カレーの上手な冷凍保存の仕方を紹介!
子どもから大人まで大人気のカレー。大きい鍋で作れば、大人数の食卓でも大活躍。また、忙しい一人暮らしの人でも、一度作って冷凍保存をしてしまえば、しばらくは料理をしなくても済むというメリットもあります。
さて、みなさんはカレーを保存する時に注意していることはあるでしょうか?せっかく作ったカレーも、保存の方法次第では、美味しさが失われてしまったり、食中毒の原因になってしまうこともあります。
そこでここからは、家で作ったカレーを、美味しい状態で冷凍保存するための方法や注意点、おすすめの解凍方法を紹介していきます。
カレーの保存期間
まず、家で作ったカレーは、どれくらいの期間であれば、安全に美味しい状態で食べることができるのかを、見ておきましょう。
一般的なカレーの作り方をする場合、鍋で長い時間をかけて煮込むので、食材にもしっかり火が通っていて、雑菌なども死滅し、長期間置いておいても安全なイメージがありますが、実は、カレーは菌が繁殖しやすいのです、
常温保存の場合
カレーに入れる具材によっても、保存できる期間に多少の差はありますが、常温でカレーを保存する場合には、できれば、作った当日中に食べきるか、最長でも1日が限度と言われています。
また、カレーを常温で保存するときには、こまめに加熱をすることも大切。75度以上の温度で。60秒以上加熱するようにしましょう。その時に、鍋の中にあるカレー全体が均一の温度になるように。しっかり混ぜながら加熱するのを忘れないようにしましょう。
冷蔵保存の場合
次に、カレーを冷蔵保存した時に、安全に食べられる期間を見ていきます。常温でカレーを保存するときと同じく、具材によって期間が多少変わりますが、だいたい、2~3日間が安全に保存できる期間とされています。
常温に比べれば、長い期間、保存ができますが、家庭用の冷蔵庫の場合、カレーを入れてから冷えるまで時間がかかり、その間に細菌が増殖してしまうことあるため、あまり長期間の保存はできないようです。
カレーを日持ちさせるには冷凍保存!
カレーを冷凍にしても、半月や1ヶ月というの長期の保存はできませんが、それでもカレーを保存しておく場合には常温ではなく、冷凍がおすすめ。
しかし、鍋で作ったカレーをそのまま冷凍にすることはできません。そこで、カレーを冷凍保存するのにおすすめの方法や、便利なアイテムを3つ紹介します、
冷凍保存方法
まず、カレーを冷凍保存するときに、おさえておきたいポイントとして、できるだけ速く冷凍状態にすることが大切です。
カレーを冷凍庫にいれても、すぐに冷凍状態になるわけではありません。特に、家庭用の冷凍庫の場合には、凍るまで時間がかかかるので、冷凍室を整理しておき、しっかり冷気が届くようにしておくことや、カレーを小分けにしてから冷凍庫に入れるのが重要になります。
また、冷凍に適していない食材にも注意をしましょう。にんじんやじゃがいもは、冷凍すると食感が悪くなってしまうので、冷凍前に取り除くか、細かく崩しておきしょう。
ジップロックでの保存方法
それでは、カレーの冷凍保存方法1つ目を見ていきましょう。最初は、ジップロックを使った保存方法です。
食事を小分けにして冷凍にする時に便利な「ジップロック」は、カレーを小分けにするのにもおすすめ。また、スペースも取らないだけでなく。カレーを薄くして凍らせることができるので、冷凍になるまでの時間も短くて済みます。
タッパーでの保存方法
次に紹介する、カレーの冷凍保存方法はタッパーを使った保存方法です。プラスチック製のタッパーだと、カレーの匂いが残ってしまうので、できればガラス製のタッパーがおすすめ。
もし、ガラス製のタッパーがない場合には、ラップを敷いていから、カレーを入れると、におい移りを抑えることができます。また、フタをする前に、カレーの上にもラップを落として、カレーが空気に触れないようにしておきましょう。
製氷皿での保存方法
3つ目のカレーを冷凍保存する方法は「製氷皿」を使った方法です。凍らせることに特化しているので、当然、カレーも素早く凍らせることができます。
また、小さいく小分けになっているというのもおすすめのポイント。使いたい時に使いたい分だけ解凍するときにも重宝します。
