腕時計の電池交換にかかる料金の相場は?自分でやる時の注意点も調査!

腕時計の電池交換にかかる料金の相場は?自分でやる時の注意点も調査!

腕時計の電池交換にかかる料金の相場について、徹底的に調査してきました。また、腕時計の電池交換を自分でやる場合の料金と注意点についてもご紹介していきましょう。大切な腕時計の電池交換を、どこで行うのか決めるのに大変参考になる情報満載です。

記事の目次

  1. 1.腕時計の電池交換の料金が知りたい!
  2. 2.腕時計の電池交換基礎知識
  3. 3.腕時計の電池交換ができる場所
  4. 4.腕時計の電池交換の料金相場【種類別】
  5. 5.腕時計の電池交換の料金相場【お店別】
  6. 6.腕時計のセルフ電池交換の注意点
  7. 7.腕時計の電池交換は専門店でやってもらおう!

腕時計の電池交換の料金が知りたい!

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腕時計の電池交換は、専門知識が必要なので、自分でやる方法はベストとはいえません。今回は、腕時計の電池交換の方法と料金を徹底的に調べてきました。そもそも、腕時計の電池交換には、種類やブランドによって電池交換の料金は変わってきます。

なかには、自分で電池交換をしようかと考えている人もいるでしょう。自分で電池交換をした場合、料金の相場はどれくらいかかるのかについてご紹介していきます。電池交換を考えているくらい大切な腕時計を、長く使い続けるために、電池交換の方法と料金の相場をチェックしていきましょう。

腕時計の電池交換基礎知識

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さあ、腕時計を使おうと思ったときに、電池が切れてしまって動かないという経験はありませんか?しばらく放置してしまうと、思わぬトラブルが発生してしまう可能性があります。腕時計の電池交換についての基礎知識について解説していきましょう。

時計の種類やブランドで料金が変わる

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腕時計の電池交換にかかる料金は、腕時計の種類やブランド、裏蓋の形状によっても料金が違っています。腕時計の種類には、国産ムーブメント裏蓋はめ込み(ステッチバック)タイプと、国産ムーブメント裏蓋ネジ込み(スクリューバック)タイプがあります。

他にも、国産ムーブメントホールマーク(刻印)K18舶来時計、国産パーペチュアル(自動巻き機構)舶来時計、キャパシタ(充電池)交換舶来時計、特殊国産時計特殊舶来時計、高級舶来時計があります。ブランドもいろいろな種類があって、それぞれで電池交換の料金相場が違います。

自分でやるのはリスクがある

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腕時計の電池交換を自分で行うのは大変リスクを伴います。慣れていない手つきで、裏蓋の開閉を行うと、外装を傷つける可能性があります。腕時計の内部には、100を越える繊細な部品が使われています。

自分で腕時計の電池交換をして、間違って傷つけたり、コイルを切ったりすると、取り返しがつかないことになります。ここで頭に入れておかないといけないのが、腕時計は精密機械ということです。目に見ないくらいのゴミやホコリが侵入したことでも、部品に影響があります。

ゴミやホコリで傷ついた部分が広くなると、部品の摩擦、破損といったトラブルの原因となります。自分で腕時計の電池交換をして、不具合が起こしたなら部品の交換が必要になります。

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腕時計の電池交換の料金以上に修理するための料金がかかったり、腕時計自体が、修理もできないことにもなりかねません。時計の修理店に持ち込まれる腕時計の中には、自分で腕時計の電池交換をしてしまって、裏蓋を開けると、髪の毛が侵入しているということもあります。

不要なトラブルや料金が発生しないようにするためにも、腕時計の電池交換は自分でしない方がいいでしょう。最近では、インターネット上で腕時計の電池交換の方法を紹介している動画もありますが、それを鵜呑みにするのは、考え物です。

電池が切れた状態で長期間放置するデメリット

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腕時計の電池が切れたことに気が付いていて、そのまま放置しているのは大変危険です。電池の腐食や漏液、さびといった内部部品の劣化につながります。これは、外から見ても全く分からないので、そのままにしておいてしまいがちですが、大変危険なことでもあります。

もしも、長期間放置していてから、電池交換をした場合正常に動かないこともありますし、分解掃除や不良部品の交換が必要になる場合もあります。また、腕時計のパッキンや裏蓋のねじは、劣化していきます。パッキンが劣化すると、隙間から水が浸入して、防水性も失われてしまいます。

