ガストの深夜料金について知っておこう!
安くて美味しく、様々な層に人気のある「ガスト」ですが、深夜帯になると料金が割り増しになることを御存じでしょうか。コインパーキングと同じように、深夜まで営業をしているガストでは深夜料金として、追加の料金がかかってきます。
この記事では、ガストには何故深夜料金があるのかまた、そのガストの深夜料金システムについてご紹介します。上手く活用出来れば深夜料金を加算されずに食事をすることもあるので、覚えておくととても便利です。
日頃仕事をしている社会人の方では、残業等で仕事の帰りが遅くなったり、疲れて帰ってからご飯を作る気が起きなくなり、ガスト等のファミレス等で食事をする、という方も多いことでしょう。
特に、毎日の生活費に余計な出費をしたくない人にとって、夜遅くに食事をするというだけで追加料金が会計に加算されてしまうのはなにかもったいないと思ってしまうもの。余計な出費を抑えるためにもガストの深夜料金についてよく把握しておきましょう。
ガストの深夜料金とは?
そもそも何故ガストでは深夜料金というシステムがあるのでしょうか。別に料理が多くなるわけでもないのに会計で追加の料金がかかってしまうなんてことになれば客足が遠のいてしまうはず。深夜料金はやめた方が店にとっても良いんじゃないかと誰もが思うことでしょう。
しかしガストが深夜彫金システムを導入しているのにはしっかりとした理由があるのです。ここではガストの深夜料金とは一体どんなシステムになっているのか、またその理由をご紹介します。
ガストに行く理由の大半は「安い」「安定して美味しい」「子供連れでも行きやすい」とこにあります。しかし深夜料金がかかる、となってしまうとけっして「安い」とは思ってもらえないことでしょう。
しかしこの深夜料金は半ば仕方のないことでもあります。むしろ深夜料金があることによって普段の料金が安く済むようになっているとも言えます。
22時以降の店舗におけるサービス費用
ガストで深夜料金をかかるのは夜の22時以降の店舗におけるサービス利用にのみです。これはガストのメニュー表にも表記されており、小さな文字なので見落としてしまいやすいです。
学生の頃のアルバイトをよくしていたという方であれば知っている方も多いですが、店舗側は22時以降のアルバイト勤務には時給を25%上げなければならないという決まりがあります。飲食店で一番大きい出費は「人件費」です。
ただでさえ安い価格で料理を提供している店舗にとって、深夜帯での時給アップは見過ごせない費用です。また、日中と違い、深夜帯に勤務してくれる人材というのはとても確保が難しく、飲食に限らず深夜勤務にはそれ相応の手当がなければ人が集まりません。
以上の理由から、ガストでは深夜料金がかかってくるのです。勘違いしてはいけないのは、この深夜料金システムはガスト側が更に利益を得るために導入したものではなく、お店の営業を続けていくために導入せざるを得ないものなのです。
深夜料金として10%加算される
気になるそのガストの深夜料金ですが、22時以降のオーダーに対して10%の追加料金がかかってきます。注意しておかなければならないのが、固定料金ではなく割合での追加料金であることです。
なので合計金額が大きい程追加でかかる深夜料金も高くなります。例えば小計が10000円であれば追加でかかる深夜料金は1000円ということになります。逆に言えば小計が少なければかかる深夜料金も大した額にはならないということでもあります。
なので深夜料金がかかるといっても仕事終わりに一人で食事をするくらいの額であれば大した額にはならないのであまり気にする必要はありません。深夜料金で気を付けなければならないのは、4人以上のファミリー等での食事に限られます。
ガストの深夜料金はテイクアウトにもかかる?
