冷蔵庫が冷えない故障以外の原因
冷蔵庫が冷えないと故障なのではないかと不安になるでしょう。冷蔵庫は決して安い買い物ではないので、冷えない原因は故障なのか、他の原因なのかを見分ける必要があります。ここでは、冷蔵庫が冷えない故障以外の原因についてご紹介していきます。
食品を詰め込みすぎてうまく冷えない
冷蔵庫が冷えないのは故障なのではないかと思う人も多い様です。しかし、故障以外の冷えない原因には、食品の詰め込みすぎが考えられます。
冷蔵庫は冷気の流れがないと全体的に冷えることはありません。そのため、冷えないなどの原因になってしまう可能性があります。
冷蔵庫が冷えない原因として、食品の詰め込みすぎで、冷気の吹き出し口をふさいでいる可能性があります。冷蔵庫が冷えないと感じた場合には、冷凍庫に移したり、整理してみる事をおすすめします。冷蔵庫の中身は、こまめに確認し、要らないものは早めに消費しましょう。
臭い原因にもなる
冷蔵庫が冷えないと、食品の鮮度も落ちてしまいます。傷みが早まってしまい、臭いの原因にもなってしまいます。
冷蔵庫は、常にスペースを空けて収納しておく必要があります。隙間なく食品を詰めてしまうと、冷気の通り道がなくなってしまうので、冷蔵庫が冷えない原因にもなってしまいます。
冷蔵庫の中は7割程度にとどめて置く事がポイントです。変な臭いがすると感じたら、食品が傷んでいる可能性があるので、早めに消費するか、処分することをおすすめします。臭いが感じた場合は、冷蔵庫が冷えていない証拠なので、何が原因なのかを探ってみましょう。
冷蔵庫のドアを何度も開けるので冷えない
冷蔵庫を開けると、中の冷気が外に逃げ出してしまうだけと思っている人もいるでしょう。しかし、それだけではなく、室内の湿気を冷蔵庫の中に吸い込んでしまうことにもなりかねません。
湿気が冷蔵庫の中に吸い込んでしまうと、霜の原因になってしまいます。今の冷蔵庫の場合は、自動霜取り機能がついているものがほとんどなので、霜についてはそこまで心配することはないでしょう。
しかし、霜取り機能が故障している場合には、冷蔵庫が冷えない原因になってしまう可能性もあります。さらに、冷蔵庫のドアをずっと開けっ放しにしてしまうと、どんどん冷気が逃げてしまい、冷えない原因になります。
閉め忘れてしまい、冷蔵庫が温かくなっている場合には、冷えるまでに半日以上かかると言われています。
冷蔵庫の中が臭いと感じた場合には、食品が傷んでいる証拠なので、その場合は処分してしまうようにしましょう。
冷蔵庫の周りのスペースが足りずに冷えない
冷蔵庫は放熱するスペースを作っておかないと、熱がどんどんこもってしまい、冷蔵庫が冷えないなどの原因になってしまう可能性があります。
さらに、冷蔵庫を冷やそうとした結果、電気を多く使用してしまうため、電気代が今まで以上にかかってしまう可能性があります。
そのため、冷蔵庫の両脇と後ろにはスペースを作っておくようにしましょう。今の冷蔵庫の場合は、横ではなく上から放熱するものもあるため、横と両脇はスペースが無くても大丈夫なものもあるようです。
自分の家の冷蔵庫はどこから放熱されているのかも確認しておくようにしましょう。家の冷蔵庫を置くスペースギリギリになってしまった場合には、放熱スペースが確保できない可能性があります。その場合は、別な場所に冷蔵庫を移動し、壁との間にスペースを作ることをおすすめします。
冷蔵庫の周りにスペースがない場合の対応
冷蔵庫が冷えないという症状は何が原因なのか早めに見極めて対応していく必要があります。冷えないままにしてしまうと、冷蔵庫の中のものが腐る原因になってしまう可能性があります。ここでは、冷蔵庫の周りにスペースがない場合の対応についてご紹介していきます。
壁から離す
冷蔵庫の買い替えや引越しの際に、部屋の冷蔵庫置き場のスペースに合わない場合もあります。引越しの時は、引越し先によって部屋の大きさが異なるため、冷蔵庫と壁の間にスペースが出来ない場合もあるでしょう。
しかし、冷蔵庫は上手く放熱されないと、冷蔵庫の中は冷えないなどの症状が出てしまいます。冷蔵庫が冷えないとなると、真っ先に故障を疑ってしまう人が多い様です。
しかし、冷蔵庫が冷えないという症状のほとんどは、故障ではなく冷蔵庫の設置場所や使い方に問題があることがあります。
冷蔵庫をただ置くだけではいけません。冷蔵庫は放熱されているため、放熱スペースを作ってあげる必要があります。
