目隠しなしのベランダが気になっていませんか?
視界を遮らないベランダは大変魅力的ですが、目隠しのないベランダは何となく落ち着かないものです。夜でも誰かに見られている気がしたり、ベランダに出づらくなったりすることもあるでしょう。カーテンのついていない部屋で夜に電気をつけると、部屋の中が丸見えだった経験はありませんか?
マンションによっては、賃貸でも窓の清掃や外壁工事などベランダの向こう側を業者が横切ることもあります。見られていないとは思っていても、目隠しのないベランダは無防備に映るはずです。
本来ホッとできるはずの家で視線を感じながら暮らすということは、心身ともにストレスを抱えることにもつながるので目隠しなどで工夫をしてみましょう。
目隠しがないベランダの不安
目隠しのないベランダには、考えられる不安がいくつかあります。昼でも夜でも外からの目線が気になったり、日差しや防犯面においても完璧とは言えません。家に帰り部屋の灯りがともると、在宅であることを無意識に周囲に知らせていることになります。
また、毎年のようにやってくる自然災害のことも考えなくてはなりません。台風19号のときは窓ガラスの破片飛散防止に養生テープが効果的であるという情報がSNSで広まり、養生テープが一時売り切れ状態になりました。
いつやってくるかわからない自然災害、用心しておくにこしたことはありませんが、目隠しも同じような役割を果たすのではないでしょうか。
風で飛ばされそうなものを置いておくのは危険ですが、すだれやよしずを窓の内側から立てかければ窓ガラスの破片飛散防止にも役立ちます。台風が夜にやってきても立てかけるだけならすぐに準備ができます。
賃貸物件では部屋を傷つける目隠しはできませんが、ブルーシートやレジャーシートで部屋を目隠しできます。昼夜関係なく、部屋の中は見えないよう工夫をしてみましょう。
外から洗濯物が丸見え
洗濯物はその家に住んでいる人の人数や性別、大人や子どものチェックまでできるほど無防備だということに気づいてください。
空き巣はまず洗濯物を見てターゲットを決めると言われています。まったく目隠しのないベランダに洗濯物が干してあったら、空き巣に隙きを与えているようなものです。
ベランダや部屋にしっかり目隠しをして、防犯対策をしましょう。目隠しシートがなければ、カーテンレールにバスタオルなどをつるして、夜になっても部屋の中が見えないようにしてください。
ただし、ベランダを完全に塞いでしまうと空き巣が入りやすい状況になるので、やりすぎに注意しましょう。
夜は電気をつけると室内も
部屋の窓にカーテンがついていれば、ベランダの目隠しがなかったとしても部屋の中までのぞかれる心配はないでしょう。また、夜に部屋の電気をつけてもカーテンさえつるしておけば、外から部屋の中が丸見えになるのを防ぐこともできます。
遮光性のないカーテンだと夜に部屋の中が透けて見えることもあるので、ベランダの目隠しが生きてきます。
どの程度目隠しが必要かは、実際に外から家を見たり、昼と夜と時間を変えてチェックをしてみましょう。「曇っている日だと、部屋の中がよく見える。」なんて失敗のないよう注意してください。
ベランダを目隠しするメリット
ベランダに目隠しをするだけで、体感温度が下がるのをご存じですか?熱帯夜が続けば部屋に居ても熱中症になる時代です。ベランダに目隠しを設置するだけで、賃貸物件でも涼を取ることができるとしたらすごいことではないでしょうか。
目隠しを設置する場所が窓ガラスの外か内で部屋の中の温度も変わります。お気に入りのアイテムでベランダに少し手を加えるだけで、簡単に目隠しや遮熱効果が期待できるならしない手はありません。クーラーの温度も適温をキープでき、エコにもつながります。
目隠しをすればベランダに出やすくなるだけでなく、ベランダも部屋の一つの空間として楽しむことができるでしょう。
