浴衣の下着事情をリサーチ!和装の肌着・ブラ・ショーツはどうするべき?

浴衣の下着事情をリサーチ!和装の肌着・ブラ・ショーツはどうするべき?

女性にとっては普段着る機会が少ない浴衣や和装のファッションですが、皆さんは一緒に合わせる下着や肌着はどうしていますか?今回は、普段着る機会の少ない浴衣や和装だからこそ疑問になる下着事情や肌着やブラ・ショーツなどを徹底的に調べて紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.浴衣や和服の下にも下着・肌着が必要
  2. 2.浴衣・和服専用の下着のメリット・デメリット
  3. 3.浴衣・和服におすすめの下着と選び方①肌着
  4. 4.浴衣・和服におすすめの下着と選び方②ブラ
  5. 5.浴衣・和服におすすめの下着と選び方③ショーツ
  6. 6.浴衣・和服の着付けには専用下着がおすすめ!

浴衣や和服の下にも下着・肌着が必要

Photo by iyoupapa

普段はあまり着る機会の少ない浴衣ですが、夏になると着る機会が増えてきます。そして、その際にどうしても疑問が出てくることの1つに下着や肌着に関する疑問です。

浴衣は、日本の伝統的な洋服の1つです。和服とも呼び、西洋的な文化が入る前の日本では、馴染みのあるファッションの1つでもあります。

せっかくの日本の伝統の文化だからこそ上手に浴衣を着こなしたい女性も多いはずです。今回は、そんな浴衣に関する下着や肌着について徹底的に紹介していきます。

和服で外に出たいなら下着は・肌着が必要

浴衣や着物などの和服と呼ばれるファッションを着るためには、下着や肌着というのは重要なアイテムの1つになります。

ただ、どのような下着や肌着を着なくてはいけないのか分からない人も多いようですが、浴衣や着物などの和服には専用の和装用下着や肌着というものがあります。

あまり着る機会も少ないため、買うのに抵抗のある方もいる方思いますが、せっかく浴衣を着る機会があるならば、綺麗に着るためにも専用の下着や肌着を着るようにしましょう。

昔は浴衣がパジャマ扱いだったため不要とされていた

今では、夏の花火大会やお祭りで出掛ける際の定番にもなっている浴衣ですが、本来の浴衣の用途というのは、お風呂上がりに寝るためのパジャマとしての扱いだったと言われています。

そのため、旅館などを宿泊で利用する際にパジャマとして浴衣が使われている理由は、昔の日本の風習がまだ残っているとも言われています。

昔の日本では、パジャマとして使われていた事もあるため、浴衣を着る際に肌着などは着ていなかったと言われています。しかし、今では外出する際に浴衣を利用するため、肌着や下着は着用する必要があります。

浴衣・和服専用の下着のメリット・デメリット

Photo byFranckinJapan

どんな洋服もそうですが、それぞれの特性があります。そのため、どんなにそれがいい洋服でもデメリットは出てきてしまいます。

浴衣の着付けをするために和服専用の下着を着ることの重要性を先ほどまでは紹介しましたが、ここでは実際に着用することによってのメリットとデメリットについて紹介します。

浴衣・和服専用下着のメリット

まず、浴衣の着付けをする上で和服専用の下着を着ることの最大のメリットは、着崩れを防止する事ができる点と肌が透けてしまう事を防止する点です。

浴衣というのは、一般的に夏の時期に着るために作られているため、素材が薄い場合があります。その際に肌が透けてしまう事があります。

また、袖口や胸元などが通常の洋服と違うため、着崩れを起こしやすい点もあります。その際に和服専用の下着を着用している事で防止する事ができます。そして、綺麗に着る事もできるのもメリットだと言えます。

浴衣・和服専用下着のデメリット

フリー写真素材ぱくたそ

浴衣を着付けするための和服専用の下着のデメリットは、他に用途がない事です。そのため、夏の時期にしか着ることのない浴衣のために購入するのを躊躇う人が多いようです。

また、夏の時期に浴衣を着るのは、想像以上に暑いです。その結果、和服専用の下着を着ることでさらに暑くなってしまう事もあるため、これもデメリットの1つです。

浴衣・和服におすすめの下着と選び方①肌着

浴衣や和服などの和装を着付けするために下着をつけることの重要性がわかってきた所で、ここからはそれぞれの下着の特性や選び方について紹介していきます。

まずは、肌着についてから紹介をしていきます。和装専用の肌着にはたくさんの種類があるため、しっかりとここで覚えておきましょう。

専用の肌着(肌襦袢)をつけるのがおすすめ

浴衣や和服などの和装を着付けする際には、専用の肌着というものがあります。これを「肌襦袢(はだじゅばん)」と言います。

肌襦袢というのは、着物などの和装には必ず着用をする肌着になります。素材は綿などが使われているため、軽くて肌触りもいいです。

また、着物や浴衣というのは、夏の暑い時期に着ると大変暑く、汗もかきやすいです。そのため、汗などでシミになってしまう可能性もあるります。せっかく浴衣を着るなら専用の肌着を着用しましょう。

