カヌレ型の素材と特徴
焼き菓子には、様々な種類がありますが、とりわけカヌレは一定の人気を誇っています。伝統のあるお菓子ではあるものの、小麦や牛乳、バターといった素材で作ることができるので、お手軽にお菓子を作りたいときにおすすめとなっています。
そこでこの記事では、おすすめのカヌレ型をご紹介します。カヌレ型とひとえに言っても、テフロンや銅といった様々な素材が使われているので、それぞれのカヌレ型の特徴をご紹介します。
テフロン加工
カヌレは、比較的簡単に作れるお菓子ではあるものの、型から外すときに、崩れてしまう人もいるかもしれません。そんなお菓子作り初心者におすすめになってくるのが、テフロン加工がされているカヌレ型となっています。
テフロンは、カヌレ型に良く用いられる素材なので、100均などのコスパのいい店舗で購入することも可能です。そこまでお菓子作りに慣れていない人は、ぜひテフロン加工のカヌレ型を使ってみてください。
シリコン
カヌレ型だけでなく、様々な型を集めるとなると、なかなか費用がかさむことに悩む人も多いかもしれません。とりわけカヌレ型のお値段に悩んでいるのであれば、一枚で複数のカヌレを焼くことのできる、シリコン製のカヌレ型を使うことをおすすめします。
テフロン加工の型などと違って、シリコン製のカヌレ型は、柔らかい素材でできているので、カヌレがするっと抜けるのが特徴となっています。もちろんコスパのいい100均などで手に入れることも可能なので、ぜひお手ごろな価格のシリコン製の型を手に入れてみてください。
ステンレス
カヌレ型だけでなく、様々な調理器具に使われているステンレスは、錆びにくいことで知られています。もしかしたらテフロン製の型を、錆びさせたことのある人もいるかもしれませんが、そんな時はステンレス製に変えることが大切です。
テフロン製よりも、カヌレ生地が張り付きやすくなっているので、しっかりとバターやマーガリンを塗ってみてください。そこまでお菓子作りなどをしないのであれば、お手入れが簡単なステンレス製のカヌレ型を持っておくといいかもしれません。
アルミ
カヌレ型には、様々な種類がありますが、一番オーソドックスなのは、アルミ製と言っても過言ではありません。熱伝導率も高く、メンテンナンスもそこまで手間がかからないので、しっかりとしたカヌレを焼くことができます。
熱伝導率がいいだけでなく、冷菓にも使うことができるので、ゼリー作りにも最適と言えます。きれいな焼き目を付けるのにもピッタリな素材なので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
銅
最後に取り上げていきたいカヌレ型の素材は、銅となっています。とことんカヌレづくりにこだわりたいのであれば、きれいな焼き色を付けることのできる銅のカヌレ型を使うことをおすすめします。
基本的に、銅の焼き型は扱い方が難しく、使う前にオーブンで空焼きする必要があります。さらには、青緑色のサビが発生することもあるので、メンテンナンスもなかなか難しいのです。お菓子作りに自信のある方は、ぜひ銅のカヌレ型を使ってみてください。
カヌレ型の選び方
この項目からは、カヌレ型の選び方をご紹介します。もちろん上記でも取り上げたような、素材から選ぶのもおすすめなのですが、自分のお菓子作りのスタイルによって、選ぶことが大切になってきます。
とりわけ一個売りタイプか、たくさん焼けるタイプに分かれているので、コスパの良さで選ぶのもいいかもしれません。こういったカヌレ型の選び方を参考にして、ぜひ自分好みのカヌレを焼いてみてください。
サイズで選ぶ
カヌレ型は、お菓子メーカーから100均まで幅広く販売されていますが、様々なサイズ展開がされているのです。確認しないまま、カヌレ型を買ってしまうこともあるかもしれませんが、材料と型がマッチしないこともあるかもしれません。
とりわけ大きめサイズは直径53mmで、小さめサイズは直径45mm程度を選ぶことによって、ちょうどいいカヌレを焼くことができます。もちろん多種多様なサイズのカヌレが並んでいるのもおしゃれなので、様々なサイズを選ぶのもおすすめです。
たくさん焼けるタイプを選ぶ
次に取り上げていきたいおすすめのカヌレ型の選び方は、たくさん焼けるタイプを選ぶといった方法になります。やはりカヌレは、とても小さなお菓子なので、一気に5個から10個程度作ることが多いかもしれません。
