ネイルチップ(付け爪)の正しい付け方・外し方を覚えよう!
爪をおしゃれにアートしたい、けれどもジェルネイルは職場で禁止されているという場合に役立つのがネイルチップ(付け爪)です。ネイルチップにはいろいろな種類があり、爪をスタイリッシュに見せることができますが、今回はその付け方と外し方を分かりやすく解説します。
ネイルチップの選び方・準備
ネイルチップ(付け爪)の良さが分かると、さっそく私も付けてみようかしらという人も出てきそうですが、まずはネイルチップの選び方と準備をどうするか確認しておきましょう。選び方がうまくできて、準備も上手にやれば、ネイルチップの成功に近づきます。
爪に合ったサイズを選ぶ
ネイルチップ(付け爪)を選ぶ際には、自分の爪のサイズと合うものにしなければいけません。サイズが合わないと、ネイルチップが外れやすくなったり、うまく取り付けられなくなったりすることもありますから、自分の爪のサイズをよく測ってから商品選びをしてください。
ネイルサロンでネイルチップを作る場合は、ネイリストが爪のサイズをチェックしてくれるので問題はありませんが、インスタなどで注文する場合や市販のものを購入する場合は、自分で爪のサイズを測っておきましょう。
なお、爪のサイズを測る場合は、定規や金属製のメジャーよりも布製のメジャーのほうが使いやすいです。爪には曲線部分があるので、布製のメジャーでないと、正確なサイズが図れないからです。
サイズが合わない時はヤスリで調整
自分の爪のサイズよりも大きめのネイルチップ(付け爪)を購入してしまった場合は、爪から取れやすくなってしまうので、爪ヤスリで調節をするといいです。ただ、これは大きすぎるネイルチップを購入した時だけに使える技で、小さすぎるネイルチップでは役に立ちません。
爪の汚れや油分を落とす
自分に合ったネイルチップのサイズが選べたら、今度はその付け方の準備です。ネイルチップを取れないように付けるには、爪の汚れや脂分をアルコールなどで落としておきましょう。きれいな爪の状態でネイルチップを付ければ、はがれにくくなります。
ネイルチップのつけ方の種類
ネイルチップ(付け爪)の付け方の準備ができたら、いよいよ取り付ける番ですが、ネイルチップの付け方には大きく分けて2種類あります。「ネイルグルー」による取り付けと「両面テープ」による取り付けです。それぞれの付け方にはメリット・デメリットがあります。
ネイルチップが取れない「ネイルグルー」
「ネイルグルー」を使ったネイルチップの装着では、チップが取れないようになります。「ネイルグルー」の強力な粘着力で、ネイルチップは爪に貼りついたまま外れません。したがって、装着後はどんな動きをしても取れないので、安心です。
ただ、ネイルチップが取れないといっても、外し方も知っておく必要があります。「ネイルグルー」によるネイルチップの付け方・外し方は次のコーナーで解説しますが、外す時にはリムーバーで「ネイルグルー」を溶かさなければいけません。
その際に、ネイルチップも一緒に溶けてしまうので、もうそのネイルチップは使えません。同じネイルチップを何回も使いたい場合は、もう一つの付け方である「両面テープ」による装着を行う必要があります。
再利用ができる「両面テープ」
「ネイルグルー」を使ったネイルチップの装着では簡単には取れないようになりますが、外し方の関係からもうそのネイルチップは使えません。ただ、せっかく気に入っているネイルチップを何回も使いたいという人も多いでしょう。
そのような場合は、「両面テープ」を使ったネイルチップの装着がおすすめです。「両面テープ」なら、ネイルチップの付け方・外し方が何度もでき、再利用ができます。爪にも優しく、傷めません。ただ、いったん装着しても、衝撃で外れやすいという欠点はあります。
ネイルチップの付け方・外し方【ネイルグルー】
ネイルチップの正しい付け方・外し方を学びましょう。まずはネイルグルーの付け方・外し方からです。強力な粘着力でネイルチップを爪にしっかりと貼り付けてくれるネイルグルーですが、正しい使い方をして、上手に利用する必要があります。
ネイルグルーを使った付け方
ネイルグルーを使ったネイルチップの付け方では、まずネイルグルーを少しずつ爪に塗ります。ネイルチップをしっかり貼り付けようと思い、たくさんネイルグルーを塗りたくなる人もいるでしょうが、あまり爪に塗りすぎると、装着時にグルーがはみ出てしまいます。
ネイルグルーを爪に塗り終わったら、ネイルチップを根元から貼り付けていきます。注意点としては、空気が隙間に入らないようにしましょう。また、ネイルグルーはすぐに乾くので、ネイルチップを正しい位置に貼ることが大切です。