セパレートタイプの肌着(肌襦袢)

和装専用の肌着でもある肌襦袢には2種類のタイプがあります。その1つには、セパレートタイプがあります。セパレートタイプというのは、肌襦袢が上半身と下半身に分かれているものになります。

一般的に肌襦袢というのは、このセパレートタイプのことを指しています。着物などの和装の着付けに慣れている方は扱いやすいようですが、初めて自分で着付けをする人にとっては難しいようです。

ワンピースタイプの肌着(肌襦袢)

もう1つの肌襦袢にはワンピースタイプのものがあります。これは、セパレートタイプとは違い、ワンピースのように上半身から下半身まで肌着があるタイプになります。

初めて自分で浴衣を着付けする際には、セパレートタイプの肌襦袢は、うまく着付けできない事もあるため、このワンピースタイプの肌襦袢がおすすめです。

ロングキャミソールでも代用可能

基本的には浴衣などの和装の着付けをする場合は、専用の肌襦袢のような肌着を着る事がおすすめです。しかし、どうしても肌襦袢が用意できない場合は他の下着でも代用する事ができます。

例えば、ご自宅にロングキャミソールがあれば肌襦袢の代わりの肌着として代用する事ができます。その場合は、なるべく浴衣を着付けした際に見えないものを選ぶようにしましょう。

また、素材も通気性の良いものを選ぶ事ができれば、夏の暑い時期に着たとしても汗をかきにくくするため、おすすめです。

下はステテコ・ペチコートでカバーできる

家にロングキャミソールがない場合、キャミソールやタンクトップでも肌着の代用ができます。しかし、その場合は、下の肌着が必要になってきます。

こういった場合には、ステテコやペチコートなどでも代用ができます。ペチコートというのは、スカートやワンピースなどから下着が透けないようにしてくれる肌着の事です。

ステテコやペチコートを選ぶ際は、なるべく通気性がいいものと汗をかいてもベタベタくっついてしまうような素材は避けるようにしましょう。また、浴衣から出ないように丈の短い物を選ぶのも大事になります。

色は透けてもわかりづらい色がおすすめ

浴衣の場合は、夏の時期に着付けをする関係で薄い素材の物が多く、肌着が透けてしまう場合があります。その際に、肌襦袢のような和装専用の肌着は、白色が基本のため、分かりづらくなっています。

そのため、下着として肌着を着用する場合は、なるべく色が目立たない物を着用するようにしましょう。例えば、黒や赤などの濃い色や柄が入っているような肌着は透けると目立ってしまうため、注意が必要です。

浴衣・和服におすすめの下着と選び方②ブラ

肌着の選び方がわかるようになってきた所で、ここからは肌着の下に着用するブラの選び方を紹介していきます。

浴衣や和服などの和装は、普段つけているブラとは選び方が少し違ってきます。なぜかというと、普段から皆さんが着用しているブラは、洋服に合わせて作られている物であるからです。

せっかく、肌着を浴衣に合わせて着付けを考えているならば、ブラもしっかりと選んでいただいた方がいいはずです。これから、浴衣を着ることを考えている人は、ぜひ参考にしてみましょう。

和服専用ブラがおすすめ

肌着の所で、和服専用の肌襦袢を紹介させていただきましたが、ブラも和服専用のブラがおすすめです。本来、浴衣や和服などの和装というのは、体のラインがなるべく分からない方が美しいとされています。

そのため、洋服の下着の1つでもあるブラを着付けの際に着用してしまうと見た目が悪くなってしまいます。また、浴衣を着る際にも着崩れが起こしやすくなってしまいます。

その点、和服専用のブラというのは、普段つけるようなブラとは違い、デザインがシンプルな物が多いです。シンプルなため、ダサい感じがするかもしれませんがせっかく浴衣を着るなら専用のブラを選びましょう。

和装専用以外の選び方

できれば、和装専用のブラをつけていただくのがいちばんいいのですが、どうしても用意ができない場合には、他のブラでも代用する事が可能です。

その場合、和装専用のブラの代用として選ぶ場合にはいくつかの条件があります。ここでは、その条件をいくつかに分けて紹介していきます。

色は肌に近い色を選ぶ

まず、和装専用のブラがなかった場合は、なるべく和装専用ブラに近いブラを選ぶ必要があります。その中でも、なるべく肌に近い色を選ぶ事がポイントです。

例えば、浴衣を着る場合に普段から身につけているブラをつけてしまった場合、浴衣などの素材が薄い物は透けてしまう可能性があります。

そうならないようにするためにもベージュや肌着と同じような白い色の透けても分かりづらい色にするようにしましょう。もし、気になる場合は出かける前に必ず鏡や誰かにチェックしてもらうようにしましょう。

