ファーストピアスをつけている期間はどのくらい?
ファーストピアスを開けたら、ピアスホールが安定するまでファーストピアスを外さずにつけたままでいる期間があります。その期間は短くても1ヶ月〜3ヶ月必要です。早くセカンドピアスに替えたい気持ちを抑えて、どうして外してはいけないのか、次に説明していきます。
ファーストピアスをつけている期間
ファーストピアスをいつまでつけているべきなのか、その外すタイミングに悩む人も多いでしょう。その目安となる期間、そして、気になるファーストピアスをもし期間前に外した場合、どうなってしまう可能性があるのかお伝えします。
目安期間は1ヵ月~3ヵ月
ファーストピアスをつけている期間は、ピアスホールが安定・完成するまでの日数として1ヶ月〜3ヶ月が目安です。ピアスホールは耳の皮膚が傷ついた状態なので、傷が治り、完成するには個人差があります。ピアスホールが安定するまではファーストピアスはつけてままにします。
目安期間前に外すとトラブルの原因に
目安期間前は、ピアスホールが安定しておらず、ファーストピアスを外したりセカンドピアスに変えてしまうと耳が化膿したり、腫れたり、痒みなどのトラブルの原因になります。ピアスホールの傷が治っていない状態に、さらに傷をつけてしまうことにもなり兼ねません。
ファーストピアスを外すタイミングの見極め方
いざ、ファーストピアスを外すとなると心配はつきものです。本当に外して大丈夫か、外すタイミングはあっているのか、ピアスホールは十分安定しているのか気になることはいっぱいあります。ここから、ファーストピアスを外すタイミングの見極め方を説明していきます。
目安期間の1ヵ月以上を過ぎている
ファーストピアスを開けてから、目安期間の1ヶ月以上が過ぎました。1ヶ月は、まだ最低期間なので、まずはピアスホールが安定しているかピアスを回してチェックします。何の痛みもなく回り、出血なし、ピアスを前後に動かしてもすんなりと動く事が確認できたら外してもOKです。
化膿していない
ファーストピアス期間は、ピアスホールが細菌に感染しないよう耳の皮膚ケアが重要です。傷ついた皮膚を回復しようと自然治癒的に体液も出てきて膿と似ているため、違いを知って膿かどうかの判断をして対応しましょう。
膿の場合は、白か黄色味がかった白色で粘り気があり、きつい匂いがします。炎症を起こしている状態なので、腫れや痛みを伴います。一方、リンパ液はサラサラして匂いもありませんし、クラスティも匂いがありません。匂いと痛みがある場合は、化膿したと考えられます。
化膿したのをその ままにしていると、ピアスのつけられない耳になってしまう場合もあります。もし、ファーストピアスが金属の場合は、化膿の原因が金属アレルギーのケースもありますので、早めに 皮膚科を受診されることをお勧めします。
痒みや腫れがない
痒みは、耳の皮膚が回復してきているかのバロメーターです。痒みは、傷口の回復中に起こるのでピアスホールが安定していない証拠です。ピアスホールの傷口の回復段階で腫れてしまうことがありますが、その場合はピアスキャッチを緩めてファーストピアスを外さないようにします。
分泌液や血が出ていない
分泌物や血が出ていないかも、ファーストピアスを外すタイミングを判断基準になります。ピアスホールは耳の傷なので、皮膚を再生しようと自然に分泌液や血が出てきます。ピアスホールが安定するまでは出てきますので、出てこなくなるまで待ちましょう。
ホール内の皮膚が赤くない
ファーストピアスを外す見極めとして、ピアスホール内の皮膚が赤くないかも確認しましょう。赤くない場合は、新しい皮膚ができている証拠です。ピアスホールが安定したとして、ファーストピアスを外してもOKなタイミングです。
ホールが内側に凹んでいる
耳を正面から見た時にピアスの穴が内側に凹んでいたら、それはピアスホールが完成した印です。これには1年以上かかるので、ファーストピアスの期間が過ぎ、前述の4つのファーストピアスの外す判断基準をクリアーしていたならば、セカンドピアスに替えていても大丈夫です。
ピアスホールが安定する前に外さなくてはいけない場合は?
