新幹線の指定席に乗り遅れた時の対処法！時間の変更や次の日に乗ることはできる？

子供たちにも大人気の新幹線ですが、今や新幹線は北海道の函館から九州の鹿児島までつながっている日本の大動脈と言ってもいいのではないでしょうか。主要都市を結んでいることから中には毎日のように利用されている方もいらっしゃいます。

何かの都合上などで予定していた新幹線の時間に間に合わず、乗り遅れてしまうこともあります。そんな場合、どのように対処するのが正しいのか、詳しく解説します。乗り遅れた場合でもしっかり対処すれば問題ありません。

指定席を予約していない場合、新幹線に乗り遅れたといっても考え方は在来線と変わりません。乗車券の当日であれば、変更の手続きも不要で後継の新幹線に乗車することができますし払い戻しもできます。次の日に持ち越すことはできません。

自由席は指定席特急券より安価なことから、混雑している時間の自由席は座れる確率がかなり下がりますので時間にかなり余裕をもって行動していただくか、どうしても座りたければあえて次の便にしてしまうのもいいかもしれません。

お間違えの無いようご注意していただきたいのは、乗車できるのは後継の自由席のみです。指定席に乗車することはできません。指定席の座席が空いているように見えて勝手に座ってしまうとトラブルになりかねないので絶対にやめましょう。

先述しましたが、予定していた新幹線に乗り遅れても切符があれば当日ならばで乗車できます。ですが、次の日になると、乗車券自体が無効になってしまうので乗ることができません。当日の後継であれば時間に左右されないので変更手続きも必要ありませが、次の日へ持ち越すことはできないのでこの点だけは注意してください。

新幹線に乗る、ということはやはり遠出が基本なので大半の方は長旅で立って過ごすよりはどうしても座って過ごしたいのが本音です。ですが、帰省ラッシュ時などは自由席では座るどころか乗ることさえ難しいです。なので確実に乗車して座る為に、追加で指定席料はかかりますが、指定席を予約する人が多いです。指定席の需要は依然として高いです。

せっかく新幹線の指定席を事前に予約しているにも関わらず、運悪く新幹線の駅までの電車に遅延や車の渋滞にはまるなどで発車時刻に乗り遅れてしまう事もあります。

せっかく指定席を予約したのに乗れないのかと考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、全てが無駄になってしまうわけではありません。

乗り遅れてしまった場合は後継の指定席には乗車することができません。自由席になってしまいますが乗車券の当日であれば、後継の新幹線に乗車することができますが次の日へ持ち越すことはできません。

乗り遅れると指定席の時間変更手続きはできません。自由席には乗車できるのでまずはご安心ください。尚、指定席特急券と自由席特急券の差額は返ってきませんのでご留意ください。

新幹線の切符は乗車券のほかに特急券が必要となります。自由席特急券は指定席特急券から一定額が差し引かれた料金となり、グリーン席の場合は更に料金が加算されます。遠出が基本なのでどうしても高価になりがちです。せっかく用意した切符を無駄にしないためにもなるべく乗り遅れないように注意してください。

指定席の新幹線を乗り遅れても後継の自由席に乗車できることは先述のとおりです。この場合追加料金が発生することはありません。原則として指定席特急券で指定席の指定便より前の新幹線には、指定席の便を含み、自由席でも乗車することはできません。

詳しくは後述しますが予定の変更などで乗車時間が変更になることが事前に判明しているならば指定席の時間を変更することも可能です。まずはお気軽にみどりの窓口へ相談しましょう。

指定席特急券を持っているからと言ってその当日のどの自由席にも乗車できるわけではありません。指定席特急券は自由席特急券の上位互換ではないということを理解しておいてください。後継の便に乗車できるのはあくまで、指定席の新幹線に乗り遅れた場合のやむを得ない措置ということです。

グリーン席を予約している新幹線を乗り遅れても指定席と同様で後継の自由席には乗れます。ただ、グリーン席を乗り遅れてしまった場合は車掌さんと交渉すればグリーン席に乗せていただけることもあります。もちろん、グリーン席に空きがあればの話ですので、満席になる時期などはあきらめた方がよいでしょう。

グリーン席に空きがあるかどうかとい判断はご自身で行わないようにしてください。空いているからと言って車掌さんと交渉する前にグリーン席に勝手に座ることはやってはいけません。最初は自由席に行き、車掌さんが検札に回ってきたときに交渉しましょう。

