タイツのデニール数別の違いや選び方をチェック!
タイツの選び方はサイズや色、分厚さなどコーデによって選び方が違ってきます。サイズや色は見た目でわかりやすいですが、厚さは実際に履いてみなければわかりません。
タイツの素材の厚みはデニールという単位で表示され、パッケージに入っていてもデニール数をみると、おおよその厚みや透け感の見当がつきます。
そんなタイツの厚さの目安になるデニールについて解説します。美脚や細見えする種類、透け感など、おしゃれをするときにチェックしてみてください。
タイツのデニールとは?
タイツのパッケージに数字が書かれているのを、見たことがある人も多いのではないでしょうか?タイツに記載されている数字はデニールを表しています。
デニールはタイツの厚さや透け感を数字で表しています。タイツは試着ができないため、購入するときはデニール数を確認することで、履いた時のイメージができます。
ストッキングのように履きたい時は低いデニールを、カラフルなタイツの色を楽しみたい時は数字が大きいデニールなど、選び方次第でおしゃれに取り入れやすくなります。
繊維の太さを表す単位
タイツのデニールとは、繊維の太さを表す単位です。細い繊維を使ったタイツは、デニールの数字が低く、太い繊維を使ったタイツは、デニールの数字が大きくなります。
デニール数は繊維の太さがわかると同時に、タイツを履いた時の透け感の目安になります。低いデニール数のタイツはストッキングに近い透け感があり、寒い時期はオフィスや冠婚葬祭の寒さ対策として、ストッキングの代用ができます。
夏の終わりの暑い時期にカラフルなタイツを取り入れたい時は、デニールの数字が少ないものを、寒い時期に防寒用にタイツを履くときは、デニールの数字が大きいもの、という選び方をしましょう。
デニール数が高いほど厚手のタイツに
タイツのデニールの数字は、高くなるほど厚手のタイツになります。タイツはコーデに取り入れておしゃれを楽しむのはもちろん、寒い時期には、防寒用としても重宝します。
タイツはストッキングを少し分厚くしたものと思われがちですが、カラーバリエーションが多く、編み方や柄の種類が豊富です。低いデニール数のタイツはストッキングのように脇役ですが、高いデニール数のタイツはコーデの差し色にもなります。
ミニスカートにストライプのタイツを合わすと、美脚や細見え効果が期待できます。タイツは防寒目的以外にも、選び方次第でおしゃれコーデが楽しめます。
タイツとストッキングの違い
タイツとストッキングの違いは、厚さだけでしょうか?20~30デニール程度のものは、タイツもストッキングも存在します。
50デニール以上になると明らかにタイツとわかるのですが、薄い場合はタイツかストッキングか、見分けがつきません。タイツとストッキングの最も大きな違いは、使用目的にあります。タイツはカジュアル目的に使われることが多く、カラーバリエーションが豊富です。
ストッキングは、冠婚葬祭やフォーマルな装いの時に使われることが多く、防寒用というよりは、脚を美しく見せるファンデーションのような役割になります。
タイツのデニール数別の違い
タイツはデニール数により、厚さが違います。ストッキングと同じくらいの厚さの20~30デニール、防寒用にもなる40~60デニール、透け感のない80~100デニールのタイツを、数字別にみてみましょう。
デニール数はタイツの厚さや履いた時の透け感の目安になります。タイツはプライベートなシーンでは、色や柄などを楽しめるアイテムですが、オフィスや冠婚葬祭となると履いた時の透け感が気になります。
美脚や細見えなどおしゃれに取り入れたり、防寒のために履くなどデニールの数字を目安に、タイツを選ぶときの参考にしてみてください。
20~30デニール
20~30デニールのタイツの厚さは、ストッキングとほぼ同じです。しかし厚さが同じでもタイツとストッキングでは、透け感が違います。ストッキングのベージュやブラウン系は、透明感があり、素足のように見えます。
一方20~30デニールのベージュのタイツを履くと、脚の透け感はあるものの透明感は無くマットな肌色が際立ちます。冠婚葬祭などフォーマルな服装にストッキングを合わす場合、20~30デニールと表記されているタイツを履くと、足元のナチュラル感が無くなってしまいます。