製氷皿を使ってカレーを保存するときには。タッパーのときと同じように、カレーが空気に触れないように、上にラップをかけるようにしましょう。
冷凍した場合の保存期間
カレーを常温や冷蔵で保存する時に比べて、冷凍の場合、具材によって期間が多少変わりますが、だいたい1週間が安全に保存できる期間とされています。
冷凍にすれば半月とか1ヶ月の期間保存できるような印象もありますが、家庭用の冷蔵庫の場合、カレーを冷凍庫に入れてから冷凍されるまでに時間がかかり、その間に細菌が増殖してしまうことがあるため、あまり長期間の保存はできないようです。
冷凍保存したカレーの解凍方法
カレーを冷凍保存する方法の次は、冷凍保存したカレーの解凍方法を紹介します。凍ったカレーを解凍するのに、そのまま電子レンジであたためたり、鍋に入れて加熱するなど、方法は様々です。ここで、いくつかのポイントに注意をすれば、さらに美味しくカレーを解凍することができます。
食べる前日に冷蔵庫に移す
冷凍保存したカレーの解凍するポイント1つ目は「食べる前日に冷蔵庫で解凍」です。凍った状態のカレーを、電子レンジで解凍するにしても、鍋で解凍するにしても、まずは「溶かす」作業を入れましょう。
常温で解凍する方法もありますが、季節によっては、注意をしないと解凍に合わせて、細菌の増殖も考えられるので、時間がかかっても「冷蔵」で解凍するようにしましょう。
湯煎をする
冷凍保存したカレーの解凍するポイント2つ目は「湯煎で解凍をする」です。一番は自然解凍ですが、急いでいるときには、湯煎でカレーを溶かしてから、鍋に移したり電子レンジを使って、加熱するという方法もあります。
レンジでの解凍は?
冷凍保存したカレーの解凍するポイント3つ目は「レンジで解凍」です。冷凍したカレーを手軽に温めて食べるのであれば、電子レンジが一番と考えるかもしれませんが、電子レンジではどうしても、熱ムラが起きてしまいます。
また、ジップロックでカレーを冷凍保存した場合、注意をしないと。電子レンジでの加熱中に袋が破れて、中のカレーが出てきてしまうというトラブルも起きかねません。
冷凍したカレーを解凍して、おいしく食べるためには、冷蔵庫で自然解凍をして、鍋であたためるのが一番です。
カレーを冷凍保存する際の注意点
「カレーを冷凍保存する方法」の中でも少し触れましたが、カレーを美味しく保存する時にはいくつかの注意点もあります。
たとえば、カレーがあまり空気に触れないようにすることや、冷凍の前にはしっかり粗熱をとるなどです。これは、カレーに限らず、作った料理を冷凍保存する時には、ぜひ守ってもらいたいポイントですが、カレーの場合にはさらに「具材」にも注意が必要になります。
じゃがいも・にんじんを取り除く
カレーの具材の基本といえば「肉」「たまねぎ」「にんじん」「じゃがいも」です。そこへ「ナス」や「れんこん」など季節の野菜などを入れる場合もあるかもしれません。
いろいろな具材を入れることで、さらに美味しくなるカレーですが、冷凍保存する場合、定番の具材にもある「にんにん」や「じゃがいも」は取り除くようにしましょう。
水分が多いこれらの野菜は、冷凍されることで、水分がでてしまい、食感がわるくなり風味も悪くなる原因になってしまいます。
すりつぶすのも◎
最初から、冷凍保存を前提でカレーを作るのであれば、じゃがいもや、にんじんを入れずに作ればいいのですが、余ったカレーを冷凍保存にすることになった場合は、そうもいきません。
そういうときには、じゃがいもやにんじんを、すりつぶしてから冷凍保存するという方法もあります。すり潰しきれないとしても、ある程度細かくなっていれば、解凍した時の食感もあまり気にならなくなります。
カレーは上手に冷凍保存して美味しく食べよう!
ここまで、カレーを冷凍保存する方法から、冷凍保存されたカレーを美味しく解凍する方法などを紹介してきました。しばしば「一晩寝かしたカレーは美味しい」と言われますが、カレーはとても痛みやすく、保存方法を間違えれば、食中毒の原因にもなりかねません。
ここで紹介した、冷凍保存の注意点やポイントにも気をつけながら、きちんとカレーを冷凍保存をして、早めに食べきるようにしましょう。