「調子に乗る」の意味
調子に乗るという意味や特徴はご存知ですか?普段、調子に乗るという言葉を耳にすることや使ったことある言葉です。どんな意味・特徴があるか、その方に対してどう対処していけばいいのかなどをお伝えしていきます。皆さんの周りにいる調子に乗る方を頭に浮かべながらみていきましょう。
意味①良い事があった時の状態
調子に乗るの意味として、色々な意味があり、その一つとして仕事やプライベートなど何事もなく順調にいっている状態を調子に乗ると言います。普段として使う言葉はマイナスのイメージが多いですが、物事がプラスに向かっていて、弾みがついてどんどん良いことが引き寄せている状態でも使います。
意味②地に足が付かない状態
地に足がつかない状態の意味として、人からおだてられていい気分になって物事をする様子を調子に乗るといいます。他に気分が良くなってそのまま物事を深く考えず、軽率な行動を起こす意味もありますので、この場合の意味は良い意味で使うことはありません。
周りの人や自分自身などにも起こりえることです。注意する時は「調子に乗ると痛い目にあう」など使います。自分が言われてしまった時は注意してください。
「調子に乗る」の類義語や言い換え
調子に乗ると使われると分かりやすいですが、類義語の言葉で言われることや伝えられることがあります。又自分で使うときも類義語として伝えることが出来ます。調子に乗るだけでも意味合いが変わってきます。直接相手に調子に乗るなど使いにくい時などにそれぞれの類義語を覚えておくことで適切に使い分けていきましょう。
①取り巻く状況が良くなる事
調子に乗るはマイナスのイメージだけではなく、プラスのイメージで使われることがあります。ほとんどはマイナスのイメージで捉えられることが多く、誤解を生む可能性もあるので類義語での言い換えをしていきましょう。
人や物事が取り巻く状況が良くなる意味として伝える場合の類義語としては、波に乗る・運気が上昇する・勢いにのる・軌道に乗る・水を得た魚のようになるなど、様々な類義語があります。
②いい気になっている事
いい気になっていることは態度が大きくなるや自分を過大評価している状態を調子に乗るとも言います。多くの調子に乗るの意味として使われていることが多いです。
類義語や言い換えとしては、上機嫌になる・舞い上がる・有頂天になる・上の空になる・おだてに乗る・自惚れる・天狗になる・偉そうにするなどの類義語があります。若者の中にはイキるなどの言葉を調子に乗るの意味として使われる場合があります。
③気前のよい状態になること
調子に乗ることで気前のよい状態になることもあります。その際にも類義語として言い換えを行うことが出来ます。類義語としては度量が大きくなる・気が大きくなる・太っ腹になる・小さいことは気にしなくなる・図に乗るなどに言い換えることが出来ます。調子に乗る一つでも意味合いが変わってきますのでそれぞれの類義語を使い分けていきましょう。
調子に乗る人の特徴【心理】
皆さんの周りにも調子に乗っている方はいませんか?調子に乗る人には様々ありますが特徴があります。周りに影響が起きなければ良いですが、一緒にいると恥ずかしい気持ちになることや空気が悪くなって居づらくなったりすることがあります。
そのように調子に乗る人にはどういう特徴があり、どのような心理的な状況で行っているのかを男女別でそれぞれお伝えしていきます。
①男性の場合
男性で調子に乗る方は単純で素直な傾向がありますが、良い意味で調子に乗るのはとても良いですが、それがどんどんエスカレートすることで、周りを不快にさせることやうんざりさせることがあります。まずは男性に関して調子に乗る特徴や心理的な部分を知っていき、周りの方が当てはまることがあるか見ていきましょう。
自信家でナルシスト
男性の特徴として自信家でナルシストが特徴としてあります。性格の部分もありますが、自分に自信があるので取り巻く状況が良くなるとどんどん気分が舞い上がって調子に乗ることになります。
上手くいっていると自分のおかげと考える傾向もあるので、気が大きくなりエスカレートしていくのも特徴です。自分の意見を貫こうとする欲望が誰よりもあるので周りと協力して調和を図るなど難しい性格でもあります。
誉め言葉を真に受ける
男性は単純な性格の方が多く、調子に乗る男性は誉め言葉を鵜呑みにしてしまう特徴があります。お世辞で言われてもそのまま受け取ってしまうので、自分を過大評価してしまい、なんでもできる錯覚になってしまう傾向があります。そのことで努力を怠ってしまうことがあるので、自分が周りからも評価されず成果が出ないと悩まれることがあります。
先を見通す力がない
調子に乗る男性の特徴の一つとして先を見通す力がないという特徴があります。調子に乗る人は周りを見えていないことが多く、調子の良い状況しか見えていなくて、悪くなっていくことは視野に入れないで物事を取り組み、調子が悪くなった時に準備も出来ておらず、失敗を起こしてしまうことがあります。
単純でおだてられやすい
