作り置きは一人暮らしの基本!
現在、景気が悪いと呼ばれている中で、多くの人が都会に出て大学入学や就職をしに来ています。そのためほとんどの人が一人暮らしをしては自分で家事をしなければいけない状況になっています。
特に社会人は仕事に追われて自分の時間を作る余裕もなく、家に帰っても家事ができないパターンが多いです。しかし家事というのは生きていく上でとても重要です。衣食住と言われるように、生活の基盤を家事は備えているからです。
衣食住の中でも、一人暮らしをしている方々が一番怠りがちなのは食事です。男性は食事を作るという習慣がないので、簡単なもので済ましてしまうという傾向があります。しかしこれは栄養の面で言えばかなり不十分であり、直すべき点です。
何といっても作り置きは一人暮らしの基本なので、作り置きの方法を覚えておいて損はありません。時間の節約にもつながります。
一人暮らしの自炊のカギは「作り置き」
一人暮らしをしている方にとって自炊というのはかなり難しいように感じてしまいます。しかし自炊といってもレシピにそって作り置きをしておけばいいのです。作り置きの料理はシェフのような料理でいので、最低限の料理をすればいいのです。
友達や家族のために作るのであれば話は別ですが、自分だけに向けた料理なのでそこまでこだわる必要もありません。そこで、今回は簡単に作り置きできるレシピを紹介していきます。作り置きであれば一人暮らしをしていても簡単にできるのでおすすめです。
一人暮らしにおすすめの節約作り置きレシピ【肉料理編】
料理にも作り置きに適したおすすめのレシピというものがあります。作り置きの料理は簡単手順のものばかりですが、作り置きができるようになることで料理の基礎を学ぶこともできます。一人暮らしの時に覚えておくと将来にも役立ちます。ここでは皆が好むお肉を使った簡単レシピについて紹介していきます。
煮込みハンバーグ
作り置き料理の定番といえばハンバーグです。大人も子どももみんな好むレシピなので作れるようになっておいて問題はありません。
レシピは、まず耐熱容器の中にみじん切りにしたニンジン2分の1と玉ねぎ4分の1を入れ、ラップをかけたら500Wの電子レンジで3分間加熱します。加熱後はラップを外して冷やします。
次に、ボウルにひき肉を入れ、粘りが出るまでこねます。ひき肉は300gが目安です。ニンジンと玉ねぎの他にも卵1個、パン粉カップ2分の1、そしてナツメグを少々混ぜて一緒にこねたら、30分から1時間ほど冷蔵庫に入れて寝かせます。
寝かした後は8等分に分け、油を引いてフライパンで強火で2分焼きます。色がついてきたところで裏返し、中火で3分から4分間蒸し焼きにします。
鍋に白ワインを80g、砂糖を大さじ2分の1加え、ケチャップと中濃ソースをお好みでかけたら3分から5分ほど温め、ハンバーグを入れたところで10分から15分煮込んだら完成です。
作り置きにする場合は冷凍がおすすめです。冷凍保存用のポリ袋にハンバーグを入れておくと、ソースは凍りにくいので食べたい分だけ取り出すことができます。
ヤンニョムチキン(韓国風ピリ辛から揚げ)
最近では韓国料理が話題を呼んでいます。その中でもチキンを使った料理は特に評判で、ヤンニョムチキンも韓国発の料理です。ピリ辛なところが食欲を増進させます。レシピも簡単なのでぜひ試してみて下さい。
まず、鶏肉の脂肪部分を取り除きます。一口サイズに切ったらお肉の中に空気を入れるため、フォークで数か所空け、醤油とニンニクを加えて揉みこみます。
鶏肉に小麦粉をまんべんなくまぶしたところで、多めに油を引いたフライパンに入れ、中火で焼き上げにします。コチュジャン、みりんを大さじ1.5杯、砂糖大さじ1杯、醤油を大さじ2分の1加えたら鶏肉と絡めて完成です。
その後、そのままポリ袋に入れて冷凍させてもいいですが、まず金属トレイに入れて先に冷凍させるとすぐに凍ります。その後ポリ袋に入れて冷凍させてもいいでしょう。
味染みしょうが焼き
日本人であれば知らない方はいないといっても過言ではないほど有名で日本人に愛されている日本料理です。一人暮らししている間でも自分で作り置きできるとかなり有利です。
実は生姜焼きは誰でもすぐにできる料理で、作り置きに関してもかなり簡単で時間の節約もできます。レシピの手順は、ジップロックの中に薄切りにした豚肉と玉ねぎ、酒とみりんをそれぞれ大さじ2杯、醤油は大さじ3杯、生姜を大さじ2分の1を基本にして全て入れます。
これで冷凍保存しとけば完了です。食べたい日に冷蔵庫に移して解凍し、フライパンで火を通したらそのまま食べられます。
豚肉の味噌炒め