ノンワイヤー・ナイトブラがおすすめ

次に浴衣を着る際に和装専用のブラがない場合は、ノンワイヤーやナイトブラのような物でも代用する事ができます。例えば、ノンワイヤーのブラは和装専用ブラと構造が似ています。

実は、和装専用のブラというのは、浴衣や和服のような締め付けの強い服装に合わせるためにワイヤーが入っていないため、ノンワイヤーのブラと似ている構造になっています。

また、ナイトブラの場合は、胸のサポート力がしっかりしているため、これも和装専用のブラの代わりに使える事ができます。もし、和装専用のブラが用意できない時のためにも覚えておきましょう。

胸のボリュームをおさえるブラもおすすめ

浴衣や和服などの和装というのは、なるべく体のラインが出ないのが美しいとされています。そのため、まだ日本に洋服などの文化が無かった時代には、サラシなどを使いボリュームを抑えていた事もあるようです。

もし、和装専用のブラがない場合は、ボリュームを抑えるようなブラでも代用する事ができます。先ほど紹介したノンワイヤーやナイトブラもその1つでもあります。

それ以外にもスポーツブラでもボリュームを抑える事ができます。スポーツブラというのは、運動をした時に胸にかかる動きを抑える働きがあるため、胸のボリュームを抑える事ができるからです。

浴衣・和服におすすめの下着と選び方③ショーツ

最後に浴衣や和服におすすめの下着の中でショーツを紹介していきます。基本的に浴衣を着付けするためには肌着を着るのが必要なため、あまり意識せずにショーツを選んでしまう方も多いようです。

しかし、浴衣というのは生地がそこまで厚くないため、動きによっては体のラインや後ろから透けてショーツが見えてしまう事もあるのです。

そのような事もあるため、せっかくきれいに浴衣を着ようと考えてる人は、ショーツ選びも浴衣に合った生地やデザインを選んでいきましょう。

ローライズのショーツがおすすめ

まず、下着のショーツを選ぶ際にはなるべくローライズのショーツを選ぶ事がおすすめです。浴衣というのは、着付けをする際に帯を締める必要があります。

その際にショーツを履いた際に帯の部分までショーツがかかってきてしまうとお手洗いに行く際に邪魔になってしまう可能性があるからです。また、履く時のラインが崩れてしまう対策にもなります。

そして、肌着なども着ている為に夏場の暑い時期には蒸れやすくもなります。そういった点からも浴衣を着る際には、なるべくローライズのショーツを選ぶようにしましょう。

レース・かざりは浴衣に透けやすいので注意

普段の洋服に合わせる下着のショーツは、お洒落で可愛いショーツを選びたくなってしまいますが、浴衣を着る際には、なるべくレースや飾りがついているショーツは避ける必要があります。

これは、浴衣を着る際にレースや飾りなどがついているショーツは透けやすいからです。特に浴衣というのは、記事が薄い事もありますが、表の生地より裏の記事の方が薄くなっている場合があります。

そのために、動きによってはレースや飾りというのは特に透けやすくなってしまいます。それを考えた上で浴衣を着る際には、なるべくシンプルな作りのショーツを履くようにしましょう。

透けても分かりづらい色のショーツがおすすめ

今回の記事でもたくさん紹介してきましたが、浴衣を着る際の下着や肌着というのは、目立たない色にする必要があります。そして、下着のショーツの場合も例外ではなく、なるべく肌に近い色などを選ぶ必要があります。

特に白色のショーツであれば浴衣の下に着る肌襦袢のような肌着にも色がかぶらないため、透けたとしても分かりづらくなります。

また、色だけでなく一緒にショーツの生地も考えましょう。特に夏場の暑い時期には、浴衣の中の温度は高くなり、汗がかきやすくなってしまいます。汗をかいても蒸れづらい素材を選ぶようにしておきましょう。

浴衣・和服の着付けには専用下着がおすすめ!

フリー写真素材ぱくたそ

普段、あまり馴染みのない浴衣や和服の着付けをする際には、色々と悩む事が多いはずです。そういった時には、まず専用の下着を着付けすることを考えておけば間違いはないはずです。

しかし、場合によっては準備ができない事もあります。そういった時に今回紹介させていただいた情報を生かしてみましょう。特にこれから浴衣を着ようと考えている方はぜひ挑戦してみましょう。

ru1kunnbooya
ライター

ru1kunnbooya

「人の身体は食事からできている」という言葉から、普段の食事を意識する生活を心がけています。鍼灸師として医療の現場に身を置いている人間として、さまざまな角度から皆さんの生活をする上で役立つような情報を発信しています。

関連するまとめ

人気の記事