ベランダに出ても外部からの目線を感じることなく、賃貸でも家庭菜園を楽しんだり洗濯を干したりできます。隠す必要のない空間が増えるということは、心も体も開放的になり気分も前向きになるかもしれません。これは思っている以上に大きなメリットです。
外からの視線のストレスがなくなる
他人の視線が気になる人の割合は8割と言われています。だからこそ家の中は唯一ホッとできる空間になるにも関わらず、ベランダに目隠しがないという状況は心身ともに良い環境とは言えません。
誰も見ていなくても「どこからか見られているのではないか。」と感じるのは、ストレス以外の何物でもありません。ベランダや部屋に目隠しをするだけで、そのストレスは消えます。目隠しの有無はそれほど心身ともに影響を与えるのです。
昔ながらのすだれやよしず、最近人気のシェードやバーチカルブラインドでも外からの視線をシャットアウトできます。また、ミラーフィルムを窓ガラスに貼れば、家の中からは外の様子がうかがえて外から家の中はのぞけません。
防犯対策としてもミラーフィルムは使えます。さらにベランダをプライベート空間にしたいなら観葉植物などの緑を並べるのもおすすめです。
日差しも遮られ涼しくなる
日本では夏の猛暑が年々悪化しています。クーラーや扇風機のない部屋にいると、命を危険に晒すことにもなります。しかし、24時間クーラーをつけているとエコではありませんし、電気代も不安です。
一度暑くなった部屋では、夜になってもなかなか温度が下がることもありません。部屋の温度を効果的に下げるにはベランダの目隠しや日差しをカットできるシートが必須です。
ベランダの目隠しシートやカーテンをつければ、部屋の温度の上昇を防ぐだけでなく夜もゆっくり寝ることができて睡眠不足を解消できます。クーラーの温度も一定に保つことができ、電気代の節約にもつながります。これは大きなメリットと言えるでしょう。
賃貸でもおしゃれに目隠しが可能
ホームセンターやインターネットでベランダや部屋の目隠しアイテムを探すと、誰でも簡単に取り付けることができるおしゃれなシートやカーテンがたくさん見つかります。
ホームセンターで売っているガーデンフェンスをベランダの柵につければ、気になる視線を防ぐことができます。高さも調整できるので防犯対策を兼ね備えたおしゃれなベランダが簡単に作れます。すぐ移動ができるフェンスも賃貸マンションには良いかもしれません。
目隠しを取り付ける前にすべきことが何点かあるので、事前準備をしてからベランダの目隠しを作り始めるようにしましょう。
ベランダの目隠しをする前にすべきこと
ベランダの目隠しをする前に何が必要か、どこからの目線を防ぎたいのか、どんな雰囲気にしたいのかを考える必要があります。お店に行けばおしゃれなシートやカーテン、目隠しアイテムがたくさんそろっています。
見た目のかわいさに惹かれて買ったものの、目隠しがベランダのサイズに合わなかったり完全に遮れなかったりしたなど不安の残る目隠しになっては意味がありません。
目隠しを作る前に事前にしっかり計画を立て、本当に必要なものとそうでないものの区別ができるようにしておきましょう。
目隠し場所のサイズを測る
ベランダをおしゃれなに目隠しするなら、はじめに隠したい場所のサイズをメジャーできっちり測るところから始めましょう。メジャーは100円ショップでも手に入ります。
DIYや部屋の模様替えのときにメジャーは活躍するので、お持ちでない方にも一つは持っておくことをおすすめします。
目隠しをしたい場所がどの方向かによって、選ぶ目隠しアイテムも変わります。たとえば、1階や2階など低層階の場合は上からの目線も気にしなければいけません。
角部屋の場合、ベランダの他に室内の腰窓や出窓、小窓のサイズも測る必要があります。ベランダ、室内関係なくどこからの視線が気になるのかを総合的に見て判断しましょう。
