Wi-Fiルーターのおすすめの置き場所を徹底解説!
そもそも電波は、どんな場所でも届くのが普通ではないのかと考えている人がいます。その通りで、電波は周辺の環境が揃ってさえいれば、届くのは普通のことです。
しかし、電波が「届きやすい」「届きにくい」という事象は、身の回りでも起こります。家庭内のWi-Fi電波にしても、ルーターの置き場所で、その様な事象は起こります。
どんなに開かれた空間の中でも、ルーターの置き場所が壁に囲まれたり閉鎖されたりしている環境の場所では、Wi-Fi電波は届きにくくなります。そんなWi-Fiルーターのおすすめの置き場所を徹底解説します。
Wi-Fiルーターからの電波の届く範囲とは?
ルーターから発せられる電波には、法的な制約があります。そもそも電波法と言う法律があり、その法律では電波を使う者は、届け出をして免許の交付を受けなければならないとされています。
しかし無線LANルーターなどは、免許不要無線局として認めれれていて、その出力上限を「10mW」と制限があります。果たして、この出力量がどの程度のものかと言うことです。
一般的には不都合のない範囲であることは確かです。そんなWi-Fiルーターですが、ある程度の電波の届く範囲が想定されています。その範囲内では、電波がつながりやすい環境があるのです。
しかし、この環境下でもWi-Fiルーターから端末までの間の障害物や、ルーターの置き場所が閉鎖された空間の中だったりすると、電波がつながりにくいことがあります。Wi-Fiルーターから電波が届く範囲を検証しました。
直線距離で100m~250m程度
ルーターから発せられる電波には「10mW」が上限という様に制限されています。実際に、そうなのかと言う疑問が出てきます。法律順守は、当然の義務ですから改めてこの表示や説明はしていません。
この電波制限の中でルーターからの電波は、どのくらいの距離まで届くのかという事ですが、条件として「障害物がない空間の直線距離」で計測すると、電波の届く距離は直線で「100mから250m」程度と言う様です。
Wi-Fiルーターの置き場所までの距離感
Wi-Fiルーターから発せられる電波は、この様に障害物が何もない状態で、最大250m程度は届くのですが、電波の特性から遮蔽物などがある環境下では、影響を受けやすくて届きにくいという事象が生じることがあります。
家庭やオフィスなどでは、Wi-Fiルーターの置き場所を探して置き場所を決めると、そこは壁際だったりなど比較的部屋の隅が置き場所になったりします。これでは電波が届きにくくなります。広い空間の場所を選びましょう。
快適さは自宅構造などで変わる
ルーターから発せられる電波は、障害物が何もない状態で最大250m程度の直線距離を飛ぶことができるという事は、この範囲内では、Wi-Fiの最適環境下と言うことができてきます。
しかし一般家庭など建物の中では、当然に間仕切りのための壁などがあり、電波の通り道をふさいでいる状況があります。木材やガラス窓などは、さほどの影響はないのですが、人や水・ブロックなどは影響があります。
Wi-Fiルーターの自宅の置き場所
さらにコンクリート壁や金属などは、電波が届きにくくなる度合いは強くなります。この他にも電子レンジなどの電磁波などで影響がある場合もあります。
この様に家庭内には、様々なWi-Fi電波に影響を及ぼす障害物があります。ルーターから発せられる電波の弱点は、障害物の構造によって届きにくくなるというところにあります。Wi-Fi電波環境の快適さは、自宅構造などで変わる事があります。
Wi-Fiルーターの置き場所に適したところ
ルーターから発せられるWi-Fi電波は、障害物の影響を受けやすいという特性があります。ましてや住宅などの様に、間仕切りがされている空間の中では、たとえ短い距離であっても電波が届きにくいという事象は発生します。
しかしルーターの電波が届きにくいという事が、家庭内の全てかと言うとそうではないのです。必ずWi-Fiルーターの置き場所に適した場所はあります。
空間のある高い場所や家の中心に近い場所など、電波が届きやすい設置場所はあります。Wi-Fiルーターの設置に適した場所は、ルーターから発する電波の行く先を遮らない置き場所を、家の中で探せば良いのです。
Wi-Fi電波は、ルーターを中心に球体に飛ぶようになっていますから、ルーターの周りやその動線には障害物がない様に注意することです。Wi-Fiルーターの置き場所に適したところを紹介します。
できる限り高さのある場所
