そうめんの原料は小麦粉・水・塩・油
夏に定番のそうめん!みなさんは良く食べますか?よくみなさんの食卓に並ぶそうめんでお子様もよく食べますが、みなさんはそうめんの原料って考えたことありますか?そうめんの他にもひやむぎやうどんなどの麺類もあり、原料なども違いがあるのでしょうか?
まず、そうめんですが、小麦粉・水・塩・油を原料にして作られています。そうめんの作り方として、小麦粉と水と塩を混ぜ合わせて良くこねていきます。そうするとそうめんの生地が出来上がってきます。そこで出来上がったそうめんの生地に油を塗っていくのです。
こねる段階で一緒に混ぜるわけじゃなく、塗っていくのです。油を塗った後は生地を細く伸ばしてしていくことでそうめんが出来上がっていきます。途中で短く切るわけではありません。
そうめんの原料には乾燥を防ぐ油が入っている
そうめんには、油を原料にして作りますが、何の目的で使用しているか知っていますか?それは作り方と関係してくるのです。そうめんは生地を切ってそうめんを作るのではなく、引き伸ばしてそうめんを作っていきます。
伸ばす際にはある程度の水分が必要になってきます。ですが普通の生地だと時間が経つとどうしても乾燥してしまいます。ですが油を減量にすることによって、乾燥を防いでくれる効果があるのです。
原料の油の効果として麺同士がくっつくことを防ぐ効果もあり、それにより綺麗に引き伸ばすことができます。そうめんには油が必須になってくるのです。原料の油の種類によっても、色々な風味のそうめんを作り出すことができます。
そうめん・うどん・ひやむぎの原料の違い
そうめん以外にも麺の種類は色々あります。その中でもうどんやひやむぎがありますが、それぞれの原料の違いが分かりますか?同じ麺でもうどんやひやむぎの作り方や原料、栄養などはどんな違いがあるのでしょうかお伝えしていきます。
うどんの原料と栄養素・カロリー
うどんも頻繁に食べることが多いのでないでしょうか?食べ応えもあって美味しいうどんですが、みなさんはそうめん・ひやむぎとの原料や栄養などの違いを思いつきますか?
ちなみに原料は何を使っているかというと、実はそうめんと大きく違いはなく、そうめんと同じ、水・小麦粉・塩を原料に使ってうどんを作っているのです。
油は手延べのうどんの場合もあるので伸ばす際に植物油などが原料に使われています。うどん特有の弾力やコシはうどんの魅力になりますが、それは小麦粉の中に含まれるグルテンの影響によるものです。足ふみなどで練り上げることを見たことがありませんか?それが弾力やコシの秘密になります。
栄養については原料が水・小麦粉・塩になるので色んな栄養素はないですがたんぱく質と炭水化物が主な栄養素になります。カロリーの違いはどうでしょう。うどんは満腹感もあり太さもあるのでカロリーが上がりそうですが、1食分は250グラムで300カロリーとなっています。
ひやむぎの原料と栄養素・カロリー
ひやむぎはツルツルと食べやすい食感が特徴で細めの麺となっています。そうめんとうどんとの原料の違いは、そうめんとうどんと同様に水・小麦粉・塩が原料になってきます。見た目や食感が違うのに原料はそうめんとうどんと同じ原料なのです。
ひやむぎの手延べで作られる場合はうどんと同様に植物油を原料にして使用しています。ひやむぎの栄養はそうめんやうどんと同じく、炭水化物やたんぱく質が主な栄養素になってきます。
カロリーはどれくらいあるかご存知でしょうか?ひやむぎは細く食べやすいためたくさん食べちゃうことが多いかもしれませんがカロリーは1食250グラムで約300カロリーとうどんとあまり変わりありませんが食べ過ぎは禁物です。
そうめんに使用する油によってカロリーが変わる。
そうめんもひやむぎと同様についつい多く食べてしまう方も多いかもしれません。ダイエットにそうめんを食べている人はいませんか?ですが、それは逆効果になってしまいます。
何故、逆効果になってしまうかというと、まず先にカロリーをお伝えすると、一食の250グラムあたり、346キロカロリーと言われています。すごく多くないですか?それには原料がカロリーに多く関わってきます。
そうめんの原料は小麦粉、水、塩と何があったでしょうか?もう一つは油です。油を抜いたそうめんはないかと考えるかもしれませんが、製造過程でそうめんは引き伸ばして麺を作っていくので、乾いたり、くっついたりしないように油を使っているため、原料として抜くというのは難しいようです。
油が原料なのでどうしてもカロリーが上がってしまうのは仕方ありません。カロリー少ないだろうと思ってたくさん食べてしまうと逆効果になってしまいますので、注意してください。
原料がそうめんと一緒の理由
そうめんやうどん、ひやむぎなど原料や栄養も一緒になっています。違いとしては太さと油によってはカロリーに違いは出てきますが、それ以外は似ています。ではなぜ、原料が一緒なのか?それには理由があるのを皆さんはご存知でしょうか?
