キッチンの背面収納をおしゃれに隠すアイデア・リフォーム案
生活感が出やすいキッチンの背面収納ですが、おしゃれに隠すことにより生活感が消えて人に見られても恥ずかしくないキッチンにすることができます。簡単なDIYや市販品の活用で簡単に背面収納をおしゃれに隠すことができます。ここでは背面収納のおしゃれな隠し方をいくつか提案していきます。
ルーバーの引き戸で隠す
ルーバーの引き戸を使うことで背面収納を隠すことができます。水を多く使うので湿気が溜まりやすいキッチンですが、ルーバーは風通しもいいのでキッチンにもピッタリです。
既製品を使うことによりDIYが苦手な方でも自作せずに簡単に背面収納を隠すことができます。またルーバーを使うことにより隙間が産まれるため、壁一面で覆うよりおしゃれで圧迫感が少なくなるので、隠すことによる部屋への圧迫感が気になる方にもおすすめな隠し方です。
風通しはいいですが中は完全に見えなくなるので片付けが苦手な方もルーバーで収納部分をうまく隠すことができます。
半透明の引き戸で隠す
背面収納を半透明の引き戸にすることで見た目をすっきりとさせ隠すことができるリノベーション方法です。なかなか片付けの時間がなくキッチンがゴチャついてしまっていても、引き戸を閉めておくことですっきりした見た目になります。
また半透明にすることで閉塞感もないので締め切っていても明るい印象のキッチンにすることができるリノベーション方法です。キッチンは隠しておきたいけど閉塞感はなくしたいという方におすすめの収納方法です。
窓を組み入れる
背面収納に窓を組み入れることで明かりが入ってきて、おしゃれなイメージのキッチンにすることができます。自作でキッチンに窓を組み込むのはなかなか難しいですが、リフォームする方やこれから家を建てる方はキッチンの背面収納に窓を取り入れてみるのもおすすめです。
照明を組み入れる
どんな照明を使うかで部屋の印象は大きく変わってきます。キッチンのリフォームをするときには照明にも気を使ってみましょう。
ダウンライトにするとホテルのようなイメージになりとてもおしゃれに仕上げることができます。またキッチンの収納部分にもライトを取り付けることで中が見やすくなりおすすめです。
キッチンの背面収納を隠す・見せるアイデア・リフォーム案
背面収納が片付けられないので隠したいけど全部を隠さずに見せる収納と合わせて取り入れたい方もいるでしょう。隠す収納と見せる収納を上手に使い分ければおしゃれな見た目のキッチンになります。ここでは隠すのと見せる収納を併用したリノベーション方法を見ていきましょう。
壁で隠す
対面キッチンなどで他の部屋とキッチンがくっついている間取りの家も多いです。その場合、他の部屋からもキッチンのカウンターや背面収納が見えてしまうことが気になる方も多いでしょう。
そんな時には壁を使って隠す方法もおすすめです。リフォームの際に他の部屋から見える部分や気になる部分を壁で仕切ることにより、見せたくない部分だけ隠すことができます。
造作棚に収める
キッチンの収納スペースが少ない場合には造作棚を作るのもいいでしょう。造作棚は自作で作れるので、自分の理想のサイズの棚を用意することができます。自作する際には事前に何をどのように置くか決めておくと、見せる収納と隠す収納を併用しやすくなります。
普段どのようにキッチンを使っているのか思い出しながら作ると使い勝手のいいものができるのではないでしょうか。自作の場合には素材や色なども自分好みに決めることができるので、イメージにピッタリの理想の収納棚を作ることができます。
キッチンの背面収納をおしゃれに見せるアイデア・リフォーム案
隠す収納だと圧迫感や閉塞感が気になってしまう方は見せる収納がおすすめです。キレイに片付けて並べておくことで生活感を減らし、おしゃれにディスプレイすることも可能です。ここでは見せる収納におすすめのアイディアを紹介します。
アイアンと木を組み合わせる
打ちっぱなしのコンクリート壁やオーク木目無垢板などシンプルでかっこいい雰囲気が好みの方にピッタリなのがアイアンと木の組み合わせです。アイアンと木を組み合わせてキッチンをリフォームすればおしゃれなブルックリン風のキッチンになります。
自宅にいながらカフェにいるような気分になることができます。まるでモデルハウスのような空間で毎日くつろぐことができるようになるおしゃれでおすすめな組み合わせです。
既製品を組み合わせる
