雑誌を縛る時に困ること
古くなった雑誌を処分する時に、束ねてゴミ収集に出したいのに、縛り方が分からない人もいるかと思います。せっかく出来たと思ってもすぐに緩んでバラバラになったり、縛り直そうとしても固結びになってほどけなかったりと、困ってしまうことも多々あります。
ボーイスカウトやアウトドアの経験のある方ならご存じでしょうが、通常の人には分かりません。また、いつ必要になるか分かりませんが、必ず役に立つはずですので、便利で簡単にそのうえ頑丈に雑誌を束ねる縛り方をマスターしましょう。
雑誌をうまく束ねるやり方がわからない
雑誌の縛り方は、意外と簡単なものもあるようです。一度覚えてしまえば、次からは楽になりますので、是非覚えて下さい。例えひとつでも知っていれば、それ以降は応用でなんとでもなるはずです。不器用な人にも可能だという観点で雑誌等を簡単で頑丈な、おすすめの縛り方をご紹介します。誰でも出来るのが得策です。
雑誌を束ねた時に緩んでくる
まず、一番雑誌の縛り方で困るのが、悪戦苦闘しているうちに次第に緩んでくることです。ちゃんと縛ったつもりでも、緩んでくるのはなぜでしょうか。やはり縛り方に問題があるようです。力を入れなくても、頑丈にキツく束ねる縛り方がありますのでご紹介しましょう。ポイントを押さえれば、子供でも女性でも簡単に頑丈に出来ますので、是非お試し下さい。
雑誌を束ねる時に強く縛れない
通常の縛り方は、丸結びという方法でしょうか。1回ではほどけるので、もう一度同じ位置で縛る方法です。これはほどけませんが、その後に気づいてやり直したくても、「しまった!」と思ったときにはすでに遅しというのもあるでしょうから、便利とは言えません。
また雑誌の量にもよります。たくさんの量を一つにしようと思うと、かなり強く縛らないとあっという間にほどけてきます。いくつもの束を作るのも面倒なので簡単に片付けたいところですが、なかなか思うように事が運ばないのも現状です。
雑誌のおすすめの縛り方①簡単十字縛りその1
雑誌を簡単に束ねる方法に、「十字縛り」というのがあります。十字縛りは2つあって、雑誌を持ち上げずにできる縛り方と、一人で簡単にできる縛り方の2つあります。この方法は、雑誌だけに限らず、段ボールを梱包する時にも役立ち便利です。引っ越しの荷造りでも重宝する縛り方で、これはおすすめですので、是非覚えて下さい。
雑誌を持ち上げずにできる縛り方
重たい雑誌を持ち上げるのは大変です。そこで置いたまま簡単に束ねられる縛り方をご紹介します。これは、二人いれば尚簡単ですが一人でも出来ない事はありません。ここから縛り方の手順を紹介しますが、手順の画像がありませんので、文章のみになります。少しわかりにくいかも知れませんが、手順⑤の動画で確認できますので、ご安心下さい。
縛り方の手順
紐の素材は、基本ビニール紐ですが、麻紐でも構いません。ポリエチレンの素材の方が、格安で手に入りますので、おすすめです。廃品回収に出す時や、引っ越しの時にも役立ちますので覚えていると便利です。簡単に頑丈に出来るおすすめの縛り方ですので、広いところで取りかかりましょう。
手順①
まず、ビニール紐の端を持ち自分の手を広げ、広げた方の反対側の手でビニール紐を持ち直してもう1回広げます。次にそうして測ったビニール紐の端を持ち、(この時まだビニール紐は切りません)ビニール紐の束を右側に置き、ビニール紐を自分の前から4の字を書くようにして、輪を作ります。その時に、輪を作ったビニール紐が上に来るように置きます。
手順②
次に4の字で交差している部分を中心にして雑誌等を中央に置きます。そして向こう側で輪になっているビニール紐を雑誌の上に持ってきて、両端のビニール紐を軽く引っ張り、それぞれ左右のビニール紐を中央で揃えて、同じ長さにビニール紐を切ります。切ったら左右に軽く引っ張ります。
手順③
そして右側の紐を、自分を軸に向こう側(上)にずらしていき、左側の紐は手前(下)にずらしてきます。次に向こう側の紐を真ん中の紐の上から下へくぐらせて左上に置きます。同じように、手前の紐を真ん中の左側で紐の上から下へくぐらせて紐は右下へ置きます。ここが少しややこしいですが、ポイントです。
手順④
両方の紐の端を持ってギューっと縦方向へ引っ張ります。これで、雑誌はキツく縛られました。後は、残ったビニール紐を蝶々結びでも片結びでも、お好きな結び方で処理して下さい。これで、簡単十字縛りその1は完成です。しかし、文章だけではなかなか理解しにくいと思いますので、以上の工程を動画で確認出来ますので、参考になさって下さい。
手順⑤
雑誌のおすすめの縛り方①簡単十字縛りその1は、一人でも十分可能ですが、ポイントは、最後の左上と右下に置いたビニール紐を引っ張るのは縦方向だという事です。斜めに引っ張っても横に引っ張っても効果ありませんので、十分注意して下さい。以上が十字縛りのその1でした。
