「上辺だけの付き合い」の意味
「上辺だけの付き合い」について今回は、詳しく解説していきます。「上辺」の意味や類語から「上辺」について深く探っていきましょう。あなたの周りには、「上辺」だけで付き合っている友達やいないでしょうか。
そういった「上辺」だけの付き合いの特徴にはどんな特徴があるのか、探っていきます。また、あなたはそのつもりがなくても友達から「あの人は上辺だけの付き合いなんだろうな」と勘違いされていることもあることをご存知でしょうか。
それはどういった言動が「上辺」だけの付き合いと勘違いされているのかも解説していきましょう。自分では無意識にしていた言動が実は、友達にとっては「上辺」だけの付き合いと思われていたのでは悲しいことです。
「上辺」だけの付き合いと勘違いされないような対処法も取れるのでしっかりと確認して下さい。そして、「自分はどうしても上辺でしか友達ができない」「友達になってもどうしても上辺でしか付き合うことができない」と悩んでしまっていないでしょうか。
そういった上辺でしか友達ができない人への対処法を詳しくご紹介していきます。まずは、「上辺」の意味についてしっかりと理解していくことから始めていきましょう。「上辺」の意味にはどんな意味があるのかしっかりと確認していきます。
本心で付き合いたいと思っていないこと
「上辺だけの付き合い」の意味には、本当の気持ちでは付き合いたくないと思っていないのに、体裁のために付き合いを保っている関係のことをいいます。
表向きは、友達のような関係でいて、本心では無関心である場合や無関心を通り越して、反発する気持ちもあったりするような意味もあるのです。「上辺だけの付き合い」の意味として、本心では付き合いたくないと思っているという意味になります。
「上辺」を使った表現として「上辺だけの関係」という使い方もあり、自分の利益になるためにしか人と付き合えない関係や、他の人への思いやりが欠けている関係の意味があります。
また、人間関係自体が深くなってくると面倒くさくなってしまうといった意味もあるの覚えておきましょう。
「上辺」の使い方
「上辺」の意味には、「本心では付き合いたいと思っていないこと」という意味があります。「上辺」の使い方にはどんな使い方があるのでしょうか。「上辺」の使い方について、使い方例文をご紹介していきましょう。
体裁の為に付き合いをしている時に使用
「上辺」の使い方として、「上辺だけの付き合い」という使い方があります。この意味には、本心では付き合いたいとは思っていないのに、体裁を整えるためだけに付き合っているという意味がある言葉です。
もう1つの意味としては、表向きは仲良しという風に振る舞っておいて、実際は無関心か反感をもっているという意味合いもある言葉になっています。
「上辺」の使い方として「上辺だけの関係」という使い方もあり、この意味は、自分のためになるためだけの人間関係という意味や他人に対しての思いやりがない人という意味もあるのです。
「上辺」の類義語
「上辺」の類義語には、いくつかの類義語があります。それぞれの類義語と意味、使い方例文をご紹介していきましょう。「上辺」の類義語を見ることで、より「上辺」について理解を深めていくことができることになります。
上面
「上辺」に類義語に「上面」があります。「上辺」の類義語「上面」には色々な読み方があります。例えば「うわつら」「うわべ」「うえのほう」「うはつつら」「うはづら」「うはべ」「うわかわ」というように様々の読み方のある言葉になっているのです。
「上面」の意味として「物の表面」「外見」「上辺」という意味があります。「上辺」の類義語「上面」を使った使い方例文として「彼の人生は上面な人生だよ」「人の心のほんの上面をなでているだけだよ」といった使い方ができるのです。
皮相
「上辺」の類義語に「皮相」があります。「上辺」の類義語「皮相」の意味には「物事の表面」「上辺」「上面」という意味があります。もう1つに意味として「上辺だけ見て判断して、物事の本質に至らない」という意味もあります。
「上辺」の類義語「皮相」を使った使い方例文には、「このような筆法を皮相的に真似ている」「人情の皮相を写している」といった使い方です。
表面
