腐葉土とは
腐葉土(ふようど)とは作物を作る農業、ベランダや庭に花を植えるガーデニング、家庭で野菜などを育てる家庭菜園などにあまり興味がない人は聞かない言葉です。腐葉土とは植物や作物を育てるために主に田畑で使う栄養分を含んだ土のことです。腐葉土の栄養分の量により植物や作物の育ちに違いがでます。
植物や作物は自然の土でも育ちます。しかし、植物や作物を育てる時に栄養分を含んだ腐葉土の使い方をすれば育つスピードに違いがでます。また腐葉土はカブトムシの飼育用としても使われます。
そんな植物や作物の成長に欠かせない腐葉土の作り方、腐葉土の使い方、腐葉土の作り方のポイント、腐葉土を作る上で注意すること、おすすめ腐葉土の購入方法などについて解説をしていきます。
通り葉が発酵・腐敗して出来た土
腐葉土の作り方に必要なものを揃えれば作ることが可能です。また腐葉土は自然の土にもあります。植物や作物を育てる時に自然にできる腐葉土に肥料を加えた使い方もできます。自然にできる腐葉土とは木の葉っぱが地面に落ちて葉が自然界の気温や湿度などの環境と葉に群がる虫や微生物により発酵してできた土が自然界にある腐葉土です。
また腐葉土と同じように植物や作物を育てる時に使う土として赤玉土(あかだまつち)があります。赤玉土は主に盆栽の土としての使い方をします。タンパク質・脂質、炭水化物などの栄養分が含まれている粘度のような土です。
作り方さえ知れば腐葉土は作れる
腐葉土に必要なものを揃えれば家庭で簡単に腐葉土を作ることは可能です。腐葉土の作り方で必要となるのが落ち葉です。腐葉土の作り方で落ち葉が必要と知っていれば腐葉土は誰でも簡単に作れます。
自然界のように落ち葉につく微生物の活動が活発にして発酵させることができれば自然界にできる多くの栄養分を含んだ腐葉土と同じ腐葉土を簡単に作ることができます。
腐葉土を作るために必要なものには落ち葉の他、生ゴミ、米ぬか、ミミズなど入れて発酵させるために堆肥枠やプランターが必要になります。また雨除けとしてブルーシートンやふたも必要になります。
腐葉土と堆肥の違い
腐葉土は植物や作物を育てる時に必要な土と解説しました。腐葉土と同じように植物や作物を育てる時に必要となるものに堆肥があります。腐葉土と堆肥にはどんな違いがあるのでしょうか。腐葉土と堆肥の違いについて簡単に解説します。腐葉土と堆肥の大きな違いを簡単に言えば腐葉土は名前の通り「土」です。一方で堆肥は肥料のことです。
堆肥とは・作り方
堆肥とはどんなものでしょうか。堆肥の簡単な作り方・使い方などについて解説をします。堆肥とは簡単に言えば栄養のある土にすることです。つまり植物、作物を育てる土の性質を変えることです。肥料は植物、作物に直接栄養を与えるものです。
一方で、堆肥の場合は植物、作物を育てる土をふかふかにしたり、水や空気の通りをよくしたりするための使い方をします。つまり微生物を増やしたり、活発にさせたりして植物、作物に栄養分が届きやすい土に変える使い方をします。
準備するもの
