スポットライト症候群って何?どんな特徴があるの?
スポットライト症候群というものを、ご存じですか?今回は、スポットライト症候群の特徴や対処法、向き合い方、意味について詳しく解説していきます。
さらに、スポットライト症候群と噂されている芸能人や有名人についても、ご紹介していきましょう。スポットライト症候群について、網羅した内容になっているので最後までしっかりと読んで、確認していきましょう。
スポットライト症候群の意味とは
まずは、スポットライト症候群の意味から解説していきます。スポットライト症候群の意味とは、どういったものがあるのかチェックしていきましょう。スポットライト症候群の基本的な部分でもあるので、しっかりと頭に入れておく必要があります。スポットライト症候群の意味とは?
注目された過去が忘れられず不安になること
スポットライト症候群の意味には、舞台上でスポットライトを受けた経験をしたことから、引退してからも、この恍惚的な感覚を忘れることができなくて「もう1度スポットライトを浴びたい」という欲求になってしまうことです。日本の俗語でもあるのです。
ここから転じて、外見や成績、能力が優れていたことから、周りの人から、ちやほやされた経験から、年月や環境の変化に耐えられず、自分の価値を見失ってしまっている状態という意味もあります。週刊誌などでも使われる言葉でもあって、正式な精神医学や心理学の用語ではありません。
スポットライト症候群と噂される芸能人・有名人
スポットライト症候群と噂されている芸能人や有名人は、どんな人達がいるのでしょうか。私達がよく知っていつ芸能人や有名人のなかには、スポットライト症候群と噂されている人達がいます。どういった特徴が、スポットライト症候群に当てはまるのかチェックしていきましょう。
キャンディーズ
1977年に突然解散することになった、キャンディーズが、スポットライト症候群と噂されている芸能人でもあります。キャンディーズの伊藤蘭、田中好子、藤原美樹が、1980年には、復帰しています。
1度スポットライトを浴びた人は、辞めても時間が経つと、またスポットライトを浴びたくなるということが言われるようになった芸能人でもあります。
小林麻耶
スポットライト症候群と噂されている有名人・芸能人として、小林麻耶も当てはまります。小林麻耶は、最愛の妹の死の精神的ダメージや体調不良から、所属事務所を退所しました。
ブログでは、今後は、家族のために働きたいという風にしるしたり、普通の主婦として生活することを記しています。事実上の引退ということになりました。
けれども、その後のテレビ番組で、体調不良を理由に、事務所を辞めたけれど、引退するために辞めたのではないと、説明しています。
そして、突然、ブログでも「体調がよくなったので、仕事をする」という発言をしています。この一連の騒動に対して、ネットでは、批判が殺到することとなりました。
このように1度引退をしたと思わせておきながら、結局は、主婦になることができずに芸能界に戻ってきた、小林麻耶はスポットライト症候群ではないかと噂されています。
髙橋大輔
スポットライト症候群と噂されている有名人・芸能人として髙橋大輔がいます。髙橋大輔は、バンクーバーオリンピックで銅メダルを獲得しました。そして、最近現役復帰を表明しています。
ただ、オリンピックや世界選手権を目指すのではなく、1年限りという限定の復帰としています。いわゆるスポット症候群といった感じで、1度スポットライトを受けた高揚感を忘れることができずに、復帰ということになったとされています。
スポットライト症候群の傾向がある人の特徴
スポットライト症候群の傾向がある人の特徴には、どのような特徴があるのでしょうか。スポットライト症候群の傾向がある人の特徴について、具体的にまとめていきます。どういった傾向の人が、スポットライト症候群であるか分かるようになるので、チェックしていきましょう。
過去を振り返ってばかりいる
スポットライト症候群の傾向がある人の特徴として、気が付けば過去の栄光を振り返っているということがあります。キラキラとした世界での、気持ちを忘れることができないのです。
あまりにも、リアルにそういった経験をしてしまうと、今の現実が受け入れることが出来ずに、生きる意味さえ分からなくなってしまっている人もいます。
