キーボード入力が大文字になる(小文字にならない)場合にチェック!
調べ物などをする時に、パソコンを使うことも多いでしょう。ただ最近はほとんどがスマホで済んでしまうので、キーボードの操作に慣れていない人もいるようです。しかし、社会人ともなると、パソコンのキーボードを使うシチュエーションも増えています。
そんなキーボード操作をしている中で、知識がないとどうしたらいいかわからず、困ってしまう場合もあるのではないでしょうか?あなたはキーボードのキーに書かれた文字の意味を全て知っていますか?普通に使っていたら、Fキーなどはあまり使う機会がないかもしれません。
DeleteキーやTabキーを上手に使いこなしているでしょうか?意外に、意味がわからないままキーボードを打っている人が多いのではないでしょうか?今回ここで問題にするのは、キーボードを打っていて、突然に英字が大文字になるという現象です。
英字の小文字を打っているはずが、大文字になるといった症状は、決して珍しいものではありません。こうした現象はどうして起きてしまうのでしょうか?そして、どういう対処法をすればこの現象を解消することができるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
キーボード入力した英字が大文字になる原因
たとえば何かのサイトにログインする時、パスワードを打ち込む必要性があるでしょう。その時は英字の直接入力で打つ場合がほとんどでしょう。何度パスワードを入力しても、エラーが起きてしまうとします。これはとても焦る事態です。
パスワードが誰かに変えられてしまたのか?このサービスはもう利用できないのか?いろいろ困った事態が頭に浮かぶことでしょう。しかし実は、打っている英字が小文字のはずが大文字になるという現象が起きていることが原因で、パスワードが認証されていない場合があります。
いったいなぜ、このような事態が起きてしまったのでしょうか?通常、英字を打つ時、大文字にする場合はキーボードのshiftキーを押しながら、英字を入力すると大文字になることは理解しているでしょう。
英字が勝手に大文字になる場合、小文字にするにはキーボードのshiftキーを押しながら打つ必要があります。しかしずっとこの状態だとストレスが溜まるでしょう。英字を打つ時にshiftキーを押しながら文字を打つのは、たまにあることだから何とかなるのです。
キーボードで全ての小文字を打つ時にshiftキーを押しながらやっていると、とても疲れます。どうして小文字を打っているのに大文字になるのか、原因をまず知っていきましょう。
CAPSLOCKがオンになっている
普通にキーボードう売っている時になぜ、大文字になるのでしょうか?キーボードのshiftキーを押さない状態で、英字が大文字になる原因にはキーボードの中の1つが関係しています。キーボードを見下ろして、1番左の縦の列を見てください。
英字と漢字の切り替えや、tabキーがあると思いますが、その下に「CAPS LOCK」というキーがあるのがわかるでしょうか?この「CAPS LOCK」がオンの状態になっていると、キーボードで英字を打つ時に、全てが大文字になる現象が起きるのです。
あなたは触った覚えがないかもしれません。しかしキーボードを凝視しながら文字打ちする人は少ないでしょう。ついうっかり指が振れてしまい、「CAPS LOCK」がオンになってしまっているのです。
CAPSLOCKとは?
ところでキーボードにある「CAPS LOCK」というキーは、どういった意味なのでしょうか?「CAPS」とは「capital letters」の略です。意味は「ローマ字の大文字」です。「LOCK」は日本語で「固定する」の意味です。
この「ローマ字の大文字」を「LOCK」するということはつまり、「ローマ字を大文字で固定する」という意味になります。こういったからくりで、英字が大文字になる現象が起きているのです。
キーボード入力時に大文字になる時の確認
キーボードで日本語を打つ場合、JIS配列による「かな変換」を利用している人と「ローマ字変換」を利用している人がいます。その他に少数派ですが「親指変換」を利用している人もいます。現状のところ、どれだけの人が「かな変換」や「親指変換」を使っているのでしょうか?