ネイルチップ装着後、ネイルグルーがはみ出てしまった場合はコットンやキッチンペーパーでふき取るといいです。この作業をすべての爪に行い、1~2分してネイルグルーが乾いたら、ネイルチップの付け方の完成です。
ネイルグルーを使った場合の外し方
ネイルグルーを使ってネイルチップを付けた場合の外し方では、ネイルグルーリムーバーや爪ヤスリ、マニキュアスティックなどを用意しておきます。手順としてはまず自分の爪とネイルチップの隙間にグルーリムーバーを垂らし、しみこむまで1、2分待ちます。
すると、ネイルチップが幾分浮いてくるので、先ほどの隙間にネイルスティックを差しはさみ、擦るように外していきます。この際、うまく取れないようなら、グルーリムーバーをもう一回垂らしてから、同じ作業をしてください。
ネイルチップを取り外した後に爪にグルーが残っている場合は、リムーバーで溶かしてみます。それでも取れない場合は、爪ヤスリで研いでください。これらの作業をすべての爪に行えば、完了です。取り外し後は、爪をクリームやオイルで保湿ケアしてください。
ネイルチップの付け方・外し方【両面テープ】
続いて、両面テープを使ったネイルチップの正しい付け方・外し方をチェックしてみましょう。両面テープの場合は、ネイルチップの取り付けも取り外しも楽で、ネイルチップも何度も使えていいのですが、どのようにやればいいのかコツを紹介します。
両面テープを使った付け方
両面テープによるネイルチップの付け方では、爪用の両面テープがあれば一番いいですが、文房具屋さんで売っている普通の両面テープでも代用ができます。その付け方は、まずネイルチップのサイズが爪の横幅に合うものを選びます。ぴったりのものがなければ、大きめでもいいです。
次にネイルチップを自分の爪に合うように爪ヤスリで削ります。それが済んだら、ネイルチップの裏側に両面テープを貼ります。ここでの注意点は、テープがはみ出たらハサミなどでカットすることとネイルチップの曲面と爪が合わない場合は、両面テープを重ねることです。
あとは、爪の根元にネイルチップを合わせて先のほうに向けて傾けるようにすれば、完了です。両面テープによるネイルチップの付け方自体は簡単ですが、爪のサイズや形をうまく合わせるのに工夫が必要な場合があります。
両面テープを使った場合の外し方
両面テープを使ったネイルチップの外し方では、思いっきり引きはがせばいいと思っている人がいるかもしれません。しかし、それでは爪の層を傷つけてしまいます。いくら両面テープによるネイルチップでも、外し方には注意点があります。
正しい外し方の方法ですが、まず爪をお湯に入れ、両面テープをふやかします。次にネイルチップの先を指で押します。すると、根元のほうに隙間がわずかに生じるので、そこにオレンジウッドスティックを差し込んで、少しずつ外していけば、うまく行くでしょう。
ネイルチップの付け方・外し方の注意点
ネイルチップの正しい付け方・外し方を見てみましたが、その付け方・外し方を行う上での注意点がいくつかあります。その注意点を意識しておかないと、せっかくのネイルチップも十分に活用できなくなりますから、ここでよくチェックしておいてください。
ネイル用ではない接着剤は使用しない
ネイルチップの付け方の一つにネイルグルーを使うやり方がありますが、ネイル用以外の接着剤は使わないようにしましょう。たとえば、アロンアルファなどの接着剤は人体用には作られていません。
そのため、塗ることによって指が沁みたり、爪が傷んだりすることがあります。また、装着後簡単には外せなくなります。無理やりはがそうとすると、爪が痛むこともあれば、割れてしまう場合があります。したがって、くれぐれもネイルグルーを使うようにしてください。
ネイルチップをつけっぱなしにしない
ネイルチップをいったん付けると、1週間もそのままにしておく人がいますが、いいことではありません。ネイルチップと自分の爪の間に水分が入り込み、カビの原因となることがあります。そのカビによる現象をグリーンネイルと言いますが、それを避けるためにも1日で外しましょう。
ネイルチップはゆっくり外す
これはネイルチップの外し方における注意点ですが、ゆっくり外すようにしましょう。あまり急いで外そうとすると、爪の層を傷つけたり、爪や指が痛くなったりする原因となります。この記事で紹介したネイルチップの外し方を行う時にも、慌てずゆっくりやってください。
ネイルチップは正しい付け方・外し方で楽しもう!
ここまで、ネイルチップの付け方・外し方などについて解説しました。ネイルチップを使えば、どのような場面でも爪のおしゃれができます。その際には、正しい付け方と外し方を覚えておき、存分に楽しめるようにしておいてください。