冷蔵庫選びのポイント
冷蔵庫は家庭にはなくてはならない家電の一つです。一人暮らしの方から大家族の方までその家庭にあった冷蔵庫を選ぶことが大切です。置く場所はもちろん、気になる相場や機能性など冷蔵庫を選ぶうえでポイントは色々あります。
決して安い買い物ではないので、冷蔵庫選びには失敗したくはありません。大切なポイントや相場をあらかじめリサーチしておくと自分に合った冷蔵庫を選ぶことができます。
冷蔵庫選びで大切なポイントは4つ
冷蔵庫選びのもっとも大事なポイントと言えば、値段・サイズ・容量・省エネこの4つです。機能性も重視したいという方もいるかと思いますが、この全ての条件をクリアした冷蔵庫を探すとなるととても難しくなります。
でも、自分の家に合った最適の冷蔵庫を見つけたいのは当然のことです。そこでこれだけは妥協してはいけないポイントをご紹介したいと思います。あなたの家に最適な冷蔵庫を見つけてください。
ポイント①値段
冷蔵庫選びのポイントの1つめは「値段」です。旧モデルや新型モデルでも値段は変わってきますが、だいたいの予算を決めておくといいでしょう。
一人暮らしの方には150L~200L未満の2ドアが最適と言われていますが、値段の相場はメーカーにもよりますが2万5千円~3万5千円程度が妥当です。海外メーカーや国内中小メーカーでは、安い物で2万5千円程度でも購入できます。
では子どものいるご家庭での相場はいくらくらいでしょうか。先述の一人暮らし向けの冷蔵庫の値段×家族の人数でおおよその相場が分ります。たとえば4人暮らしであれば10万~14万円ほどになるということです。
ポイント②サイズ
次の冷蔵庫選びのポイントは「サイズ」です。せっかくお気に入りの冷蔵庫を選んできてもキッチンに入らなければ元も子もありません。サイズを測るうえで気を付けたいのは冷蔵庫はぴったりと壁に密着させないということです。
壁との距離が保たれていないと放熱が出来ずに電気代が上がってしまい、冷蔵庫の寿命も短くなってしまうようですので必ず冷蔵庫を置く場所のサイズは把握しておきましょう。必ず壁との距離は背面5cm、両側面は2cm以上の空間があることが最適です。
ポイント③容量
次のポイントは「容量」です。こちらも冷蔵庫を選ぶうえでとても大切なポイントです。容量が家族の人数に合っていないととても困ることになるのでしっかりと確認しておきましょう。
でも容量といってもいったい何Lが最適なのでしょうか。それぞれの家庭でお米を冷蔵庫に入れたり、調味料も冷蔵庫で保管するという家族も増えています。そのような点も考えて余裕をもって大きい物を買うというのも頭に入れておくと良いです。
ポイント④省エネ
近頃の冷蔵庫は省エネに力を入れています。そこで「省エネ」も大きなポイントですが、今の冷蔵庫はほとんどの物が省エネタイプといえます。
冷蔵庫の性質としては隙間なく入っているよりスペースに余裕があるほうが電気代の節約になります。それとは反対に冷凍室は隙間なく入っているほうが、熱が逃げにくく電気代が節約できるのです。そのためその家庭に合った容量の冷蔵庫を選ぶことが重要ということが分かります。
小型冷蔵庫に注目!容量やサイズごとの値段・相場は?
自分の寝室にサブ冷蔵庫を置く方も最近は増えています。また、一人暮らしの方や新婚さんにも小型の冷蔵庫は不動の人気です。
小型冷蔵庫にも種類が豊富に出ていますので、それぞれの用途に合った値段と相場を調べてみました。是非参考にしてみてください。
小型冷蔵庫の値段・相場
小型冷蔵庫には大きく分けて1ドアタイプのものと、2ドアタイプのものがあります。1ドアタイプのものであれば、相場は2万~3万円ほどですので気軽に買える値段です。
2ドアタイプの冷蔵庫の相場は安い物で3万ほどで、高い物でも7万円ほどで買えます。機能や内部構造などを見て、使用する部屋や使う用途などを踏まえて考えると、自分に合った冷蔵庫がピックアップされてくるので選びやすくなります。
飲み物専用サイズの冷蔵庫の値段・相場
自宅のプライベート空間や寝室などに飲み物専用の小型冷蔵庫を置く方も最近は増えています。飲み物専用の超コンパクト設計の1ドアの小型冷蔵庫は音も静かなので寝室にはおすすめです。
こちらのタイプの冷蔵庫の相場は2万~3万円ほどで安く手に入ります。容量も色々あり、50L以下の小型冷蔵庫ならキッチンのサブ冷蔵庫としても使えます。
1人暮らしサイズの冷蔵庫の値段・相場
一人暮らしの方の冷蔵庫は、飲み物以外にも食品や野菜なども入れることが多くなります。さらに初めての一人暮らしだと一体どれくらいの冷蔵庫が必要なのか分かりません。ここでは一般的な一人暮らし用の冷蔵庫の相場などを調べました。
一人暮らし用に冷蔵庫を選ぶ場合最低でも70L以上の冷蔵庫を選びましょう。自炊が出来て野菜などのストックが欲しい方には200L以下の冷蔵庫だと便利に使えます。
相場はだいたい3万~7万円ほどで買えますが、初めての一人暮らしで安い冷蔵庫をお考えであれば海外メーカーや国内中小メーカーの冷蔵庫が安くておすすめです。
2人暮らしサイズの冷蔵庫の値段・相場
同棲や新婚さん向けの小型冷蔵庫は2ドアの200Lの物がおすすめです。小さくても機能は大きい冷蔵庫とさほど変わらない物も多く使いやすい冷蔵庫が増えています。
こちらのタイプの冷蔵庫の相場は5万~7万円ほどとなっていますが、設置する場所を考えて右開きと左開きどちらが使いやすいか調べておくことも大切なポイントです。
一般的な冷蔵庫の値段・相場とどちらが安い?
