パンは消費期限切れでも食べられる?
パンが気づいたら消費期限切れになってしまった場合、原則として食べない方が良いです。パンにはカビが生えやすかったり、傷みやすいです。サンドイッチなどは特に傷みやすいので、消費期限切れになったら極力控えましょう食べるのは控えましょう。食中毒になってしまっては大変です。
消費期限切れは安全保障されない
消費期限は安全に食べられる期間を示しています。消費期限切れと言うことはそれだけ、消費期限切れの状態で食べるのが危険だということです。それでも食べたいという方は自己責任になりますので注意してください。安全にパンを美味しく食べたいのであれば、消費期限をしっかり確認して召し上がることをお勧めします。
悪くなったパンの見分け方
消費期限を切れてしまっては、食べるのは危険です。ですが、保存状況によっては短くなってしまうこともありますので、どのように見分ければいいのかお伝えします。
表面にポツポツとカビが生えていることや見た目や臭いがかわってしまいカビくさい、水分が抜けてカリカリに硬くなっている。お総菜パンなどの場合には酸っぱい臭いがするなどの状態があれば危険ですので破棄しましょう。
消費期限と賞味期限の違い
ざっくり賞味期限や消費期限と言ってもどのような違いがあるのかわかりますか?似ているようでその基準には大きな違いがあるのです。なかなか消費期限や賞味期限を考えたことが無い方も、どんな意味があるのか学んでいただき、気を付けてパンを美味しく食べていきましょう。
①消費期限とは
消費期限とは、その期限内なら安全に食べることが出来る期間のことです。消費期限切れてしまうと菌の繁殖やカビが生えてしまうこと、さらに著しく品質が低下してしまう可能性があります。消費期限切れたものは安全に保障は出来ませんので気を付けてください。しっかりパンの消費期限を確認しましょう。
ちなみには製造日を含めて概ね5日以内に品質が低下が認められる食品には消費期限期限と記載されますので覚えておきましょう。
②賞味期限とは
賞味期限とはその期限内に美味しく食べられる期間となります。衛生面での安全性や、味・風味などの機能が維持される期限です。あくまで美味しく食べられるなので、賞味期限が過ぎても食べることができます。ですが味など落ちる可能性があります。パンなどは保存できる期間が短いので消費期限として表示されます。
パンの消費期限は長い?
基本的にパンは日持ちするものではありません。理由としては、生クリームやマヨネーズなど保存がなかなかできないものを使用しているためです。保存料も使われていない店頭で販売されているパンは特に期間も短く注意しなければなりません。又カビや菌が生えてしまうので消費期限切れた際は食中毒の危険性があります。
パンの消費期限は5日前後が多い
パンは一体どれくらい日持ちするのかと言うと、消費期限として5日前後として設定されているのがほとんどです。やはりパンの性質状保存がきかなく、カビも出来やすいので消費期限の内に美味しくに早く食べきってしまいましょう。
保存方法もとても重用で方法によっては1日以上短くなることもありますし、消費期限を伸ばすことも可能です。どんな保存方法があるのか、調べましたのでお伝えしていきます
パン・保存方法別の食べられる期限とは
パンを美味しく食べるためには消費期限内に食べることが一番ですが、どうしても食べきれない場合、破棄するか保存するかになります。保存方法にはいくつかりますので、適切な保存方法メリットやデメリットを知ることで、皆さんがパンを美味しく安全に食べれるようにしていきましょう。
①常温保存・消費期限切れから1日
パンは、基本的に消費期限内に食べられるのであれば、常温保存がおすすめです。常温保存をする場合、乾燥を防ぐためにしっかりと密閉しておきましょう。パンの保存にとって、乾燥と劣化は最大の敵です。
しかし焼き立てのパンをビニール袋で常温保管すると蒸気がこもり、湿気てしまうので紙袋に入れなおすか冷めるまで置いてから袋に入れて保存してください。保存の際、消費期限切れて1日過ぎたパンは食べれるのか?みていきます。
消費期限切れ1日過ぎた食パンの場合