旅行会社などのツアーやパックの格安プランで予約されている新幹線に乗り遅れた場合は後継の新幹線に乗車できることもありますがプランや会社によって違いがありますので万が一乗り遅れてしまった場合は申し込みした旅行会社へ確認をとっていただく必要がありまのでご注意ください。

中には後継の新幹線にも乗車できないケースもありますので申し込む前に確認しておくことをお勧めします。次の日への持ち越しはできないと認識しておきましょう。

新幹線の切符について解説します。今回は新幹線の乗り遅れにターゲットを絞って話していますので深く掘り下げませんが、JR旅客鉄道のその他特急も切符の考え方については新幹線と同じですので新幹線にあまり乗らない方も覚えておいて損はありません。私鉄については各社のルールがあるので割愛します。

まずは新幹線に限らず電車を利用するにあたって乗車券を購入しなければなりません。乗車券の値段は新幹線でも在来線の各駅停車でも変わりません。また、乗車券は券売機で購入することもできますが、自身の都合で次の日へ持ち越すことはできません。万が一乗り遅れや運休の場合は払い戻しの請求も可能です。

新幹線の特急券には2種類あり、1つめは指定席特急券と2つめは自由席特急券です。指定席特急券はその名の通り席が指定されているうえ、新幹線の便も指定ですがどのような混雑時期でも席が取れれば確実に座ることができます。混雑時期とは帰省ラッシュやUターンラッシュの事を言っています。

自由席特急券は新幹線の便指定はなく、個人の予定を除いて乗り遅れという概念がありません。指定席特急券より一定額差し引かれて値段的にもお得なのですが、場合によっては座るのが難しいことと、混雑時期には満員電車のような状態になってしまいます。乗車券と同様に次の日へ持ち越すことはできません。

グリーン席は通常の指定席や自由席の座席よりも1ランク上のシートに座れる上に、個人のスペースが広々としていて静かに過ごすことができる車両です。新幹線にもグリーン席が用意されていて、値段は高めになっています。短い距離で利用するよりは、長い距離を乗るときに利用した方が質の良さを体感できます。

新幹線の料金は、乗車券̟と特急券またはグリーン券を合わせた金額です。新幹線の切符は一枚の時もありますが、乗車券と特急券が別々で発行されて2枚あることが多いです。この場合は2枚とも必要なので確実に持って新幹線に乗車しましょう。

不要になったときに払い戻し請求もできますが指定席やグリーン席の場合は前日や当日になると手数料が大きくなります。払い戻しについては後述します。

新幹線の便変更手続きは無料で行っていただけますが、2回目になると変更は受け付けてもらえず、一度払い戻しをしてからの切符を再度購入ということになります。その際の手数料につきましては後述いたします。

新幹線の予約は一度に限りますが、乗車日時を変更することができます。注意する必要があるのは、指定席の場合は新幹線の発車時刻前に手続きを必要があることと、電話での手続きはできないことです。新幹線の発車時刻を過ぎた後だと変更手続きはできません。格安プランの場合は申し込み先にご確認ください。

上記にもありますが変更は一度だけ無料で行うことができます。変更できるのは日時だけでなく、区間も変更でき、行き先が変われば路線まで変更することも可能です。当然ですが差額が発生すれば精算が必要になります。

しかしながら、指定席特急券から自由席特急券への変更は原則できません。指定した時間の指定席に空きがなければ自由席特急券に変更することができ、指定席特急券と自由席特急券の差額が返ってきます。

予定していた新幹線に乗り遅れ、さらに後継の新幹線にももう乗る必要がなくなったとき、一部を除いて払い戻しの手続きが可能です。ここでは払い戻しができる切符や払い戻しに必要な手数料について解説します。主に乗車券の払い戻しはできますが特急券の払い戻しは一部制限がありますのでご注意ください。

まずは手続き方法としては、全国のみどりの窓口で行えます。インターネットで予約していて切符を発行する前であれば、インターネット上で取り消しと払い戻し手続きができます。ただし、トクトクきっぷや団体券は切符を購入した駅でのみ可能です。

また、インターネットで予約した切符も発券した後はインターネット上で払い戻し手続きはできません。みどりの窓口にて手続きを行う必要があります。尚、金券ショップなどでバラ売りされている回数券は払い戻しすることができません。回数券を払い戻しする場合は1枚も切り離されていない状態で有効期間内の状態のみ受け付けてもらえます。