冷蔵庫が冷えない原因は、中だけでなく、外にも原因があるということです。冷蔵庫が壁に触れている場合には、上手く熱が放出できずに、冷蔵庫が冷えないなどの症状が現れる可能性があります。
冷蔵庫の横を触って熱い場合には、上手く熱が放出されていないということを示しているでしょう。冷蔵庫が冷えないなどの症状が出た時は、冷蔵庫の横などを触って熱くないか確認してみましょう。
冷蔵庫と壁との間に十分なスペースが確保できない場合の対応として、冷蔵庫の位置を変える必要があるでしょう。
早めの対応をせずに、そのままにしてしまえば、本来の機能を果たすことが出来なくなってしまう可能性があります。
近くに熱があるものがないか確認
冷蔵庫の周りにスペースを作ればよいという訳ではありません。冷蔵庫の周りにガスコンロやオーブンなどを置いている場合には、今すぐ移動させるなどの対応をしましょう。
周りの熱によって、冷蔵庫が熱くなってしまう場合にも、冷蔵庫が冷えないなどの原因になってしまいます。
冷蔵庫を置く場所はとても重要で、熱がある場所や放熱スペースが確保できない場所などには置かない方が良いでしょう。
冷蔵庫としての、本来の機能を果たすことが出来ずに、冷蔵庫の中身が臭いなどの原因になってしまう可能性があります。
冷蔵庫が冷えないという症状が現れている人も居ますが、冷蔵庫の冷えないなどの症状のほとんどは設置場所や周りの環境などに原因がある場合があります。冷蔵庫が冷えないときの対応として、まずは設置場所や環境を確認しておくようにしましょう。
冷蔵庫の修理を頼むべき症状
冷蔵庫は、食材を保管しておくために、大切なものでしょう。しかし、日常生活で必要な冷蔵庫が、冷えずに、故障ではないかと不安になっている人も居るようです。様々な原因から冷えない場合もあるようです。ここでは、冷蔵庫の修理を頼むべき症状についてご紹介していきます。
食材に水滴がついている
冷蔵庫が冷えない原因は、全てが故障ではありません。中には、冷蔵庫の設置場所が原因で、冷蔵庫が冷えないなどの症状が現れている可能性があります。
しかし、何も知らない人は冷蔵庫が故障したのではないかと不安になっている人も居るようです。冷蔵庫が冷えない場合は、上手く熱が放出できていないことが考えられます。
そのような場合は、冷蔵庫と壁の間にスペースを作ってあげるなどの対応をする必要があります。その他の症状として、食材に霜がついている場合には、自動霜取り機能や冷却機能が故障している可能性があります。
霜が付くと、冷蔵庫が冷えない原因になってしまいます。今の冷蔵庫は、自動で霜取りをしてくれますが、昔の冷蔵庫は自分で霜取りをしなければいけないものがほとんどのようです。
自動霜取り機能や冷却機能が故障している場合には、自分で直すのはほぼ不可能です。食材に水滴が付き、冷蔵庫が冷えないという場合は、プロに修理をお願いしてみる事をおすすめします。
めんどくさいからとそのまま放置してしまえば、いつまで経っても冷蔵庫が冷えない状態のままになってしまいます。
時間がたっても冷機がつかない
冷蔵庫が冷えないと感じてから、一晩待っても冷気が付かない場合には、冷却機能が故障している可能性があります。
すぐに冷蔵庫の故障と判断するのではなく、冷蔵庫の設定が変更されていないか、コンセントは抜けていないかなどを確認してみましょう。
冷蔵庫が冷えない原因は、故障だけではありません。設置場所などに問題がある場合もあるため、一通り確認してから、冷気が付かない場合は、プロに修理してもらうことをおすすめします。
冷蔵庫の修理費用の相場
冷蔵庫が冷えない原因は、故障だけではありません。故障以外にも、様々な原因が考えられるため、故障と判断する前に、冷蔵庫の設置場所は正しいのかなどを確認しておく必要があります。ここでは、冷蔵庫の修理費用の相場についてご紹介していきます。
部品交換は最安1万円が目安
冷蔵庫が冷えない場合は、まず放熱スペースは確保できているのか、周りに熱を放出しているものはないかを確認しておきましょう。
様々な原因を考えた上で、故障の可能性が高い場合には、プロに修理をお願いするようにしましょう。冷蔵庫が故障した場合の修理費用は、保証期間内であれば、全額負担することは少ない可能性があります。
しかし、保証期間を過ぎている場合には、全額自分で支払わなければいけない場合もあります。冷蔵庫が故障し、部品交換をする場合には、安くても1万円はかかるようです。