さらに、裏蓋がねじ止め式になっているのであれば、ねじについた皮脂汚れや循環油の劣化から、ねじ穴にドライバーが入らないことや、ねじ自体が締まらないといったトラブルもあります。ドライバーで力任せに回してしまうと、ねじ穴がつぶれてしまう危険性もあるので注意が必要です。

腕時計の電池交換ができる場所

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それでは、腕時計の電池交換はどこでできるのでしょうか?ここでは、腕時計の電池交換のできる場所のよってメリットやデメリット、料金の相場についてご紹介していきましょう。腕時計の電池交換を考えている方は、要チェックです。

時計修理店の料金相場

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腕時計の電池交換を時計修理店で行うのであれば、ホームセンターとメーカーでの腕時計の電池交換の中間といった印象があります。基本的に時計修理店では、即日対応してもらうことができますが、腕時計の種類によっては預かり対応になり数日かかる場合もあります。

時計修理店の腕時計の電池交換の料金の相場は、ブランドによっても違っています。IWCであれば、3,500円の料金です。イブ・サン・ローランなら料金2,000円。ヴァンクリーフ&アーペルなら、料金3,500円。ウォルサムなら、料金3,500円。ウブロなら、料金3,000円です。

エテルナなら、料金2,000円から4,000円といったところになります。時計修理店で腕時計の電池交換をする長所は、時計技師による対応になるので、信頼度が高く、万が一の保証もあることです。

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仕上がりまでかかる日数が、即日から数日と早く、料金もバランスがいいとことがメリットでしょう。ただ、時計修理店の場合は、電池切れの解消を目的に対応してくれます。メーカーの場合は、品質の保持をしながら、電池交換をしてくれる点が違います。

ですので、メーカーで電池交換をしてもらえば、品質の保持も一緒に行ってもらうことができるので、より長く腕時計を使い続けることができます。

ホームセンターの料金相場

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最近では、郊外だけでなく都心にも出店しているホームセンターで腕時計の電池交換を受けることができます。ホームセンターの何よりの特徴は、時計修理店やメーカーと比べると料金の相場が安く、使いやすい場所にあることでしょう。

ホームセンターの腕時計の電池交換の料金を目安ではありますが、ご紹介していきます。種類が国内メーカーのJ-AXIS、マルマンの腕時計であれば、料金は1,000円からです。国内メーカーのセイコーや、シチズン、カシオなどの種類であれば、料金の相場は1,500円からです。

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舶来の腕時計でグッチやフェンディ、バーバリーなら、料金は2,000円からとなっています。高級舶来のグッチやクリスチャンディオールであれば、料金は2,500円からとなり、オメガ、ロンジン、エルメスであれば、料金は3,000円です。

カルティエやブルガリなどであれば、電池交換料金は、3,500円からになります。ホームセンターで腕時計の電池交換をするメリットとして、料金が安く、利用しやすいことと、短時間で作業が完了するので、とても気楽に利用できることです。

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また、時計修理店と提携しているので、専門店が顔負けになるくらいの品質を誇っているお店もあります。反対にデメリットは、専門知識をもっている店員を配置していない場合があって、マニュアル作業を素人がする場合があります。

特殊機構や高級品の対応はしておらず、保証がない場合もあるのでホームセンターで腕時計の電池交換をするのであれば、事前に確認しておく必要があります。ホームセンターで腕時計の電池交換をするのであれば、この点について注意しておきましょう。

メーカーの料金相場

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腕時計の電池交換をメーカーでする場合、最も確実なのがメーカーでしてもらうことでしょう。メーカーであれば、電池交換以外のことでも、故障の点検や調整もしてもらえますし、純正部品を使ってくれるので、トラブルが少ないので安心して任せることができます。

メーカーで腕時計の電池交換をする場合の料金の相場は、だいたい3,000円から6,000円となっています。メーカーによって変動するので、ご確認ください。国内メーカーの料金は安くて、海外メーカーの腕時計はすこし高いといった特徴があります。

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メーカーで腕時計の電池交換をするメリットは、電池交換以外にも点検を行ってくれることです。長期間大切に使いたい腕時計であれば、メンテナンスや点検は必要になってきます。そういった要望にもメーカーでは応えてもらうことができます。

さらに、腕時計ごとに、最適な方法で電池交換をしてもらうことができるので、長期間使うのであれば、劣化やトラブルを少なくすることができます。

デメリットとしては、時計の細かい調整や部品交換も行ってくれるので、料金の相場は高くなります。また、メーカーに送っての対応になるので、交換作業開始から返送まで日数がかかることがあります。すぐに使いたいのであれば、注意する必要があるでしょう。

