そうめんで太る理由
そうめんを食べると太る理由にはどのようなことが考えられるでしょうか?シンプルな味でさっぱりしているイメージのそうめんですが、炭水化物なのでカロリーはしっかりあります。
日本人なら誰もが口にしたことがあるであろう身近な食べ物ですが、夏に食欲がないからといってそうめんばかり食べているとカロリーオーバーとなり太る原因となります。
それを踏まえ、そうめんが太る理由について細かく見ていきましょう。ダイエット中の人や、これまでそうめんは太るはずがないと思い食べていた人は要チェックです。
GI値が高く脂肪になりやすく太る
GI値という言葉を聞いたことはあるでしょうか?GI値とは、炭水化物が糖分に変わるまでのスピードを現した数値です。
そうめんはこのGI値が68と高く、同じ麺類であるパスタは65なのでパスタよりも糖分の吸収速度が高いことになります。
GI値の高い食品は、血糖値を急激に上げてしまい糖分が体内で吸収されるため、そうめんは食べ過ぎると太る原因になるというわけです。
白米に比べれば低カロリー
そうめんは意外とカロリーがあると言いましたが、乾麺100gあたりのカロリーは356kcalです。茹でた場合は127kcalとなります。
ごはん一杯(150g)は252kcalなのでごはんに比べると低カロリーなのですが、そうめん単品で食べることが多いことから摂取カロリーが高くなってしまう可能性があります。
そのため、そうめんの食べ過ぎは要注意です。昼も夜もそうめんといった食事にはならないように気を付けましょう!
のど越しがいいので食べ過ぎてしまい太る
そうめんはツルツルのど越しがよいので、ついつい食べ過ぎてしまう気持ちも分かります。特に真夏は食欲が減るので、ツルンと食べられるそうめんは最適ですね。
かと言って毎日そうめんばかりお腹いっぱい食べてるとどんどん体内に脂肪が吸収され、当然のことですが太ります。
また、付け合わせがつゆと薬味だけというのも栄養的によくありません。そうめんだけでお腹を満たすのではなく栄養面も考えた食べ方を工夫しましょう。
そうめんの太らない食べ方
これまで見てきたようにそうめんは決してダイエットに向いている食べ物とは言えません。ただ、食べ方を工夫するだけで罪悪感がなくおいしく食べることができます。
それではさっそくそうめんの太らない食べ方について紹介していきたいと思います。ダイエットしている人もそうでない人もぜひ参考にしてください。
おかずを添えて太るのを防ぐ
そうめんだけで食欲を満たそうとすると、どうしても食べ過ぎてしまう傾向にあるため、カロリーオーバーになりがちです。
太らないようにするために、ごはん同様そうめんを主食とし、副菜のおかずも用意することをおすすめします。
お肉や魚などのタンパク質や、緑黄色野菜を使った料理がおすすめです。ダイエット中は単品だけで済ませてしまいがちなので数種類のおかずで栄養素を補いましょう。
また、日中は動くのでカロリーが消費されやすいですが、夜は寝るだけなので脂肪が蓄積されやすいです。夕食のそうめんは少なめにしおかずを増やすことを心掛けるとよいです。
体を冷やさないように食べる
そうめんは氷水で冷やして食べるのが一般的だと思いますが、冷たいものを摂り過ぎると体の内部が冷えてしまいます。
特に暑い時期だと冷房で体が冷えている状態なので、そこで冷たい食べ物や飲み物を摂取すると体をさらに冷やすことになります。
体が冷えすぎると代謝が悪くなりカロリーの消化も正常に行われなくなります。そうなると、痩せにくい体になってしまうのです。
そうめんを食べる場合は、氷での冷やし過ぎに注意し、あたたかいおかずやスープなどと一緒に摂り入れることをおすすめします。
そうめんを食べる時におすすめの薬味
そうめんは主に夏に食べたくなる人がほとんどだと思います。暑くて食欲がなかったり台所に立つ気力がない時でもパパっと手軽に食べられるという理由からでしょう。
ただし、そうめんだけを食べるというのはおすすめしません。カロリーオーバーになりがちですし、栄養が偏ってしまうためです。
そこで、そうめんをバランスよくおいしく食べるために、おすすめの薬味を紹介します。ぜひみなさんお試しください。
体を温めるショウガ
ショウガは体をポカポカと温め消化の吸収を助ける効果があります。ショウガ湯などにして摂取することで、冷え対策にも役立てられています。
そんなショウガはそうめんにぴったりの薬味ですね。すりおろしてつゆに入れて食べることで、味わいもよくなりますし、体も温まります。とてもおすすめです!