しかし、どこの故障なのかによっても、料金は異なります。中には、故障部分がかなり高額になり、冷蔵庫を新しく購入した方が安くなる場合もあるようです。
冷蔵庫が故障したかもしれないという時の対応として、まずはメーカーや冷蔵庫の購入店に問い合わせしてみることをおすすめします。冷蔵庫などが臭いと感じたら、早めに修理してもらうなど、対応をすることをおすすめします。
メーカーごとの修理費の相場
冷蔵庫が故障したら、修理しないと、いつまで経っても冷えないままになってしまいます。冷えない冷蔵庫を使っていれば、食材などが腐り、臭いがしてしまう可能性もあります。冷蔵庫を修理しようと思った時に、部品などによって料金が異なりますが、メーカーによっても費用が変わってきます。
東芝
冷蔵庫が冷えない時の東芝の修理費用は1万円~9万6千円が目安となります。かなり金額に差がありますが、故障の症状や場所によっても金額が変わってきます。
さらに、冷蔵庫の水漏れや氷が出来ない場合の修理費は、水漏れが6千円~3万2千円、氷が出来ない場合が1万4千円~2万千円程です。
東芝の修理費用を見てみると、冷蔵庫が冷えない場合が一番料金がかかるということが分かります。中には、冷蔵庫を新しく買った方が安いほど、修理費がかかってしまうこともあるようです。
日立
日立の修理費用の目安は、350L未満の冷蔵庫で9千円~5万6千円、350L以上で9千円~7万4千円となります。
その他には、水漏れで350L未満で1万千円~1万5千円、350L以上で1万千円~1万5千円ほどかかります。東芝と違って、日立は冷蔵庫の大きさによって、修理費用も異なる様です
重症の場合はまず見積もりを出すべき
冷蔵庫が故障と感じた場合には、プロに修理を依頼しましょう。しかし、業者を一箇所にしてしまうと、そのほかに安い業者があった場合などに損をしてしまうことにもなります。
出来る事であれば、なるべく安い業者で依頼したいという人がほとんどでしょう。そのような場合は、まずいくつかの業者に見積もりをお願いしましょう。冷蔵庫が冷えないという故障でも、業者によって修理費用は異なります。
冷蔵庫の部品が故障して冷えない場合の対処法
冷蔵庫が臭いと感じたことがある人も居るでしょう。冷蔵庫が臭いと感じた時は、冷蔵庫が冷えていない可能性があります。故障だけでなく、冷蔵庫の設置場所や環境が悪い場合も考えられます。ここでは、冷蔵庫の部品が故障して冷えない場合の対応についてご紹介していきます。
霜取りセンサーの故障箇所を修理する
冷蔵庫が冷えないと感じた場合は、冷蔵庫の中に霜が付いていないかを確認してみましょう。古いタイプの冷蔵庫には、冷気の吹き出し口に霜が付きやすくなってしまいます。
特に冷蔵庫の開け閉めが多い人や、閉め忘れなどの場合は、湿気を吸収し、冷蔵庫の中に霜が出来る可能性があります。
今の冷蔵庫は、自動霜取り機能が付いているため、簡単に霜がつく事はないでしょう。冷蔵庫が冷えないなどの症状が出た場合には、冷気を霜でふさいでしまっている可能性があります。
冷気の吹き出し口に霜ができ、冷蔵庫の中が冷えていないと感じた場合には、自動霜取り機能の故障の可能性があります。
霜がついている場合の対応として、霜取りセンサーの故障個所飲みを修理してもらうようにしましょう。霜が少なければ、自分で取り除くことも出来ますが、大量についている場合には、プロにお願いするようにしましょう。
ゴムパッキンを修理する
冷蔵庫は密閉していないと冷気が逃げてしまい、冷えないなどの原因になってしまいます。冷蔵庫は長い期間使い続けると、ゴムパッキンが劣化によって、変形してしまう可能性があります。
ゴムパッキンが変形してしまうと、冷蔵庫内が密閉されずに隙間が出来てしまいます。そこから、冷蔵庫内の冷気が外に流れてしまい、なかなか冷蔵庫の温度が下がらないなどの原因になってしまいます。
冷蔵庫の中が臭いなどの症状が現れた場合には、冷蔵庫の温度が上がっている可能性があります。さらに、密閉されていない分、外の湿気が入り込んでしまう可能性があります。
湿気が入り込んでしまうと、霜の原因になり、冷気の吹き出し口をふさいでしまう事にもなります。ゴムパッキンが変形してしまった場合には、タオルを40度くらいのお湯に付け、絞った後に変形したゴムパッキンを温めると変形が直ると言われています。
