ワインの美味しい飲み方を覚えよう!
ワインの種類は、白と赤・ロゼそしてスパークリングと大別されます。その種類で好みも変わり、飲み方も変わると言います。レストランやワインバーなどで飲む美味しさを、家でも楽しみたいという人がいます。
ワインには、それぞれに飲み頃の最適温度があり、グラスにもこだわりがあるという様に、レストランやワインバーなどでは徹底した管理がされています。そんな美味しいワインの飲み方をリサーチしました。
美味しくワインを飲むためのチェック
ワインの美味しい飲み方は、当然の様にワイン選びから始まります。レストランやワインバーなどでは、テイスティングするなどして美味しいワインを選ぶことができたりします。
しかし家飲みするワインは、テイスティングなどできません。そんな時は、ブランドとか甘口・辛口などラベルで選んだりします。そんなワイン選びにも、選び方のポイントがあります。
美味しいワインを家で飲むためのチェックポイントは、様々あります。白・赤などの種類の他に、ワインの状態などから美味しく飲むためのワインのチェックの仕方があります。そんな選び方の基本を紹介します。
液漏れ
ワインを美味しく飲むための選び方の基本に「液漏れ」をチェックする方法があります。いわゆる、コルクの上にワインが浸みだしている状態のことです。ワインは、ワインセラーから出すと膨張したりします。
気温の変化に敏感なワインは、この様に気温の低い場所に保管したワインを、常温の場所に移すことでボトルの中の空気が膨張して、コルクを緩めたりして、コルクにワインが浸みて、液漏れをしたりします。
また長期熟成を考慮して、ボトル容量の目減り対策として基準より多めに注入して、液漏れしていることがあります。稀にこの様な液漏れがありますから、購入直後であればお店に相談することをおすすめします。
カビ
ワインを美味しく飲むための選び方の基本に「カビ」の見極めがあります。購入したワインのキャップシールをはがすと、稀にですがキャップの上にカビが生えていることがります。
普通カビというと避けて通ることが多くあるのですが、ワインのコルクの上部に生えているカビの状態は、保存状態が良かったという証明になります。
この状態のワインは、湿度・温度が適度に調整されている薄暗い保存室で、ワインボトルを寝かせて必要以上に動かさないで保存していた証です。飲むときには、カビを拭き取るだけで美味しいワインが飲めます。
コルクの匂い
ワインを美味しく飲むための選び方の基本に「コルクの匂い」で選ぶ方法もあります。良くソムリエが、ワインのコルクの匂いを嗅いでいる場面があります。ブショネの状態をチェックしているのです。
いわゆるワインの劣化状態を確認して、美味しいワインを飲んでもらうという、一種のパフォーマンスの様にも見えますが、抜栓したコルクにカビ臭さがあると、ワイン本来の香りや味を壊してしまうからです。
ソムリエが絶対の自信を持って出しているワインに、その様なことはないという証明でもあるといえます。そんな風に、家でもコルクの匂いを嗅いでみると、そこには芳醇なワインの香りがするはずです。
美味しくワインを飲むために適した温度
ワインの美味しい飲み方には、温度管理もあります。レストランやワインバーなどでは、ワインの種類に応じた飲み頃の温度管理がされています。家飲みのワインも、同じように美味しいワインを飲みたくなります。
このワインは常温で保存ができるなどと言われることがあります。しかしこの常温とは、中世ヨーロッパの15度から17度くらいの平均気温を指していることで、自ずと室温とは異なってくるというものです。
この様にワインには、美味しいワインを飲むために適した温度があります。ただ冷やして飲むだけのワインではなく、美味しいワインが飲める適温があります。そんなワインの美味しい飲み頃の温度を紹介します。
赤ワイン
美味しいワインを飲むために適した温度は、ワインの種類それぞれに違いがあります。赤ワインは、常温が美味しいとよく言われます。赤ワインは冷やすと、香りや果実の風味が閉じ込められてしまいます。
そのことで、酸味や渋みがでて味のバランスを崩してしまうのです。常温の考え方は、前の項で触れていますが15度から17度くらいがワインの保存に適した温度と紹介しました。これが赤ワインの温度の基準になります。
12度から14度が適温とされるブドウの品種ガメイやピノタージュなど、15度から17度が適温とされるピノノワールやサンジョヴェーゼなど、18度から20度が適温とされるカベルネソーヴィニオンなどの赤ワンです。
白ワイン
美味しいワインを飲むために適した温度で、一般的に冷やして飲むと美味しいといわれている「白ワイン」があります。その訳は、白ワインは冷やすことで果実味が締まり、シャープな風味が楽しめるのです。
