タトゥー女子が増えている?刺青を入れるのはなぜ?
数年前までは特別な人だけのものというイメージが強かった刺青ですが、最近ではタトゥーと呼んでかわいいデザインを楽しんでいる女子も多いです。この記事では、タトゥー女子がタトゥーを入れる理由やおすすめの部位、タトゥーを入れる時の注意点などについてご紹介します。
タトゥー女子が刺青を入れる理由
おしゃれに敏感な女子がワンポイントにかわいいタトゥーを入れていることも珍しくなくなりましたが、男性よりも女性の方がタトゥーに興味を持っている割合が多いとも言われているほどで、最近ではタトゥー女子という言葉も浸透してきています。
ここからはタトゥー女子が刺青を入れてみようと思った理由についてご紹介します。タトゥーを入れてみたいけれどタイミングが分からないという場合にはぜひ参考にしてください。
おしゃれ・ファッション
タトゥー女子が刺青を入れる理由、まず挙げられるのがおしゃれやファッションからです。少し前までは芸能人やモデル、音楽業界などの特別な人がタトゥーをしているというイメージでしたが、現在では一般の人もアクセサリー感覚でかわいいタトゥーをすることもあります。
特に欧米では、日本よりもはるかに気軽にタトゥーを入れるという文化があります。小さいころから海外の文化にも慣れ親しんでいる世代には、タトゥーもかわいい、おしゃれという感覚が強いようです。
自分へのプレッシャー
タトゥー女子が刺青を入れる理由、自分へのプレッシャーを掛けるという理由でタトゥーを入れるという女子もいます。
すぐに頼れる人がそばにいる場合はいいですが、自分だけで頑張らなければならない状態になった時タトゥーを見れば自分を鼓舞して頑張れる。そんな意味合いで、座右の銘や好きな言葉を入れることもあります。
軽い女に見られないため
タトゥー女子が刺青を入れる理由、柔らかいフェミニンなタトゥーよりも、少しドキッとするようなタトゥーを入れる人に多いのが軽い女に見られないためという理由です。
仕事場などで場合によっては残念ながら軽く見られることのある女子ですが、その際に強いイメージを与えるタトゥーを入れておくと、相手に与える印象も変わってくるはずです。
思い出を整理したい
タトゥー女子が刺青を入れる理由として続いてご紹介するのは、思い出を整理したいという理由です。恋人と別れたり、引っ越しをしたり、仕事を変えたりと人生にはさまざまなターニングポイントがあります。
それぞれ嬉しかったり悲しかったりする思い出を積み重ねていくのが人生ですが、それを消化し、過去のものにするための儀式としてタトゥーを入れることもあります。
ある出来事を忘れないため
タトゥー女子が刺青を入れる理由、ある出来事を忘れないために入れるという理由もあります。例えば、ずっと飼っていた愛犬が死んでしまったので、その足跡をタトゥーにすることもありますし、親しい人が亡くなってしまったのでその日付をタトゥーにすることもあります。
また、忘れたくない出来事には楽しいので忘れたくないということも考えられます。最愛の男性に会った日や場所、念願の自分のお店の名前など、それを見るたびに当時の気持ちがはっきりと思い出せるようなタトゥーになります。
自分への誓い
タトゥー女子が刺青を入れる理由、自分への誓いを込めてタトゥーを入れる人も多いです。例えば、長い間アルコール中毒で苦しんでいる人が、もう飲まないという誓いを込めてタトゥーを入れるなどといったケースが海外では見られます。
そこまで重い理由でなくても、何か大きな目標に向かって進んでいく時に、それをやり遂げるという強い信念を刻むためにタトゥーにすることがあります。海外では、聖書の言葉をタトゥーにすることも多く、これも自分への誓いとも言えるでしょう。
自分への期待
タトゥー女子が刺青を入れる理由、自分への期待を込めてタトゥーをすることもあります。閉塞感の強い現代社会では、生まれ変わりたいと思ってもどこからスタートしたらいいのか分からないこともあります。
そんな時、自分がどのようになりたいか期待を込めてタトゥーにし、日々眺めることで気持ちを高めていくという理由もあります。
今の気持ちを表現
タトゥー女子が刺青を入れる理由、最後にご紹介する理由は今の気持ちをタトゥーにして残しておきたいという理由です。
例え、今現在何かを強く信じていても数年後に同じ思いでいられるかどうかの保証はまったくありません。そのように気持ちが変わってしまった時にタトゥーを見て、以前の気持ちを思い出せるように今の気持ちをタトゥーにしておくというのが理由です。
タトゥー女子への男性の本音