冷蔵庫は決して安い買い物ではありません。安くて良い物が購入できるならそれに越したことはありません。
一般的な相場や値段を知ることで、冷蔵庫を選びやすくしてくれますのであらかじめ知っておくことが大切です。
一般的な冷蔵庫の値段・相場
その家族の人数や食事情によって様々ですが、一般的なファミリー向けの冷蔵庫だと430L~600Lほどが一般的と言えます。メーカーや販売店にもよりますが相場は13万~20万円ほどです。
比較的安い冷蔵庫でも省エネも標準装備されていますしデザインも色々あるので20万円以下でも良い物を選べます。
中古の冷蔵庫の値段・相場
新生活や単身赴任などで冷蔵庫が必要になった場合、やはり出費は抑えたいものです。安く冷蔵庫を購入したいとお考えの方にとっては中古品の冷蔵庫も良いかもしれません。
リサイクルショップにもよりますが、全体の相場だと平均で7万円程度になるようです。中にはまだまだ綺麗でファミリー向けの物でも10万円前後で見つかることもあります。
古くて使用感のあるものだと5万円前後で買えるので、とりあえず数年使えればいいやという方にはぴったりです。もちろん一度は人の手に渡っている物なので抵抗のない方に限定されますが一度リサイクルショップを覗いてみるのもおすすめです。
用途別でおすすめの冷蔵庫サイズも要チェック
一人暮らしや新婚さんによっても必要な冷蔵庫の大きさは変わってきますが、最適な冷蔵庫のサイズとは一体どれくらいなのでしょうか。単身者と新婚カップルにおすすめの冷蔵庫のサイズを紹介します。
冷蔵庫サイズの目安
冷蔵庫の最適な容量を決めるには「70L×家族の人数+常備品100L+予備品70L」でおおよその必要容量が分かるとされています。
たとえば4人家族の場合ですと「70L×4人+常備品100L+予備品70L=450L」となります。これは一般的な計算式による算出ですので、その家庭によってはお米なども冷蔵庫に保管する家庭も増えていますので、常備品が多い家庭などは余裕をもって大きいサイズを選ぶと良いでしょう。
単身者に最適な冷蔵庫
単身者の冷蔵庫は、自炊の頻度や用途などを考えて選ぶといいでしょう。とは言っても1ドアタイプの冷蔵庫はサブとしての役割に向いているため、単身者用としては不向きと言えます。
購入するなら2ドアタイプの冷蔵庫がおすすめです。一人暮らしの方は冷凍食品やアイスなどストックする人も多いので冷蔵室と冷凍室は分かれているタイプのほうが使いやすいです。
容量は先述の計算式で計算すると「70L×1人+常備品100L+予備品70L=240L」となりますが、外食が多く自炊はしないという方にとっては少し大きいかもしれません。自炊しない方は予備品スペースを30Lと考えて200Lほどで考えるのが最も最適です。
新婚カップルにおすすめの冷蔵庫
夫婦2人の場合だと300L~400Lの冷蔵庫を5万~7万円で購入するのが妥当ですが、将来子どもが出来て家族が増えるという見込みで、400L以上の大きめの冷蔵庫を購入する新婚さんは多くいらっしゃいます。
子供が大きくなり食べ盛りになる頃には2台目の冷蔵庫購入時期がやってきます。そうするととても効率よく冷蔵庫の買い物が出来ることになります。
家族が増えることを見越して購入するのもとても大切な事と言えますので2人で将来設計を立ててみるのも良いかもしれません。
安く用途に合わせた最適な冷蔵庫選びを!
最近ではお部屋に合わせて色をオーダーできるお洒落な冷蔵庫で90万円近くする物もありますが、安いものでも自分に合った冷蔵庫を見つける事が一番大切です。
冷蔵庫の寿命はだいたい8年~10年と言われていますのでその点も考えたうえで購入時期などを考えましょう。