雑誌のおすすめの縛り方②簡単な十字縛りその2
十字縛りのもう一つの方法をご紹介します。これも、ひとりで十分作業出来ます。誰かに手伝ってもらっても可能ですが、片付けをしているときはだいたいが一人ですので、雑誌を縛るだけで他の人の手を煩わすのも面倒です。かえって一人のほうがやりやすいですので、極力一人で作業出来る縛り方をマスターしましょう。
一人で簡単にできる縛り方
一つ前にご紹介したのも一人で出来ますが、この縛り方も簡単に素速く出来ます。用意する物は、ビニール紐とハサミと束ねる雑誌または新聞紙などです。基本的に縛る雑誌などの縦横の幅×2の長さ+5cmくらいの紐の長さが必要ですが、この縛り方の場合、縦横の幅×6+5cmくらいの長さが必要です。少し不経済のようですが、こんな方法もあり、便利です。
縛り方の手順
この方法は、輪に通すだけの簡単な作業で、途中で緩むこともなく、頑丈な縛り方でおすすめです。本当に簡単ですから、一度覚えてしまえば雑誌や新聞紙の整理には重宝するでしょう。十字縛りと比較して、どちらが簡単かは判断しにくいですが、十字縛りは比較的ネットでも見ますが、この縛り方は、あまり紹介されていないようです。
手順①
ビニール紐を上記のように測ってハサミで切って準備します。次に、右から順番に「の」の字を書くように輪を作り左へ移動してもう一つ同じように輪を作り、また左に移動して輪を作ります。合計3つの輪が横に並ぶようにします。アルファベット「L」の小文字や重さの単位リットルのイメージの輪が並びます。分かりやすいように右から1、2、3とします。
手順②
次に左の3の輪っかの上に輪っか2を重ね、その上に輪っか1を重ねます。3重になった輪っかを確認します。両端のビニール紐はそのままです。アルファベットのLの小文字のような輪が一つになっているはずです。この輪の中に雑誌等の短い方の幅が入るスペースがあれば成功です。スペースが小さければ輪を広げて下さい。大きいのは問題ありません。
手順③
そして、その輪っかに雑誌等をくぐらせて、両端を左右に引っ張ります。これでしっかり縛られますのでズレません。まさにこれだけです。あとは、十字にしてひっくり返して中央で縛るだけです。これは簡単です。最初の輪っかを3つ作るところをクリアすれば、難なくズレない縛り方が出来ます。
手順④
こちらも文章のみの説明でしたので、理解しにくい場合は動画をご覧頂ければ分かるでしょう。特に輪っかを3つ作るところが、ネックなんですが、文章ではなかなか上手く説明出来ません。とにかく3重のビニール紐が肝心なのです。雑誌や新聞紙を束ねて簡単に頑丈な縛り方というものは、意外と分かってしまえば楽勝です。
この方法は、初めはややこしそうですが、一度やってみると意外と簡単です。輪っかの作り方をマスターすれば、雑誌等の縛り方ではかなり使える方法です。ズレない縛り方は、何よりもストレスがかかりませんので、片付けも楽しめるでしょう。少し紐の長さが余計に必要ですが、簡単に頑丈に縛れる事を優先するならこの方法です。
雑誌のおすすめの縛り方③緩まない強い縛り方
雑誌等を整理する時に、紐で縛る方法で一番失敗しやすいのが、紐が緩むことです。縛り方さえきっちりとマスターしていれば、簡単に片付けられてストレスもありません。しかし、そんな簡単な縛り方なんてあるのでしょうか。ほんの些細なポイントを押さえるだけですので、誰でも簡単にマスター出来る縛り方をご紹介しましょう。
固く縛るので緩まない縛り方
理論上、固く縛るから緩まないという縛り方ですが、力はほとんど要りませんので子供から高齢者まで誰でも出来ます。あっという間の作業ですから、少し物足りないくらいです。こちらも画像での説明はありません。手順④の動画で確認して下さい。誰でも簡単に出来て、絶対に緩まない頑丈で便利な縛り方をご紹介しましょう。後で必ず役に立つはずです。
縛り方の手順
この縛り方も、文章のみの説明です。出来るだけ分かりやすいように説明します。用意する物は、ビニール紐とハサミと束ねる雑誌または新聞紙などです。前もってビニール紐を切ったり、すでに適当な長さの紐があればそちらをお使い下さい。経済的に素速く簡単に誰でもできる縛り方です。この縛り方は、昔から親しまれた縛り方です。
手順①
ビニール紐は雑誌または新聞紙の横幅×2と縦幅×2に5cmほどプラスして切ります。そしてビニール紐の端と端を結び、輪を作ります。そしてビニール紐を2重にして、その上に雑誌等を乗せます。ビニール紐を雑誌等の上で、ビニール紐の輪に反対側の結び目をくぐらせます。この時、雑誌等の端っこに輪を持っていくのがポイントです。
手順②