DIYがあまり得意でない方や大掛かりなリフォームを予定していない方は既製品を組み合わせることにより快適な収納スペースを作ることも可能です。今あるキッチンの向きを変えたり、カウンターを付け加えるだけでも大幅なイメージチェンジになります。
並べて飾る
見せる収納ではカウンターに並べて飾っておくのもおすすめの方法です。インテリアを飾るのももちろんいいですが普段使っているものも入れものをかわいいものやシンプルなものに入れ替えるだけで生活感を消して見せる収納をすることができるようになります。
ひと手間加えることにより、乱雑に置いてある印象をなくしておしゃれな印象に変えることができます。お気に入りの食器などもオープン棚にきれいに並べておけば見せる収納ができます。見せる収納だと何がどこにあるのかすぐにわかるのも魅力的なポイントです。
キッチンの背面収納のリフォームのポイント
キッチンの背面収納をリフォームする際に思い描くプランは人それぞれあるかと思いますが、やはり使いやすいキッチンにしたほうがいいでしょう。いくらおしゃれで可愛いキッチンでも使い勝手が悪いと毎日の料理も億劫になってしまいます。
そこでここではキッチンをリフォームする際に抑えておきたいポイントをまとめてあります。キッチンの背面収納のリフォームの際にはこのポイントを抑えておきましょう。
奥行きがない方が良い
背面収納はあまり奥行きがないほうが使い勝手がよくなります。奥行きがあると奥にあるものが取り出しにくかったり、何が入っているのか忘れてしまって使わずに眠っている状態になってしまうことも考えられます。家にある大皿が入るくらいの奥行きがちょうどいいでしょう。
背面収納には使用頻度の高いものを入れることが多いので、なんでも入れられるような奥行きのあるものよりも適度な奥行きにとどめておくのがおすすめです。
出し入れしやすさを意識する
上記した通り、キッチンの背面収納は頻繁に使うものを入れることが多い場所なので取り出しやすいようにしておきましょう。奥行き以外にも引き出しを付けるのか、オープンにするのか、小分けトレーを付けるのかなどの検討が必要になります。
実際に何を入れるのか、どういう作業工程で使うことが多いのかなどをイメージしながら決めていくのがおすすめです。作業の流れに沿った場所に収納することでキッチンでの作業をスムーズに行うことができるようになり、時間の短縮にもつながります。
棚の高さを変えられるようにする
キッチンの背面収納に何をどのように置くのかイメージしながら作っても、暮らしているうちに置きたいものは変化していくでしょう。
そんな時に棚の高さを変えることができれば置きたいものに合わせて調節ができるので便利です。可動式の棚にすることで家電が増えたり、食器の増減にも対応できるようになり後々も使いやすくなります。
扉選びを慎重にする
料理をする際に油や水が飛んでしまうことも多いので、背面収納に扉を付けておくのはおすすめです。しかしキッチンの背面収納に扉を付けるときにはどのような扉にするのか慎重に選ぶ必要があります。引き戸にするのか観音開きの扉にするのかで作業のしやすさは変わってきます。
キッチンが省スペースの場合には引き戸の方が開閉スペースが必要ないのでおすすめです。狭いキッチンに開き戸を使うと扉を開けたままの作業は難しくなりますし、体をひねりながら開閉するなんてことにもなりかねません。
逆に広いスペースを確保できるのであれば、折れ戸など開けた時に全体が見渡せる扉もおすすめです。自宅のキッチンスペースに合った扉を取り付けるようにしましょう。
カーテンで隠すのもおすすめ
背面収納のリフォームを手ごろな費用で済ませたい方や扉の閉塞感が気になる方は扉のないフルオープンの背面収納にするのもいいでしょう。
しかしこの場合には何がどこに置いておるのか他の部屋から丸見えになってしまうこともあります。お客さんから見えたりして気になることもありますので、そんな時にはカーテンを使って隠しておきましょう。
突っ張り棒とカフェカーテンを組み合わせれば簡単に目隠しすることができますし、気分によってカーテンを変えることですぐにイメージチェンジすることも可能です。一方フルオープンの場合、油汚れなどが気になることも多いのでお手入れはしっかりするのがおすすめです。
カウンターで置き場を作る
背面収納にカウンターを付けるのはとても使い勝手がよくなるのでおすすめです。キッチンには炊飯器やオーブンなどよく使う家電も多くあります。そういった利用頻度の高い家電はそのたびに出し入れして片付けるのは大変です。