もともとは小麦粉を練って麺として製麺加工したものはうどんとすることが決められています。なので小麦粉を使っている麺はもともとそうめんやひやむぎもうどんということになります。
それでは分かりにくいのもあり、太さによってそうめんやひやむぎと名前を付けて分けているのです。消費者にも分かりやすく販売しようとした結果ということになります。
原料が一緒でもそうめんやうどんで違いがある
そうめんやひやむぎ、うどんは原料が同じで小麦粉、水、塩などと原料が一緒ですが、違いがあるのです。それは小麦粉にあります。小麦粉は大まかに分けると、薄力粉や中力粉、強力粉と小麦粉にも種類があるのをご存知でしょうか?
うどんが使用している小麦粉は中力粉を使用しており、よくうどん粉と言われるのが中力粉になります。そうめんは強力粉に近い粘りのある中強力粉が主な原料になってきます。
作る場所によっては色んな種類をブレンドして独自の食感やコシを生みだしている場合もあります。なので食感が違ったりするのは小麦粉の種類も関係しているのです。
そうめんの栄養をアップさせる方法
そうめんやうどん、ひやむぎは原料もほとんど同じなため栄養も基本的に炭水化物しかとることが出来ません。夏場には子どもも好きだったり、作るのが簡単なので食べる機会は増えてきますが、それにより栄養バランスが崩れてしまうのは避けていきたいところです。
栄養としてはビタミンやミネラル、食物繊維が特に不足しがちになってしまいます。その他にもたんぱく質や脂質もそうめんだけ食べていては取ることはできません。
簡単な方法としてはそうめんにトッピングしていくことでも補うことが出来ます。栄養を補うためにおすすめのものをいくつかお教えします。
たんぱく質を取るための食品
タンパク質はとても重要な栄養素です。働きとして筋肉や臓器などを構成する成分として重要な役割を持っています。特に育ちざかりの子どもはとても必要です。タンパク質が足りなくなると筋力や体力の低下だけではなく抵抗力も低下してしまうので病気にかかりやすくなってしまいます。
そのため、しっかり摂る必要があります。ですが、そうめんの栄養のほとんど炭水化物しか含まれていません。なのでタンパク質もしっかり取りたいところです。いざタンパク質を取ろうにもどんな食材があるか思いつきますでしょうか?
タンパク質を多く含む食品として、肉類や魚介類、卵類、大豆の製品や乳製品にそうめんと一緒に取れるもので簡単なのは肉を茹でて一緒に食べたり、卵を温泉卵にすると麺にとても良く合います。他にもツナ缶や魚介類などでもアレンジ出来ますので試してみて下さい。
ビタミンを取るための食品
ビタミンは普段の食事でも不足しがちな栄養と言われています。ビタミンと言ってもたくさん種類があります。不足しがちなビタミンとして全部を摂るのは難しいですが、色んなビタミンを摂るのであれば魚介類や緑黄色野菜、レバーに含まれています。
なかなか食べる機会があっても子どもは嫌って食べない人も多く、そうめんと一緒に食べてもいいかもしれません。キュウリやトマトなどや野菜を天ぷらにして一緒に食べると、美味しく食べることが出来るのではないでしょうか?
ミネラルを取るための食品
栄養の中でもミネラルは不足しがちな栄養になっています。ミネラルは3種類あり、カルシウム、マグネシウム、リンがありますがリンは食事で不足することは少ないです。逆に過剰摂取には注意が必要になります。
今回はカルシウムとマグネシウムの食品をお伝えします。まず、カルシウムは馴染みがある栄養素です。主に骨を作るためのもので、乳製品や骨ごと食べる魚、大豆、葉物に含まれています。摂りやすいものとして、桜エビやしそ、小松菜、油揚げやシラスなどは合うのではないでしょうか。
マグネシウムは大豆、魚介類、海藻に含まれており血液循環を正常に保つ効果があります。わかめなどの海藻類、納豆、しらすをそうめんに加えて食べてみてはいかかでしょうか。
食物繊維を取るための食品
食物繊維も重要な栄養素です。食物繊維には排便をスムーズにする効果があり、体内の悪い物質を排出します。食物繊維が足りないと、便秘になりやすかったり、痔を誘発する原因にもなりますので便秘がちな方は積極的に摂るようにしましょう。
食物繊維が多く含む食品として、豆類、穀類、野菜やきのこ、海藻にも含まれています。摂りやすいものとして、しそや納豆、海藻類、アボカドなどにも含まれています。そうめんと一緒に摂っていきましょう。
ちなみに過剰に摂りすぎていると、お腹が緩くて下してしまったり、ミネラルの吸収が悪くなりますので注意していきましょう。
食欲を刺激する食材
食欲が無い時でも何か食べないといけない、そんな時にそうめんは食べやすいです。ですがそれでも進まないことも少なくないかもしれません。食欲が無い時は薬味を使ってみてはどうでしょうか?