堆肥の簡単な作り方を解説する前に準備するものを説明します。堆肥の簡単な作り方で準備するものとことは肥えた土・プランター・スコップとプランターを置く場所が必要です。堆肥の簡単な作り方は腐っていない乾燥した生ゴミや卵の殻、野菜、果物に肥えた土に混ぜて2週間ほど待つだけで作ることができます。
堆肥の種類
植物、作物が育ちやすいするための土壌改良の使い方をする堆肥には動物性堆肥と植物性堆肥に分類できます。動物性堆肥の種類は牛ふん堆肥・鶏ふん堆肥・馬ふん堆肥です。植物性堆肥の種類はバーク堆肥・わら堆肥・もみがら堆肥です。
動物性堆肥は文字の通り動物のふんを堆肥の原料とした堆肥です。動物性堆肥には牛ふん堆肥・鶏ふん堆肥・馬ふん堆肥があります。牛ふん堆肥は牛ふんにおがくずなどを混ぜてそこにチッ素、リン酸、カリを加え発酵させたものがたものが一般的です。
鶏ふん堆肥はチッ素、リン酸、カルシウム、マグネシウム、マンガンなどを多く含んでいるので植物、作物の育つスピードが早いのが特徴です。馬ふん堆肥は植物、作物の育つ効果高いのが特徴です。また土を柔らかくしてくれる効果も期待できます。
植物性堆肥は
植物性堆肥には落ち葉堆肥・バーク堆肥・わら堆肥・もみがら堆肥の種類があります。落ち葉堆肥は広葉樹の葉と米ぬかなどを加えて発酵させたものです。バーク堆肥は原料に樹皮を使ったもので、樹皮に米ぬかを加えて長い期間をかけて発酵させたものです。プランターの土の改善におすすめです。
わら堆肥は稲わらに米ぬかを混ざて発酵させたものです。稲の成分であるケイ酸により作物を虫から防ぐ効果が強いのが特徴です。もみがら堆肥は原料にもみを使ったもので、もみを炭化させたものです。
堆肥の作り方のポイントは
堆肥の作り方のポイントはプランター入れる時に肥えた土と乾燥した生ゴミや卵の殻がよく混ざっていることです。また堆肥に悪い影響を与える熱を下がることです。肥えた土と乾燥した生ゴミを混ぜたことで生ゴミの分解が始まります。この分解では熱が発生します。その熱を放出する目的でこまめに混ぜることが質の良い堆肥の作り方のポイントです。
特に気温が上がる夏場は注意が必要です。普通の時期であれば遅くても3日の間隔で混ぜれば問題はありません。
毎日混ぜることを忘れないように
しかし、夏場は毎日混ぜることを忘れないように注意が必要で、質の良い堆肥の作り方のポイントになります。また乾燥した生ゴミの使い方が大事で、ハエなどの虫がつきやすい魚や肉など乾燥していない生ゴミの使い方はしないように注意しましょう。また最初は慣れる意味から少量での作り方をおすすめします。
堆肥の正しい使い方
堆肥の簡単な作り方・使い方などを説明してきました。ここでは堆肥の正しい使い方について解説します。堆肥の正しい使い方のポイントは堆肥を使う量、堆肥を使う方法がポイントです。堆肥の使い方では堆肥の量が多くても少なくてもいけません。堆肥の散布量の目安は1㎡当たり3kg前後です。
堆肥を使う方法のポイントは散布する時期にあります。植物、作物の種まきをする2週間ほど前が理想です。散布前に土をよく耕しておくことも堆肥の正しい使い方のポイントです。
腐葉土と堆肥効果が高いのはどっち?