ファッションを楽しむ人や海外生活の経験がある人からはかなり好意的に受け止められるようになってきているタトゥー。しかし、実際にタトゥーを入れるとなると男性の意見も気になるのが現実です。ここからはタトゥー女子に関する男性側の本音をご紹介しましょう。
イメージは良くない
ある調査では男性の約8割が女性のタトゥーに関して「イメージが良くない」と答えています。この結果からも分かるように、男性にタトゥーを受け入れてもらうのはなかなか難しそうな状態です。
また、男性に限らずタトゥー全般に関する日本社会からの目もあります。もともと日本にはファッションでタトゥーを入れる習慣がなく刑罰として刺青をしていましたので、その印象が世間一般の考え方と言えそうです。
大事なのは中身だから気にならない
では、男性が全員タトゥーに関して悪いイメージを持っているかと言えばそうではなく、タトゥーに関して寛容な男性もたくさんいます。特に何か意味をもってタトゥーを入れている場合はなおさらです。
また、男性の中でもタトゥーを楽しんでいる人も増えてきていますので、これからは日本も海外のように男性も女性もタトゥーを楽しむ文化が広がっていくかもしれません。
一緒に温泉やプールへ行けない
現実的な問題として、デートに行く際にプールや温泉に行きにくいという点を心配する男性は多いです。ほとんどの施設では、タトゥーが入っている場合は入場が禁止となっているからです。
ただ、今はタトゥーを隠すような化粧品も多く発売されていますし、タトゥーの上から貼るシールのようなファンデーションテープもありますので、工夫次第ではプールや温泉も楽しむことができます。
歳をとってから後悔しそう
タトゥーを入れるのはほとんどが若い人です。そして一旦入れたタトゥーは消すことが出来ませんので、歳をとってからタトゥーを入れたことを後悔するのではと心配する男性も多いです。
もちろん、タトゥー消しの技術はありますが、それをもってしても完全に消し去ることは難しいです。それぐらいの覚悟を持ってタトゥーを入れる必要があります。
タトゥー女子に人気のワンポイントタトゥーとは
タトゥーと言ってもさまざまな種類がありますが、若者を中心に高い支持を集めているのがワンポイントタトゥーと呼ばれるタトゥーです。
ワンポイントというのは「一点」という意味ですので、ワンポイントタトゥーとはタトゥー1つということになります。
日本ではタトゥーをしている人は温泉に入れないなど大きなタトゥーをすると日常生活に支障が出ることも多いですが、ワンポイントタトゥーだとそこまで目立つことがないという点でも人気です。
小さくてかわいいタトゥー
ワンポイントタトゥーは、もともとの言葉の意味としては「1点」ということなのでサイズの定義はありません。
しかし、ワンポイントタトゥーと言った時には普通はサイズが小さく、デザインもかわいいものが多いのが特徴です。1センチメートルにも満たないような小さいタトゥーから、大きくても20センチメートル四方ほどをワンポイントタトゥーと呼ぶことが多いです。
また、ワンポイントタトゥーの中でも、極小のものを日本ではミニマルタトゥーと呼ぶこともあり、人気が高いです。
体への負担が少なく料金も安い
ワインポイントタトゥーにするメリットとしては、まず体への負担が少ないということが挙げられます。現在ではタトゥー技術も向上し、以前のような強い痛みを感じることも少なくなってきましたが、それでもタトゥーを入れる時には覚悟が必要です。
その点、ワンポイントタトゥーだとタトゥーが小さいので実際の施術時間が10分ほどで済むこともあります。また、タトゥーをする部分も狭くなるので体への影響も最小限に抑えることができます。
更に料金の安さもワンポイントタトゥーの魅力です。決して安いとは言えないタトゥーの料金ですが、ワンポイントタトゥーになると5000円ほどで施術ができることもあります。
周りにバレにくい
タトゥーを楽しむ人が少しずつ増えてきているとはいえ、まだまだ日本社会からすると一般的ではないのが現実です。
その点で、ワンポイントタトゥーだとサイズが小さいので周りから隠しておきやすいという利点があります。大きなタトゥーだと温泉やプールを楽しむのは難しいですが、ワンポイントタトゥーの場合は上から絆創膏を貼る程度で隠れることが多いです。
また、ワンポイントタトゥーを入れる場所によってはさらにバレにくくなります。服で完全に隠れてしまうような腰や胸などに入れれば、パーティーなどで露出の多い服を着ても心配いりません。
部位別・タトゥー女子におすすめのワンポイントタトゥー