そこまでこだわりがない場合は、たくさん焼けるタイプを選ぶことによって、コスパよくカヌレを焼くことができます。とりわけシリコン製の型は、たくさん焼けるタイプなので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
セットかどうかを確認する
もしも、テフロン加工のカヌレ型を一個ずつ買うのであれば、セットかどうかを確認することをおすすめします。基本的に複数個作ることが前提になってくるので、なかなか値段が張ってしまいます。
もちろん100均でコスパ手に入れるのもおすすめですが、案外セット売り販売されているカヌレ型は多いのです。ここまで様々なカヌレ型の選び方を取り上げてきましたが、次の項目からは、実際におすすめの商品をご紹介します。
カヌレ型のおすすめ7選
この項目からは、カヌレ型のおすすめを7つご紹介します。シンプルに、100均などでカヌレ型を手に入れたい人も多いかもしれませんが、しっかりとした質のカヌレ型が欲しいのであれば、これから紹介していく商品がおすすめです。
とりわけ富澤商店や、馬嶋屋菓子道具店、霜鳥製作所 浅井商店といったメーカーのカヌレ型を取り上げていきます。もちろん初心者にもおすすめのカヌレ型も含まれているので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
日本製 テフロン加工カヌレ型 10個セット
まず取り上げていきたいおすすめのカヌレ型は、「日本製 テフロン加工カヌレ型 10個セット」となっています。とても使いやすいテフロン製のカヌレ型なので、初心者でも簡単にカヌレを焼くことができます。
10個ものカヌレ型が入っているセットではあるものの、3000円以下で手に入れることのできる、コスパのいい商品となります。もちろん型離れもしやすいので、スイーツ作りに慣れていない人にもぴったりかもしれません。
富澤商店 銅カヌレ型
次に取り上げていきたいおすすめのカヌレ型は、富澤商店の「銅カヌレ型」となっています。基本的に、初心者にはテフロン加工の型がおすすめなのですが、だんだんと慣れてきたら、銅製のカヌレ型を使ってみるといいかもしれません。
富澤商店の「銅カヌレ型」は、一個2000円で販売されているので、思い切って買うことをおすすめします。プロ顔負けのカヌレを焼くことができるので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
GrandChef セレクトカヌレ型 ステンレス製
次に取り上げていきたいおすすめのカヌレ型は、GrandChefの「セレクトカヌレ型 ステンレス製」となります。お気軽にお手入れのできるステンレス製なので、初心者にぴったりかもしれません。
熱伝導率がいいだけでなく、冷やし型としても使うことができるので、様々な用途に向いているのです。一個2000円程度のカヌレ型ではあるものの、しっかりとした性能を持つカヌレ型が欲しい人におすすめです。
馬嶋屋菓子道具店 アルミカヌレ型
人気のある馬嶋屋菓子道具店からは、「アルミカヌレ型」が販売されています。そもそもアルミ製のカヌレ型は、熱伝導率が良いのが特徴となっているので、しっかりした焦げ目がついたカヌレを焼くことができます。
「アルミカヌレ型」は、コスパにも優れていて、低価格で手に入れることのできる型なのです。もしも、カヌレが張り付いてしまうことがあれば、できるだけ事前にバターを塗っておきましょう。
シリコマート ミディアムカヌレ
ここまでテフロン加工や銅のカヌレ型を取り上げてきましたが、シリコン製のシリコマートの「ミディアムカヌレ」も人気があります。一気に15個も焼くことのできるシリコンタイプなので、たくさんカヌレが食べたい人におすすめかもしれません。
少しお値段の張る3000円程度のカヌレ型ではあるものの、型から外しやすく、焦げ付くことはないのです。シリコン製なので、お手入れも簡単で、誰にでもおすすめできるカヌレ型と言えます。
霜鳥製作所 ブラックフィギュア カヌレ焼型
次に取り上げていきたいカヌレ型は、霜鳥製作所の「ブラックフィギュア カヌレ焼型」となっています。テフロン加工が施されているカヌレ型なので、生地が張り付くことなく、しっかりと取り外すことができます。