輪と結び目の付いたビニール紐が交差する位置を、雑誌等の端っこに持ってきて、そこでギューッと力強く引っ張り、締め付けます。その時に、引っ張っている側のビニール紐を左右に動かすと、より強く締まります。そして縛り込んだ根元をしっかり指で押さえつつ、横から紐を通して結びます。後は、残った紐を適当に縛った紐の間に入れて完成です。
手順③
これで雑誌等が真ん中で一文字に縛られているはずです。十字ではありませんが、これでもしっかりと役目は果たしています。この工程も文章だけでは理解しにくいでしょうから、その工程の動画でご確認下さい。この動画には二つの縛り方が入っていますが、最初の一つ目がこの縛り方の工程で、二つ目はこのサイトの十字縛りのその1です。
手順④
雑誌のおすすめの縛り方③緩まない強い縛り方は、意外に簡単だったのではないでしょうか。決して力を使うものではなく、物理の法則のようでした。簡単に誰でも出来て、力が要らないのは、ストレスなく片付けが出来ますので、知っていれば便利です。今まで苦手にしていた雑誌等の縛り方も、これで楽に出来るはずです。生活の知恵を手に入れました。
雑誌や新聞・本を縛る時の便利アイテム
最近では雑誌や新聞紙などを縛るのに、便利なグッズがたくさんあります。面倒くさいとか、力が必要だと思っていても、このグッズさえあれば、簡単に雑誌や新聞紙などの整理が出来ますので、是非一家にひとつはほしいものです。また、100円ショップで購入できるグッズもありますので、ご紹介しましょう。
100均のビニール紐『荷造りポリひも』
ビニール紐というものは、最近では100円ショップで購入出来ますので安くて便利です。一巻きの長さは、結構色々あり、70mくらいのものから長いのでは300mあるものまであります。また、色は白が主ですが、ブルーやピンク、黄色などこれもまた様々です。ご家庭の使い勝手に合わせて購入して下さい。ダイソーやキャンドゥなどで購入出来ます。
100均の『楽々ひも結束』
このラクラクひも結束というものは、雑誌や新聞紙を縛る時にくるくると回すだけで簡単に結束できるグッズです。これも100円ショップで購入出来ます。グッズの先にカギのような金属が付いていて、それを紐に引っかけてクルクル回し続けると、紐がねじれて締まってきます。あっという間に雑誌や新聞紙が縛れますので、力も必要なく、誰でも出来ます。
100均の『梱包用フィルム』
このフィルムは、段ボールなどをフィルムで巻いて固定する商品です。こちらのグッズも1ダイソーやキャンドゥで手に入ります。ラップのような素材のフィルムが片手で段ボールを包みます。
ただ、購入前に注意が必要なのは、100円ショップでも、ダイソーとキャンドゥでは若干違います。ダイソーのものは、持ち手の部分が廻りませんので、大きな段ボールなどを巻く時は大変ですが、キャンドゥのグッズは持ち手の部分が廻りますので、快適に使えます。また、キャンドゥの商品は、スペアも別売りですがあります。
イーリス『ひもくるりん』
このグッズは100円ショップでは買えませんが、とても便利で使い勝手が良いグッズです。イルカのような持ち手の先にカギ状の金属が付いていて、そのカギを紐に引っかけてクルクル廻すと縛れます。全く力を入れなくても出来ますので、子どもや高齢者でも簡単です。尾っぽのところにカッターが付いていますので、便利です。価格はAmazonで648円です。
雑誌が緩まない頑丈な縛り方には理由があった
今までご紹介してきた雑誌等の縛り方には、実は歴とした理由があるのです。それは、縛り方1の場合で説明しますと、最初の中心の紐に縦紐を一度くぐらせてから縛ると、3本の紐同士がそれぞれに絡み合い、互いを締め付けているため紐が緩まないのです。因みにこの現象を「法線力増大効果」と言うそうです。動画がありますのでご確認下さい。
このような効果があるという事が分かれば、納得出来るでしょう。中心を人に押さえてもらうのと同じ効果があるのです。ただ単に、この縛り方が広まっているわけではありません。テレビの「伊東家の食卓」でもこの縛り方は紹介されていましたが、このような理由があった事も覚えておきましょう。
雑誌を頑丈に縛る方法ですっきり片付け!
雑誌や新聞、本などを整理する時の紐の使い方や簡単で頑丈な紐のおすすめな縛り方をご紹介してきましたが、雑誌や新聞紙などを束ねる時の頑丈な縛り方には、それぞれ何か理論や原理があるようです。
ひとつ知っていれば、今後も何かしら役に立つはずです。また、100円ショップでも便利で頑丈に紐を束ねる縛り方に手を貸してくれるグッズも色々とありました。普段から片付けに時間を掛けたくない人には便利なグッズです。力も入れずに簡単に子どもや女性でも頑丈に縛れる手順も覚えて、スッキリと片付けましょう。