賃貸の場合は管理会社などに確認
賃貸マンションやアパートでベランダに目隠しをする場合は、事前に管理会社や大家さんに確認をしておきましょう。なぜならベランダは、自然災害や火事などが起こったときに避難経路として使われるからです。
ベランダには避難の妨げとなるものを置かない、といった規約が契約書に載っていることもあるので注意してください。
また、昨今毎年のように台風被害が出ています。自分が気をつけていても台風による飛来物は防ぎようがありません。そうならないためにも他者に迷惑をかけるような目隠しはしないようにしましょう。
強風で飛ばされるような軽いものはベランダに置かないように気をつけてください。賃貸マンションの高層階に住んでいる人は、物件に傷がつくようなことも避けましょう。
分譲マンションでは、外観を損ねるような目隠しはダメだというケースもあります。例えばハトよけネットの色は黒以外NGなど分譲マンションによってルールも異なります。ベランダのアイテムによってはNGとなる場合もあるのでその点にも気をつけておきましょう。
これは賃貸物件だけでなく、分譲物件でも同じです。マンションの一室を購入してもベランダは共有部分とみなされるため、避難経路となる場所に物を置くことは避けなければいけません。
たとえどれほどおしゃれなベランダにしたくとも、工事を必要とする目隠しやリノベーションは避けたほうが無難です。
ベランダの簡単取り付け目隠し用アイテム
ベランダに目隠しをプラスするだけで、さまざまなメリットを感じることができます。防犯対策の他に、外からの視線を気にせず過ごすことができたり、趣味を楽しんだり、空間を工夫しておしゃれを楽しむことができます。
目隠しアイテムには、目隠しシートの他にサンシェードやすだれ、ラティスなどがあります。それらを工夫すれば、賃貸でも簡単にベランダに目隠しを作れるでしょう。
ベランダの方角や周りの環境により隠したい範囲も変わるので、どの目隠しが家に合っているかを考えなければいけません。
目隠しをする際は、ちょっとしたおしゃれなものをプラスするだけでこだわりのベランダを作ることもできます。すぐに動かせる目隠しであれば、賃貸のベランダでも十分遊べるのでぜひチャレンジしてください。
すだれ
100円ショップでも手に入るすだれは、ベランダの目隠しアイテムとしてイチオシです。理由は、比較的に安価で買えて、女性でも簡単に取り付けることができるからです。
すだれは大昔から日本で愛されてきました。強い日差しをカットするものの風は通してくれたり、和のテイストに癒やされたりするので今もすだれは暑い夏の時期の人気アイテムです。
また、部屋につるせばカーテンの替わりに、自然災害のときには窓ガラスの飛散防止シート替わりにできるでしょう。
ベランダの手すりにひもですだれをつなげば、太陽の光を適度にさえぎってくれる目隠しになります。何枚かつないでつるせば大きな窓でも遮光効果はあるでしょう。すだれの隙間から風もとおるので、涼をとることができます。
夜は完全な目隠しになりませんが、部屋にカーテンをつければ問題ありません。すだれは他のアイテムとプラスアルファで使うようにしましょう。
100円ショップなら、すだれのサイズも豊富です。ダイソーでは210cm×88cmと112cm×88cmのすだれが、セリアでは112cm×45cmと90cm×74cmのすだれがあります。低いすだれは、ベランダの柵に交互に通して目隠しとして使ってみてはいかがでしょうか。
すだれの隙間を利用して飾り付けをしたり、室外機の日よけに使ったりできます。「竹」や「よし」などの素材の他に、紫外線(UV)カットの効果もあるアルミ加工のものや、和モダンの洋風すだれもあるので部屋に合うすだれを探してみてください。
よしず
昔はよしずを軒先に立てて涼をとりました。太陽の熱を家の中に入れないようにするには、外で止めるほうが効率は良いからです。