パンの中でも食パンを食べる方多いのではないでしょうか?食べきれるのが一番いいですが、もし余ってしまい消費期限切れて1日過ぎてしまった場合、おすすめはしませんが1日くらいなら食べて大丈夫です。ですが無添加の食パンだと1日でカビが生えてしまうことがあるので、しっかり確認して自己責任で召し上がってください。
消費期限切れる前に冷凍庫で密閉保存を行なっていけば、消費期限切れても1ヶ月程度は食べることできます。
消費期限切れ1日過ぎたフランスパンの場合
フランスパンの場合はどうでしょうか?購入した際、サイズも大きく余ってしまうこともあります。消費期限が1日過ぎた場合はカビなど無ければ食べても大丈夫です。ベストな食べ方は常温で保存して2日以内に食べることをおすすめします。
アレンジとして1日など消費期限切れになる前にフランスパンカリカリに焼きあげてラスクにすると、食感も楽しめて2~3週間は食べることが出来ます。
消費期限切れ1日過ぎた総菜パンの場合
総菜パンは具材などボリュームがありとても美味しいですが、野菜やマヨネーズなど水分を多く含んでいることが多く傷むのが早いです。その日のうちに食べることをおすすめしますが、消費期限1日過ぎた場合は冷蔵庫で保存していれば1日程度ならほぼ大丈夫です。冷凍庫は水分を多く含んでるのでおすすめしません。
基本的に消費期限は1日過ぎた場合でも食べることは控えましょう。保存をしっかりすれば1日程度なら食べられることは出来ますが自己責任で食べてください。安易に1日だけならとならないように気を付けていきましょう。
②冷蔵庫保存・保存に不向き
冷蔵庫でパンの保存は適していません。理由としてパンは一般的に小麦粉を使用しており、でんぷんとグルテンを多く含んでいます。その成分がパンの美味しさの要と言われています。冷蔵庫保存がどう関係するかと言うと、これらは水分が無くなり、劣化すると固くなるという性質があるのです。
でんぷんやグルテンの劣化が最も進みやすい温度帯が0~4℃と言われています。この温度帯が冷蔵庫の温度と一致しているため水分が蒸発し、劣化し硬化してしまいます。なので冷蔵庫の保存がおすすめ出来ないと言えます。
今まで冷蔵庫で保存していた方は冷蔵庫はやめて、常温保存や冷凍保存でパンを保存することをおすすめします。惣菜パンであれば、数日程度であれば冷蔵庫での保存は行えるので行なってみてください。もちろん消費期限は守りましょう。
③冷凍庫保存・菓子パンは1ヶ月~2か月
パンは冷蔵庫で保存を行うより、冷凍庫で保存するのがおすすめです。冷蔵庫と違いでんぷんの劣化を遅くすることができ、水分の蒸発を防ぐことが出来ます。でんぷんは0℃を下回ると劣化が穏やかになる性質があります。冷凍庫の温度は-18℃以下が基本になるので劣化を遅くするうえでは問題ありません。
保存の際は、水分の蒸発を防ぐためにパンを密閉出来る容器や袋にいれて保存をしていきましょう。冷凍庫での保存は適していますが、冷凍したパンであっても劣化はしていきます。パンの種類によりますが、1~2ヶ月程度は美味しく召し上がることが可能です。
冷凍庫で保存したパンの食べ方
冷凍庫で保存したパンの食べ方として、自然解凍やオーブントースターを使っての解凍方法があります。夏場などの暑い時は傷んでしまう可能性もあるので冷蔵庫での自然解凍を行っていきます。又は直接オーブントースターで温めましょう。
電子レンジでの解凍は水分が抜け硬くなってしまいますので、常温や冷蔵庫での自然解凍やオーブントースターを使用することで食感が復活します。食パンであれば解凍機能で半解凍にしてオーブントースターを使用する方法もありますので試してみてください。
冷凍庫保存に向かないパンがあるの?
一般的に冷蔵庫より冷凍庫での保存がおすすめです。しかし何でも良いというわけではありません。不向きなものとして、生クリームを使用しているパンやフルーツや野菜を使用しているパンや総菜パン、デニッシュパンも冷凍庫保存は不向きになっています。
理由として、生クリームは解凍した際に生クリームの油脂と水分が分離してしまいパンの風味が落ちてしまいます。
惣菜パンはレタスやトマトなど水分が多い食材を使用している場合は冷凍庫での保存に向いていません。冷凍庫保存すると凍った水分の体積が増えることで、具材の組織を壊し味が損なわれてしまうためです。適切なパンを冷凍庫で保存していきましょう。
食べきれない時はアレンジしよう!