芸能人や有名人だけではなく、スポットライト症候群の傾向になる人は、普通の人でもあり得ることです。過去の栄光を何回も何回も思い出しては、浸ってしまっているのであれば、スポットライト症候群の傾向は十分あります。
目立ちたがり屋
スポットライト症候群の傾向のある人の特徴として、目立ちたがり屋というものがあります。スポットライト症候群の人は、基本的に目立つのが大好きです。人前にでて歓声を浴びるということに、快感や高揚感を覚えてしまうタイプになります。
ジェットコースターに乗っているように、ドキドキとする刺激が、どうしても忘れることができないでいるのです。これは、普段の生活のなかでも、表れてきます。
スポットライト症候群の人は、目立ちたいので、常に話題の中心に自分がいることを望んでいます。注目を浴びるためであれば、どんな手段もとってもいいともさえ思っている場合もあります。
注目されるために手段は選ばない
スポットライト症候群の傾向がある人の特徴として、「どんな手段をとったとしても目立てたらいい」と思っている特徴があります。例えば、わざとトラブルを起こしてでも、有名になろうとする人がいます。
注目されて、目立てるのであれば、迷惑行為であっても、意味があると考えてしまうために、手段を選びません。
わざわざスキャンダルを起こして、名前を売るような芸能人がいますが、世間から反感を買ってしまうようなスキャンダルで目立ちたいという欲求が強くなってしまっています。こうしたスポットライト症候群の人が、目立ちたがり屋という特徴が、暴走していることが考えられます。
今目立っている人に嫉妬する
スポットライト症候群の傾向のある人の特徴として、今現在、目立っている人に対して、嫉妬をするというものがあります。これは、自分にもっていないものをもっている人に対して強く感じる特徴があります。
例えば、若手の芸能人など目立っている人に対して、自分には若さがないのでかなり嫉妬しています。そして、嫉妬するジャンルは、なんでもいいという特徴があります。
芸能人でも、芸人が、俳優に嫉妬する場合もあります。スポットライト症候群にとって、目立っている人は、全てライバルであると思ってしまう傾向があります。
カムバックした時のことを考える
スポットライト症候群の傾向がある人の特徴として、カムバックした時のことを考えてしまうというものがあります。カムバックしたら、ものすごく目立つ自分を想像しているのです。さらに、前よりももっと、目立ってスポットを当てられるという風に思っている傾向もあります。
ここからも分かるように、実際にカムバックする人もいます。ただ、人によっては、まったく目立つことができないという人もいます。反対に成功することもあるので、どうなるかは、その人次第ということになります。
昔の友達に会いたくない
スポットライト症候群の傾向がある人の特徴として、今の自分というのは、恥ずかしさやコンプレックスを感じる存在になってしまっています。生きる意味さえ分からなくなってしまうくらい、喪失感を感じている人も少なくないのです。
そういった人達にとって、昔のキラキラしていた自分の友達とは、会いたくないと思っている場合があります。昔の栄光を知っているだけに、今の自分をみられることは、プライドが許さないのです。身近な例を挙げてみると、学生時代は、人気者だった人が、同窓会に出席できない特徴になります。
今の自分が抜け殻のように思える
スポットライト症候群の傾向のある人の特徴として、今の自分のことを抜け殻のように感じている場合があります。今の自分のことを、本来の自分ではないと思ってしまう感覚です。
どこか抜け殻のような感覚になってしまっているのです。スポットライト症候群にとって、目立つことが、人生の意味でもありました。周りにちやほやされていないと、人生そのものが意味のないものに感じてしまうのです。
スポットライト症候群の対処法・向き合い方
周りの方に、スポットライト症候群の方はいないでしょうか。もしも、スポットライト症候群の人がいるのであれば、これからご紹介する対処法や向き合い方を試してみてください。かなり効果的なスポットライト症候群への対処法や向き合い方になるので、要チェックです。
誰かに素直にさらけ出してみる