タトゥーの中でもかわいいだけでなくメリットも多いと人気のワンポイントタトゥー。ここからは体の部位別におすすめのワンポイントタトゥーをご紹介しましょう。タトゥー自体は小さくてかわいいものながら、どれもおしゃれなものばかりです。
鎖骨
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、まずは女子ならではのセクシーさも演出できる鎖骨です。鎖骨に沿ってタトゥーを入れれば、華奢な体格を一層強調することができます。
おすすめのデザインは、鎖骨に沿った長めのもの。例えば、気になる言葉を英語にしてレタリングしたり、花を斜めにデザインするといったものが綺麗です。
耳の裏
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、髪が長い人には特におすすめなのが耳の裏です。仕事中は髪の毛を下ろして全くタトゥーが見えないようにしておき、プライベートにはアップスタイルでタトゥーを見せるといった使い分けができます。
耳の後ろに入れるタトゥーのデザインとしておすすめなのは、耳の形に沿って入れることができる羽や花などです。カーブしているモチーフが似合う部位です。
肩
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、肩に入れる時にはかなりいろんなデザインを楽しむことができます。また、肩だと仕事の服装だと隠れている部分ですので、見せようと思わないとタトゥーが見えないのも助かります。
デザインにもこだわりたいですが、肩といっても首に近いところから背中のあたりまで幅広いので、肩のどのあたりにタトゥーを入れるかをよく考えたいところです。少し大きめのタトゥーもおすすめです。
二の腕
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、続いてご紹介する部位は二の腕です。この部分は夏にTシャツを着てしまうとタトゥーを隠すことが難しいので、かなり熟慮してからタトゥーを入れる必要があります。
デザインとしては、英語のレタリングを小さめのサイズで入れるのが人気です。目立ちすぎないので服装とのバランスも良好なものを考えている場合は、シンプルなデザインがおすすめです。
手首
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、最初にタトゥーを入れる場所としても人気なのが手首です。体のほかの部位に比べてタトゥーを入れる時の痛みが少ないと言われています。
手首にはブレスレットや時計をすることが多いので、アクセサリーのような感覚でかわいいタトゥーを入れやすいです。また、時計に隠れるほど小さいタトゥーを入れると会社でも心配が要りません。
腰
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、少し大きめのタトゥーを入れたいと考えている人におすすめの部位が腰です。
服で隠れる部分が大きいので、大胆なデザインにも挑戦がしやすいです。また、ローライズのジーンズを履いた時には少しだけタトゥーが見えるようにすると、セクシーな印象になります。デザインとしては華奢なものよりもはっきりとしたモチーフが人気です。
足首
タトゥー女子におすすめのワインポイントタトゥー、最後にご紹介するのは足首です。手首にブレスレットをするように足首にはアンクレットをするような感覚でタトゥーを入れることができます。
デザインとしておすすめなのは、アンクレットのように繊細な柄を足首にぐるっと入れるというタトゥーです。華奢なデザインにすればセクシーな足首にもなります。また、モチーフのタトゥーも根強い人気を誇ります。
タトゥーを入れる時の痛みを心配している人におすすめな部位でもあるのが足首です。全身で一番タトゥーを入れる時の痛みを感じにくいと言われていますので、痛みに弱い人でも安心してタトゥーを入れることができます。
その他タトゥー女子に人気のタトゥー
日本人が入れやすいという理由で人気の高いのがワンポイントタトゥーですが、タトゥーにはそれ以外の種類もたくさんあります。ここからはワンポイントタトゥー以外で特に人気が高いタトゥーについてご紹介しましょう。どれも洗練された雰囲気が漂うものばかりです。
フラワータトゥー
タトゥー女子に特に人気が高いのがこのフラワータトゥーです。花の種類によってはかわいい雰囲気にすることもできますし、妖艶な雰囲気にもできます。
また、花をシンプルにデザインしてもいいですし、少しデフォルメしてかわいい印象にもできます。最近ではまるで写真をプリントしたかのような本物のようなフラワータトゥーも人気が高まっています。