運休による払い戻しは基本的に手数料なしで行うことができます。ですが運休や大幅な遅延には様々なケースがあり、状況に応じた対応もなされるため、都度ご確認された方がいいでしょう。

払い戻しのルールはについて、JR旅客鉄道各社は旅客営業規則という運送約款を作成し、ホームページに掲載しています。

指定席とグリーン席の払い戻しについて解説します。前提として指定席とグリーン席の特急券の払い戻しは新幹線の発車時前にのみ受け付けてもらえます。指定席の新幹線が発車した後だと一切返金されないので事前に乗らないことが分かった場合は早めに払い戻しの手続きをしましょう。

後で手続きしようと次の日になってしまうと乗車券も払い戻しできなくなってしまうので注意してください。

先述で変更手続きは無料とお伝えしました。しかし払い戻しは手数料がかかり、手数料が差し引かれた分が返金されます。手数料は払い戻し手続きのタイミングによって変わります。

乗車券の払い戻し手数料はタイミングに関わらず一律220円です。特急券の手数料はタイミングとプランによって変わり、自由席特急券は220円です。指定席とグリーン席の特急券は2日前までが330円で、前日と当日は、特急券価格の30%です。特急券の手数料に乗車券の手数料220円が加算された金額が払い戻し手数料となります。

自由席切符は当日まで払い戻しが可能です。手数料は先述の通り乗車券220円と自由席特急券220円で、計440円の手数料がかかりますので差額が返金されます。有効期限内での返金手続きを忘れないように注意してください。

格安プランについては申し込みをした旅行会社にお問い合わせの上で対応していただく必要があります。ツアーなどの場合は料金に交通費も含まれている場合が多いことから個人での払い戻し請求は難しいでしょう。

指定席の新幹線発射後は、特急券の有効期限が過ぎてしまうために払い戻しができなくなります。指定席特急券は払い戻しできませんが特急券と乗車券は別物ですので乗車券の払い戻しは請求することができます。

先述した手数料がかかりますが、手数料は220円であり、往復分を一度に払い戻し請求しても手数料は220円です。

指定席の新幹線に乗り遅れると時間の変更もできなくなるので予定が変更になったらお早めに対応するようにしましょう。2日前までに払い戻しすれば手数料も少なくて済みます。グリーン券についても同様の扱いになり、指定新幹線が発車した後は払い戻しができなくなります。

自由席特急券はどの新幹線に乗車するかの指定がないため、有効期限である乗車日当日内であれば払い戻し請求が可能です。当然ですが、当日内といっても窓口の営業時間を過ぎてしまうと物理的に手続きができなくなるので営業時間内に窓口へ赴いてください。窓口が閉まってるから次の日、ということはできません。

団体券やトクトクきっぷの払い戻しについては購入した駅でのみ払い戻し請求が可能です。新幹線の格安プランについては早期購入割り引きなど多様の種類があるため一概には言えませんが、大体の場合は払い戻し請求が可能です。回数券については先述した通り全てそろった状態で有効期限内のみ払い戻しを受け付けてくれます。

新幹線の切符とホテル代込みになっているお得なパックがあります。こちらは新幹線とホテルを別々で予約数よりもはるかに安くなっています。乗車する新幹線の指定席か自由席かは各々のプランによって違いますので、要望があれば申し込み時に旅行代理店へ要望をお伝えするとよいでしょう。新幹線に乗り遅れたときは旅行代理店にすぐに相談しましょう。

パックはJR旅客鉄道が親会社の旅行代理店が販売していることも多く、グリーン車へお得に乗車できるプランもあります。

事前の変更や払い戻しの対応はしてくれますが、当日、指定席の新幹線に乗り遅れてしまうと、時間変更と特急券の払い戻し請求の2つができなくなります。次の日に払い戻し手続きをすることもできませんので必ず当日中に行う必要があります。

新幹線は日本を代表する最重要インフラのひとつです。便利な反面、一度に利用する金額も大きいので知らないと損をすることもあります。今回、特にお伝えしたいことは指定席の新幹線に乗り遅れらたからと言って、その切符を捨てて新しく買いなおす必要はないということです。ですがやはり、乗り遅れないことが一番です。