冠婚葬祭やオフィスなど、ストッキングが基本のシーンで寒さ対策にタイツを履くときは、20~30デニール程度を目安にしておきましょう。
40デニール
40デニールのタイツは厚みもあり、防寒用としても使えます。40デニールのタイツは薄すぎず濃過ぎず、ちょうどいい透け感が美脚や細見え効果になります。40デニールのタイツは繊維が太く、破れにくいというメリットもあります。
ミニスカートにタイツでおしゃれに決めていても、タイツが破れてしまっては台無しです。40デニールのタイツは程よい透け感で、ミニスカートだけでなくミモレ丈のような膝下丈のスカートにも、重たくならずに合わせることができます。
オフィスや冠婚葬祭など、ストッキングだけでは足元が冷えてしまう場合は、40デニール程度のプレーンなベージュや黒のタイツで防寒対策をしましょう。
60デニール
60デニールのタイツも40デニールのタイツと同じく、ほどよい透け感で美脚や細見えなど、おしゃれコーデには欠かせないアイテムです。
60デニールのタイツは防寒効果がありながら、モコモコせず冬のおしゃれコーデの邪魔になりません。カジュアルすぎない60デニールのタイツは、オンオフ共に使え、オフィスでの防寒用にもおすすめです。
タイツは色やデザインが豊富で、おしゃれを楽しみながら寒さ対策もできます。オフィスでタイツを取り入れる場合は、あくまで防寒用です。ベージュや黒を基本にプレーンかリブ編みなど、足元が目立ちすぎないタイツを選ぶようにしましょう。
80デニール
80デニールのタイツは、透け感がなくカジュアルコーデにおすすめです。透け感の無い80デニールのタイツは薄いタイツのような脇役ではなく、履いていると存在感があり、差し色としてコーデの一部になります。
厚手のタイツはカラーバリエーションだけでなく、ストライプやドット柄、リブ編みや編みこみなど、寒い季節のミニスカートコーデを楽しめます。
厚手のタイツはデザインの豊富さや、着圧機能、裏起毛など様々なタイプがあります。温かさはもちろん、足の引き締め、むくみ防止など、カジュアルやオフィス用として、場所やシーンに合わせた選び方ができます。
100デニール
100デニールのタイツは透け感がなく、保温性重視で防寒用におすすめです。100デニールのタイツは裏起毛が施されたものもあり、脚が太く見えてしまうことも。透け感の無いタイツは、タイツの色や柄を楽しむことができ、ファッションの一部になります。
黒のワンピースだけでは暗い印象になりますが、厚手の柄物のタイツを取り入れると差し色になり、一味違ったおしゃれを楽しめます。
100デニールのタイツは寒い時期のミニスカートやショートパンツと相性が良いアイテムです。寒い季節にミニスカートは寒そうに見えてしまいます。厚手のタイツを履くことで、見た目に暖かく、おしゃれアップにもなります。
美脚・細見えするデニール数
美脚や細見えするタイツのデニール数は、一般的には60デニールといわれています。60デニールのタイツは、程よい透け感があり脚をスッキリ見せてくれます。
タイツの選び方はデニール数を確認することで厚さの目安にできますが、タイツに使われている素材や着圧、裏起毛など施されている機能によっても、見え方は違います。美脚や細見えするタイツは素材だけではなく、タイツの柄も関係します。
縦のストライプ柄のタイツは細見えしますが、ドット柄の場合、履く前は丸い水玉模様が、履くことによって柄が広がり楕円形になると、脚が太く見えてしまうこともあります。
シーン別のタイツのデニール数の選び方
タイツはデニール数によって印象が変わります。デニール数が少ないとストッキングに近く、フォーマルなシーンでも使えます。デニール数が上がると透け感がなく、カジュアルな印象が強くなります。
そんなタイツをシーンごとに、デニール数の選び方をご紹介します。オフィス使いやプライベート、防寒用、冠婚葬祭でタイツを取り入れる時の参考にしてみてください。
オフィス
オフィス用タイツのデニール数の選び方は、40デニール程度がおすすめです。オフィスは冷暖房が完備されているため、ストッキングが基本です。しかし室温は快適でも真冬は足元が冷えてしまいます。