腕時計の電池交換の料金相場【種類別】

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それでは、腕時計の電池交換の料金の相場を種類別にみていきましょう。腕時計の電池交換の料金は、種類によってもかなり違ってきます。自分の腕時計の種類はどれなのか確認しながら、読んでみてください。

国産ムーブメント

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国産ムーブメント裏蓋はめ込み(スナッチバック)タイプでブランドがセイコー(ドルチェ)、カシオ(アナログ)、シチズン(エクシード)、バーバリー(シチズン製)などであれば、料金は1,000円くらいです。

種類が、国産ムーブメントで裏蓋ネジ込み(スクリューバック)タイプであり、ブランドが、セイコー(グランドセイコー、クレドール(スナッチ)など)、カシオ(G-SHOCKなど)、ディーゼル、フォリフォリ、ポールスミス、スウォッチなどであれば、料金は1,430円くらいです。

種類が、国産ムーブメントでホールマーク(刻印)K18の舶来時計であり、ブランドがセイコー(グランドセイコー、クレドール(スクリュー)など)、オメガ(スナッチ)、グッチ、ニクソンなどであれば、料金は、1,650円となります。

国産ムーブメントタイプの腕時計の電池交換の料金の相場になるので、参考にしてみてください。もちろん、修理する場所によっても違ってくるのでご注意ください。

国産パーペチュアル

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種類が、国産パーペチュアル(自動巻き機構)、舶来時計を見ていきましょう。この種類の腕時計のブランドが、オメガ(スクリュー)、IWC、カルティエ、ブルガリ、エルメス、ティファニーなどであれば、料金の相場は2,530円です。

キャパシタ交換

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種類が、キャパシタ(充電池)交換、舶来時計の場合をみていきましょう。ブランドが、オメガ(パーペチュアル)、ブライトリング、ボーム&メルシエ(K18、ネジ止め)、エベルなどの腕時計の電池交換料金の相場は、3,300円です。

特殊時計

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種類が、特殊国産時計、特殊舶来時計でブランドの腕時計の電池交換の料金相場についてみていきましょう。この種類の腕時計ブランド、ボーム&メルシエ(K18、スクリュー)、ショパール(ハッピースポーツ)などであれば、料金は4,290円です。

高級舶来時計

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種類が高級舶来時計で、ブランドがロレックス、ジャガー・ルクルト(レベルソ)、ハリー・ウィンストン、ショパール(ハッピーダイヤ)などであれば、料金は6,600円となります。ここまで、腕時計の種類によっての電池交換の料金相場についてご紹介してきました。

ここでいくつか注意点をまとめておきます。まず、その他の特殊部品は、メーカー修理や内部保証ができない場合や、複数の電池の場合は、電池個数によって料金が変わってきます。

防水テスト20気圧までの腕時計であれば、別途1,620円必要な場合があります。この料金の相場の目安に参考にしたのは、五十君商店というER時計修理のお店での料金です。参考にしてみてください。

腕時計の電池交換の料金相場【お店別】

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それでは、腕時計の電池交換の料金相場を、お店別にご紹介していきましょう。ここでは、時計修理店、ホームセンター、メーカー、自分でする場合の電池交換の料金相場をご紹介していきます。それぞれの料金には、どれくらい違いがあるのかも注意してみてください。

特に、自分で腕時計の電池交換をしてみようかと考えている方は、自分でした場合と、メーカーや修理店、ホームセンターで行った場合の違いについて確認しながらみていってください。

時計修理店の料金相場

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時計修理店に電池交換をお願いした場合、腕時計の種類や依頼する修理店によって違います。一般的な腕時計の電池交換の料金は、修理店であれば1,000円でしてもらえます。

修理店によっては、国内メーカーを国外メーカーで電池交換料金を変えている場合があり、国内メーカーであれば、1,000円くらいで、国外メーカーであれば1,500円くらいが一般的です。

国外メーカーの方が、若干ではありますが高い料金設定になっています。有名高級ブランドの腕時計になると、電池交換の料金は、2,000円と高くなります。

ホームセンターの料金相場

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最近では、家電量販店やホームセンターでも腕時計の電池交換をしてくれます。受付だけでなく、家電量販店やホームセンターで電池交換を実施している場合もあります。ホームセンターや家電量販店で腕時計の電池交換をする場合の料金は、安いところであれば、500円という設定のところもあります。

腕時計の電池交換料金をとにかく安くしたいのであれば、近くの家電量販店やホームセンターで相談してみましょう。

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かといってホームセンターや家電量販店の技術力が全くないとはいえません。しかし、必ず腕時計専門の人がいるとは限らないので、製造元であるメーカーの職人さんの方が技術力は高くなります。