よしずを外に立てかけておくだけで遮熱効果は80%以上、さらに水をかけるとよしずの吸った水が蒸発するときに周囲の熱を奪うため温度も2~3度下がります。
賃貸マンションのベランダによしずを立てて打ち水をするのは難しいかもしれませんが、気化熱を利用して涼を取る方法は役に立つときがくるかもしれません。
すだれはつり下げますが、よしずは立て掛けて日よけをします。すだれを立て掛けて使っていると想像してください。よしずは窓全体が隠れるほどの大きなサイズです。立てかけるだけなので設置に手間もかかりません。
ただし、高層マンションなどで使う場合は風に飛ばされないように注意が必要です。立てかけるだけではなく、窓にフックを付けるなどよしずが倒れない工夫をしましょう。
台風など強風の吹くおそれがある場合は、よしずはベランダに置いたままにせず丸めて室内に入れましょう。よしずは背が高いため、保管スペースの確保も必要です。
目隠しシート
ベランダの目隠しシートは、視線と日差しをカットするだけでなく、突然の雨や花粉症、土ぼこり対策、プライバシー保護にも有効です。シートの素材はポリエステルやポリエチレンが主流で、レンガや木目調のものなど柄も豊富です。
シートの薄さはお店によりまちまちですが、キャンドゥの目隠しシートは他より少し厚めに作られているようです。アウトドアが好きな人は、目隠しシートと同じような使い方のできるオーニングやタープを代用できるのでお試しください。
目隠しシートは100円ショップでも購入できます。パッと付けられて、剥がすときもすぐなので賃貸でも使えます。シートのデザインを替えるだけで部屋の雰囲気も変わるため、気分転換をしたい人にもおすすめです。
ベランダにちょっと手間をかけるおしゃれな目隠し用アイテム
DIYの好きな方にはちょっと凝った目隠しはいかがでしょうか。よしずを立てかけるスペースがない方や、スッキリとシンプルに目隠しをしたい方、市販の目隠しでは物足りない方は、これからご紹介する目隠しをお試しください。
ちょっと物足りなかった目隠しが部屋の雰囲気にマッチするかもしれません。少し予算は上がりますが、手を加えた分だけ満足のいくあなただけのオリジナル目隠しが完成します。
半透明パネル
ベランダに目隠しをすると日よけや視線をシャットアウトできるものの、人影などが見えづらいという欠点があります。ただし、透明のものや背の低い目かくしを使っては防犯の機能は落ちてしまいます。
どうしてもベランダをスッキリさせたい、という人におすすめする目隠しは半透明パネルです。半透明パネルなら人の気配に気づくことができる上に、太陽光も優しく取り込めます。
アルミフェンス
目隠しをとにかく長く使いたいという人におすすめなのはアルミフェンスです。アルミフェンスは見た目も高級感があり、また大きさや色も多種多様なのでどんなベランダにも合わせやすい特徴があります。
他の目隠しより価格はするものの、耐久性が良いのでコスパは悪くありません。戸建住宅向けの印象が強いアルミフェンスですが、プランターやベンチ付きのタイプもあるので賃貸マンションのベランダにも置くことができます。
竹フェンス
割竹を使った竹フェンスは隙間が少なくピッタリ並んでいるため、ベランダを完全に隠したい方におすすめの目隠しです。竹フェンスを使えば、ベランダが一気に和モダンへと変身するでしょう。
日よけとしては十分ですが、太陽の光は他の目隠しほど届かないかもしれません。竹フェンスの高さを調節したり、隙間を開けて設置するなど一工夫が必要です。
ベランダを素敵に変身させるおしゃれな目隠し用アイテム
ベランダの目隠しアイテムはまだまだあります。目隠しの機能性ばかり見てしまうとベランダが味気ないばかりか、殺風景に映ってしまうかもしれません。部屋の中から見てもウキウキするようなベランダを作ってみたいと思いませんか?
