リビングのインテリアには絵がおすすめ!
忙しい毎日、家族がそろって過ごすリビングルームは、インテリアに工夫された居心地の良い空間であってほしいものです。それぞれ好きなことをしていても、同じ空間にいることでほっとします。
そんなみんなのお部屋に飾られている絵は、もうすっかり家族の一員になっていることでしょう。ときには家族やお友達と、おしゃれな壁の絵を囲んでティータイムというのもおすすめです。
インテリアに合う絵の飾り方
日本の住宅事情を考えると、なかなか大きな壁面のあるリビングルームは望めません。まして、都会のマンションとなると一層その傾向があることでしょう。
たとえ小さなお城の壁面でも、お気に入りの絵をかざって、安らぎのインテリア空間を演出してみましょう。きっと、一日中ずっとその絵を眺めていても飽きない自分の居場所を作れます。
インテリアセンスを磨こう
インテリアやおしゃれなどのこういう分野のことは、自分はセンスがないからとついついあきらめがちです。けれども、インテリア雑誌や、ショウルームを参考に学んでみると、次第にセンスも磨かれていくものです。
素敵なインテリアをたくさん見る経験を重ねていくと、自然とお部屋の雰囲気に合った絵の飾り方のテクニックも身に付いてくるでしょう。
絵の高さ
インテリアにとけこんだ絵の飾り方のコツを一つご紹介しましょう。絵を飾るとき、もちろん、ポスターや写真の額を飾るときも同様ですが、目線に合わせた高さに設置するのがおすすめです。
一旦、140センチから150センチ程度の位置に絵の中心が来るように設置してみましょう。それでかなりぴったりの印象になるはずですが、背の高さや、おもに座ってみるのか立ってみるのか条件の違いはありますので、飾ってみて、微調整すると、一番心地よい高さが発見できます。
絵のボリュームと形
上の写真のお部屋のように、大きな絵がどんと飾られていると、かなりの迫力が感じられます。来客時にも、きっと毎回、絵の作者やその絵を選んだときのエピソードなど、つかみの話題になります。留守のときにも、その大きな絵が部屋の住人のかわりにお部屋の守護神になってくれることでしょう。
また、逆にとても小さな絵がそっと飾られているときには、そこに置いた人の謙虚で優しい性格がかもし出されます。
絵の飾り方次第で、持ち主の心の様子が部屋の雰囲気に映し出されます。ぜひともインテリアセンスを磨きたいものです。
絵を飾る壁の場所
絵を飾りたい空間は、リビングルームにかぎらず、玄関や廊下、トイレなど、あちこちに見つけられます。まるで、ここに絵を掛けてくださいと空間が語りかけてくるかのように感じる瞬間があるかもしれません。
リビングルームの中にも、ソファーの背もたれの上、ダイニングテーブルにつどった家族から見える壁などがそのスペースになります。
普段、家族だけのときには気が付きにくいことですが、お客様を迎えるときには、動線に配慮して、歩くときに絵が肩にあたったり、座った人の頭にさわるようなことのないように、確めておくとよいでしょう。
絵の配置
空間に絵を配置するとき、一枚をかける場合と、数枚の絵を配置する場合があります。手に入れた順番にランダムに足していくのもうれしいものですが、その都度、工夫して絵を配置していくのも楽しみ方のひとつです。
おしゃれなインテリア雑誌を見ると、絵の上のラインをそろえる方法や大小の絵を中心線をそろえて並べる方法、小さな額をハート形などに並べる方法など、さまざまな並べ方が見られます。お気に入りのソファーに座っていろいろ見てみましょう。
素敵なインテリアを映画から学ぼう
おすすめのインテリア研究法に、映画から学ぶ方法があります。北欧の映画のインテリアにはマリメッコの大胆なパターンや雪の模様のファブリックが定番です。
南国ハワイのインテリアはリーフのパッチワーク模様のカーテン、そしてニューヨークなど大都会のビジネスマンの部屋のインテリアはモノトーンで、パリジャンのアパートメントのインテリアは小さい空間にかけられた絵が魅力的など、真似をしてみたいインテリアの題材にこと欠きません。
お国柄次第で、絵の飾り方にも特徴があるので、映画の中のインテリアを楽しむことはとてもおすすめです。
テイスト別のリビングの絵のインテリア例
それでは、映画に学ぶインテリアの例をご紹介しましょう。主人公になったつもりでお部屋のインテリアや絵の飾り方を観察してみてください。
都会風のインテリアは「プラダを着た悪魔」北欧風のインテリアは「かもめ食堂」ハワイ風のインテリアは「50回目のファーストキス」などの映画がおすすめです。それぞれ、そこに暮らす人の絵の好みとインテリアの工夫が伝わってきて興味深いです。
モダンリビング