青じそやみょうがやワサビ、梅干しなど味を変えたい時にも最適です。ごま油の風味をとても食欲をそそります。同時に脂質を摂ることが出来るので試してみてはどうでしょうか?
そうめんに合うもの・かき揚げ
栄養素別で素材をお伝えしましたが、いまいちピンとこないかもしれません。なのでいくつかお伝えしていきます。そうめんのおかずの定番としてかき揚げがあります。
かき揚げはたっぷり野菜を使っているのでビタミンやミネラルを摂るのに最適です。季節に合わせた食材に変えることもできるので旬で栄養価が高いものを摂ることもできます。お腹の満足感もとてもいいので、そうめんの食べ過ぎも防げるかもしれません。
そうめんに合うもの・とり天
とり天もそうめんと相性が良いおかずの一つになります。鶏肉にもビタミン、ミネラルを多く含むので栄養のバランスを考えるととても良いです。そうめんだとあっさりし過ぎて物足りない方はとり天などの肉を食べると良いです。
ビタミン、ミネラルも豊富ですが、脂質も多いので食べ過ぎは注意しましょう。気になる方は胸肉の方がもも肉よりも脂質が少ないので使い分けていきましょう。
そうめんに合うもの・天ぷら
そうめんに合うおかずで天ぷらは外せません。そうめんのさっぱり感と揚げ物の満足感はとても合います。野菜や魚、肉など様々な食材を摂ることが出来るので栄養も色々摂れておすすめです。その時の旬な食材に合わせて天ぷらを作ってみてはどうでしょうか?
そうめん・うどん・ひやむぎの太さの違い
そうめん・うどん・ひやむぎの一つの違いとして、分かりやすいものは太さが大きく変わってきます。先ほど、栄養や原料、カロリーなど目に見えて分かる違いが見つけられません。
ですが、太さは全然違います。ひやむぎとそうめんは細いのでどちらか分かりにくいかもしれませんが麺の太さにはちゃんとした規定があるのです。
乾麺の直径で麺の種類が変わる
日本酪農企画では麺の太さの基準が定められていて、直径の大きさで判断することが出来るのです。そうめんは1.3㎜未満となっており、ひやむぎは1.3㎜~1.7㎜未満の直径となっています。
うどんは1.7㎜以上となっています。そうめん・ひやむぎ・うどんの中ではそうめんが一番細い麺となります。
原料が同じでも太さで名前が変わる
そうめん・ひやむぎ・うどんは原料もほとんど変わらないですが、日本酪農企画により、直径の定義があるのでその直径に当てはまるとその規定されている麺になります。
太さにより麺の名前が違うのはなかなか考えて食べている方は少ないのではないでしょうか?今度食べるときに意識して見てみてはどうでしょうか。
そうめんとにゅうめんの違い
そうめんやひやむぎの違いはご説明しましたが、そうめんに似た物としてにゅうめんもあります。そうめんやひやむぎと同じく、名前に違いがあるって、麺の直径に規定があるのかというとそうではありません。
色々と似た物を何気なく食べているので、どんな違いがあるか想像した人は少ないのではないでしょうか。にゅうめんはそうめんとひやむぎに対してどんな違いがあるか説明します。
にゅうめんは料理の名前
実は、にゅうめんとは料理の名前のことです。みなさんご存知でしょうか?にゅうめんはどんな料理か具体的に説明すると、そうめんを使った料理の名前で、出汁は醤油や味噌ベースの暖かい汁にそうめんを似た物になります。
にゅうめんは主に佐賀県で食べられることが多いですが、発祥の地は奈良県という説があります。今では色んな場所で一般的に食べられています。このように料理名として変化しているものなど様々あり、奥が深いです。
そうめん・ひやむぎに色がついている理由
そうめんやひやむぎは良く夏などの暑い日に食べることが多いですが、白いそうめんだけではなく色が付いたからカラフルなそうめんやひやむぎを見たことをありませんか?白いそうめんの中に数本の色のついたそうめんがあったり、全部に色が付いたものなど様々です。
そのように色が付いたそうめんをみると色味が綺麗で食欲も上がりますが、色を付いた理由があるのをご存知でしょうか?ちゃんと理由があってそうめんやひやむぎに色がついているのです。その理由についてお伝えしていきます。