Wi-Fiルーターの置き場所に適しているおすすめの場所は、なるべく高さのある場所を置き場所に選びます。Wi-Fi電波の障害になるものを極力避けるためにも、高さのある場所に設置することは適しています。
しかし、設置した場所が高さのある場所とは言え、その周辺に更に高さにある家具など調度品がある様な場所では、高さのある設置場所を選んでもWi-Fiの効果は、激減してしまいます。
Wi-Fiルーターの置き場所の環境
Wi-Fiルーターを高さのある置き場所にした場合には、その周辺には高さのあるものは置かないようにします。折角、Wi-Fi電波を遠くに飛ばせる環境ができても、障害物があるとWi-Fiルーターは、機能しないものになってしまいます。
そして、改めて場所探しをしなければならなくなります。そんなことを避けるためには、Wi-Fiルーターを高さのある置き場所にして、周囲に障害物のない環境の場所で快適なWi-Fi環境を実現することをおすすめします。
家の中心となる場所
Wi-Fiルーターの置き場所に適しているおすすめの場所は、家庭では高さのある場所と電波があらゆる方向に拡散できるリビングなど、家の中心となる場所などが適所とも言われています。
障害物を嫌うWi-Fi電波は、設置場所にある程度の高さがあって、障害物のない空間が広がる場所を選びます。そんなルーターの設置場所として最適で且つ、電波が均一に広がるという場所は家の中心なのです。
Wi-Fiルーターの置き場所は電波の通りやすい場所
その様に、大概の家庭ではルーターの設置場所に適した環境が、家の中心に当たる場所にあることが一般的です。そんなことからも、Wi-Fiルーターの置き場所は、家の中心になる場所はおすすめの設置場所です。
とは言え、電波を遮る障害物もなく、高さのあるWi-Fiルーターの設置場所が中心以外の場所にあるときは、それが家の中心になる場所以外でも大丈夫です。電波の通り道が確保できる場所ならOKです。
Wi-FiルーターのNGな置き場所
Wi-Fiルーターの置き場所は、電波の伝わり方で適所か不適所の判断ができます。確かに住宅の限られた空間の中で、Wi-Fiルーターの適所の置き場所は少ない様です。
これに反して、ルーターの置き場所でNGの場所はたくさんあります。この間隙をぬってWi-Fiルーターの置き場所を決めて行くことです。電波の自由を遮る障害物は、ルーターの置き場所で状況が分かれます。
高さのある場所はOKでも、逆に低い場所はNGや家の中心でなくても空間が確保されていればOKでも、家の中心でも空間が確保されていない場所はNGなど様々です。そんなWi-FiルーターのNGな置き場所紹介します。
床に設置
Wi-Fiルーターの置き場所でNGな場所は、床に設置することです。前の項で高さのある場所が良いと紹介しています。この事の意味は、Wi-Fi電波はルーターを中心に円を描くように拡散する特性があるためです。
そのためルーターを床に設置してしまうと、電波を反射してしまうことになり、円が描けなくなり電波が遠くまで届かなくなることになります。
Wi-Fiルーターの電波は円を描く
そのことが、ルーターを床に設置することがNGと言う最大の理由です。この様にルーターを床に置くという事は、Wi-Fi電波の正常な動きを阻害してしまうという物理的な要因があります。
たとえ周りに障害物がなくても、Wi-Fiの電波の特性からすると、電波が届きにくくなる場所とわかる床に、Wi-Fiルーターを設置することは避けることです。
周囲が囲まれた場所
Wi-Fiルーターの置き場所でNGな場所に、周囲が囲まれた場所もあります。電波の特性から考えて、どのような場所でも受信の環境があれば電波は届くという考えがあります。
確かにその通りですが電波には、電波を跳ね返したりする様な障害物があると、容易に拡散されないという性格があります。特に周囲が囲まれたような場所に設置するWi-Fiルーターの電波は、届きにくくなります。
Wi-Fiルーターの置き場所は開かれた空間
その様にWi-Fiルーターを設置した周辺に、電波を遮るような障害物がある場所でのWi-Fiルーターの設置は、電波が届きにくくなることがあります。
Wi-Fiルーターやパソコン周辺機器などは、意外に置き場所は無造作に部屋の隅とか使に置かれがちです。そして、周囲が囲まれていたりします。Wi-Fiルーターの設置は、周囲が囲まれた場所はNGです。
部屋の隅
Wi-Fiルーターの置き場所でNGな場所は、部屋の隅も設置場所としては不適合です。Wi-Fi電波の特性は、ルーターを中心に円を描くように拡散すると紹介しています。部屋の隅は、ルーターの後方或いは両方向がふさがれます。