しかし、これにも適温があり冷やしすぎても白ワインの風味が損なわれるという事があります。白ワインは、赤ワインと違い「辛口」「甘口」のラベル表記が一般的です。
白ワインの温度管理の目安は、辛口よりも甘口をしっかり冷やすことがおすすめです。そんな飲み頃の温度は、7度から14度が辛口・5度から8度が甘口という様に冷蔵することで、美味しい白ワインが飲めます。
ロゼワイン
美味しいワインを飲むために適した温度で、ロゼワインはどのくらいの温度が美味しく飲める適温なのかです。そもそもロゼとは、フランス語でバラ色を意味し、薄いピンク色とも言います。
ロゼワインは、薄いピンク色で白ワイン・赤のワイン風味が楽しめるというワインです。ロゼワインも白ワインと同様で、辛口と甘口のラベル表記です。そして甘口は、辛口よりも冷やすと美味しく飲めます。
そんなロゼワインの美味しい飲み頃の温度は、7度から14度が適温と言われています。一般的には、ロマンチックなピンク色のワインで、辛口はキリッと甘口はスッキリした味が楽しめます。
スパークリングワイン
美味しいワインを飲むために適した温度で、スパークリングワインになるとどのくらいの温度が適温なのかという事です。スパークリングワインとは、発泡性のワインの総称でシャンパンに似た風味が楽しめます。
このスパークリングワインは、白ワインと同様に冷やすことで、泡のシュワシュワ感が楽しめて美味しく飲めます。スパークリングワインのボトルは、他のワインよりも厚めにできています。
そんなこともありスパークリングワインは、冷えた状態のものを購入すると冷やす手間が省けます。スパークリングワインは、5度から8度が適温のため家ではしっかり冷やすことが美味しい飲み方です。
美味しいワインを飲むためのホストテイスティング
ワインには、飲むときのマナーがあります。レストランなどでワインを注文して飲むときなどに、ソムリエからテイスティングを求められることがあります。ワインを美味しく飲むためのマナーです。
注文したワインに間違いはないか、ワインの香りや味に変化がないかなど、テーブルの代表者(ホスト)に確認するためのマナーがホストテイスティングです。
ワインを美味しく飲むためのマナーで、このテイスティングを求められた時には、代表者はワインの色や風味などを確かめます。これがワインを美味しく飲むことの儀式であり、マナーなのです。
ホストテイスティングの手順・マナー
ホストテイスティングには、それ自体が美味しいワインを飲むためのマナーであり、ホストテイスティングを順序良く進めていくという、美味しいワインの飲み方のマナーがあります。
まず最初に、ワインラベルチェックをします。銘柄・ヴィンテージや生産者などです。そして、ソムリエはワインの栓を抜いてホストにテイスティングの許可を得て、テイスティングします。
そして、ホストのグラスに少量のワインが注がれます。ワインの色見・香りとワインの味を確認します。この時ワイングラスを鼻に近づけて軽く回して香りを確認し、ワインを少し口に含みます。
口の中でワインを回して、味に異常がなければ飲み込みます。ここまでの一連の手順をテーブルホストが行います。この後に、ソムリエがゲストに注いで行きます。ワインを美味しく飲むためのマナーです。
ワインの基本の美味しい飲み方
美味しいワインの飲み方のマナーは、様々ですがテイスティングしてから飲めるという美味しい飲み方には、マナーを上回るほどに美味しさを堪能できます。ワイン好きの人は、飲み方の基本にこだわります。
そんなワインの飲み方には、ただ飲むだけというのではなく楽しむという基準があります。それがワインの基本の美味しい飲み方につながります。
美味しいワインを飲むときに「色を確認する」「空気に触れさせる」「転がせる」という3つの基本があります。そこで、ワインを美味しく飲むことの基本を紹介します。
飲み方①照明の下で色を確認
ワインの美味しい飲み方の基本に「照明の下で色を確認」することがあります。ワインの濃淡やワインの輝きを見ることで、ワインの表情を確認します。良く見ると、ワインには様々な表情があります。
そんな表情を楽しむには、グラスに注いだワインを照明に向けます。この時ワイングラスは少し傾けると、余計に見やすくなります。そして、ワインの味や個性を想像したりします。こんな基本動作があります。
飲み方②ワイングラスを回す
ワインの美味しい飲み方の基本に「ワイングラスを回す」ということがります。いわゆるワインを空気に触れさせて、ワインの香りを楽しむという基本です。