豚肉の味噌炒めも生姜焼きと同様、材料を入れるだけなのですごく簡単です。お弁当に入れるとしたら朝の忙しい時間をかなり節約することができます。
レシピの方法は、豚こま切れ肉に酒と砂糖、みりんを大さじ2杯、醤油とすりおろしの生姜を小さじ1杯ジップロックの中に入れます。軽く揉んで馴染ませ、中の空気を抜いたら後は冷凍させれば大丈夫です。
フライパンで肉を焼くときにはもやしも一緒に入れると違う触感があっておいしく作り置き料理を楽しめます。
一人暮らしにおすすめの節約作り置きレシピ【副菜編】
一人暮らしをしているとどうしてもカロリーが高めのものばかり食べてしまい、肝心なヘルシー料理を食べなくなってしまいます。煮物なども簡単に作り置きできるのでおすすめです。ここではヘルシーに気を使った副菜の作り置き料理をそれぞれ細かく紹介していきます。
冷凍刻みオクラでおかか和え
オクラは生で食べてもおいしいというほどなので調味料を入れて工夫をするという必要がありません。なので刻んで冷凍しておいたオクラを200Wの電子レンジで1分半ほど解凍したら、塩だしを小さじ1杯、鰹節と白ごまをお好みで加えたら完成です。
簡単に調達できる調味料であり、なにより時間の節約が可能なのでおすすめができる副菜の作り置き料理です。
小松菜の中華炒め
野菜の摂取量が足りないなと思った時に便利な作り置き料理です。こちらは子どもにも適した味付けであるため、幼児食としてもおすすめのできる料理です。
小松菜の芯、人参、魚肉ソーセージ、小松菜の葉を順番に、油を引いたフライパンで焼いていきます。鶏ガラの素、醤油、塩コショウをお好みに混ぜたら完成です。お弁当として食べるときには冷凍しておくとすぐに準備ができます。
切り干し大根の煮物
こちらも作り置きができるおすすめの料理です。煮物でありながら、簡単に作り置きができるので大変好評です。作り方は、まず干し椎茸と切り干し大根を水につけておきます。
そして切り干し大根はしっかりと水を切った置きます。ニンジン、干し椎茸をみじん切りに、油揚げを短冊切りにします。鍋に油をいれ、野菜をいためていきます。
その後、鍋に鰹節でとったで出汁に醤油、みりんを大さじ2杯、砂糖を小さじ1杯加え、弱火で10分から15分ほど煮込んでいきます。出汁が3分の1ほどになったら完成の目安です。食べきれなくなった時も冷凍保存しておくと次食べるときに時間の節約になります。
一人暮らしにおすすめの節約作り置きレシピ【デザート編】
作り置き料理としてデザートを作ることも可能です。デザートは必要不可欠というわけではありませんが、疲れた体には砂糖が効くというように、職場等から帰ってくると思わず甘いものを食べたい時もあります。そのよおうな場合に簡単に作り置きできるデザートがあると生活の質もあがります。ここではそのような簡単なデザートレシピを見ていきましょう。
ドーナツ
ここではドーナツは作るというよりかは余ったものを活用するといった感じです。ドーナツはそのままにしておくとすぐ湿気てしまいます。余ったドーナツは1つずつラップをして冷凍庫に入れます。次に食べたい時も解凍せずに食べることができます。アイスクリームがあるとシューアイスのようになってさらにおいしくなります。
ヨーグルトのチーズケーキ
ヨーグルトを使ってあのチーズケーキが作り置き料理として簡単にできてしまいます。まず、ヨーグルトを水切りします。グラニュー糖70gを最初に入れかき混ぜ、次に卵2つを加えてまたかき混ぜます。
そこに生クリームと薄力粉大さじ2杯、コーンスターチ大さじ1杯、レモン汁も入れて混ぜます。カップに液を入れ、180度で予熱しておいたオーブンにカップを入れ、焼き具合で調節しながら170度で30分焼きます。
オーブンから出したら粉糖をかけ、粗熱が取れた時点で冷凍庫に入れ、一晩寝かせます。アイスのように固まっていておやつとして最適のデザートです。
りんごジャム(お菓子作り用)
りんごは時間が経ってしまうとふかふかになってあまりおいしくなくなってしまいます。そういった時に冷凍保存できる、作り置きデザートに変身させましょう。
レシピは、まずりんごの芯とヘタを取り、細かく切ります。リンゴジュースを加え、強火にかけます。水気がなくなってきた時点で弱火にしにして、カリカリになるまで焼き上げます。
出来上がったものは冷凍していつでも食べられるようにしておきます。手軽な上にお腹が空いたときに簡単に食べることができるので時間とお金も節約できます。
一人暮らしの作り置き料理【冷凍方法】
冷凍するといっても、食材の状態などを気にしてどのように冷凍すればいいのか分からずに混乱してしまう方もいます。作り置きした料理をどのように冷凍すればいいのか、冷凍にどのような手順を踏めばいいのか、おいしい味を保つためにはどうしたらいいのかなどを説明していきます。