先ほどご紹介したすだれやよしずは日本風の良さが出ますが、もっとモダンにしたい場合におすすめのものがあります。防犯対策や自然災害が起きた時のことを想定しつつ、あなただけのおしゃれなベランダを作ってみましょう。
サンシェード
アウトドアやガーデングッズでも人気のサンシェードは、プライバシーを守りつつ日差しを和らげてくれるアイテムです。サンシェード自体は軽いですが、おもり付きのものがほとんどなので飛ばされる心配はないでしょう。
風を通してくれるので夏でも涼しく感じることができます。ただし、強風には強くないため天候に応じて簡単に取り外しのできるサンシェードを選びましょう。
上からの視線を防ぎたい場合にもサンシェードは便利です。ひもで結んで止めるものや、すだれタイプのものがあるので住まいに合ったものを選ぶと間違いありません。
ラティス
格子状のラティスだけでは完全な目隠しとはなりませんが、そこに観葉植物やおしゃれなアイテムを付けることにより目隠し効果も生まれます。アイテム次第で日差しをカットしたり、防犯対策にもなります。
ラティスにさまざまなアイテムを付ける場合、ややDIYの技術が必要ですが観葉植物を並べるだけでも防犯対策として十分効果があるでしょう。ラティスはベランダの手すりより高さがあるため、低層階に住んでいる人には特におすすめです。
ベランダにラティスを固定する場合は、ラティス専用の固定金具が必要です。また、ベランダの手すりの幅はマンションによりバラバラなので、金具を買う前にサイズを測ります。固定金具は1,000円以下で買えるものが多いので、ラティスとセットで準備しておきましょう。
ベランダをグリーンを使っておしゃれに目隠し
ベランダを癒やしの空間にしたい場合は、グリーンを使っておしゃれに目隠しをしましょう。背の高い観葉植物を置くだけで簡単に目隠しができます。観葉植物の世話が面倒だと感じる人にはフェイクグリーンのカーテンはいかがでしょうか。
今はフェイクに見えないグリーンも多く、また、取り付けも結束バンドで固定するだけなのでベランダだけでなくお風呂場の目隠しに使う人も増えてきています。庭を作るような感じで「ベランダガーデン」を作ってみましょう。
つる植物
ベランダをおしゃれに目隠ししたいなら、つる植物はいかがでしょうか。緑のカーテンとしてベランダでゴーヤを育てている人が増えていますが、ゴーヤ以外にも育てやすいつる植物はあります。
小学校で育てていた朝顔もつる植物の一つです。観葉植物でおなじみのアイビーや、フウセンカズラも育てやすいでしょう。つる植物はどこでも手に入るため手軽ですが、カーテンになるまで時間がかかってしまうのがデメリットです。
せっかく育っても自然災害の影響でカーテンがちぎれたり葉が散ったりすることもあるでしょう。しかし、育ててしまえばほぼ手のかからないグリーンカーテンです。ゴーヤなど実のなるつる植物は食材になるなど楽しみも生まれます。
観葉植物
背の高い観葉植物もベランダの目隠しには有効でしょう。葉の大きなものや葉がたくさんついているものは日差しをカットしてくれるほかに、風も適度に通してくれます。プランターラックを置いて観葉植物を並べたり、ベランダの手すりに観葉植物をひっかけてもおしゃれです。
観葉植物は自然のものなので、少なくとも選定など手間はかかります。また、観葉植物によっては虫が付きやすいものもあります。防虫対策や水やりなどにも注意が必要です。
しかし、何よりベランダに緑があふれているというのは良いものです。眺めるだけでストレス解消にもなるでしょう。
生け垣
生け垣は戸建の家しか作れないと思っていませんか?小さな観葉植物をプランターラックの上に並べればプチ生け垣の出来上がりです。本来の生け垣のような立派なものでなくとも、目隠しとして観葉植物は十分役立ちます。
同じ種類の観葉植物を並べても、葉の色はそれぞれ異なるのでおしゃれな生け垣になるでしょう。カーテンのようにはなりませんが、夜に視界を遮ったり風を通したりするには十分です。観葉植物を倒せば割れてしまうため、防犯対策にも役立ちます。
ポトスはどんな環境にも強く、株分けにも適しています。一つポトスを置いておけば、簡単に増やすこともできるので生け垣に使う観葉植物としておすすめです。
グリーンフェンス