脂肪燃焼効果があるゴマ
ゴマの成分であるセサミンには食欲を抑制する働きがあり、脂肪燃焼を促進する効果があると言われています。
そのため、ダイエット中には積極的にゴマを体内に摂り入れたいところです。継続して摂取することで効果が表れやすくなります。
また、ゴマは抗酸化作用が強く、動脈硬化や高血圧の予防、老化抑制、疲労回復などさまざまな健康的に優れた効果があります。そんなゴマをぜひそうめんと一緒に食べることをおすすめします!
貧血を防ぐ海苔
そうめんにきざみ海苔は欠かせないという人は多いのではないでしょうか。何気なくそうめんの側に寄り添っているこの海苔ですが、実は貧血を防ぐ作用があるのです。
女性の多くが鉄分不足による貧血に悩まされている今の時代。海苔には鉄分が多く含まれており、海苔約5枚分で牛レバー1切れ(約40g)、ゆでたほうれん草1束(約200g)に相当します。
また、海苔には美容に欠かせないビタミンCも含まれています。しかもありがたいことに熱に強いのです。焼き海苔1帖にみかんの1.5倍ものビタミンCが含まれており、美白効果が期待できます。
タンパク質が取れる納豆
最後に紹介するのは、日本人にの食卓には欠かせない納豆です。納豆には筋肉や内臓を作るタンパク質が含まれており、非常に栄養価の高い食品です。
なんと9種類の必須アミノ酸がバランス良く含まれる良質なタンパク質が含まれているのです。タンパク質の他にも健康を維持するために必要とされるビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素が納豆には含まれているのです。
納豆が日本人から好まれる理由がよく分かりますね。ごはんだけではなく、パスタやそばにも合う納豆。そんな納豆は、そうめんの薬味としてぴったりなのでぜひお試しください。
ダイエットにおすすめのそうめんレシピ
さて、気になるダイエットにおすすめのそうめんレシピにはどのようなものがあるのでしょうか?太らないそうめんのレシピについていくつか紹介したいと思います。そうめん好きな方はぜひ参考にしてください。
サラダそうめん
すでにご案内のとおりそうめんだけで食べると栄養が偏ってしまうので、お手軽に作れるサラダそうめんはおすすめしたいレシピのひとつです。
冷蔵庫にある野菜(トマト、キュウリ、レタス、ニンジン、玉ねぎなど)をそのままそうめんに乗っけてめんつゆやドレッシングをかけて食べます。
低糖質&高タンパク質のささみやツナなどを追加するとさらに栄養をしっかり摂れます。おいしいうえに体にいいなんて贅沢な一品です。
ビビンバ風そうめん
皆さんご存じのビビンバには丼だけでなく、ビビン麺という麺バージョンもあるので、そうめんをビビンバ風にしてもまったく違和感がないです。
ごはんだと結構お腹に溜まるイメージがありますが、そうめんであれば量を調整し具材を多めにすれば罪悪感なく食べることができます。
具材には緑黄色野菜やキムチ、卵などを使用すると見た目もきれいです。栄養満点なだけでなく、視覚的に気分も上がる最高のそうめんレシピの出来上がりです。
カレーそうめん
余ったカレーでカレーうどんを作る要領でカレーそうめんも試してみましょう。コツとしては、そうめんのゆで時間を1-2分短くし固めにゆがくことです。
残り物のカレーが簡単に別のレシピに変身。淡泊なそうめんもカレーと一緒に食べることでカレールウがそうめんにうまく絡み食が進みます。ただし、カレーは高カロリーなので食べ過ぎに注意しましょう。
冷や汁風そうめん
冷や汁とは出汁と味噌で味を付けた冷たい郷土料理です。馴染みのない人もいるかもしれませんが、冷や汁とそうめんは相性がいいのです。
きゅうりなどの野菜のほか、大葉やミョウガを入れると味のアクセントになるのでとてもおすすめです。食べているうちに汁が薄くなるので濃いめに作るのがコツです。そうめんの水切りはしっかりしましょう。
そうめんは食べ方を工夫すれば太るのを防げる
特に深く考えることなく暑い時期に主食にしているそうめんですが、今回紹介させていただいたようにそうめんはカロリーが意外とあるので決して太らない食べ物ではありません。
しかし、そうめんが太る理由を理解し、付け合わせの食材や食べ方を工夫し太らないよう注意すれば罪悪感なく食べることができます。そうめんを少なめにし野菜などの副菜を多めに摂れば健康的な食事ができますし、太るのを防ぐことができます。
そうめんのレシピはクックパッドなどで検索するとたくさん出てきますし、冷蔵庫にあるもので簡単に作れたりするので季節問わず食卓に並べることができます。
夏が終わるとそうめんの出番がすっかりなくなり、いつまでも残っていたりするので、ダイエットメニューなどを上手に工夫して食べてみてはいかがでしょうか?