「上辺」の類義語に「表面」があります。「上辺」の類義語「表面」の意味には「物の外側をなす面」「表」「物事の外から見える部分」という意味があり「上辺」と同じ意味となります。「上辺」の類義語「表面」の使い方として「月の表面」「液体の表面」といった使い方ができます。
上辺だけの友達の特徴
「上辺」の意味や類義語、使い方が分かったところで「上辺」だけの友達の特徴について解説していきましょう。「上辺」だけの友達というのはある共通点が存在していることが分かっています。「上辺」だけの友達の共通する特徴にはどんな特徴があるのか解説していきましょう。
悲しい時には傍にいない
「上辺」だけの友達の特徴として、悲しい時に傍にしてくれないという特徴があります。友達が困っている時に「ごめん用事があって会えない」「ごめん帰らないと」と友達が困っている状況が分かればさっさとその場を離れていってしまう特徴があります。
これは、友達が楽しい場合は一緒にいて自分も楽しめるからいいのです。友達が困っている状況になって何か自分に損をこうむることから逃げている特徴があります。
例えば、友達は失恋してしまって、落ち込んでいる時に、励ましてあげるのが友達であったり、そっと見守ってあげるのが本当の友達であったりします。
「上辺」だけの友達というのは、失恋した友達に対して、「失恋話を聞かされるのはごめんだ」と逃げていくか、失恋したことを面白がって話させるような特徴がある人のことを「上辺」だけの友達というのです。
要求が多い
「上辺」だけの友達の特徴として要求が多いという特徴があります。要求というのは、人に対して自分のために何かやってもらう要求のことをいい、「上辺」だけの友達に対して、たくさんする特徴があります。
「上辺」だけの友達なので、自分の良い様に使いたいという気持ちがあり、相手がどう思っていようと関係ないという付き合い方をしている特徴があるのです。本当に友達だと思っている相手であれば、相手のことを考えて要求できないのが友達というもの。
友達に対してそこまで自分の要求を出すことは、そうそうありません。友達と思っている人からたくさんの要求とされるのであれば「上辺」だけの付き合いと思っている可能性もあるでしょう。普通の友達であれば、そこまで自分の要求は出せません。
友達というよりは良いように使える人といった意味合いの方が強くなってくる「上辺」だけの付き合いでもあるでしょう。そのため、要求がたくさんして使えるだけ使ってやろうという魂胆でしか付き合っていない関係という特徴があります。
距離ができると疎遠になる
「上辺」だけの友達の特徴として距離ができると疎遠になる特徴があります。例えば、職場が離れてしまうと途端に連絡が一切なくなってしまうといった関係の特徴です。
職場が一緒で毎日のように会っていたのに、職場が離れてしまうと連絡も一切なくなってしまうような関係でもあります。
距離が近かった時は、毎日会って話して、笑顔にもなっていたのに、距離が離れてしまうと自分とは全く関係ない人間になってしまうので、連絡も全く取らなくなってしまうのです。
「上辺」だけの友達関係を作る人にとっては、距離が近いことで色々助けてもらったり、相談できる相手であったのが距離が離れてしまうことで、得することがなくなったため連絡さえもしなくなる特徴があります。
決して本音を言わない
「上辺」だけの友達の特徴として一切本音を言わないという特徴があります。本音というのは口にしてしまうと、人から人に広がっていく可能性も多いにあり得ることです。
本音を言ってしまったことから、周りから冷たい扱いをされてしまうこいったことにならないよう警戒して、本音を言わない特徴があります。本来友達であれば本音でなんでも言い合える関係が理想的です。
しかし、「上辺」だけの友達の関係において本音で話すのはとても危険な行為と思っている特徴もあります。そのため、「上辺」だけの友達の特徴として本音が全くない関係が特徴です。話すことはいつも「上辺」だけのことで、一切本心は明かさない関係をいいます。
周囲の目を気にする
「上辺」だけの友達の特徴として、周囲の目を気にするという特徴があります。例えば、周囲から一目置かれているような人とやたらと友達になろうとする特徴があり、自分のそういった目立つグループの属そうとしている特徴があるのです。
周囲の人から「あの人はちょっと○○だよね」というネガティブな印象のある人とは、付き合おうしないのも特徴としてあります。これは、自分がそういう人達と関わることで、自分の存在価値をあげようとしている行為でもあるのです。
