は全部揃えたいと言う気持ちに駆られます。このような場合は一度自分を客観的に見るために、人に話してみたり、他に夢中になれる趣味を見つけると良いでしょう。
1つ購入したら1つ捨てる
「収集癖」の治し方に1つ購入したら1つ捨てるがあります。これは、自分の「収集癖」を客観的に見ると言うことです。歯止めがなく収集して行けば物は際限なく増えて行きます。全体のスペースのバランスを頭の中に描いて、1つ購入したら1つ捨てて行くプロセスが「収集癖」の治し方に効果的です。
集める前に相談
「収集癖」の治し方として「集める前に相談」があります。集めたい物が自分にとって本当に必要な物かどうか相談してみるのです。自分と相談でも良いのですが、客観的になるためには誰かに相談してみましょう。
恋愛中の彼か彼女なら、あなたの収集癖の治し方に関心を持ってくれるでしょうから、きっと有益なアドバイスをしてくれます。
断捨離をしてみる
「収集癖」の治し方として「断捨離をしてみる」があります。「断捨離」は英語表現で「minimalisme ミニマリズム」です。ミニマリズムは、その人に必要な物だけが適切な場所に配置されている状態です。頭の中で「必要な物・事」が「必要でない物・事」と区分され、実行できている状態と言えます。
「断捨離」して必要とする物・事の上限が決まられれば、「収集癖」との付き合い方も変えることができます。「断捨離」は、単に物・事の整理だけにとどまらず、マインド・コントロールできる自分磨きともなります。シンプルな思考回路を持つことができるでしょう。
収集癖のある人は早い段階で改善しよう!
「収集したい」欲求は、誰にでもある決してネガティブなものではないのですが、「収集癖」と言う傾向になってしまうと、自分のマインドをコントロールできなくなってしまいます。「ミニマリズム」は一つの解決法ですが、収集癖のある人は早い段階で自分に合った解決法で改善してみましょう。