昨今ではUberEats等のテイクアウトがブームになりつつあります。ガストでももちろんテイクアウトを行っており、店内だけでなくお家でもガストの料理を楽しむことが出来ます。
では、ガストで22時以降にテイクアウトの注文を行った場合、深夜料金はかかるのでしょうか。ここではガストのテイクアウトと深夜料金の関係についてご紹介します。
配達やテイクアウト等はこれからの時代の飲食の主流になっていくという意見もある程、どんどんその便利さに気づく人や企業が増えてきています。特にガスト等のファミレス系の飲食店ではこれからそういったテイクアウト業は盛んになってくることでしょう。
そんな時でも深夜料金や配達手数料等で余計な出費をしないためにもどんな時に何にお金がかかってくるのかを把握しておくことは大切なことです。
例えば宅配ピザでは、店によっては店頭受け取りにすることで半額になったり、もう一枚分がタダになったりするサービスもあります。宅配は宅配してもらう分の費用が加算されるので必ずしもいいことだけとは限りません。
最近流行のUberEatsであっても、利用した場合にかかる費用は「料理代+サービス料10%+配送手数料」がかかってきます。また、料理の値段も店舗で食べるよりも高く設定されていることがほとんどです。
一見便利な料理の宅配やテイクアウトですが、便利な分お金がかかりやすいことを覚えておきましょう。
テイクアウトには加算されない
気になるガストのテイクアウトですが、ガストのテイクアウトにも深夜料金は適用されます。通常の注文と同じように22時以降のテイクウアウトの注文の場合に限り、深夜料金10%が加算されます。
ガストの深夜料金は「22時以降の店舗におけるサービス利用」に対してかかるので、料理を持ち帰るテイクアウトであっても料理は店舗内で作られており、料理の提供や精算はレジで行っているので深夜料金の対象となります。
しかしポイントとして、「22時より前の注文で22時以降の受け取り」の場合は深夜料金がかかりません。ガストの深夜料金は、「22時以降での店舗サービスの利用」に対してかかります。
ガストで深夜料金がかかる基準は、注文が22時以降の場合かどうかなので、22時以降の料理の受け取りであっても注文確定時の時間が22時より前であれば深夜料金はかかりません。
ガストの深夜料金がかかるタイミング
ガストでは22時以降の店舗サービスの利用によって深夜料金がかかってきます。22時以降という条件だけなので一見シンプルなシステムで分かりやすいように見えますが、場合によっては深夜料金がかかるのか利用者が分からなくなってしまうケースも存在します。
例えば、「入店が22時より前で注文が22時以降の場合」や「最初の注文は22時より前だけど追加注文をした時間が22時以降の場合」は一体どうなるのでしょうか。このように「この場合はどうなのか」と思えるようなケースはたくさんあります。
ここでは、ガストで深夜料金がかかる条件の詳細と、深夜料金をかけずに食事をする方法についてご紹介します。
注文した時間で決定
ガストで深夜料金がかかるかどうかの基準は最初の注文をした時間が22時よりも前か後かにあります。ポイントは入店して席についた時間でもレジでの会計時でもなく、「最初の注文を店員に完了した時間」であることです。
つまり、お店に22時手前で滑り込みで入ったとしてもその後の注文が22時を過ぎていれば深夜料金が追加されるということです。よく入店時間が基準だと思っている方もいますが、ガストでは注文時の時間が基準だということに注意しておきましょう。
ファミレスの深夜料金システムはガストに限ったことではなく、他のファミレスブランドでも導入されています。深夜料金システムが導入されたのは最近のことではなく、ガストであっても既に導入から長い年月が経過しています。
導入当時は曖昧な部分があったりシステムが人々に浸透しておらずトラブルやクレームになることが多かったですが、最近では浸透してきたのか深夜料金に関するトラブルは減りつつあります。
正確には22時ぴったりとは限らない
ガストの深夜料金が加算されるのは注文時の時間が22時を越えているかどうかで決まりますが、正確には22時ぴったりという訳ではありません。というのも、この22時という時間は、店内にある機械内の時計の時間を基準としているためです。
深夜料金の加算を切り替えているのは人の手によるものではなく、ガスト店内の機械が自動的に切り替えています。なので例え携帯電話の時間が21時59分であっても、ガスト店内にある会計管理の機械内の時間が22時を過ぎていればば自動的に深夜料金が加算されてしまいます。