植物、作物を育てるには腐葉土と堆肥ではどちらがよく育つのでしょうか。腐葉土は植物、作物に直線栄養を与える使い方はしません。腐葉土は植物、作物が育ちやすい土のことです。堆肥も腐葉土と同じように植物、作物に直線栄養を与える使い方はしません。堆肥は植物、作物が育ちやすい土の性質を変える使い方をします。
使い方や期待する効果で違う
腐葉土と堆肥は植物、作物に直線栄養を与える使い方はしません。そのため腐葉土と堆肥のどちらが植物、作物が育つ効果が高いとは言えません。つまり使い方と与える効果に違いがあるからです。腐葉土は植物、作物が栄養を吸収しやすい土の肥料分の保持力、植物、作物の成長に欠かせない保水性や排水性を増すための使い方をします。
土を柔らかくする効果
堆肥は植物、作物が育ちやすいように、水が吸収しやすい柔らかくてふかふかな土にしたり、微生物の動きを活発にしたりして植物、作物に栄養分が届きやすい土に変える使い方をします。
また堆肥にはさまざま種類がありどの堆肥の使い方をするかによって効果に違いがでます。土を柔らかくしたいのなら馬ふん堆肥がおすすめです。また植物、作物を早く育つようにしたいのなら鶏ふん堆肥がおすすめです。
腐葉土の作り方・ポイント①腐葉土に向いている葉を集める
腐葉土の作り方には温床枠や堆肥枠を使う方法と腐葉土作りにプランターを使う方法があります。温床枠や堆肥枠は木材とネジなどを使って作ることが可能です。
腐葉土作りにプランターを使う方法ではアパートやマンションなどのベランダで作る場合におすすめです。プランターと雨除けのふたを用意するだけと簡単に腐葉土作りを始めることができます。
腐葉土は落ち葉で簡単に作れると解説しました。ここでは腐葉土の作り方とポイントを詳しく解説していきます。腐葉土の作り方・ポイントには腐葉土に向いている葉を集めることが作り方のポイントになります。また容器を用意することが質の良い腐葉土の作り方・ポイントです。他にも発酵・管理法、完成の見極め方などが腐葉土の作り方のポイントです。
腐葉土作りに向いている葉
腐葉土の作り方・ポイントには「腐葉土に向いている葉を集める」があります。腐葉土に向いていておすすめの葉は広葉樹です。腐葉土は発酵させたり熟成させたりした土のことです。そのため発酵しやすい葉が腐葉土に向いているおすすめの葉ということになります。
広葉樹は柔らかくて、水分量が少ない木です。広葉樹の葉も水分が少ないため発酵しやすい性質を持っています。発酵しやすい葉ということは腐葉土作りに向いているおすすめの葉と言えます。
おすすめの落ち葉
広葉樹の中でもクワガタムシ、カブトムシが集まる木として有名なクヌギがおすすめです。他にも家具材などに使われているナラ、ハート型のような形状をしているポプラの葉などがおすすめです。広葉樹の葉を集める時には落ち葉を拾っても問題がない場所のものを集めるようにしましょう。
公園の落ち葉を拾っても問題ないと自分で勝手に判断しないで後の問題が起こらないように管理者などの軽く声をかけてから拾うようにしましょう。また落ち葉だからといって他人の木の落ち葉を拾うことにも注意をしましょう。
腐葉土作りに向いていない葉
腐葉土の作り方に向いていないつまりおすすめではないのが針葉樹の葉です。針葉樹は硬くて水分量が多い木です。そのため針葉樹の葉水分が多く含まれているため発酵や腐敗がしづらい性質を持っています。針葉樹にはアカマツ・イチョウ・ヒノキ・モミ・スギなど500種類ほどあります。針葉樹の葉は細長く先が尖っているような特徴があります。
腐葉土の作り方に向いていないつまりおすすめではないのが針葉樹です。腐葉土を作る時には針葉樹の葉を選ばないことが大事です。また雑草がついた落ち葉を選ばないように注意をする必要があります。
腐葉土を作る時に落ち葉と一緒に雑草が入ってしまうと発酵処理に大事な高温にすることができなくなります。つまり発酵処理が遅れることになります。
腐葉土の作り方・ポイント②容器を用意する
腐葉土の作り方・ポイントには「容器を用意する」があります。腐葉土を発酵させるための容器が必要です。容器は腐葉土を発酵させることができるのであれば堆肥枠を購入する必要はありません。堆肥枠はホームセンターやガーデニング用品を販売している店などで購入することができます。