単純な性格の人は調子に乗る傾向があり、単純であることは悪いことではないですが、おだてられて調子に乗ると後々トラブルになることがあります。例えば詐欺などおだてられて物を買わされるなどあるかもしれません。なので単純な性格の方は付け込まれやすいことがあることを注意しましょう。
自惚れる
男性の調子に乗る人の心理として自惚れるという心理面があります。自分に酔いしれているところがあると、ちょっと褒められただけで調子に乗ることが多くてエスカレートしてしまう恐れがあります。自信過剰な性格の男性に多い心理面と言えます。もし、自身に身に覚えがある方は注意していきましょう。
うわつく
男性の心理面として、うわつく部分もあります。うわつくとは、上機嫌になる・すっかりその気になるなどの意味があります。この心理面を持っている人は社交辞令で相手にお世辞を言われることを分からない、又鵜呑みにしてしまうということです。
うわつく心理面がある人は褒められたりと社交辞令を言われた時に気が付かずに、その嬉しさから周りに話したり、行動に表したりということがあります。自分が嬉しい気持ちを過剰に表現したいということです。
②女性の場合
女性の場合にも男性とは違った特徴や心理面があります。男性の特徴も当てはまる女性ももちろんいますし、逆に男性が女性の特徴に当てはまることがあります。性格の面にも言えることです。特に女性の傾向として多いことをまとめていきましたので、周りの女性に当てはまっていいる方がいないか見ていきましょう。
他人と自分を比べる
女性で調子に乗る方の特徴として、他人と自分を比べる特徴があります。それぞれ人は他人と比べてしまうことがありますが、調子に乗る方は無意識に自分より上か下かを判断して下だと判断した場合は相手に対して気が大きくなり偉そうな態度をとってしまう傾向があります。
他人との立場によって対応を変えてしまうと本当の自分を見失ってしまうことや、他者との信頼を失うことに繋がってしまうので注意必要です。
褒められ慣れていない
調子に乗る方の特徴として褒められ慣れていないことも挙げられます。かわいいね・きれいだね・服似合っているねなど褒められたことで気分が良くなるのは問題ありませんが、褒められた嬉しさのあまり周りが見えなくなってしまうことがあります。
褒められて喜ぶのは良いですが、その喜びを流れに上手く乗って行けるように自分を評価できるように意識していく必要があります。
他人の評価を気にしている
調子に乗る女性は他人と比べることもありますが、他人の評価も気にしている傾向が多い特徴があります。他人の目を気に過ぎて、良い評価・悪い評価で気分が左右されてしまっているので、気分の変動が激しいです。他人の価値観に捉われすぎないように、自分自身としっかり向き合っていくことが大切です。
自己愛が強い
調子に乗る女性の心理面として、自己愛が強いことが挙げられます。自分がすごい可愛い・自分が特別と思っているなど感じてる人は調子に乗る傾向が強いです。自分が目立てるポジションや自分の話が出来るところなどは注目を浴びたい傾向も強いので調子に乗ることがあります。
自分だけ優先しているので、周りが見えていないことが多く、雰囲気が悪くなってしまうこともあります。しっかり他者の意見を聞き入れながら、話していくことが必要です。
調子に乗っている自覚がない
色々な特徴や心理面がありますが、女性に見られる心理面として調子に乗る自覚がない、いわゆる無自覚であるということがあります。おだてられたり、褒められたりすると気分が上がり、もっと言って欲しいなどの思いから甘えたり、調子に乗るのです。
そのような言動などから可愛いと思われることもありますが、調子に乗って不快に感じる方もいます。その状況に気が付かずに続けてしまい、雰囲気が悪くなってしまうことや、関係性が悪くなることもあります。
このような心理面や性格は男性でも女性でも当てはまることがあります。自分で気が付けることがないパターンが多いので、周りに気が付かない人には伝えてあげるのも一つの手です。
調子に乗る人の特徴【性格】
調子に乗る人の性格として、心理面などの特徴などとも関わりがあります。男女共に当てはまる部分を多くありますので一つ一つを説明していきます。もしかしたら、自分が当てはまっていないかや周りがそのような性格じゃないか?など見ていき、性格の特徴について知っていきましょう。
①周囲からうざいと感じられる
性格の特徴の一つとして、周囲からうざいと感じられることがあります。周りの方でそう感じる方はいませんか?その方は調子に乗ることが多い可能性があります。
調子に乗る人は周りを見ない傾向があり、気持ちをそのまま表現してしまいます。相手の気持ちがそのことによりショックを受ける事象であっても所かまわずに表現してしまうのです。周りにはうざいや空気読めないなどと言われる可能性もあります。
②先のことを考えない
男性の特徴の一つとしてもお伝えしましたが、先のことを考えていないことも性格として挙げられます。調子に乗り、周りに良い影響を与えている状況はとてもいいですが、それが崩れる可能性があることは微塵も感じていないことがあります。