グラスに注いだ最初のワインを、そのままにして香りを試します。そして、グラスを持ち上げて反時計回りに2・3回ゆっくりと回します。この様にして、空気に触れる面積を広くすることで、より香りが広がります。
飲み方③ワインを口の中で転がす
ワインの美味しい飲み方の基本に「ワインを口の中で転がす」ということがあります。ワインを空気に触れさせることで、香りが広がったワインを口に含みます。
最初の一口は、舌を包むくらいの少量を飲み込まないで、口の中に含んで舌全体に回るくらいにして、鼻に抜ける香りと味を確かめます。そして飲み込んで、鼻から息を吐くとワインの後味が確認できます。
ワインのグラスの選び方と持ち方
美味しいワインは、ワインそのものにもありますが、ワインを飲むシチュエーションやグラスにも美味しく飲む基本があります。ワイングラスに注いだワインの色や香りを楽しむには、グラス選びが大切です。
そして、美味しい飲み方にはグラスの持ち方にもあります。素敵なワインに合ったグラスで、おしゃれに持って飲むワインは、ワインの感度をあげてくれます。ワイングラスの選び方と持ち方を紹介します。
赤ワインに合うグラス
ワイングラスには、ワインの種類に応じたグラスが様々あります。そんな中で、赤ワインに合うグラスがあります。ボルド型とブルゴーニュ型の2種類が、赤ワインに合うワイングラスです。
ボルド型は、ボウルの部分がたまご型していて縦長で、チューリップに似ていることから、チューリップ型とも呼ばれています。ブルゴニュ型は、なで肩でボルド型よりもボウル部分に丸みがあります。
そして、全体的に金魚鉢のような丸みが飲み口に向かって、絞り込まれているような形状のグラスです。この2種類が、赤ワインに合うワイングラスです。
白ワインに合うグラス
ワイングラスの選び方の基本に、白ワインに合うワイングラスの選び方があります。ポイントは、赤ワイン用グラスよりも小さめのグラスがおすすめです。
万能型グラスとモラッシェ型の2種類があります。一般的な形状で、ボウル部分がたまご型に丸くて、飲み口が緩やかにすぼまっている形状のグラスです。
この白ワインに合うグラスは、汎用性が高くて日本酒の吟醸酒などにも合うグラスで、万能型というわれるグラスです。この2種類が白ワインに合うグラスです。
スパークリングワインに合うグラス
ワイングラスの選び方の基本で、スパークリングワインに合うグラスの選び方があります。ポイントは、泡のきめ細やかさが楽しめる様な細長いタイプのワイングラスがおすすめです。
一般的には、フルート型ワイングラスと呼ばれるグラスです。白ワイン用グラスよりも小ぶりで細身のグラスは、スパークリングの泡立ちが楽しめるワイングラスです。
シャンパニュグラスとも呼ばれるワイングラスは、立食パーティなどの狭い置き場にも使えるスパーリングワインに合ったグラスです。フルート型のグラスは、スーパリングワインに合うグラスです。
ワイングラスの正しい持ち方
ワイングラスのワインに合った選び方の基本を紹介しました。そして、ワインを美味しく飲むには、ワイングラスの持ち方のマナーもあります。グラスには、ステムという脚がついています。
このステムとボウル(ワインが入っている部分)は、つながっていて一般的には、ステムを持って飲んでいるというマナーがあります。折角の美味しいワインをボウルに触れることで味を損ねるということもあります。
日本での持ち方
ワイングラスの持ち方で、日本ではステム部分を持って飲むことが、美味しいワインを飲む飲み方として一般的マナーとされています。
確かに、このステムを持つ飲み方は前でも触れましたが、ボウル部分を持つよりもワインの風味を損なわないで、美味しく飲める様に見えます。ところが、このステムを持つというマナーは、日本だけの様です。
国際的な持ち方・マナー
ワイングラスの持ち方のマナーは、日本だけのマナーと国際的な持ち方のマナーとがあります。日本では、繰り返しますがステムを持つ持ち方が、一般的マナーとされています。しかし、これが国際的マナーになると異なるのです。
海外では、このステムを持つのはテイスティングの時だけとされています。ワインを飲むときは、ボウル部分を持って飲むことが一般的マナーとされています。この様に、日本と国際的マナーの違いに気を付けることです。
温度や飲み方を覚えてワインを美味しく楽しもう!
美味しいワインの飲み方は、まずマナーを大切にすることです。そして、レストランやワインバーなどで飲むワインは、種別による温度管理や保存がされていて美味しく飲める環境が揃っています。
そんなワインの美味しく飲む保存方法を覚えると、ワインが余計に美味しく感じます。そんなワインの温度や飲み方を覚えて、ワインの美味しい飲み方を楽しみましょう。