パンを購入しても、なかなか消費期限内に食べきれないことや余ったりした経験した方、多いのではないでしょうか?消費期限内に美味しく・安全に食べて頂くために、いくつかのパンを使ったアレンジ料理をお伝えします。是非、パンが余って困った時には参考にしてみてください。
パングラタン
食パンを使ったパングラタンと言うもので、作り方は1人前で食パン2枚を用意してもらい1枚目はハートや星型など好きな形にくり抜いていき、2枚目はくり抜かずに1枚目を上に重ねて食パン2枚で器代わりに出来ます。そこにホワイトソースを流し込みお好みでチーズやコーンなどお好きな具材をトッピングすると良いです。
最後に170℃に予熱したオーブンで12分、180℃に上げて8分ほど焼き上げること完成です。ご家庭のオーブンによって焼き上がり時間が変わりますので調整しながら焼いてください。
食パンプディング
食パンプディングと言うもので名の通り食パンを使ったものになります。下準備として食パンなどの余ったパンを一口大にちぎって器に入れ、湯せん用のお湯を沸かし、オーブンを180℃にしておいてください。
全卵と卵黄をボウルに入れて泡だて器でほぐしてからグラニュー糖を加えて混ぜましょう。そこに生クリームと牛乳を人肌くらいに温めたものを少しずつ加えていき混ぜ合わせてバニラエッセンスを加えてこし器でこしてください。
こした物をパンをちぎった器にいれてオーブンで20分から30分湯せん焼きをして、焼きあがったら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やした完成です。
クルトン
なかなか料理が難しいという方もクルトンなどは簡単ではないでしょうか。食パンなどパンの余りを1㎝程度の四角に切って、フライパンにオリーブオイルを加えて食パンを炒るだけで簡単にできます。こんがりきつね色になったら適量で塩を振りかけて完成です。サラダやスープなど食感のアクセントにとても良いです。
フレンチトースト
朝食やカフェなどで大人気のフレンチトーストを余った食パンのアレンジとしていかがでしょうか。作り方はまず、食パンの耳をカットします。その後、卵3つと牛乳200㏄、砂糖大さじ2、バニラエッセンスを数適を混ぜてバットに流し込んでください。
バットにカットした食パンを浸してラップをかけて冷蔵庫で冷やしましょう。全体に浸るように一度ひっくり返してください。浸す時間は24時間が理想ですが12時間でも美味しくなります。
浸したパンを弱火にかけたフライパンにバターとサラダ油をひいて蓋をしながら8分、ひっくり返して蓋をしながら7分焼いていきましょう。真ん中がふわっとしてきたら完成です。
パンの耳でラスク
パン屋で売っているラスクはとても美味しいです。そんなラスクをご自宅で作ってみませんか?特にパンの耳は余って捨ててしまいがちですが、せっかくなら美味しくいただきましょう。
作り方はパンの耳をレンジで1分半~2分チンしてください。その後フライパンでバターを入れ溶けてきたら、砂糖を入れ混ぜてからパンの耳をカリっとなるまで焼いて完成です。お好みできな粉や粉砂糖などかけてください。
パンの消費期限切れを食べると?
パンを美味しく食べるには消費期限内に食べることはもちろんですが、冷蔵庫や冷凍庫など保存もせずに、消費期限切れを安易に食べてしまう方も少なくないのではないでしょうか?なぜ消費期限切れの状態で食べない方がいいのか、そのリスクついて詳しく説明していきましょう。
食あたりにより下痢・嘔吐
消費期限切れて、生地にできたカビに気が付かずに食べてしまい食あたりを起こしてお腹を壊してしまうことがあります。食あたりを起こすと、下痢や嘔吐などの症状を繰り返して脱水症状になる危険性があります。特に抵抗力がない子供や高齢者は重病になる可能性があるので注意が必要です。
何度お伝えしますが、消費期限切れのパンを食べるのはそれだけリスクがあります。それでも食べたいのであれば自己責任で行ってください。原則はパンは消費期限内に食べきるものということを考えて美味しく食べていきましょう。
種類別パンの消費期限
パンの消費期限として目安はだいたい5日前後となりますが、パンの種類や使用している具材によっても大きく消費期限が変わってきます。それぞれの目安を把握してもらい美味しくパンを召し上がっていきましょう。中には傷みやすいパンもあるので皆さんが好きなパンはどれくらい期限で美味しく、安全に食べられるのか確認してみてください。
食パン
食パンの消費期限は、基本的に設定されているものは製造から2~3日くらいが目安です。開封した後はたとえ期限内であっても、なるべく早く食べきってください。なかなか食べきれない方もいますが、カビが出来てしまうので余ったら冷凍庫での保存しておくと長持ちします。冷蔵庫は硬くなりますので向ていません。