ですので、常に周囲の目を意識し、周囲がよいとされている人間関係にいようとします。周囲が悪いと判断した人との関係は「上辺」だけであってもさっと切ってしまうのもこういう「上辺」だけの友達の関係の特徴でもあります。
約束を守らない
「上辺」だけの友達の特徴として約束は平気で破るという特徴があります。ドタキャンや約束を忘れていることは日常茶飯事で、会う時間も平気で遅刻してくるような人は、「上辺」だけの友達の場合も多いにあります。
人間は自分が大切に思っている相手に対しては、約束をしっかりと守りますし、ドタキャンなんてしません。それなのに平気でそういう行為をする人は「上辺」だけの付き合いという特徴があるのです。
特に人間関係において約束を守るか守らないかによって、その人との関係を測れるバロメーターにもなります。
もしも、平気で遅刻したり、ドタキャンを何回もされているのであれば、相手はそこまで付き合いに対して思い入れがなく、「上辺」だけの付き合いでいいと思っていると判断してもいいでしょう。
その人自体がだらしない性格の持ち主という場合もありますが、よく見ていると自分にとって得をするような人との約束はしっかりと守れている人は特にこの特徴が当てはまってきます。
上辺だけの友達と勘違いされる言動とは
自分では、「本当の友達だ」と思っている友達であっても、ある特徴的な言動をしていると「「上辺」だけの友達なんだろうな」と思われてしまっている可能性があります。
どういった言動が「上辺」だけの友達と勘違いされてしまうのか解説していきましょう。自分の友達との関係を見返してみて、自分は「上辺」だけの友達と思われていないかチェックしてみて下さい。
当たり障りのないことしか言わない
「上辺」だけの友達と勘違いされる言動には、当たり障りのないことしか言わないという特徴があります。友達といる時でも本音は絶対に言いません。
例えば「この仕事ってやりがいがありますよね」というような会話であっても、本心では「この仕事、本当はしんどいんだよね」と思っているにも関わらず、「上辺」だけの友達には本心は言いません。特に悪い評価を伝える場合は、どこで誰が聞いているのかも分かりません。
「上辺」だけの言動をしておいた方が、無難と言えば無難です。そういった損得を考えたような言動をしていると友達に「この人って結局、上辺で友達なんだろうな」と思われている可能性も十分あり得るのです。
また、「上辺」だけの友達を勘違いされてしまう原因として相談事を一切してこないという特徴があります。友達であれば、困っているのであれば、頼って欲しいと思っているものです。それなのに、相談してくれないと「上辺」だけの存在なんだと勘違いされてしまう可能性があります。
ここで最悪なのは、自分が友達だと思っていた人のことを他の人から聞くことです。例えば「あの人今、○○で悩んでいるらしいよ」というように友達伝えに悩み事を知ることをいいます。
自分は全く相手の悩みに気が付いていなかったんだと、悲しい気持ちにさせてしまっている可能性があります。
もしも、友達を困らせるのが悪いからという友達を思う気持ちから相談できないという人であったら、その気持ちは反対に相手を傷つけてしまっている可能性もあることを考えてみましょう。
なかなか友達に自分の本心をいうのは勇気が入ります。しかし、その勇気がないために友達を傷つけてしまっているとしたら、1度考えてみる価値はあるでしょう。
都合の良い時だけ寄ってくる
「上辺」だけの友達と勘違いされてしまう言動で、都合の良い時だけ寄ってくるという特徴があります。「上辺」だけの友達の場合、自分の得になるような時にしか寄ってこないという特徴があるのです。
そのため、相手が困っている時には寄ってこないで自分が困っている時にだけ寄ってくるという関係に対して「「上辺」だけの友達なんだろうな」と思われていることがあるのです。例えば、学生の時に宿題を忘れたとしましょう。
「上辺」だけの友達と勘違いされてしまう人は「ねえねえ、宿題見せてくれない?」と宿題を忘れた時にしか話しかけてこない特徴があります。例え、宿題を見せてもらう相手が、1人で寂しそうにしている場面があったとしても一言も声を掛けるようなことはしません。