スポットライト症候群の対処法・向き合い方として、誰か信頼できる人に対して、素直に話しをさせるという方法があります。人間は、自分1人だけで、悩みを抱えているとどんどん辛くなってしまいます。その悩みを他人に打ち明けるだけでも、大分違ってきます。
素直に、過去のキラキラしていたことを忘れることができない、現在の自分に意味が見出せないということを話しさせる対処法となります。こうやって、自分の気持ちへの向き合い方をすることで、辛い気持ちを整理することができます。
自分の気持ちを素直に表すことは、スポットライト症候群の人にすると、とても辛い経験になります。スポットタイト症候群の人は、そのそも自分が目立っていたことに対して、かなり高いプライドをもっています。
周りが、やいやい言ってさせるのではなく、自分から、自分の気持ちを話したくなるように、上手に聞く必要もあります。もしも、話を聞く相手の、対応次第によっては、かなり落ち込むことになってしまことにもなりかねません。
何かに挑戦してみる
スポットライト症候群の対処法・向き合い方として、何かに挑戦してみるという方法があります。もちろん、自分が得意と思っていることをしてもいいでしょうし、キラキラとしていた過去の分野に再挑戦してもいいでしょう。
また、全く違った分野にチャレンジするのも、おすすめです。過去に、スポットライトを受けたような経験がある人であれば、かなりの能力や努力する力も備わっていることでしょう。チャレンジすると決めたものに対しても、それなりの結果が期待できるかも知れません。
ここで大切なことは、自分が、過去の栄光以外にもできることがあるという自信を取り戻す必要があります。新しいことに挑戦した場合、上手くいく場合もあるでしょうが、失敗することもあるでしょう。失敗してしまったとしても、諦めることなく、再チャレンジし続けることが大切です。
変えられることから変える
スポットライト症候群の対処法・向き合い方として、変えられることから変えるという方法があります。それは、まず変えられることと変えられないことを分ける作業をしていきましょう。変えられることがあるのであれば、そこを変えていくように努力していくことが必要です。
変えられる部分は、その人の努力や行動で変えることができます。しかし、変えられないことは、自分ではどうしようもありません。例えば、時間や人の心などは変えられるものではありません。こうした変えられないものは、受け入れる落ち着きを身につける必要があります。
現在の生活を楽しむ
スポットライト症候群の対処法・向き合い方として、現在の生活を楽しむことがあります。もしかすると、スポットライト症候群の人は、今の生活をおざなりにしてしまっている場合があります。
過去のことばかりに目を向けてしまっているので、現在は「どうでもいい」と考えてしまっているのです。そうではなく、今の生活を楽しむことに目を向けてみましょう。
例えば、髪を切ったり、部屋を片付けたり、人間関係を楽しむといったことを意識してやってみましょう。ワクワクと心が動くのであれば、成功です。
昔の友達に連絡してみる
スポットライト症候群の対処法・向き合い方として、昔の友達に連絡をしてみる方法があります。この行動をすることで、今までどんなに肩肘を張って、頑なになっていたか理解することになります。
案外すんなりと、友達はスポットライト症候群になってしまっている人を受け入れてくれます。この友達の対応に、拍子抜けしてしまうこともあるでしょう。
過去の自分と握手して、未来に歩いていくワンステップになってくれます。今まで、どんなに過去の自分に固執していたのかを把握して、それを打破していく方法になります。
今を大事にしてスポットライト症候群を改善しよう!
スポットライト症候群について解説してきました。スポットライト症候群とは、過去の栄光に執着してしまっている人のことをいいます。スポットライト症候群の対処法・向き合い方として、今の生活を楽しむこと、過去の友達と話すことなどご紹介してきました。
スポットライト症候群である自分をまずは、受け入れることが向き合い方の第一歩でもあります。もしも、自分がスポットライト症候群かも知れないと思ったのであれば、今回ご紹介してスポットライト症候群の対処法・向き合い方を参考にしてみてください。