その様な状態の場所では、当然に円を描くことはできなくなりWi-Fi電波の正常な拡散ができなくなります。そしてWi-Fiルーターからの電波が届きにくくなる原因にもなります。
Wi-Fiルーターの置き場所は四隅をきらう
Wi-Fiルーターは、設置場所に高さがあっても部屋の四隅などへの設置は避けることをおすすめします。Wi-Fiルーターの設置場所は、部屋の中心に近い場所で、電波の拡散を妨げない場所を探すことがおすすめです。
部屋の隅は日常生活では、比較的コンセントに近い場所でありTVなどの置き場所として便利に使ったりします。そんな感覚でWi-Fiルーターの置き場所にしてしまうと、電波が届きにくくなってしまします。
窓際
Wi-Fiルーターの置き場所でNGの場所は、意外な様ですが窓際です。一般的な考えでは、窓際こそ開かれた空間がありWi-Fiルーターの置き場所としてはうってつけの場所と思いがちです。
しかし日差しの良い窓際では、直射日光にルーターが当たり、ルーター本体が過熱する可能性が高くあります。そうなるとルーターに悪影響が生じ、熱暴走する可能性が高くなります。
Wi-Fiルーターの置き場所は窓際をきらう
この様にデリケートな構造でできている電子機器(ルーター)は、熱に弱いという事もあります。そして機能マヒすることが予測され、情報処理機能に悪影響を与えることにもなります。高温になりやすい様な窓際はNGです。
Wi-Fiルーターが箱物と言う考え方で簡単に窓際に置き場所を決めてしまうと、この様に日差しなどの自然環境からルーターに悪影響を及ぼしてしまうという事があります。窓際には注意が必要です。
他の電子機器の近く
Wi-Fiルーターの置き場所でNGな場所には、他の電子機器の近くもあります。電子機器の中には、Wi-Fiルーターと同じ周波数で機能する機器類があります。電子レンジやテレビなどは、特に注意が必要です。
今や家庭でもオフィスでも、規模の違いはあっても電子機器の設置数はたくさんあります。そして、その全部が電波を受発信するという機能が働いています。例え周波数は異なってはいても影響はあります。
この様に電波を受発信する電子機器と近い場所に、Wi-Fiルーターを設置することは、電波干渉を起こす原因にもなりますからNGです。Wi-Fiの通信速度を低下させることになりますから、離れた場所に設置することをおすすめします。
水槽の近く
Wi-Fiルーターの置き場所でNGな場所に、水槽の近くがあります。可愛い金魚などが泳ぐ水槽は、癒し効果があるなど身近に感じているのですが、Wi-Fiの電波とは馴染まないことがあります。
それは、水槽の中にある水の存在です。Wi-Fiの電波には、水を通過しにくいという性質があります。それゆえに、Wi-Fiの通信速度を低下させてしまうという事になります。例え周辺が開かれていても設置場所には向かない場所です。
更に、この水槽を挟むようにルーターとパソコンなどのデバイスがある様な状態でも、Wi-Fiの電波の低下につながり、結果として電波が届きにくいという事になります。Wi-Fiルーターの設置には注意が必要です。
Wi-Fiルーターの置き場所での注意点
Wi-Fiルーターの置き場所は、高さがあり周辺が開けた空間のある場所が適所という様に紹介してきました。しかし、どんなに適所であっても設置の仕方が不適切では、届くはずの電波も届きにくくなってしまいます。
さらに、ルーターの設置場所の状態や状況では故障と言う事態が発生するという危険性もあります。Wi-Fiルーターの設置には、それ故に神経を使わなければならない場面もあります。
Wi-Fiルーターは、電波を飛ばすという機能と端末からの信号をキャッチするなどの機能もあります。そんなWi-Fiルーターの機能を遮断することはNGです。そこで、Wi-Fiルーターの置き場所での注意点を紹介します。
布・カバーを被せない
Wi-Fiルーターの設置場所での注意点に、布・カバーを被せないという事があります。ルーターから発信する電波を妨げるという事があります。それでなくても開かれた空間の場所を適所とするWi-Fiルーターの設置場所を自ら塞いでしまうという事は、電波を自ら塞いでしまうという事になります。
さらに熱を嫌う電子機器には、布やカバーを被せることで熱の逃げ場を塞いでしまい、熱がこもることで電波障害やルーターの故障と言うことにもなります。折角の適所も不適所になるという可能性があります。
ルーターにつくホコリや汚れを気にして、布やカバーを被せることのようですが、トラブルになりやすい行いは避けて、こまめに掃除するなどすることがおすすめです。布やカバーは、Wi-Fiルーターには被せないことです。