家の時計が実際の時間よりずれてしまうように、ガスト店内でも機械内の時間と実際の時間には誤差が生じてしまう場合があります。なので場合によっては22時ぴったりの注文であっても機械内の時間によっては深夜料金が加算されずに済むというチャンスもあります。
ガストで深夜料金をかけずに食事をしたいのであれば、入店したらとりあえずドリンクバーだけでも先に頼んでおけば注文自体が確定するので深夜料金が加算されずに済みます。もちろん22時を越えていなければの場合に限ります。
22時前に注文して22時以降に追加注文する場合
では、22時前に注文をして、22時以降に追加の注文をした場合、どのような処理になるのでしょうか。結論から言うと、22時前に最初の注文を済ませておけば、以降も深夜料金が加算されることはありません。
しかし注意しておかなければならない点が1つだけあります。それは、「同じ伝票に追加注文を行うこと」です。追加注文であってもその時に新しい伝票を作って注文が行われると新規での注文と同じ扱いになり、その分だけ深夜料金が加算されてしまいます。
1度目の注文をしていれば深夜料金はかからない
ガストの深夜料金は、22時前に一度でも最初の注文を行っておけば加算されることはありません。しかし、一人で食事をする場合や、ドロンクバーと料理をちょっとだけでしゃべるのをメインにするようなシーンでは、そこまで深夜料金にこだわる必要もありません。
ガストの深夜料金は割合加算なので、注文した合計金額が少なければ必然的に深夜料金も少なくなります。深夜料金は10%なので1000円であれば深夜料金は100円程度です。
これだけのために時間ギリギリで店に駆け込むのも少し割りに合わないという方は深夜料金を気にせずに食事をしても全然問題はありません。
ガストの深夜料金の落とし穴!
ガストの深夜料金は、22時以降でないと会計に加算されないという基準がありますが、条件によっては対象になったり対象外になったりもするので、気付かずに加算されているということもありえます。
ここではそんなガストの深夜料金の落とし穴についてご紹介します。22時以降に深夜料金が加算されると知らずに食事をしていつの間にか深夜料金が加算されているとやはりどこか損をしたような気分になります。
ガストで深夜料金がかかる基準や条件をしっかりと把握しておけば、そんな事態を防ぐことが可能です。これはガストに限らず他のファミレスでも同じです。予想外の出費を防ぐためにもどこからどこまでが深夜料金が加算される境界線なのか知っておきましょう。
22時前入店後に注文が22時を過ぎた場合は深夜料金が加算
ガストでは、深夜料金が加算されるかどうかは注文した時間が22時以降かどうかで決まります。そしてこの深夜料金への切り替えは機械が自動で行っており、店員によって融通を利かせられるものではありません。
例え22時より前に入店した場合であっても、その後に注文を完了した時間が22時を過ぎていた場合、やはり深夜料金が会計に加算されます。この対策としては、入店時間が22時に迫っていた場合、先にドリンクバーだけでも注文をしておけば深夜料金がかからなくなります。
ガストでは、22時より前にファーストオーダーを済ませておけばそれ以降の追加注文が22時を過ぎていても深夜料金が加算されることはありません。なので時間が迫っている時は先に何でもよいので注文を済ませてしまうという方法がおすすめです。
しかし、急いでいるからといって仕事中の店員をせかすような行為はしないようにしましょう。また、深夜料金はお店に対するサービス料でもあるので、むやみにかからないよう動くことはお店側や他のお客からも悪く見えてしまうことにもなりかねません。
店員のオーダーが遅れて22時を過ぎた場合も加算
ガストで深夜料金がかかるのは注文が確定した時間です。なのでオーダーが決まっていたとしても店員がそれを聞きにくるタイミングが遅れて22時を過ぎた場合でも深夜料金がかかってしまいます。
接客業である以上、人でが足りなかったりお店が忙しければそれだけ店員がオーダーを取りに来るのが遅れてしまいます。しかし、ガストの店員側も深夜料金がかかることは知っているので、大概は来客したばかりのお客を優先してオーダーを取りにきてくれます。
ファミレスに行った時にまず店員がドリンクを先に聞きに来るのはこういった理由もあるのです。しかし間違っても22時が近いからといって店員を急かしたりするのはご法度です。
ガストも飲食業である以上どうしてもオーダーを取りに来るのが遅れてしまうこともあります。そんな時は深夜料金をしっかりと支払って食事をするようにしましょう。お店によっては深夜料金が加算される時間を少しだけですが融通しているお店もあります。
お店によって時間を融通していることも?