「かな変換」の場合、JIS配列のキーボードで、「親指変換」の場合、親指シフトキーボードで文字入力をする必要があります。もちろん普通のキーボードでも入力ソフトがインストールされていれば「かな変換」も「親指変換」も入力は可能です。
しかし、今はどんなキーボードを使っても簡単に打つことができる「ローマ字変換」を利用している人が多いのではないでしょうか?
CAPSLOCKのオン・オフを確認
キーボードを打つと大文字になる現象が起きるのは、「ローマ字変換」を利用している時に発生します。かなに直しているうちはいいのですが、その状態で英字を打つと全て大文字になり、困った事態になります。
「ローマ字変換」を利用している場合は、「CAPS LOCK」に気をつけなければなりません。ただかなを打っている時は気づかない場合もあります。ではどうすれば、「CAPS LOCK」がオンになっているかを見極めることができるのでしょうか?確認の仕方は2つあります。
キーボード上のランプ
「CAPS LOCK」のオン、オフを確認する方法の1つ目は、キーボードの上のランプを確認するというものです。全てのキーボードに言えるわけではないのですが、「CAPS LOCK」のキーに、オンとオフを知らせるランプがついていることがあります。
この「CAPS LOCK」のキーのランプが点灯している時は、「CAPS LOCK」がオンになっています。「CAPS LOCK」のキーのランプが点灯していない場合は、「CAPS LOCK」がオフになっていることを意味します。
「CAPS LOCK」キーの場所も、キーボードによって違います。Windowsの場合は、「A」の左にあります。Macの場合は左下隅にキーがあります。
言語バー
「CAPS LOCK」のオン、オフを確認する方法の2つ目は、言語バーで確認するというものです。これはWindowsパソコンに限られるので注意が必要です。画面の右下に、言語バーがあります。
日本語入力の時は「あ」と、カタカナ入力の時は「ア」と、直接入力の時は「A」と出ている部分です。そこに「CAPS」というボタンがあります。それの色が変わっている時は、「CAPS LOCK」がオンになっているという意味になります。
キーボード入力時に大文字になる時の対処法
自分では気が付かないうちに、「CAPS LOCK」がオンになっていたという話は、キーボードを扱う上でのあるあるです。よく「初心者はパソコンにトラブルが起きると、何もしてないと主張する」といった話はよく聞きます。
しかし、パソコンを使い慣れている人でも、知らないうちに「CAPS LOCK」をオンにしてしまう場合はあるのです。自分が意図してやってもいないことに煩わされるのは嫌なものです。なぜそうなってしまったか原因を考えるより、さっさと対処法を施して解除してしまうほうが早いです。
CAPSLOCKを解除する2つの解除方法を試す
キーボードを入力している時に、全部大文字になる現象を解消する対処法を施しいきましょう。「CAPS LOCK」がオンになっていることはわかりました。自分でやったつもりがなくても、タッチタイピングをしている時にはよくやりがちなことです。
この「CAPS LOCK」がオンになった状態を解除する対処法も、「CAPS LOCK」がオンになった状態を見つける方法と同じで2種類あります。詳しく見ていきましょう。
方法①キーボードの [CapsLock] + [Shift] で解除
「CAPS LOCK」がオンになっていると、「CAPS LOCK」キーのランプがついています。このランプを消すことが大事です。どうやってランプを消せばいいのでしょうか?まず、一般的な対処法はとても簡単です。
shiftキーを押しながら、「CAPS LOCK」キーを押します。こうすることで、簡単に「CAPS LOCK」のオン、オフを切り替えることができるのです。ランプがないキーボードでも、試し打ちしてみれば小文字になっているので、対処法が成功し、解除されていることがわかるはずです。
方法②言語バーの「CAPS」で解除(Windowsのみ)
「CAPS LOCK」の対処法の2つ目は、言語バーで解除するというものです。ただしこれは、先述した通り、Windowsパソコンでのみ行うことができるものなので注意しましょう。「CAPS LOCK」がオンになっていると、言語バーに「CAPS」の文字が出ています。
この文字をマウスでクリックします。この対処法で「CAPS」の文字は消えて、キーボードも普通通りに、英字の小文字を打てる状態に解消されるのです。小文字を打っているはずが大文字になるというのは、予定外のことで慌てるでしょう。
しかし、ローマ字を全て大文字で入力したい場合、「CAPS LOCK」はとても便利です。キーボードのキーの仕組みや対処法を知り、キーボードの性能を充分に活かしていきましょう。
Word・Excel・PowerPointでキーボード入力が大文字になる場合
英字を打っていて、それが全て大文字になるという現象は、ほとんどの場合、「CAPS LOCK」のオン、オフの対処法で解除されます。しかし、「CAPS LOCK」に関係ない状態で、小文字になるはずのところが大文字になってしまう現象は起きてきます。
特に、Windowsを使っていると、Word、Excel、PowerPointといったOfficeソフトを使っている時に起きることがあります。Officeソフトは、仕事をする上で必須という人も少なくないでしょう。
仕事上の書面を書いている最中に、英字小文字が全て大文字になってしまうととても困ります。「CAPS LOCK」が悪さをしていなかったとしたら、どうしたらいいのでしょうか?