新しいゴムパッキンが欲しい場合には、冷蔵庫のメーカーなどに問い合わせしてみることをおすすめします。
異音が出ている部分を修理する
冷蔵庫が冷えないなどの症状が出てしまうと、故障ではないかと不安になってしまうでしょう。冷蔵庫が冷えないだけでなく、故障した場合には、異音が出る場合もあります。
冷蔵庫から「ブーン」という、今まで聞いたことがないような音が出る場合もあります。そのような場合は、冷蔵庫のファンやコンプレッサーが故障している可能性があります。
冷蔵庫から異音が出たら、びっくりしてしまいますが、異音がどこから出ているのかを、まずは耳を傾けて聞いてみましょう。異音がした場合には、故障の可能性が高いため、早めに対応することをおすすめします。
そのまま放置してしまい、酷くなってからの修理では、修理費用が高額になってしまう可能性があります。冷蔵庫から異音がした場合の対処法として、まずはメーカーや電気屋に問い合わせてしてみることをおすすめします。
冷蔵庫の故障と間違えやすいトラブル
冷蔵庫が冷えないと、中が臭いと感じることもあるでしょう。冷蔵庫の温度が上昇し始めている場合には、中の食品が傷み、臭いを放っている可能性もあります。そのような場合は、早めに対応する必要があります。ここでは、冷蔵庫の故障と間違えやすいトラブルについてご紹介していきます。
冷蔵庫の中から音がする
冷蔵庫の中から「ガタガタ」「ゴトゴト」「コツコツ」などと音が鳴る場合もあるでしょう。故障ではないかと不安になる人も多い様です。
故障であれば、早めの対応が必要ですが、故障でない場合は、修理は必要ないため、見極めることが大切です。
「ガタガタ」「ゴトゴト」と音が鳴る場合には、壁や家具に当たっている場合や床が水平でない可能性があります。そのため、丈夫な水平な床に置き、グラグラしている場合には、冷蔵庫の隙間に調節脚を入れて固定するなどの対応をしましょう。
さらに、「コツコツ」という音は、冷蔵庫の置いている場所の床が不安定な場合や、冷蔵庫の扉を強く締めた場合などになる場合があるようです。
床が不安定な場合には、固い板を冷蔵庫の下に敷き、がたつきがないように固定しましょう。冷蔵庫の音がうるさいと感じることもあるでしょう。
「ガタガタ」「ゴトゴト」などの他に、音がうるさいと感じた場合は、ファンが高速回転している場合によくあるそうです。冷蔵庫の開閉が多い時や、周りに熱を発するものがあるときなどに、冷蔵庫を冷やそうとするため、ファンが高速回転するため、大きな音が出る場合があるようです。
さらに、冷蔵庫の音がずっと鳴っていると感じることもあるでしょう。ずっと音が鳴っている場合は、インバーター制御で圧縮機の回転速度を調節しているために、音が鳴り続けて居るようです。
毎日のようになっているのではなく、ずっと音が止まらなくても、一生鳴っている訳ではないので、故障ではありません。
コンセントが入っていない
滅多にありませんが、冷蔵庫がなかなか冷えないと思ったら、コンセントが入っていなかったということもあるようです。
コンセントが抜けかかっている場合にも、冷蔵庫が冷えない場合があります。コンセントが抜けかかっている事を知らずに、そのままにしてしまうと、冷蔵庫の温度がどんどん上昇し、中の食材が腐ってしまう可能性もあります。
冷蔵庫の中が臭いという場合には、食材はもうダメになってしまっている可能性があります。冷蔵庫がなかなか冷えないという場合は、コンセントも確認してみましょう。
温度調節機能の設定を変えてしまった
冷蔵庫には温度調節のボタンがあります。ボタンの位置によっては、食材を冷蔵庫にしまっている時に、ボタンに当たってしまっている可能性もあります。
さらに、間違って設定ボタンを押してしまっている場合もあるでしょう。真夏と冬で同じ設定にしていると、冷蔵庫が冷えないなどの原因になる可能性があります。
普段は、「弱」で設定していたとしても真夏も同じ設定では、冷蔵庫の中は十分に冷えません。冬は「弱」でも良いですが、真夏は「強」にする必要があります。なかなか冷蔵庫が冷えないと感じたら、設定温度を確認してみましょう。
冷蔵庫が冷えない時は原因を突き止めよう
冷蔵庫が臭いと感じたら、冷蔵庫の温度が十分に冷えていない可能性があります。そのため、食材は傷み、臭いを放っている可能性があります。冷蔵庫が冷えない原因は、全てが故障ではないため、何が原因なのかを見極めることも大切です。