ガストの深夜料金は店舗内の機械によって管理されています。なので正確には時報の22時きっかりに切り替わるという訳ではなく、店舗機械内の時計が22時を過ぎた時が深夜料金が加算されるタイミングとなります。
つまり、機械内の時間を調節すれば深夜料金がかかる時間を融通することも可能なわけです。ガストでは店舗によっては深夜料金が加算される時間を少しだけ融通出来るようにしている店舗もあります。
もちろんガッツリ10分も20分も融通している訳ではなく、ほんの数分程度ではありますが、それだけでもクレームやトラブルになる確率がぐんと減ります。深夜料金はお店を経営していくためにも必要なものではありますが、融通してくれるのはやはりありがたいものです。
しかしどこのガスト店舗でも時間を融通している訳ではありません。本来は22時を過ぎれば深夜料金がかかるというのがルールであり、それを融通してくれているのはお店側からの配慮である点を忘れてはいけません。
ガストで22時以降にクーポンを使った場合の深夜料金
では、ガストで深夜料金が加算される時間帯でクーポンを使った場合の会計はどのようになるのでしょうか。ここではガストの深夜料金はクーポンを使った場合どのようになるのかをご紹介します。
ガスト以外にもマクドナルドやケンタッキー等、ファストフードやファミレスのお店ではクーポンが存在するのは当たり前の世の中になりました。チラシの切り取りからチケット型、スマホの専用アプリ等、様々な形のクーポンがあります。
クーポンの効果にもたくさん種類があります。ワンドリンクサービスになるクーポンや商品の値引きクーポン、会計時に割引してくれるクーポン等があります。
しかし、ガスト等のファミレスで会計時に割引をしてくれるタイプのクーポンの場合、深夜料金は割引の対象となるのでしょうか。
割引といっても合計金額に深夜料金を足した額からクーポンで割り引かれるのとクーポンで割引した金額に深夜料金が加算されるのとでは金額が違ってきます。その場合は一体どうなるのでしょうか。
22時前の食事金額と会計は変わらない
ガストでは、深夜料金が加算された状態からクーポンによって割引されます。仮に10%の割引クーポンの場合、深夜料金10%が加算された状態から10%の値引きがされるので実質深夜料金分お得になります。
もちろんこれは会計時の総額を割り引いてくれるクーポンの場合ですので、ポテト等の単品分だけの値引きクーポンの場合はまた違ってきます。
単品のクーポンの場合、単品分だけ無料になったり固定額での値引きになるクーポンがほとんどですのであまり気にする必要はありません。深夜料金はサービス料のような扱いで、料理1つ1つに10%が加算されている訳ではなく、合計金額に10%が加算される仕組みとなっています。
仮にセットや定食分から5%割引されるクーポンがあった場合、「定食代から5%割引した金額に10%の深夜料金が加算される」という仕組みになります。
単品分の割引クーポンは深夜料金がかかるようなファミレスでは会計が分かりづらくなるため採用しているお店は少ないですが、今度そのようなクーポンがあった場合は会計処理に注意しておきましょう。
クーポン以外でお得に食事をする方法
会計時にクーポン以外にも値引きをする方法はあります。クーポンの中には会員登録をしなければならないような類のものもあるので、面倒に思うこともあるでしょう。
深夜料金がかかったとしてもクーポン以外でお得にガストで食事をする方法として、ガストの親会社であるすかいらーくの株主優待券やクオカードを活用するという方法があります。
株主優待券やクオカードは本来、すかいらーくグループの株式を所有していなければもらえないものですが、メルカリ等のフリマアプリやネットオークションで探せば、表示価格よりも安い値段で取引されています。
1000円分の食事券が800円くらいで取引されているので、上手く活用すれば深夜料金がかかったとしてもかなりお得にガストで食事することが出来ます。
ガストの深夜料金は22時を過ぎると加算される!
ガスト等のファミレスでは、22時を過ぎると10%の深夜料金が会計に加算されます。きっかり22時という訳ではないので場合によっては深夜料金がかからないというラッキーも起こり得ます。またクーポンを持っていれば深夜料金がかかってもお得に食事することも出来ます。
最近では人手不足もあり、深夜営業をしていないファミレス店舗も増えてきています。中には深夜料金がかからないようなファミレスもありますが、そのような店舗の場合はそもそも料理一品一品の値段が割高であることが多いです。