なのでキッチンの背面収納にカウンターを作って家電の置き場所を作るといいでしょう。カウンターであれば片付けは不要ですし、そのまま置いておくことができます。ケトルや炊飯器などの蒸気が出る家電も置くことのできるカウンターがあれば便利に使うことができるでしょう。
キッチンで背面収納を自作するポイント
キッチンの背面収納のリフォームをしたいけどあまり費用はかけたくない方や大幅なリフォームでない場合には自作で好みのものを作るのもおすすめです。
最近はDIYも流行っているのでホームセンターに行けばたくさんの種類の工具や木材を購入することができます。ここではキッチンを自作でリフォームするおすすめの方法を紹介します。
カラーボックス+木材でDIYする
カラーボックスを使うことでとても簡単にキッチンの背面収納を自作することができます。カラーボックスを何個か並べてちょうどいい幅になったら上に長い板を置くことで収納棚とカウンターが簡単に作れます。
カフェカーテンなどを合わせればカウンターとボックス部分で見せる収納と隠す収納を併用することができます。カラーボックスには高さや幅など何種類か販売しているのもがありますので、自宅にあったものを使うといいでしょう。
カラーボックスは移動もしやすいですし、値段も手ごろで汚れたら取り換えも簡単にできます。DIYが苦手な方や不器用な方でもこれなら簡単にキッチンのカウンター付き背面収納を作ることができます。
ラック・ダストボックスを置く
ラックやダストボックスは市販のものを買ってきておくだけなのでこれが一番手軽な方法と言えるでしょう。すでに背面収納があるけど置き場所が足りないときにもこれらは活躍します。
狭いところにものをぎゅうぎゅうに詰めて片付けておくよりも、思い切って棚を増やしてゆったりと収納したほうが見栄えもよくなります。
またダストボックスは置き場に困る方が多いようですがかわいくておしゃれなキャビネットに隠すことでうまく収納することができます。ダストボックスをキャビネットに入れることでキッチンの印象がスッキリするのでおすすめです。
ワイヤーバスケットを置く
ワイヤーバスケットは見た目もおしゃれで見せる収納にも最適な入れものです。細々したものをそのまま置いておくと散らかった印象になりますが、ワイヤーバスケットに入れておくことですっきりと片付けられた印象にすることができます。
ワイヤーバスケットは無印良品や100均などで購入できるのですぐに実践することのできる収納術です。またフックなどをかけることにより、タオルを吊るしたりビニール袋を吊り下げるなどできて実用性も高いです。
キッチンボードを使う
リビングやダイニングからキッチンの背面収納が丸見えなのが気になる方におすすめなのがキッチンボードです。キッチンボードは扉が多くついているタイプもあるので収納を隠すことができて、違う部屋からの視線も気にならなくなるでしょう。
キッチンボードは収納力が高いのでキッチンで使う様々な道具をたくさん収納することができます。オープンタイプのキッチンボードも販売しているので見せる収納をしたい方はオープンタイプを選ぶといいでしょう。
カップボードを使う
IKEAで販売されているカップボードは使い勝手がよく、とても人気の高い商品です。IKEAのFAKTUM(ファクトゥム)には様々なパーツがあるので既製品ながら自分好みにすることが可能です。扉や取っ手のデザインなども選ぶことができるので自分の理想に近いものを作ることができます。
有孔ボードを使う
壁にいろいろ吊るして収納すると便利ですが、家に穴をあけるのには抵抗のある方も多いでしょう。またアパートなどでは壁に穴をあけることはできません。
しかし有孔ボードを使うことで壁に穴をあけることなく吊るす収納ができるようになります。使用頻度の高いものは有孔ボードに吊るして見せる収納をするのもいいでしょう。
壁に吊るしておくことで狭い空間でもきれいに片付けができるようになります。カウンターの下の開いているスペースなどに取り付けるのもおすすめです。
キッチンの背面収納はキッチングッズをおしゃれに片付けるのに便利
キッチンの背面収納は収納スペースの確保に重要な場所です。おしゃれにディスプレイして見せる収納もできますし、片付けるのが大変な方は隠す収納をするといいでしょう。キッチンのリフォームや自作でDIYする場合にはこの記事を参考にしておしゃれなキッチンにしてみてください。