40デニール程度のベージュのタイツは程よい透け感があり、ストッキングに近い見た目になります。冬場のオフィスでは、黒のタイツも定番の一色です。黒のタイツは同じデニール数でも着圧機能が施されたものや裏起毛など種類が豊富です。
オフィスで寒さ対策に厚手のタイツを着用する場合は、毛羽立ちや毛玉ができやすい素材は避け、着圧タイプを選ぶと細見えや美脚効果、むくみ対策にもなります。
プライベート・防寒
プライベート用のタイツは、コーデや気温によってデニール数を選びましょう。防寒用の100デニール以上の厚手のタイツは、ミニスカートと相性のよいアイテムです。厚手のタイツは、肌の色と混じることなくタイツ本来の色や柄を楽しめます。
厚手のタイツはスパッツ感覚で着用することができ、ミニスカートを履く自信がなくても厚手のタイツを取り入れることで、抵抗がなくなります。
100デニール以上のタイツは肌が透けないため、コーデのアクセントや差し色として、ビビッドな色や柄物を取り入れると、遊び心のあるおしゃれコーデが楽しめます。
冠婚葬祭でのタイツのマナー
冠婚葬祭でのタイツのマナーは、ストッキングが基本となります。披露宴のお呼ばれの席は冷暖房が完備され、タイツの出番はありません。冠婚葬祭の中でお葬式は、葬儀場の形態が様々で、真冬は部屋の中でも冷えることがあります。
喪服は夏冬兼用の素材が使われていることが多く、寒いからといって分厚いタイツを履くと、黒のタイツとはいえ、足元が目立ってしまいます。
喪服に合わす場合のタイツは、ストッキングに近いデニールを選びましょう。防寒対策をするには、ある程度の透け感がある40デニールがおすすめです。
デートコーデにおすすめのタイツのデニール数
デートコーデにおすすめのタイツのデニール数は、スカートの丈や合わす靴ごとに違います。ミニスカートとロング丈でもタイツのデニール数の選び方は違い、パンプスとブーツでも変わってきます。
そこでデートコーデにおすすめの組み合わせを、タイツのデニール数と洋服や靴のタイプごとにご紹介します。
きれいめワンピース×ショートブーツ×40デニール
デートコーデにおすすめのタイツのデニール数の選び方は、40デニールのタイツに、きれいめワンピースとショートブーツの組み合わせがおしゃれです。
ウール素材の柔らかシルエットのワンピースには、黒の40デニールのタイツと黒のショートブーツで脚とブーツの一体感が出せ、きれいめのワンピースを引き立てられます。
グレーやキャメルのような中間色のきれいめワンピースには、ナチュラルなベージュのタイツとローヒールのブーツコーデもおすすめです。
マキシスカート×ショートブーツ×60デニール
60デニールのタイツを使ったおすすめのデートコーデは、マキシスカートとショートブーツの組み合わせもおしゃれです。
マキシスカートは丈が長く、ブーツを履くとタイツのデニール数は無関係に思われがちです。しかし脚が少ししか出ないからこそ、重たくならず細見えする60デニールがおすすめです。
脚が少ししか出ないので、黒いタイツでは重くなります。マキシスカートのようなロング丈のスカートには、60デニールのベージュのタイツを合わすと、ナチュラルなタイツコーデが楽しめます。
ミニスカート×スニーカー×60デニール
ミニスカートにスニーカー、60デニールのタイツコーデは、カジュアルでアクティブなデートにおすすめのコーデです。
ミニスカートは脚を出す部分が多いため、透け感が少ない60デニールのタイツを使って、タイツコーデを楽しむことができます。
チェックのミニスカートには、チェック柄の中の一色をタイツに選ぶと美脚や細見えし、ミニスカートも寒そうに見えず、おしゃれな冬コーデになります。
デニール数を意識してタイツでおしゃれを楽しもう!
デニール数に注目してタイツを選ぶと、美脚や細見え効果があり、おしゃれなコーデが楽しめます。タイツはデニール数によって脚の透け感の違いがあり、カジュアルにもフォーマルにも使うことができます。
デニール数が低いタイツは、フォーマルやオフィスの防寒用に、デニール数が高くなると、透け感がなくファッションの一部として取り入れられます。コーデにタイツを取り入れるときは、デニール数を意識しておしゃれを楽しみましょう。