ファーストピアスの期間は、ピアスホールの安定を待つ期間。ピアスを外さずそのままにしておかなければなりません。でも、どうしても外さなくてはならない場面も出てくる人もいるでしょう。その場合、どうしたら良いのかを次に紹介します。
再度つけ直すのは難しい
ファーストピアス期間中に外してしまった場合、再度つけ直すことは危険を伴います。まだピアスホールが安定していない状態で外してしまうと、傷を治そうと自然治癒力が働いてすぐに穴が塞がってきてしまいます。
ファーストピアスのポストは、先端が尖っているので、再装着時にピアスホールの壁を傷つけないようにスムーズに入る方向を見極めなければなりません。ピアスホールの壁を傷つけしまったり、埋まってしまった穴を無理やり開けてしまうと化膿するなどトラブルの原因になります。
ファーストピアスを再び着ける場合のトラブル回避には、無理やり戻さずにピアスのトラブルに対処できるクリニックを受診するか、期間を置いてから、再びピアスを開け直すことをおすすめします。
指先を水で濡らしてつける方法
ここで、ピアスを入りやすくするヒントをご紹介します。ピアスを入れる前に清潔にした指先を水で濡らします。濡れた指先でピアスホール部分を挟みんで、軽く、やさしく揉みほぐします。すると、ピアスホールに水分が入るため、ピアスポストがスムーズに入りやすくなります。
ファーストピアスをつけている期間中のケア
ファーストピアス期間中は、ピアスをそのままずっとつけているので、衛生的に保つためにもケアはとても大切になってきます。ここから、ファーストピアス期間中の具体的なケア方法や美容院や海やプールにいく場合などの注意点をご紹介します。
入浴時のケア方法
ファーストピアス期間は、ピアスホールを清潔に保たなければなりません。面倒なくケアする方法が入浴時を利用することです。石鹸を泡だてて、その泡で優しくピアスの周り包みます。ピアスはつけたままでピアスとその周りをやさしく洗い、シャワーで泡を流します。
ファーストピアスを開けて2〜3日は、ピアスを動かしての洗浄はしないようにします。痛みがなくなったら、入浴時に洗う際、ピアスを前後に動かすことでポストとホール内部も洗うようにしましょう。
髪を乾かす時は耳元だけ冷風で
ピアスに直接ドライヤーの熱が当たると、ピアスに熱が移って熱くてたまりません。ピアスの素材が熱伝導率の高いものだと一瞬で熱くなってしまいます。ピアス付近の耳元の髪を乾かす場合は、冷風で乾かすか、ドライヤーを離して風を当てる形で乾かすようにしましょう。
ファーストピアス中の注意
ファーストピアス期間中には、色々と疑問点が出てきます。ファーストピアス中なのに海やプール入ってもいいの、美容院に行ってカラーリングやパーマをしても大丈夫なの、いつ頃から美容院に行って良いの、ここからは海やプールと美容院2つに焦点を当てて注意点をご紹介します。
海やプール
海やプールは、雑菌でいっぱいです。ファーストピアスを開けて間もない安定していない時期に海やプールに入ると雑菌が傷口に入り、膿んでしまったり、病気に感染する可能性が出てきます。
ファーストピアスを開けてから1ヶ月未満だったり、1ヶ月以上経っていてもピアスを回して痛みがある場合は海やプールにに入るのは避けましょう。
美容院
次に、ファーストピアス期間中の美容院について注意点を紹介します。パーマやカラーリングは、肌のかぶれの原因になるので、ピアスを開けてから短くても2週間程度は控えるようにしましょう。薬剤は刺激が強いので化膿するリスクが高くなります。
美容院にいった場合、カット中のハサミやくし、パーマやカラーリングの薬剤など諸々のトラブル回避のためにピアスは外すことになります。あらかじめ、美容師さんにファーストピアス期間中であることを伝えておくと良いでしょう。
美容院にいく目安としては、ピアスをスライドさせた時に痛みがないことが一つですが、ピアスホールが完成していないファーストピアス期間のリスクはゼロではありません。何かトラブルあってもあくまでも自己責任ということになります。
ファーストピアスをつけている期間中のトラブル解決方法
ファーストピアス期間中、毎日のケアをきちんとしていなかったり、何度もピアスを触ったり、海やプールに入ってしまったりと諸々原因でトラブルが起きてしまうことがあります。
病院を受診するほどではないのではないのではと悩むファースト期間中の軽い炎症に対してのトラブル解決方法をご紹介します。
ホットソークのやり方
軽い腫れや炎症がおきていて、病院に受診する程か悩んだらホットソークを試してみましょう。ホットソークとは、自然治癒力を活用した傷の回復を早めるケア法です。人間の体液濃度と同じ位のミネラルを含んだ塩水に浸すことで、水分やミネラル補給ができ、殺菌作用もあります。
では、ホットソークの準備と方法を説明していきます。準備するものは、次の3つです。38度程度のお湯(ミネラルウォター、または、一度煮沸したもの)、耳のピアスホールがつかる程度の清潔な容器、ミネラルを含んだ天然塩です。
やり方は、まず、0.9%の食塩水のお湯を作ります。38℃のお湯を容器に入れ、100ccに対し0.9gの塩を入れ、塩が溶けるまでかき混ぜます。ファーストピアスを外さないまま、痛みや腫れを感じるホールの部分を10~15分ほど浸します。その後、綺麗に水で洗い流したら終了です。
1ヵ月~3ヵ月は我慢してファーストピアスを卒業しよう!
ファーストピアスのドキドキ感や悩みの解消になりましたか?セカンドピアスがつけられる日がすごく待ち遠しいですが、ファーストピアスが安定するのまでのちょっとの辛抱です。
開けたピアスホールのケアをきちんとして、ピアスホールを安定させたらファーストピアス期間卒業です。セカンドピアスでオシャレを楽しみましょう。