慎重な方は良い状態を上手く活用しつつ、悪い状況も想定して物事に取り組みます。調子に乗るのはポジティブとも捉えることは出来ますが、悪い事態になった時に対処が出来ない可能性もあります。
③単純で分かりやすい
色々な性格や特徴で分かることとして、単純な方が多いです。素直に言葉を鵜呑みにしてしまい、疑うということはしません。気持ちなども素直に表現したり、分かりやすい表現をします。
人によっては扱いやすく、不快に感じなく親しみやすい方もいるでしょう。そのような方が周りにいるのであれば上手く調子に乗せてもあげて良いかもしれません。
④周りの空気が読めない
うざいなど思われる典型として、空気が読めない方がいます。そのような性格だと一緒にいたくない、関わりたくないなどマイナスのイメージを持たれます。基本的には自分が一番で行動や表現をしてしまいがちなので、周りの空気を考えずに調子に乗った態度をしてしまいます。
周りにいるのであれば、なるべく付き合わないか又はその人の性格を理解して関わるのであれば、無理なくつきあえるかもしれません。
⑤自分は偉大と自信を持つ
調子に乗る人の性格の特徴として、自分は偉大だと感じています。元々その性格の人は自分に自信があり、褒められたりすると自分はすごい存在なんだなどと調子に乗ることがあります。そうなると自分の意見が正しいなどと態度が大きくなり自分のことだけ話したりして、周りを聞き入れないなどのことが起こります。
調子に乗る人の行動
調子に乗る人には様々な性格や特徴があり、実際のどのような行動を起こす可能性があるのでしょうか。色々行動がありますが、いくつかピックアップしていますので、あらかじめ知っておくことで、上手く関わったりや注意点など参考にして周りの調子に乗る人に上手くつきあっていきましょう。
浮気
調子に乗る人の行動の人一つとして浮気があります。自分に自信がありナルシストな人にはこの傾向が強いです。会話など上手い人やイケメンや美人など普段から評価されている人は自信があり、調子に乗り浮気をしてしまう可能性があります。
容姿など評価されない人でも、一度恋人が出来るとそこに慣れてしまい調子に乗ることがあり、自分がモテると思い他の人に浮気してしまうことがあります。自分の意志をしっかり持つよう注意していく必要があります。
奢る
気分が良くなり調子に乗ると周りに幸せを分けようと考え、奢りたくなってしまう人もいます。奢られることに関しては不快にはならずむしろ、ありがたいことです。奢られて、自分の話をずっとされるのは不快に感じるとは思いますので奢られる相手は選ぶ必要があります。
奢られたい場合は相手を持ち上げて気分を良くしていくことで、相手に奢ってもらえる可能性があるかもしれません。
調子に乗る人への対処法
調子に乗る方の特徴などを説明しましたが、なかなか関わることがつらい、不快、うざいなど感じることがあります。調子に乗る人に関して、実際にストレスを感じていてどうしたらいいか分からない方のためにどう対処していくのかをいくつか用意したので参考にして快適に生活を送ってください。
①反応する事を辞める
調子に乗る人の対処法の一つとして、相手が調子に乗って話してきたり、行動があっても反応しないことがおすすめです。反応をすることによって相手はさらに調子に乗ってしまい、その後の行動に対しても反応を求められてしまいます。
話を流そうとして、話を合わせるような対応をしても気が付かないことが多いので対処として反応をしない、表情もあまり変えないなどすることで相手が反応してくれないつまらない人などと思い、関わってくることが減ったり、自分で気が付くなどに繋がってきます。
②距離を置く
普段から関わっていると、どんどん調子に乗ることが増え、うざいと思っていても話に合わせた対処をしていれば、そう思われていることを察することが出来ないことが多いです。
仲が良いなど距離感が近いのであれば時には、対処として距離を置くことで自分が何かしたかなど考えるきっかけになるかもしれません。そこで気づくことが出来たり、聞いてくるようであれば素直に伝えてあげるのも優しさです。
③直接注意する
調子に乗るということを本人が気が付かない人が多いです。不快に感じている・雰囲気が悪くしているという自覚がないので、対処としてはっきりと注意することで反省して変わっていくこともあります。仲の良い友人であれば、これからも関係を続けていけるように、調子に乗ることで周りを不快にさせてしまう前に注意してあげましょう。
「調子に乗る」は主に地に足が付かない状態
調子に乗る人の様々な特徴や対処法をなど説明しましたが、良い状態を上手くコントロール出来ればとてもいいことです。ですが、調子に乗りすぎて周りが見えなくなると不快にさせたり、雰囲気が悪くなったりします。今後自分が調子に乗ることになったり、周りがなることがあるでしょう。
そういう時こそ自分を見つめなおしたり、周りに伝えることで、よりいい関係を築いていってください。