まるでプロが焼いたかのような、程よい焼き色のカヌレを作ることができるので、一つ400円程度の値段で販売されています。初心者にもおすすめできるカヌレ型なので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
浅井商店銅 カヌレ型
最後に紹介していきたいおすすめのカヌレ型は浅井商店の「銅カヌレ型」となっています。お菓子作りに慣れている人におすすめの、銅でできるカヌレ型なので、プロ仕様のカヌレを焼くことができるのです。
お得な10個セットや、様々な大きさが用意されているので、自分好みの「銅カヌレ型」を手に入れてみるといいかもしれません。本当にこだわり抜かれた銅製のカヌレ型なので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
カヌレ型を長持ちさせるポイント
この項目からは、カヌレ型を長持ちさせるポイントをご紹介します。基本的にカヌレ型は、テフロン加工やシリコン製のものが販売されているわけですが、できるだけ長持ちさせたい人が多いかもしれません。
もちろんシリコン製の型などは、お手軽なお手入れで事足りるのですが、鉄製のカヌレ型に注意することをおすすめします。次の項目からは、カヌレ型を長持ちさせるポイントを詳しく取り上げていきます。
油なじみを行う
もしも、銅のカヌレ型を手に入れることがあれば、しっかりと油なじみを行うことをおすすめします。油なじみをすることによって、カヌレの生地が張り付いてしまうことを防ぐことができるので、確実に行う必要があります。
とりわけシリコン製の刷毛を使うことによって、満遍なく油を塗ることができます。銅製のカヌレ型を油なじみさせた後に、そのまま使うのであれば、190度で熱したオーブンで、15分程度空焼きすることをおすすめします。
蜜ろうを塗る
カヌレは、小麦粉やバターで作ることのできる簡単なスイーツですが、蜜ろうを用意しておくことをおすすめします。とりわけカヌレ特有のカリっとした食感を実現してくれるため、初心者にこそおすすめの手順となっています。
もちろん蜜ろうなどを手に入れることができなければ、バターなどで代用するといいかもしれません。そもそも蜜ろうを塗ることによって、伝統的なカヌレの製法になるので、こだわりのある人はぜひ試してみてください。
使った後はオーブンの予熱で乾かす
使い終わった後のカヌレ型を、そのまま放置する人も多いかもしれませんが、オーブンの予熱で乾かすことをおすすめします。基本的に銅のカヌレ型は、洗う必要がないので、しっかりとくずなどを布でふき取る程度で事足りるのです。
しっかりと蜜ろうが表面を守ってくれているので、わざわざ洗う必要がないと言ってもいいかもしれません。もしも、長い間カヌレ型を使わないのであれば、できるだけ水洗いをして、使った後はオーブンの予熱で乾かしてみてください。
ペーパーで挟んで保管する
いくつかカヌレ型を使う人もいるかもしれませんが、適当に保管するのではなく、ペーパーで挟んで保管することをおすすめします。カヌレ型を重ねて保管していると、取り外ししにくくなるので、しっかりとペーパーを挟んでいくのが大切です。
もちろんオーブンペーパーを専門店で手に入れるのもいいのですが、ここ最近では、100均などで手に入れることができます。100均のオーブンペーパーは、程よい厚さなので、カヌレ型に乗せるのにぴったりなのです。
変色したら食べられるお酢・塩で手入れする
せっかく買った銅製のカヌレ型が、唐突に変色して、驚いてしまう人もいるかもしれません。こういった緑青と呼ばれる錆が発生してしまった時は、酸素、水分、二酸化炭素、塩分が原因となっていて、10円玉が変色するのと同じ現象です。
とりわけお酢と塩を混ぜたもので、表面を拭うことによって、緑青を取り除くことができます。元々のピカピカの銅製のカヌレ型に戻るので、悩んでいる人はぜひ試してみてください。
カヌレ型の代用品
ここまでカヌレ型のお手入れ方法を取り上げてきましたが、もしかしたら銅製のカヌレ型が合わない人もいるかもしれません。さらに、お値段が高くて、なかなか手に入れることができずに、代用品を探しはいませんか?