料金だけでみると、家電量販店やホームセンターの方が安いのですが、対応する人の技術力も考慮して決める必要があります。

メーカーの料金相場

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メーカーに腕時計の電池交換をお願いするのであれば、料金の相場は3,000円から6,000円くらいになります。有名高級ブランドの腕時計であれば、修理店では電池交換ができず、ブランドでの対応になることがあります。

その場合は、ブランドの対応料金が必要になるので、さらに料金がかかる場合があります。その場合は、各腕時計メーカーに問い合わせてみてください。

メーカーは、腕時計を作った大元でもあるので、腕時計の仕組みや部品まで熟知しています。電池交換をする場合も、腕時計を故障させる恐れが全くありません。腕時計の電池交換の依頼をする際も、故障の心配なく安心に依頼できるのは大きなメリットでしょう。

セルフの料金相場

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自分で腕時計の電池交換をするのは、危険ということはしっかりと把握しておく必要があります。メーカーの保証対象外となり、手間もかかり、壊してしまった場合は修理費用が必要です。最悪、修理できない場合もあることを理解しておきましょう。

必要な料金は、時計修理店で行うのとそんなに変わりません。もしも、失敗してしまった場合は、故障することもあるでしょうし、修理の料金が必要になる場合もあります。

腕時計のセルフ電池交換の注意点

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自分で腕時計を電池交換する場合の注意点について、まとめていきます。まず、自分で電池交換をするのであれば理解しておく危険性があります。このリスクをしっかりと把握して、自分で電池交換をするのか決めてください。

保証の対象にならない

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もしも、自分で腕時計の電池交換をした場合メーカー保証の対象外になります。自分で時計を分解して、組み立てているので当然のことではありますが、電池交換した後の不具合に対しても、メーカーは受け付けてくれなくなるので、ご注意ください。

トラブルが多い

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最近では、腕時計の電池交換の方法をインターネットの動画でアップしていたり、動画内で簡単と言ったり、工具さえあれば誰でもできるという解説をしているものがあります。けれども、こういったインターネット上の情報は、成功したものだけを記載していることを頭に入れておくべきです。

自分が電池交換して、失敗してしまった場合については全て自分の責任になるので、ご注意ください。安易にこうした情報を信じて、自分で電池交換をしてしまうと、取り返しのつかないことになる可能性も十分あり得ます。

手間がかかる

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自分で腕時計の電池交換をするのには、工具の準備や作業時間といった手間の問題が大きくのしかかってきます。こうした労力を考えると、修理店やホームセンター、メーカーで電池交換をしてもらった方が、賢明といえるでしょう。

自分で腕時計の電池交換をしようと思っている人は、インターネットの情報を頼りに行う人が多いのですが、素人のしたことを参考に作業を行うのと大差がありません。

どこの誰が出している情報かも分からないので、これを鵜呑みにして自分の大切な腕時計の電池交換をするのは、おすすめできません。

価値の低下

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腕時計は、資産価値のあるものでもあります。有名な高級ブランドの腕時計であれば、それなりの値段で買い取ってもらうこともできます。その資産価値のある腕時計を、自分で分解、組み立てを行い、不注意で傷をつけてしまった場合は、価値の低下を招くことになります。

自分で、腕時計の分解をして、内部を調整することで、不具合や摩擦の誘発は、いくら注意していても起こる場合もあります。自分で腕時計の電池交換をするのは、料金的にも、修理店やホームセンター、メーカーでお願いするのと変わりがないので、プロにお願いする方がいいでしょう。

腕時計の電池交換は専門店でやってもらおう!

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腕時計の電池交換の料金の相場について、詳しく解説してきました。腕時計の電池交換の料金は、腕時計の種類やブランドによって違ってきます。また、どこで電池交換するかによっても違います。腕時計の電池交換は、時計修理店、ホームセンター、メーカーで行っています。

それぞれのメリットとデメリットを参考に、どこで電池交換をするか注意して決めましょう。最近は、インターネットの普及によって、腕時計の電池交換方法を、動画で上げている人が少なくありません。そうした情報を鵜呑みにして、自分で腕時計を分解するのは、非常に危険です。

メーカー保証の対象外になりますし、何よりも手間がかかります。自分で責任を取るしかないので、できることなら腕時計の電池交換は、専門店に頼むのが1番です。自分でする注意点をしっかりと把握してから行いましょう。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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