都会的インテリアの特徴は、モノトーンやメタリックテイストでしょう。日々暮らしていると、ついついものが多くなってしまいがちですが、おしゃれなマンハッタンのワーカーなどは、極力、余分なものは置かないように洗練されているのでしょうか。
その壁面を飾るのも、モノトーンのアートポスターや絵を数少なく配置するのが特徴でしょう。お部屋のインテリアも、ワンポイントを強調する場合は、定番のアンディ・ウォーホールの絵がおすすめです。
北欧リビング
長い冬に閉ざされて室内で暮らすことが多いからか、お部屋のインテリアにこだわる北欧の人々のセンスはあこがれの的です。
白を基調にした壁面に、ビビッドな色の食器やクッションファブリックなどをインテリアのエッセンスに加えて、元気が出る雰囲気を演出しています。
フィンランドで誕生して日本でも絶大な人気があるマリメッコは、よくその特徴を表しています。独創的な色遣いは、雪の白い世界に住む人々のあこがれの色なのでしょう。
ヴィンテージリビング
ヴィンテージインテリアとは、ヴィンテージジーンズと言われるように、ユーズド感のあるインテリアをさします。
解体した古民家の古材、工場の骨組みだったアイアンなど、年代物のヴィンテージ家具などに興味がある人にとっては、特に人気のあるインテリアのテイストです。
そのような家のリビングに飾る絵は、工場街のバーのメニューに使われるチョークボードや、古いコークの販促ポスターなどが部屋のインテリアの雰囲気を壊さずぴったりなのでおすすめです。
インテリアとして絵を飾る際の注意点
お部屋のインテリアを自分好みのオシャレで過ごしやすいものに仕上げるために、インテリア雑誌を片手にあちこち探しまわって、よく吟味して手に入れた絵ですから、最高の場所に最高のアレンジで飾りたいものです。お気に入りの宝物として、絵を傷めることのないように大切に扱いましょう。
絵を保存するための理想的な環境を研究し、絵画に詳しい人になると、教養豊かな人として一目置かれること間違いなしです。
キャンバスを置く環境は、気温20度前後、湿度50パーセントと言われます。私たち人間にとって過ごしやすい環境ですから、わが子やわがペットに対する気配りと同様に、絵に対しても愛情を注いであげれば良いのです。
キャンバスアートは湿度の影響を受けやすい
最近インテリア雑誌に見かけるキャンバスアートという言葉をご存じでしょうか。絵画用のキャンバス生地に絵をプリントするもので、一般的な写真のボードとは違った雰囲気を楽しめます。
キャンバスは、布であるために湿度の変化に弱いです。日本の風土の特徴で、高温多湿の時期があることはキャンバスの保存においてマイナスの条件となるでしょう。
湿度が70パーセントを超えると、カビが発生しやすくなり、キャンバスアートの傷みを進める悪条件となるので、絵を傷めないように風通しに配慮しましょう。
直射日光にも注意
同様に、近頃の猛暑にかかわらず、日本の夏の高温はキャンバスアートを楽しむにあたり避けたい条件となります。
絵画展に出かけると、暗くて涼しい環境になっています。それは、直射日光や、またそれに伴う高温がキャンバスアートにはマイナス条件になるための配慮です。
インテリアをひきたてるリビングの壁紙も、また近頃減ってきた障子紙・ふすま紙も、数カ月すると焼けてきます。これは直射日光による変色・退色ですので、キャンバスアートを飾るときには必要以上に日光にさらさない工夫をしましょう。
日本の風土と保管の工夫とは
ここで少し日本の風土のお話をしましょう。先にも上げたように、日本は地方による差はあるものの、高温多湿が特徴です。
カタカナ書きのインテリアとはなかなか一致しないようですが、イ草たたみや、すだれ、縁側など、日本のインテリアも風土に合った工夫がなされているのです。
これは、日本の映画をみてもわかります。たとえば「日々是好日」は茶道を扱っていますが、風通しに配慮された日本家屋や、壁の掛け軸の選び方や飾り方などがよくわかります。
また、土壁に漆喰(しっくい)づくりの蔵も、絵や書の保管庫として湿度や高温の対策を考えられての工夫だったのでしょう。
インテリアに合う絵の飾り方でおしゃれに!
休日や毎日の就寝前のリラックスタイムに落ち着いた時間を楽しむためには、リビングのインテリアは大切です。
初めて訪問したお友達のお部屋のインテリアが、きっと飾る絵の作品選びも飾り方もかなり工夫して演出されたのだろうとわかるおしゃれなものだと、その人のインテリアに対する豊かな感性が感じられて素敵です。
みなさんも、北欧風や南国風、都会的なモノトーン、ヴィンテージなど、おしゃれなインテリアとアートのコラボを工夫して、お部屋のインテリアの演出を楽しんでみませんか。