ベランダにナチュラル感を残しつつ、おしゃれに目隠しをしたい人はグリーンフェンスがおすすめです。グリーンフェンスは人工的な感じがしますが、今は本物かフェイクかわからないほどです。
ベランダのサイズに合わせてカットしたり、継ぎ足したりしても不自然な感じがせず、DIY初心者でも簡単に目隠しを作ることができます。
ベランダの柵に結束バンドで固定するので、強風が吹いても飛ばされる心配はありません。ビニール製で強度も強く、コスパも良いと言えるでしょう。花のついたグリーンフェンスもあるので、ベランダをかわいく演出できます。
しっかり目隠しをしてくれるため、夜でも部屋の中が見えにくいでしょう。目隠しシートと同じくらい手軽なので、無機質な賃貸マンションのベランダもあっという間に華やかに生まれ変わります。
ベランダの目隠しになるカーテンにも注目
ベランダの目隠しはベランダに直接付けるものだけではありません。ベランダに目隠しを付けることが難しい場合、室内カーテンを工夫してみましょう。
カーテンの他にロールスクリーンカーテンやブラインドカーテンもありますが、いちばん手軽で財布にも優しいのはカーテンです。カーテンはおしゃれなものが多く、遮光性が高いので夜でも部屋の中が透けて見えることもありません。
目隠しにもなり、日差しを完全に遮らない便利でおしゃれなカーテンをピックアップしたのであなたの部屋に合うカーテンを見つけてください。
レースカーテン
昼も夜も外から見えにくいミラーレースカーテンは、ベランダの目隠しにも最適です。ミラーレースカーテンは、カーテンの裏が光り反射することで部屋の中を見えにくくします。
カーテンの種類には遮光カーテンや紫外線(UV)カットカーテンがありますが、ミラーレースカーテンはプライバシー保護を目的に作られており、また紫外線(UV)もカットしてくれることから今注目されています。
ベランダに目隠しシートを貼ることのできない賃貸マンションや、ベランダが狭い物件はベランダに直接目隠しをするより室内にカーテンをつけて目隠しをするほうが無難でしょう。
ただし、部屋の中から見る風景は通常のレースカーテンより見えにくくなります。防犯対策には優れているため、女性の一人暮らしや小さなお子さんのいるご家庭にはミラーレースカーテンをおすすめします。
カフェカーテン
賃貸物件では掃き出し窓のサイズはある程度決まっているので、既製カーテンでも防犯対策は可能です。しかし、出窓や腰窓、小窓など窓のサイズが一定でないものはカーテンをオーダーしなければいけません。
オーダーカーテンは価格が思いのほか高いため、他の方法で目隠しをする人が増えています。カーテンの生地を買わなくても大判のハンカチを使い、カフェカーテンを作ることができます。また、ドレープを調整することで、光の量の加減もできます。
光の届きにくい窓は白のカフェカーテンを使うと良いでしょう。カフェカーテンは突っ張り棒を使えば部屋の雰囲気にあった目隠しが可能です。部屋のどこにも傷をつけずに取り付けることができるので、賃貸物件にもおすすめです。
必要な時だけ使えるカーテンも
ベランダの視界を遮りたくない人でも、洗濯物を干すときだけ目隠しが必要でしょう。そんな人におすすめなのは「洗濯物かくれんぼカーテン」です。
「洗濯物かくれんぼカーテン」はメッシュ素材でできているシートで、洗濯物を干す時だけ使います。カラーも白やグリーン、ブルーなどさわやかなものが多く、ゲリラ豪雨対策にもなるでしょう。
メッシュでできているので風通しも良く、洗濯物が乾きにくいこともありません。気になる視線を完全にシャットアウトできるため、一人暮らしの女性にもおすすめです。
自分の家のベランダに合った目隠し方法を試してみよう!
賃貸マンションではベランダに大掛かりな目隠しはできません。外壁や室内に傷をつけることも避けなければいけないため、ベランダの目隠し対策は限られた中でしなければいけないと考える人も多いのではないでしょうか。
家のまわりに高層ビルやマンションが多いのか、学校のグランドや畑などが近くにあるかによっても選ぶシートは変わるでしょう。
今回ご紹介した目隠しは、どんな環境でも使えるものが多く昼夜関係なく視覚を遮ることができるのでおすすめです。目隠しを選ぶ際は防犯対策もしっかり踏まえ、買うようにしましょう。