しかし、堆肥枠は値段が高いものです。お金をかけたくない人には自分で作ることをおすすめします。堆肥枠は腐葉土が発酵できるれば何でもかまいません。発泡スチロール箱に新聞紙を敷いたものなどで簡単に作ることができます。
落ち葉の入れられる容器を選ぶ
腐葉土になる落ち葉を集めたら落ち葉を入れる容器が必要です。容器は落ち葉の入れられるものならどんな物でも構いません。ここでは角材・合板・木ネジを使った堆肥枠の簡単な作り方のポイントの部分だけを紹介します。まずは長さが同じの角材4本を作ります。4枚を頭を揃えた状態で角材を並べます。
並べたら4本の角材の頭の部分を斜めにカットします。合板1枚に角材2本をネジ止めします。角材4本が隅に配置され、四角形のワクになれば完成です。容器が完成したら集めてきた落ち葉を容器の底から15㎝ほどの高さになるように積み重ねていきましょう。
おすすめは堆肥枠
腐葉土の作り方では落ち葉の入れられる容器ならどんなもので構いません。木を購入して四隅を囲むように組み立てて作った容器でも問題はありません。堆肥枠はホームセンターなど購入すると値段が高いものです。しかし、良質の腐葉土を作りたいのであれば腐葉土の作りの専用の堆肥枠はおすすめです。
腐葉土の作り方・ポイント③発酵・管理法
腐葉土の作り方・ポイントには「発酵・管理法」があります。腐葉土の作り方で大事になるのが発酵作業です。発酵作業では発酵処理する箱を準備する必要があります。発酵処理用の箱に落ち葉と水分を落とした生ゴミを入れます。生ゴミに水分が多く含んでいると発酵するまでに時間がかかりますので注意しましょう。
1週間ほどすると箱の底に発酵処理による液ができます。この液を取り除いたら再び水分を切った生ゴミを入れます。この工程を何回か繰り返すことで腐葉土を作ることができます。
発酵処理時間に影響
この工程を何回か繰り返すことで腐葉土を作ることができます。この工程中で注意する点として落ち葉に多くの土を混ぜないことです。また発酵処理時間に影響するため雑草は入れないようにしましょう。
また直接日光に当たらないよう管理することが必要です。もし工程中に発酵ではなく、腐敗してしまった場合は、最初からやり直すことになりますので注意をしましょう。
腐葉土に向いている生ゴミとは
腐葉土に向いている生ゴミにはダイコンの皮、ほうれん草などのくきといった野菜・リンゴの皮。みかんの皮などの果物・卵の殻・魚・肉・小麦粉などがあります。一方で腐葉土に向いていないできれば使いたくない生ゴミには生米、果物の種、皮、魚や肉の骨などです。
絶対に使ってはいけない生ゴミには割りばしやつまようじの欠片や腐ったもの、ビニールで包まれた食品や、プラスチックなどがあります。
生ゴミ処理機を使う方法
生ゴミの処理が大変と考えている人には生ゴミ処理機を使う方法がおすすめです。水分もしっかり切ることができます。また、臭いや虫がたかるといったことも防ぎやすくなりますのでおすすめです。特にアパートやマンションなどの集合住宅のベランダでの腐葉土にはおすすめです。
生ゴミを使った作り方で注意する点は生ゴミに含まれて水分を無くすといった下処理が必要です。生ゴミの上に乗せる土の量は生ゴミが見えなくなる程度が理想です。生ゴミの上に土を乗せたらよくかき混ぜることが大事になります。
ミミズ・米ぬかを入れる
腐葉土の作り方には落ち葉と生ごみを入れる方法と落ち葉とミミズ・米ぬかを入れる方法があります。つまり生ゴミで発酵処理するのではなく、ミミズ・米ぬかを使って発酵処理をする方法になります。作り方は落ち葉と生ゴミを入れる方法と基本的には同じです。生ゴミで発酵処理する方法は生ゴミが腐敗にならないようにする注意が必要です。
しかし、ミミズ・米ぬかで発酵処理する場合は、生ゴミで発酵処理する方法と比較すると腐敗を起こしやすく管理も楽に行うことできるので腐葉土の初心者におすすめの方法です。また米ぬかには水分量を一定に保つ効果が期待できます。