レタリングタトゥー
レタリング、つまり文字を入れるタトゥーも安定した人気を誇ります。外国人が漢字を魅力的に思ってタトゥーにするのと同じような理由で、日本人には英語やサンスクリットの人気が高いです。
また、レタリングとして数字を入れるのも人気です。家族の誕生日を数字にしてタトゥーにしたりと思いを込めやすいタトゥーでもあります。
ホワイトタトゥー
タトゥーと言えば色が付いているものが当たり前でしたが、最近注目を集めているのがホワイトタトゥーです。白を基調としたタトゥーですので、一見するとタトゥーを入れていないように見えます。角度によってはタトゥーを入れていることが分かる、そんなさりげなさが人気です。
ジオメトリック
ジオメトリック、つまり幾何学模様のタトゥーも人気です。シンプルなタトゥーにすることもできますし、複雑な模様のタトゥーにしてもミステリアスな雰囲気が素敵です。白黒のシンプルなタトゥーにしておけば、どんな服装にも合わせやすいという利点もあります。
タトゥー女子へのアドバイス
タトゥー女子特集の最後にご紹介するのは、タトゥーを入れたいと考えている女子へのアドバイスです。せっかくタトゥーを入れるのであれば後悔しないような体験にしたいものです。ぜひアドバイスを参考にして、一生付き合える自慢のタトゥーを入れてください。
流行りだけで柄を入れない
タトゥー女子へのアドバイス、まずは流行りだけで柄を入れないというのが大切です。タトゥーにも流行りすたりがあり、今は新しくてかわいいデザインでも、数年経つと古く感じてしまうことがあります。
タトゥーは一生付き合うものですので、なるべく流行りのデザインは避け、本当に自分が入れたいと思うものを見つけるまで待つのが大切です。
また、文字のレタリングにする時には英語を選ぶ人が多いですが、その英語が正しい意味なのかをしっかりとチェックしておきましょう。間違ったスペルや適切でない表現のタトゥーになってしまうのは絶対に避けたい点です。
勢いで入れたりしない
海外にはタトゥーを入れられる場所がたくさんあり、中には予約なしでもその場でタトゥーを入れてくれるというところもあります。例えば失恋したショックでお酒を飲み、その勢いでタトゥーを入れるなんて話も珍しくありません。
日本ではタトゥーを入れられる場所がそこまで多くはないのでこのような事例はほぼないでしょうが、勢いに任せてタトゥーを入れるというのは止めましょう。
一度入れてしまえば一生付き合っていくことになるタトゥー。本当に後悔しないのか、本当にそのデザインでいいのか、慎重に考えたうえで納得してからタトゥーを入れましょう。
ただ、タトゥーは実際に入れてみないとなかなかデザインの想像がつかないということもあります。特に肩や腰など自分から見えないところだと不安が多いかもしれません。
そんな時におすすめなのが、数週間から1年ほどで消えるというタトゥーです。消える刺青、フェイクタトゥーなどとも呼ばれているタトゥーで、どれぐらいの期間タトゥーを楽しみたいかによって選ぶことができます。
かわいいタトゥーを入れてみたいけれど自分に似合うかどうか不安といった場合や、タトゥーを入れた時の見え方を実際に試してみたい時などにもおすすめです。
また、タトゥーは怖くてできないけれど、夏のお出かけに少し冒険としてタトゥーを入れた気分を味わいたいという人にも人気があります。
タトゥー専門店はよく調べて決める
いざタトゥーを入れることに決心がついたら、次にしっかりと行いたいのがタトゥー専門店のリサーチです。お店を構えているタトゥー専門店もありますし、お店はなくて自宅まで出張してくれるタイプのタトゥーアーティストもいます。
また、口コミをネットで探すこともできますし、タトゥーの専門雑誌で研究するというのも一つの方法です。そして、タトゥーの専門店によっては得意なタトゥーというのがありますし、タトゥーアーティストによってもタトゥーの仕上がりが異なります。
自分が入れたいタトゥーがかわいいものであれば、そういうタトゥーを得意としている専門店を探しましょう。また、実際にタトゥーアーティストが過去に手掛けたタトゥーをチェックし、自分が求めている雰囲気に合っているかをしっかりと確認する作業も欠かせません。
よく考えて後悔しないタトゥーを入れよう!
かわいいタトゥーにしろ、メッセージの込められたレタリングのタトゥーにしろ、一度入れてしまえば一生付き合うことになるのがタトゥーです。入れる場所や大きさなど、本当にそれでよいのかしっかりと考えてから素敵なタトゥーを入れてください。