食品を2重包みする
冷凍保存するとき、食品が空気に触れると、食品が酸化や乾燥をしてしまいます。そうすると独特な臭いが料理全体に移ってしまい、冷凍したものがおいしくなくなってしまいます。
そのため、料理を空気に触れさせないために2重に包んでおくと確実に味がそのまま残すことが可能です。ラップやアルミホイルで一度包んだら、ジッパー付きの袋に入れて保存します。
冷凍保存するときは味は薄めに
冷凍保存をするといい意味でも悪い意味でも味がしっかりしみ込みます。いつも通りの味付けをするといつもよりかは若干濃い味になってしまいます。なので冷凍保存をする予定の作り置き料理はあらかじめ薄味にしておくと解凍して後でもおいしく食べれるのでおすすめです。
冷やしてから冷凍をする
温かい状態の料理をラップで包むなどして密閉状態にしてしまうと水滴がついてしまいます。この水滴はそのまま落ちずになると菌が増殖する元になります。料理に菌が回ってしまうと食べた時に体を壊してしまうので危険です。一度完全に冷やした状態で冷凍状態にさせなければいけません。
衛生面が気になる時は食品アルコールスプレーを使う
料理にかかっても料理自体には何も害を加えない食品アルコールスプレーというものがあります。どうしても食中毒やその他の病気になるかどうか不安な方は食品アルコールスプレーをすると確実です。時間をおいて食べるので確かにどこで菌が繁殖するかわからないので安心できる対策法と言えます。
一人暮らしの作り置き料理【解凍方法】
冷凍の方法が終わったら次は解凍の方法です。解凍の方法もかなり重要で、間違った解凍の仕方をしてしまうと味が損なってしまうことがあります。せっかく冷凍までに気を配っていたとしても、解凍次第で台無しになるという可能性もあるので、解凍の仕方をしっかり理解して実践できるようにしましょう。
基本解凍は自然解凍で
解凍の基本は、冷蔵庫に移して自然解凍をさせるということです。自然解凍したものは必然的に再加熱をして菌の増殖を防ぐことができます。
冷蔵庫に移すことを忘れていたなどで自然解凍が困難な時、急速解凍という形ではレンジで温めることもできます。しかしその場合、食品によっては固くなってしまったり味が悪くなってしまうといった事態が起こる場合があるのでおすすめできません。
作り置きで冷凍保存が向かない食品
作り置き料理をするのに向かない食材というものが存在します。それを知らずに作り置きをすると却って苦い思い出を作ってしまう可能性もあるため、冷凍してもいい食材と、冷凍に向かない食材をしっかり見極めれるようにすることが大切です。その知識を得ることで選んだ食材で調理をすると解凍後もおいしく食べることができます。
水分の多い食材
水分の多い料理は冷凍することで繊維が破壊されます。繊維が破壊されることで解凍時に水分が出てしまい、野菜がベチャベチャの状態になり、触感が悪くなります。水分量が多い食材の例は主に野菜です。キャベツをはじめとするレタス、キュウリ、大根も水分を多く含んでできているので冷凍にはあまり向いていません。
繊維の多い食材
筋の多いものも冷凍にするには不向きです。解凍した時点で筋っぽい食感になってしまいます。ごぼうやたけのこ・山菜類などが主な代表例です。しかし、ごぼうに関しては下準備をしたうえで水をしっかり切り、冷凍すると見事にシャキシャキ感を保つことができます。ごぼうだけは冷凍してもおいしく食べられます。
マヨネーズやチーズ
マヨネーズや牛乳、チーズなどの乳製品といった油の成分を多く含む食材は冷凍中に水分と油分が分離してしまいます。解凍してもそれが結合されることはないので味が変わってしまいます。
そのため乳製品を代表とする食材は冷凍を控えましょう。しかし、牛乳はクリームソースと混ぜると冷凍保存が可能です。チーズも熱加工を前提とするのであれば問題はありません。
一人暮らしの作り置き【冷凍の限界】
食材によってはたとえ冷凍可能なものであっても限界が来る食材があります。肉類は冷凍をしていても1か月で食べきった方が無難です。魚介類は新鮮さが命なので2週間以上冷凍するのは控えましょう。野菜類に関してはある程度長く持ちますが、2か月前後を目処に解凍して食べるようにしましょう。
作り置きを活用して一人暮らしに役立てよう!
作り置き料理は一人暮らしをする上でとても重要です。ただでさえ仕事やバイトで疲れているのに栄養をっ種しなければ逆効果です。しっかりとした生活を送れるようにするためにも、作り置き料理をマスターすることで朝や夜の料理の大切な時間を節約しましょう。そうすることで継続して料理をつくることができます。