また落ち葉がミミズのエサになるのでミミズを入れることで落ち葉を早く分解してくれる効果が生まれます。
ピートモスやおが屑などを入れる
腐葉土の作り方にはピートモスやおが屑を入れる方法もあります。水分を良く吸う、土を柔らかくする効果がある乾燥した土(ピートモス)は良質の腐葉土作りにはおすすめです。作り方は簡単です。ダンボールにピートモスを入れて畑や田んぼで良質の土に変えるために使われている「もみがら」を入れて混ぜるだけと簡単です。
木材を加工した後に出るのがおが屑です。なぜ、腐葉土の作り方でおが屑が必要になるのでしょうか。腐葉土の原料は落ち葉が基本です。しかし。落ち葉を多く集めることができないことのあります。
落ち葉の代わりに使うのがおが屑です。おが屑は腐葉土作りにはおすすめできない針葉樹が多くあります。そのため発酵しづらい面はありますが、落ち葉の代わりとしては使えます。おが屑の発酵しづらい面を改善する方法として石灰窒素を入れることをおすすめします。
週に一回混ぜる
腐葉土の作り方のポイントとして週に一回混ぜることがあります。落ち葉にミミズ、米ぬか、ピートモスなどを入れたら放置するのではなく、定期に混ぜることが大事になります。混ざることで腐葉土に定期的に空気の入れかえができて微生物の活性化になり効率よく発酵させることができるようになります。
混ぜないで放置していても腐葉土は作ることはできますが混ぜた方が落ち葉についている微生物の活性化により早く腐葉土が作れますので週に一回、遅くてても2週間に1回は混ぜるようにしましょう。
また夏場の腐葉土はいつも以上に熱を持つためできるだけ混ぜる回数を増やすことをおすすめします。
湿り気を常に保つ
腐葉土の作り方のポイントには湿り気を常に保つがあります。腐葉土を作る工程では発酵処理が行われます。発酵処理により熱が発生します。腐葉土を作る工程中に熱が出た場合は腐葉土の水分が失われることになります。つまり乾燥させてしまうことになります。乾燥をスムーズにするためのはある程度の水分が必要です。
そのため週に一回混ぜる時、あるいは2週間に1回混ぜる時には水分も入れることを忘れないように注意をしましょう。
腐葉土の作り方・ポイント④完成の見極め方
腐葉土の作り方・ポイントには「完成の見極め方」があります。他項で説明したように腐葉土の作り方を管理したら後は腐葉土が完成するのを待つだけです。腐葉土が完成するまでの管理方法によって完成する期間には違いがあります。また初心者は腐葉土の作り方戸惑うため期間も長くなります。
しかし、何回も経験することで腐葉土の作り方が上達し、腐葉土の完成する期間も短くなっていきます。
完成までは約2ヶ月~1年
腐葉土の完成まで期間には腐葉土作りの工程での管理方法により違いが出ます。水分や新鮮な空気の入れ替えなどに注意をしながら管理していけば早ければ2ヶ月ほどで腐葉土を作ることができます。また定期的に混ぜるなどの注意を怠っても遅くても1年ほどで腐葉土を完成させることができます。
「大地の香り」はするか
完成した腐葉土がうまくできているかを判断するには落ち葉の原形が見られないことです。つまり落ち葉が土に変わっていることを確認することでわかります。また腐敗したような臭いではないことも大事です。もし、鼻をつくような嫌な臭い場合は腐葉土が完成とは言えません。そのため再度発酵処理が必要です。
葉の形が崩れているか
完成した腐葉土がうまくできているかを判断するには落ち葉の原形が見られないことです。つまり葉の形が崩れているかを確認することです。葉の形が崩れているのであれば、発酵処理をうまくいき腐葉土が完成したことを意味しています。もし、葉の形が崩れていないのであれば、再度発酵処理が必要になります。
腐葉土の作り方・ポイント⑤腐葉土は庭で作ると簡単
腐葉土の作り方・ポイントには「腐葉土は庭で作ると簡単」があります。腐葉土の作り方の工程では落ち葉と生ゴミ・ミミズ・米ぬかなどを入れる容器を準備する必要があります。専用の容器は高額なものもあります。そのため腐葉土作りをあきらめる人もいます。しかし、庭がある場合は簡単に腐葉土が作れます。
庭に穴を掘り枯れ葉を入れる