そこでこの項目からは、カヌレ型の代用品をいくつかご紹介します。とりわけカップケーキ型や、マフィン型、プリンカップ、100均の紙製の型がおすすめとなっているので、代用品を探している人はぜひ参考にしてみてください。
カップケーキ型
見た目にこだわらないのであれば、カップケーキ型を手に入れることによって、代用品として使うことができます。もちろん100均などで手に入れることもできるので、コスパの良さから、100均のカップケーキ型を代用品として買う人もいるのです。
基本的にシリコン製や金属製が用意されているので、自分好みの素材を選ぶことによって、様々な用途に使えるかもしれません。とりわけシリコン製のカップケーキ型は、お手入れも簡単なので、初心者にもおすすめの代用品です。
マフィン型
次に取り上げていきたいカヌレ型におすすめの代用品は、マフィン型となっています。もちろんシリコン製や金属製に関わらず、油がしっかりと塗りやすいので、しっかりとしたカヌレを焼くことができるのです。
カヌレ特有の、溝のある見た目ではなくなってしまうものの、様々なトッピングやデコレーションを楽しめるかもしれません。とりわけ人気のある代用品なので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
プリンカップ
次に取り上げていきたいおすすめのカヌレ型の代用品は、プリンカップとなっています。100均でも手に入れることができ、シリコン製や金属製も用意されているので、様々な用途に使えるかもしれません。
とりわけ100均セリアのプリンカップは、アルミ製の使い捨てタイプの素材なので、型崩れすることなく焼き上がります。カヌレ型におすすめの代用品は、様々なものがありますが、本当に100均セリアのプリンカップはおすすめです。
100均の紙製の型
最後に取り上げていきたい、おすすめの代用品は、100均の紙製の型となっています。とりわけ100均セリアの「アルミタイププチケーキ型あさがお」は代用品として使うことができ、型崩れすることなく、しっかりと焼きあがります。
15枚もの紙製の型が入っているので、とことんカヌレを焼きたいと思っている人におすすめです。熱伝導率のいいアルミ素材が使われているので、初心者にもおすすめできる代用品と言えるかもしれません。
カヌレ型で作れるお菓子
ここまでカヌレ型におすすめの代用品を取り上げてきましたが、カヌレ型で作れるお菓子が気になる人も多いかもしれません。様々なお菓子を作ってみたいものの、それぞれ違った型を買っていると、なかなか予算がかさんでしまうのです。
とりわけマドレーヌや、ババロアやムース、レアチーズケーキ、アイスクリーム、ボンボンショコラといったおすすめのお菓子を取り上げていきます。どれも簡単に作ることができるので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
マドレーヌ
テフロン加工のカヌレ型は、しっかりとした熱伝導率が特徴的なので、マドレーヌを作るのにも向いているのです。とりわけ型崩れを防いでくれる素材でもあるので、綺麗な見た目のマドレーヌを作ることができます。
カヌレ型を使うことによって、一風変わったマドレーヌに仕上がるので、いつもとは違った雰囲気に仕上がります。もちろんフィナンシェなどの焼き菓子を焼くのにも向いているので、気になる人はぜひ試してみてください。
ババロア・ムース・レアチーズケーキ
次に取り上げていきたいおすすめのお菓子は、ババロアやムースやレアチーズケーキとなっています。熱伝導率が良いことで知られているカヌレ型ですが、冷蔵や冷凍にも向いているので、冷たいお菓子を作ることもできます。
もちろんカヌレ型に入っているままでもおしゃれなのですが、フルーツや生クリームによって、デコレーションするのもいいかもしれません。もしも、暑い夏の日にデザートを作るのであれば、ぜひ冷たいお菓子を作ってみてください。
アイスクリーム
上記のババロアやムースを作る要領で、アイスクリームの材料を冷やすことによって、美味しいアイスを作ることができます。シンプルに牛乳やジュースを凍らせるだけで作ることができるので、初心者にもおすすめとなっています。
ちょっとしたデザートを作るのであれば、テフロン加工のカヌレ型の使ってみるといいかもしれません。やはり、カヌレ型の見た目はとても可愛いので、そのまま使ってみることをおすすめします。
ボンボンショコラ
小さめのカヌレ型を持っているのであれば、思い切ってボンボンショコラを作ってみるといいかもしれません。そもそもボンボンショコラは、一口サイズのチョコのことを指しているので、チョコレートを冷やすだけで、作ることができます。
中に、アーモンドやガナッシュ、マシュマロを入れることによって、食べ応えのあるボンボンショコラに仕上がります。取り外しやすさを考えるのであれば、シリコン製のカヌレ型を使うことおすすめします。
カヌレ型は素材・サイズで選ぼう!
この記事では、おすすめのカヌレ型を紹介してきました。カヌレ型は、使いやすいテフロン加工のものから、上級者向けの銅製のものが販売されています。
合わせて、カヌレ型の選び方を取り上げてきました。しっかりと素材やサイズを気にすることによって、自分好みのカヌレ型を手に入れることができます。