USBコネクタの種類・特徴を解説!
PCやスマートフォン、ビデオカメラなど様々な電子機器を接続する規格として広く普及されているのがUSBです。一言でUSBと言っても様々な形状のものがあるということをご存知でしょうか。
接続する機器によってUSBコネクタの形状が違うため、実際に自分が必要としているUSBコネクタはどれなのかということを迷ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、USBコネクタの種類やそれぞれの特徴についてご紹介します。USBコネクタ中でも主に使われている代表的なものに絞って解説します。USBを使う際に知識として持っていると何かと便利です。
購入する前に種類の事前チェックが重要
USBケーブルをいざ購入してつなげようとしても、規格が違うために使えなかったという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
USBの形状は1種類しかないと思い込んで買いに行って、実際に多くの種類を目の当たりにして困ってしまうということもあり得ます。そこで、USBの見分け方や違いをしっかりと事前にチェックしておきましょう。
USBコネクタ【Type-A】
それでは、それぞれのUSBコネクタを種類別にご紹介していきましょう。まずは、最も一般的だといわれている「Type-A」です。USB=Type-Aだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
USBコネクタ「Type-A」は、5ミリ×12ミリ程度のサイズの長方形の平べったい形状をしています。PCを日常的に使われている方であればなじみ深い形ではないでしょうか。
USBコネクタ「Type-A」のUSBポートには、USB2.0やUSB3.0、USB3.1など様々なバージョンがあります。バージョンが新しくなるほど通信速度が速くなるという特徴があります。
それぞれのバージョンで互換性があるので、同じUSBコネクタ「Type-A」であれば違うバージョン同士でも使用が可能です。もし接続できないという場合は変換ケーブルを使用しましょう。ただし、通信速度は遅い方のバージョンが適用されますのでご注意ください。
また、2.0と3.0の見分け方ですが、3.0の場合は端子の内部が青くなっています。そのため見たらすぐにわかるでしょう。3.0の方が速度が速いので機器が3.0の場合は間違えずに購入するようにしましょう。
一番普及している形状の種類
USBコネクタ「Type-A」は現在最も普及している種類のUSBです。USBといえのこの形状のことを指していることが多いでしょう。
同じ形状のUSBコネクタ「Type-A」でも、様々なバージョンがありますので購入前には接続したい機器のバージョンまでチェックすることをおすすめします。
USBコネクタ【Type-B】
続いてはUSBコネクタ「Type-B」についてのご紹介です。USBコネクタ「Type-B」はプリンタやパソコンの外付けHDD、スキャナなどに使用されている種類のUSBです。
8ミリ×8ミリ程度のサイズの正方形のような台形の形状になっています。プリンタなどパソコンの周辺機器に使われていることが多いUSBコネクタであり、ケーブルを1本持っていると便利に使えます。
周辺機器に用いられることが多い形状
USBコネクタ「Type-B」はパソコンの周辺機器であるプリンタやオーディオなどに使用されることが多い形状となっています。
USBコネクタ「Type-B」は一般的にUSB 2.0とUSB 3.0の2種類があります。3.0は2.0の10倍の処理速度となっています。USBコネクタ「Type-B」は上位互換となっており、ケーブルが2.0でも3.0のコネクタに挿入が可能となっています。
ただしType-Aとは違い、逆の場合には挿入できませんのでご注意ください。購入する際にはしっかりとチェックしてからにしましょう。ちなみにUSBコネクタ「Type-B」の見分け方ですが、Type-Aの見分け方同様に3.0の方は端子のプラスチックの部分が青色となっています。
USBコネクタ【Type-C】
続いてはUSBコネクタ【Type-C】についてご紹介します。USBコネクタ【Type-C】は近年目にすることが増えてきているUSBコネクタの種類です。
2015年にMacBookに掲載されたことをはじめとして、ノートパソコンやスマホなどにも使用されており、今後ますます普及されていくのではないかと言われているUSBコネクタです。
USBコネクタ【Type-C】は8.4ミリ×2.6ミリ程度の上下左右対称の楕円形の形状です。Type-AやType-Bとは違い、上下関係なくどちらに差し込んでも使えるということです。どちらが上なのかということを確認することなく使えるので非常に便利です。
また、本体にも周辺機器にもどちらにも対応しているため、USBケーブルの両端が全く同じコネクタがついているものも販売しています。パソコンと周辺機器、どちらもUSBコネクタ【Type-C】に対応している場合にはケーブルがこのUSBコネクタ【Type-C】1本で統一することができます。
スマホなどの種類に使われる新しい規格
USBコネクタ【Type-C】はType-AやType-Bと比較すると非常に新しい規格です。両端がどちらも同じコネクタとなっているため、使い勝手が良く今後ますます増えていくと考えられています。
これまでに使用していたType-AやType-BをType-Cとつなぎたいという場合には、変換ケーブルやアダプタなどを使用することによって可能となります。コンパクトなデザインなので今後スマートフォンなどでますます需要が増えていくことでしょう。
USBコネクタ【Micro USB】
最後にご紹介するのがUSBコネクタ【Micro USB】です。デジタルカメラやドライブレコーダーなどに使われているコネクタであり、上でご紹介したUSBコネクタよりも小さなサイズとなっているのが特徴です。
USBコネクタ【Micro USB】には台形になっているType-Aと長方形のType-Bがありますが、現在ではType-Aはほとんど使われておらずType-Bが主流となっています。
USBコネクタ【Micro USB】には2.0と3.0の2種類の規格があります。ただし、この2つの規格には互換性がありませんので購入する際にはご注意ください。ただし、形状がパッと見てわかるほど違いますので事前にチェックしておけば間違えることはないでしょう。
デジタルカメラに使われる規格
USBコネクタ【Micro USB】は主にデジタルカメラなどのモバイルデバイスに使用されています。USBコネクタの中ではサイズも小さく、何度も抜き差しされることに対しても耐久性が高く、抜けにくいといった形状になっています。
USBコネクタの違いと種類の見分け方は?
USBコネクタについてそれぞれの種類をご紹介してきましたが、一言でUSBと表現されるため実際にどれのことをを指しているのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、USBコネクタの違いの見分け方はどのようにしたらよいのかご紹介します。
パッケージの商品説明を要確認!
USBコネクタを購入する際には、その前にしっかりとUSB自体の形状をチェックしましょう。それぞれの種類によって形状が違いますのですぐに見てわかるという場合も多いです。
また、見分け方や種類がよくわからない、心配だという方はパッケージをチェックしましょう。パソコンやその周辺機器、デジカメなどのUSBコネクタの規格に関しては商品説明書に書かれています。
もし説明書を紛失してしまったという場合には、メーカーのHPに説明書がアップロードされていることが多いです。一度チェックしてみましょう。
間違えて違う種類のUSBを購入してしまったという場合、USBの変換ケーブルを使用することによってそのまま使うことができるようになります。
この変換ケーブルがあるとUSBコネクタ【Type-C】をUSBコネクタ【Type-A】につなぐことも可能となります。変換ケーブルは様々なメーカーから販売してますのですぐに入手できるでしょう。最近では百均でも購入することができます。
USBのそれぞれの特徴を理解して購入しよう!
USBのそれぞれの種類についてご紹介しました。USBといえばUSBコネクタ【Type-A】を想像される方が多いでしょう。しかし、現在ではUSBには様々な種類のものがあり、使用する危機に合わせて使い分けることが必要となります。
ぜひUSBを購入する際にはそれぞれの種類をしっかりとチェックして、間違えないようにご注意ください。パッケージを見るとどのUSBなのかすぐにわかるでしょう。