色付きそうめんは涼しさ・さわやかさの演出
そうめんやひやむぎに色付きの物がある理由として、そうめんやひやむぎを食べる食感・のどごしだけではなく、白いそうめんの中に色を入れることで、見た目の爽やかさだったり、涼しさを感じながら食べて欲しいという理由があります。
白いだけのそうめんよりは色が何本か合った方が気持ちも華やかになります。ちなみに色付きのそうめんは天然の着色料で無味無臭になっています。最近では味もある五色そうめんも人気があります。
ひやむぎとの区別をするため
色がついている理由が他にもあり、そうめんとひやむぎが分かりにくいので、区別して分かりやすくするために色がついています。現在はそうめんとひやむぎに色が付いたものが販売されていますが、そのようになったのは最近の話になります。
規定ではそうめんとひやむぎの直径に違いがありますが、実際に見てみると、うどんなどと違ってなかなか判断が付きにくいものです。なのでそうめんとひやむぎを分かりやすくするために、そうめんに色を付けて区別しやすいようにされてきました。
色付きのそうめんは見た目も華やかで、さわやかさも感じれることもあり売れ行きがとてもよく、だんだんと皆さんに浸透していくことになってきました。
五色そうめんとは?
みなさんは五色そうめんを見たことや食べたことはありますか?そうめんやひやむぎで色付きのがありますが、あれは無味無臭ですが、五色そうめんはそれぞれ味が付いています。五色そうめんは松山市の郷土料理が発祥です。
色は白・赤・緑・黄・茶の五種類あります。それぞれの味は、赤は梅肉で緑は抹茶、黄色は鶏卵、茶色はそば粉と素材の特有の自然な色で着色し、様々な味を作っているのが特徴です。カラフルに見た目や味を楽しめるので食欲をそそります。
そうめんの美味しいゆで方
そうめんを食べるときに茹で方を気にしてそうめんを食べているでしょうか?やっぱりそうめんをただ食べるだけではもったいないです。美味しくそうめんを食べるためは茹で方が本当に重要になってきます。
どのように気を付けて茹でていけばいいかポイントがいくつかありますので、一つずつ行う理由も交えてお伝えしていきます。
多めの水と梅干を使う
そうめんの素材をしっかり味わうためには大量の水と梅干しが重要になってきます。なんで梅干しを使うのか疑問になっている方もいるかもしれませんが、一つずつ解説していきます。まず鍋に大量の水を用意します。大量といっても適当に入れていてはいけません。
目安としてそうめんを茹でる重量をはかってもらい、その重さの10倍の重さの水を鍋に入れていきましょう。お湯を沸かしてその中に梅干し1粒をそのまま入れて沸かしていきましょう。梅干しは水の量が10リットルで重さでいうと、1キログラムに対して1粒を目安にします。
梅干しを加えることで、梅干しに含まれる酸の効果で麺にコシがつき、美味しく茹で上げることが出来ます。沸騰したらそうめんがくっつかないように箸でかき混ぜていきましょう。茹でる時間はお使いのそうめんの茹で時間で問題ないです。
茹でたらぬめりを落とし氷水で締める
茹で上がったら終わりではありません。そうめんの茹で時間通りに茹でたら、ボウルなどに水を入れてその中でそうめんのぬめりや塩分が表面についていますので、水で落としていきます。ボウルでやりずらい場合はザルに上げてそうめんを洗っていくのがおすすめです。
そのあとに、氷水に変えそうめんを締めていきます。長時間氷水につけるのはいけません。小麦粉の風味が失われていくことが大きいですが、水の臭いが移ってしまい、味も悪くなってしまいます。氷水で締める際は数秒でサッと行っていきましょう。
そうめんは原料に油を含む細い麺
いかがでしょうか。そうめんは原料に小麦粉・水・塩・油が使われています。のどごしも良く、夏に食べることも多く、色付きのそうめんは見た目でのさわやかさや食欲も上がってきます。そうめんだけでなくひやむぎやうどんも同じ原料である小麦粉・水・塩が使われています。
違いについても理解できたのではないでしょうか。普段何気なく食べているそうめんですが、それぞれの違いや原料、作り方、茹で方など理解することでより、そうめんを楽しく召し上がってください。