情報分電盤の中には入れない
Wi-Fiルーターの設置場所での注意点に、情報分電盤の中には入れないという事があります。この情報分電盤を導入することで、配線などの手間が省略されるなどのことはありますが、決してルーターは中に入れないことです。
情報分電盤は、部屋の隅に設置されることが多いです。そして、ボックスのため閉鎖された空間の中にルーターを置くことになります。従って、ルーターからの電波を遮断するという事が起こりかねません。
これでは、Wi-Fiルーターの置き場所としては適切な場所ではなくなります。この様に情報分電盤の中に入れることは、人的に電波が届きにくいシチュエーションを作つていることになります。注意が必要です。
Wi-Fiルーターの手入れ
Wi-Fiルーターに布やカバーを被せることは、Wi-Fiルーターの寿命を短くすることにもつながります。汚れが気になるから、布やカバーで保護するという気持ちは理解できるのですが、全てがNG行為なのです。
Wi-Fiルーターは、デリケートな電子機器でふさぐ・被せるなどの行いは、高温などの状況になったりして故障などの原因になります。Wi-Fiルーターの手入れは、こまめな換気とホコリを取り除くことが大切です。
Wi-Fiルーターのおすすめ3選
Wi-Fiルーターのおすすめの置き場所など紹介してきました。家庭内でもオフィスでも共通した置き場所の適所は、高さのある場所で開かれた空間の場所という様です。そうすることで、電波は届きやすくなり快適なWi-Fiが活用できるというものです。
そんなWi-Fiルーターの適所を見つけて設置するには、ルーターの選択にも関係してきます。ルーターを扱うメーカーは、たくさんあります。そして、そのメーカーで扱うルーターにもそれぞれの特徴があります。そこで、Wi-Fiルーターおすすめ3選紹介します。
BUFFALO・WXR-1900DHP3
おすすめのWi-Fiルーター「BUFFALO・WXR-199DHP3」を紹介します。利用環境に合わせて電波をカスタマイズできるという、大型可動式好感度アンテナを搭載したバッファローのルーターです。
家の隅々まで届く高感度アンテナは、従来の電波飛距離を大幅に高めています。また、干渉波自動回避機能を搭載して電子レンジなどのノイズを自動検知・回避することができます。
さらに4K動画を優先再生するなどパワーアップされたWi-Fiルーターです。最大消費電力23.9W・サイズは、幅41mm高さ185mm奥行185mm・重量約560gのBUFFALO・WXR-1900DHP3です。
BUFFALO・WSR-A2533DHP2-CB
おすすめのWi-Fiルーター「BUFFALO・WSR-A2533DHP2-CB」を紹介します。4×4アンテナが搭載されて、様々な状況・状態の端末に快適な電波を送ります。
Wi-Fi子機との電波強度を判断するバンドステアリングLite機能が部屋の隅々まで運びます。そして複数端末に同時接続ができるなどします。サイズは、幅37.5mm×高さ160mm×奥行160mmのコンパクトタイプです。
NEC・11ac対応 1300+600Mbps 無線LANルーター
NEC・11ac対応 1300+600Mbps 無線LANルーター
参考価格: 14,230円
おすすめのWi-Fiルーター「NEC・11ac対応 1300+600Mbps 無線LANルーター」を紹介します。スマホやタブレットに最適な高速Wi-Fi機能を有していて、対応のスマホやWi-Fi端末を自動で検出します。
この様に実行速度がアップして、更にルーターに接続中の端末が確認できる見えて安心ネットを搭載しています。Wi-Fiの混雑状況を回避してつながりやすくした周波数帯を自動選択するなどの機能を備えています。
サイズ | 幅33mm高さ146mm奥行97mm |
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重量 | 712g |
種類/アンテナ数 | 2ストリーム/2×2 |
ポート数 | 4 |
Wi-Fiルーターの置き場所は高さや障害物に注意しよう!
部屋の隅々まで快適なWi-Fi環境を整備するには、ただ単にWi-Fiルーターを設置するだけではNGという事が分かりました。Wi-Fiルーターは、高さのある場所で周囲がふさがれていない空間のある場所を好みます。
そのためには、部屋の中心部などの電波が拡散しやすい場所を選ぶことです。快適なWi-Fiを楽しむには、Wi-Fiルーターの置き場所は、高さや障害物に注意することをおすすめします。