自分の都合だけに合わせて寄ってきたり、来ない人というのは「上辺」だけの友達と勘違いされてしまうことがあります。
こういう人は自分が困っている時に「なあなあ、俺達親友だよな?」というようにいかにも親友であることを強調してくる特徴もあり、親友だから要求を呑んでくれといわんばかりの言動をしている特徴がある人は勘違いされてしまいます。
「親友だよね」と念を押す
「上辺」だけの友達と勘違いされる特徴として、「親友だよね」と念を押すという特徴があります。親友というものは、友達以上と思っている人が多く、その人にとってとても特別な存在になるのです。そのためそう簡単に「あなたは親友です」というものでもありません。
そもそも親友関係の人に対して「親友だよね?」と聞くこと事態あり得ない行為でもあります。そのため「私達は親友だよね?」と念を押す言動というのは「上辺」だけの友達だから、ごまかしているんだろうと思われてしまう可能性があるのです。
話を聞かない
「上辺」だけの友達と勘違いされる関係には、話を聞かないという特徴があります。例えば、自分の話ばかり一生懸命話して、いざ相手に話しをしようと話し始めるとスマホをいじり出したり、「ごめん」といってどこかに行ってしまう特徴があります。
こういった言動は、された相手は自分に全く興味がないという風に捉えられてしまう言動でもあるのです。そのため「この人は、仲が良いと思っていたけれど、所詮「上辺」だけの友達なんだな」という風に思われてしまっている可能性大。
上辺だけの友達しかいない人の対処法
あなたは「自分は上辺だけの友達しかいないな」と思ってはいないでしょうか。「上辺」だけの友達の特徴でもあるように、こういった人間関係は当たり前のように存在しています。
しかし、「上辺」だけの関係というのはどこか寂しく冷たい人間関係になってしまっているのです。「上辺」だけの友達しかいない人はどういった対処法があるのかご紹介していきましょう。
交友を広げる
「上辺」だけの関係しか築いていけない人の中には、交友関係自体が狭い場合があります。狭い交友関係で本当の友達になる人と出会うのはそうそう簡単なことではありません。交友関係を広げることによって、「上辺」だけでない人に出会えるチャンスを広げることができるでしょう。
狭い交友関係の中で探そうとしてもなかなか難しいです。おすすめは趣味の人間関係を広げることです。共通の趣味をもった仲間のなかに「上辺」だけの関係で終わらない人と巡り会えるチャンスは多いにあります。
積極的にコミュニケーションを取る
「上辺」だけの友達しかいない人は、コミュニケーション自体に苦手意識が強い場合も多いにあります。コミュニケーションを積極的にしてみるのもおすすめです。
コミュニケーションは、人によって感じ方が全く違っています。ある人からすると悪いコミュニケーションであっても、ある人にとっては心地の良いコミュニケーションの場合もあるのです。これは実際に行動してみないとどうしても分かりません。積極的にコミュニケーションをしてみましょう。
自己分析
自己分析とは、どうして自分はこういった考え方をしているんだろうということや、自分はいったい何が好きなんだろうという自分をより深く知ることでもあります。
就職活動でも行うことでもありますが、「上辺」だけの友達しかできない人にもおすすめです。自分はどんな人との関係が心地よく感じるのか、反対に嫌いなのか自己分析してみましょう。
上辺だけの付き合いは寂しい!
「上辺」だけの関係について詳しく解説してきました。「上辺」の意味には、「本心で付き合いたいと思っていないこと」という意味があって、類義語もあることがお分かりいただけたことでしょう。最近では「上辺」だけの付き合いしかできないという人も増えています。
コミュニケーションに苦手意識を持ってしまって、積極的にコミュニケーションができなくなってしまっている人も増えているのです。「上辺」だけの関係とは、なんとも寂しく、むなしい関係です。
もしも自分は「本当の友達」と思っている人は実は「上辺」の関係だったと分かる時はかなりショックが大きくなります。
ですので、「上辺」だけの付き合いと思われないように、相手を勘違いさせる言動は慎みましょう。誰に対しても誠実に対応することで「上辺」だけの付き合いではなくなっていくことになります。