Officeソフトには、いくつかの設定により、大文字になってしまう現象が起こってしまう場合があります。この現象に対しては、それぞれの対処法を施していきましょう。この項では、Officeソフトで英字小文字が大文字になってしまう現象の対処法をまとめました。
全て大文字になる時は「フォント設定」
Officeソフトはとても便利なソフトではあります。しかしバージョンが新しくなるにつれて、便利になっていく一方で、わかりにくくなっている人もいるかもしれません。Officeソフトで英字小文字がすべて大文字になる現象はどうして起きるのでしょうか?
理由は、フォント設定が全て大文字になっているからです。この設定を変更していけば、問題は解決します。まず「ホーム」タブにある「フォント」の項目の右下にあるウィンドウマークをクリックすると、「文字飾り」の項の中に「すべて大文字」というものがあります。
そのチェックを外しましょう。最後に「OK」を押して閉じると、普通に小文字が打てるようになります。ただOfficeソフトによって、操作方法が少し違います。Wordの場合、大文字になってしまっている文字列範囲を選択してから、「フォントの設定ダイアログ」を開きます。
Excelの場合は、大文字になってしまっているセルを選択して、「フォントの設定ダイアログ」を開きます。PowerPointの場合は、大文字になってしまっているテキストボックスを選択して、「フォントの設定ダイアログ」を開きます。
1文字目が大文字になる時は「オートコレクト」
英字の全てが大文字になるのではなく、文の1文字目が大文字になってしまうといった現象も起きる時があります。WordやExcelを使っている時、勝手に1文字目が大文字になってしまう場合があります。これは標準設定で使っている場合に起こる現象です。
これは「オートコレクト」という機能です。この機能は便利なもので、大文字と小文字の使い分けのミスを正したり、スペルミスを修正したり、記号などを自動的に挿入してくれたりする機能です。
この「オートコレクト」をオフにすると、小文字入力をストレスなく打つことができます。まず「ファイル」から「オプション」を開きます。「文書校正」から「オートコレクトのオプション」を開きます。
そこに「文の先頭文字を大文字にする」という項目があるので、このチェックを外しましょう。最後にOKを押してウィンドウを閉じると、全ての英字を小文字で書くことができます。
「PowerPoint」の場合
同じOfficeソフトでも、PowerPointの場合の設定は少し違ってきます。「すべて大文字」を有効にしたテーマを使っていると、全てのスライドのテキストボックスが大文字になってしまいます。
スライドをいちいち設定変更していくのは面倒です。この場合、「表示」から「スライドマスタ」を選択しましょう。スライドマスタ上のプレースホルダでフォントの設定の変更をしましょう。そうすることで全てのスライドの設定を一括変換してくれます。
キーボード入力時に大文字になる時は対処法を試そう!
人は理解できない現象が起こると、慌ててしまいがちです。しかしその現象が起きる理由を知り、対策法を立てることができれば、落ち着いて対処できます。キーボードの「CAPS LOCK」キーの意味を知り、上手に使っていきましょう。使い方によって便利になる機能にもなるからです。