自宅に庭がある場合は落ち葉と生ゴミ・ミミズ・米ぬかなどを入れる容器を買う必要があります。そのため簡単に腐葉土が作れます。自宅の庭に落ち葉と生ゴミ・ミミズ・米ぬかなどを入れるための穴を掘り、雨に当たらないように注意をしなが管理していけば簡単な方法で腐葉土が作れます。
穴を掘り落ち葉などを入れて腐葉土は簡単に作ることができます。腐葉土の量を多く入れないように注意が必要です。穴に多くの腐葉土を入れて混ぜると土がぱさぱさになる可能性があります。そのため穴に入れる腐葉土の量は、全体の3割ほどに抑えるようにしましょう。
雨除けを掛ける
雨に当たらない方法にはブルーシートやビニールシートなどをかけて除ける方法があります。ふたをして除ける方法があります。しっかり雨かた守るにはブルーシートがおすすめです。厚さがあって雨や風の影響を受けにくい丈夫なブルーシートでも1000円以内で購入することができます。
腐葉土を作るのにおすすめのもの
最後になりますが腐葉土を作るのにおすすめのものを紹介します。落ち葉集めに利用することができる「熊手」落ち葉を運んだり土を運んだりできる「てみ」、土の耕して便利な4本爪ホークがあります。集めた落ち葉を持ち帰るのに便利なポリプロピレンの材質で丈夫な「ガラ袋」などがあります。
腐葉土作りが手間ならホームセンターで買おう
腐葉土の作り方と作り方のポイントや腐葉土の作り方で注意する点などを説明してきました。容器作り、定期的に混ざる、水分に注意をするなど面倒なことや腐葉土を作る時の臭いが嫌な人は腐葉土をホームセンターなどで買うことをおすすめします。近くにホームセンターがなくてもガーデニング用品を扱っている店で購入することも可能です。
5Lで重さにして2kgの腐葉土なら200円前後、25Lで重さにして80kgの腐葉土でも600円前後で購入することができます。さらに落ち葉が100%の良質の腐葉土でも1000円前後で買うことが可能です。さらに品質に注意をしながらならネットでも購入できます。
ホームセンターで購入する際の注意点
腐葉土はホームセンター、ガーデニング用品店などで買うことができます。それらの店で腐葉土を買う時には注意をする点があります。腐葉土の中に落ち葉の形が崩れていていないで落ち葉の一部が残っている商品があります。完全に発酵が進んでいない可能性があるのでそのような商品を見つけたら購入をしないように注意をしましょう。
粗悪品があることもある
ホームセンターにはさまざま種類の腐葉土が販売されています。腐葉土の原材料に発酵には向いていない針葉樹の葉が使われていることもあります。そのため腐葉土の購入する時には原材料を注意しましょう。
また腐葉土に葉っぱが残っているばかりではなく、大きなゴミが入っている事がありますので注意が必要です。さらに腐葉土はネットでも購入することができます。ネットで購入する時には原材料をごまかしたり、商品に落ち葉以外のものを使ったりしている粗悪品があることもあるので注意をしましょう。
カブトムシ腐葉土もあるのでパッケージを見る
ホームセンターには植物、作物用の腐葉土とカブトムシの飼育に使う腐葉土が販売されていますので購入の際は注意が必要です。カブトムシの絵が書かれたビニール袋を入っていたり、文字でカブトムシ幼虫専用の腐葉土と表示されていたりしますのでよく注意をして購入するようにしましょう。
ホームセンターで販売されている腐葉土には虫を除けるために殺虫剤が入っている商品があります。もし、とカブトムシの飼育用として腐葉土を購入する人は注意をする必要があります。
腐葉土は作り方が分かれば簡単
腐葉土の簡単な作り方・使い方、腐葉土と堆肥との違い、腐葉土を作る上で注意する点など解説してきました。また腐葉土に向いている落ち葉、向いていない落ち葉を紹介しました。腐葉土は簡単のホームセンターなどで購入することができます。しかし、簡単に自宅のベランダや庭での作ることができます。
腐葉土作りは作り方のコツと管理の仕方を覚えれば簡単に作ることできます。植物、作物が育つ効果があったり、寒い時期の苗を育てることに効果がある腐葉土を単に購入するのではなく、腐葉土作りにチャレンジしてみませんか。