カレーパン
カレーパンは油で揚げてあったり、中にカレーなどの具材が入っていたりすることで消費期限は短いです。基本的にはカレーパンは買った日に食べてしまうのが理想です。他の総菜パンも買ってすぐに食べることが、美味しく・安全に食べる秘訣となります。保存も冷蔵庫で1日くらいが目安となります。
クリームパン
クリームパンは中身にクリームが入っており、乳製品でもあるので消費期限は短いです。目安は2日程度で食べることをおすすめします。又保存について冷凍庫は適さないとお話ししましたが、食べる上では冷凍庫で凍らした半解凍することでシューアイスのように食べることが出来ます。暑い日にはぴったりですので試してみてください。
サンドイッチ
サンドイッチもとても美味しいですが、マヨネーズやトマトなどの野菜、ハムなど水分が多い具材が使用されているので、かなり傷みやすいです。消費期限もとても短く買った日に食べきるか、翌日の朝くらいまでに食べきるのが理想です。保存は冷蔵庫で行いましょう。
弁当などにサンドイッチ召し上がる方がいますが、具材的にの危険性が非常に高いです。極力暑い日は避けるか、保冷剤など冷やして持ち歩けるよう工夫していく必要があります。
チーズパン
チーズパンはチーズは乳製品なのでクリームチーズが使われているパンは保存がききませんので2日くらいが目安です。固形のチーズが練りこんでいるパンであれば、4日ほどは問題ありません。保存はあまりせず数日で召し上がってください。保存は1日2日程度でしたら常温や冷蔵庫での保管をしてください。
あんぱん
あんぱんの消費期限としては3日~4日で通常のパンもだいたい一緒であんこがあってもあまり変わらないと言えます。あんぱんは常温保存をしましょう。冷蔵庫での保存は向いていません。乾燥してしまい劣化してしまいます。長期間保存したいのであれば冷凍庫で保存することで1ヶ月保存することができます。
ラスク
ラスクは賞味期限が記載されていないことがありますが、製造して2~3週間が目安となります。普通のパンとは違いとても長持ちし美味しく食べることが出来ます。なぜ長持ちするかと言うと、ラスクはパンを再度焼いて、2度焼きとして行っているので水分が飛んで乾燥することでカビが生えにくいため保存期間が長くなります。
パン・ケース別の消費期限
パンと言っても、皆さんどこで買いますか?パン屋だったり、コンビニだったりと様々です。購入場所によっても製造方法が違い、消費期限も変わってきます。なぜ、購入場所によって消費期限がかわってくるのか、それぞれの購入場所別での理由を交えてお伝えしていきます。
①自家製
自家製のパンを作っているところでは、もちろんパンの種類によっても違います。それに使っている酵母によってもに変動があるようです。自家製の酵母を使用したパンの消費期限は目安で5日くらいで考えてください。その他惣菜パンなどは当日食べることをおすすめします。どちらにしても美味しく・安全に食べるには早く食べるようにしましょう。
ご自身で作って、おすそ分けする場合も食あたりになっては大変ですので、目安を考慮して食べて頂くよう伝え食べてもらいましょう。
②パン屋
パン屋でのパンもとても美味しく匂いが香るとついつい買ってしまいます。パン屋は作成方法にこだわりの製法があり、例えば添加物使用などあります。なのでスーパーやコンビニなどで市販されている商品と比べるとどうしても短くなってしまいます。原則購入してから2日以内に食べれば安全です。
消費期限が記載されていないものがありますので、買ったらすぐに食べていきましょう。又、パン屋特有ですが陳列されているパンに不特定多数のお客様が接触する可能性があります。
それによって、なんらかの菌が付着していることも考えられるのでそう言った意味でも早く食べることをおすすめします。
③コンビニ・スーパー
スーパーやコンビニで市販されているパンは、製造から出来る限り保存できるように作成されています。添加物が使用されているので少し消費期限が長めに設定されています。中には添加物が使用されていないものもあるので、パッケージに記載されている消費期限は必ず確認してから食べましょう。
パンの消費期限は長くないので注意が必要
パンはとても美味しいですが、残念ながら消費期限が短いことが分かったでしょうか?種類によっても様々で保存方法もパンによって適した方法が変わってきます。期限を過ぎて食べると食あたりの危険性もありますので、適切な保存や消費期限を守っていき美味しく・安全にパンを食べてください。