オリーブオイルがない時のおすすめの代用品を紹介!
若返りやがんを予防する効果があると言われているオレイン酸を多く含んでいる「オリーブオイル」。加熱しても、そのままでも使えるので、様々な料理に活用することができる便利さもポイントです。
しかし、「オリーブオイル」を使おうとしたらストックが切れていたときにどうすれば良いのでしょうか?そこでここからは、オリーブオイルの代用品11選を、それぞれの特徴や代用品を使ったおすすめレシピと一緒に紹介します。
いつもはオリーブオイルを使っている料理でも、代用品を使うことで、いつもと違う味にすることもできます。
オリーブオイルとは
オリーブオイルの代用品を紹介する前に、オリーブオイルとはそもそもそのようなものなのかを知っておきましょう。
身の回りで、一般的にオリーブオイルとして売られているものには「エクストラバージンオイル」と「ピュア(オリーブオイル)」の2種類があります。
オリーブオイルの作り方によって、分けられ、一般的には、エクストラバージンオイルは生使い。ピュアオリーブオイルは加熱用と言われていますが、料理によって使い分けて大丈夫です。
オリーブの実から抽出
オリーブオイルの作り方によって「エクストラバージンオイル」と「ピュアオリーブオイル」に分けられますが、両方ともオリーブの実を絞って作られています。オリーブの実を絞ったたけのオイルが「エクストラ」バージンオイルと呼ばれ、オリーブの風味を十分に楽しむことができます。
オリーブの実を絞ったものを、さらに精製して香りなどを取り除いたものが「ピュアオリーブオイル」となります。ちなみに、ピュアオリーブオイルというのは日本内の呼び方で、海外で「オリーブオイル」として販売されているのが「ピュアオリーブオイル」です。
栄養豊富で健康や美容に良い
オリーブオイルは栄養豊富で美容にも良いと言われています。それは、オリーブオイルに含まれている栄養に秘密があります。オリーブオイルに含まれているオレイン酸には、悪玉コレステロールを下げてくれるなど、生活習慣病予防の効果が期待されています。
また、エクストラバージンオイルにはポリフェノール類も含まれているので、アンチエイジング効果もあると言われています。
オリーブオイルと他の油の違い
オリーブオイルには「エクストラバージンオイル」と「ピュアオリーブオイル」の2種類があって。作り方の違いや、健康や美容に良いなどの特徴がわかりました。ここからは、一般的に料理で使われている、他の油との違いについて紹介します。
油をとる部分と製法
一般的に「油」と聞くと、サラダ油を思い出すかもしれません。サラダ油は、ゴマやトウモロコシ、菜種など、種から油を抽出し、それらを混合することによってて作られています。
それに対して、オリーブオイルは、新鮮なオリーブの実を、果肉ごとすり潰してペースト状にし、機械で絞って油を作るという違いがります。この製法により、オリーブ独特の香りや味を活かしたオリーブオイルとなります。
フルーティーな香り
オリーブオイルと、他の油との違いの特徴といえば、フルーツのような「オリーブオイル特有の香り」です。製法でも紹介したように、オリーブオイルは、オリーブの実全体から油を作っています。
それに対して、他の油は種子の部分のみを使い、さらに効率よく油を抽出するために焙煎したりするため、素材そのものの香りを感じにくい油になります。その分、様々な料理に使えるというメリットもあるので、他の油がオリーブオイルに比べて、劣っているというわけではありません。
味がある
オリーブオイルと、他の油との違いの特徴には「味」もあります。ピュアオリーブオイルの場合には精製いているので、香りや味を強く感じることはないかもしれませんが、エクストラバージンオイルは、オリーブを絞ったままの油のため、オリーブ特有の苦味や辛味といった「味」を残しています。
その中には身体に良い成分も含まれているので、オリーブオイル特有の香りや味を活かせる料理に使うのがおすすめです。また、香りや味は、作り方でも違いがでてくるので、使いやすいオリーブオイルを見つけておくのもおすすめです。
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油11選
オリーブオイルと他の油との違いや、香りや味の特徴を見てきました。それでは、オリーブオイルがない場合に、他の油を代用品として使う事ができるのでしょうか?
ここからは、オリーブオイルの代用品として使える、サラダ油・ごま油・バター・マーガリン・えごま油・グレープシードオイル・亜麻仁油・こめ油・コーン油・ツナ缶・ドレッシングを、それぞれの特徴や代用品と使うおすすめの料理シーンを紹介します。
①サラダ油
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油1つ目は「サラダ油」です、一般的に油といえばこの「サラダ油」。菜種やトウモロコシなどから抽出した油からつくられ、味や香りがほぼありません。常温でも固まらないので、オリーブオイルのように、サラダにかけて使うことができます。
ただ、オリーブオイル特有の香りがほしいときには、別の香リがするものを加えるなどの工夫が必要になります。
②ごま油
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油2つ目は「ゴマ油」です。ゴマの独特の香りが特徴的で、中華料理を作るときや、餃子を焼くときの仕上げに使うこともあるかもしれません。
オリーブオイルの代用として使う場合には。香ばしい香りを活かして、パスタにかけて使ったり、常温でも固まらないので、ドレッシングとして使うのもおすすめ。オリーブオイルの風味とは変わってしまいますが、香ばしくしたいときに良いかもしれません。
③バター
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油3つ目は「バター」です。オリーブオイルやサラダ油と違い、乳脂肪分由来の油です。パンに塗ったり、お菓子に使うことが多いですが、バターもオリーブオイルの代用よして使うことができます。
常温では固まっているため、火を通す料理で使う料理に向いています。例えば、肉を焼いたり、ペペロンチーノを作るときには、バターを使うのはおすすめです。
④マーガリン
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油4つ目は「マーガリン」です。バターの代わりにパンなどに塗って使うことが多いですが、バターがオリーブオイルの代用になるように、マーガリンもオリーブオイルの代用になります。
バターの時と同じような料理シーンで代用品として使うことができますが、バターと違い、マーガリンは植物性の油から作られているので、さっぱりした味わいに仕上がります。
⑤えごま油
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の5つ目は「えごま油」です。「ごま」と名前は付いていますが「ごま油」とは違い、えごまはシソ科の植物で、しそ油と呼ばれることもありますが、しその風味は一切しません。
昔から、えごまを食べると10年長生きするとも言われており、現代人の食生活で不足しやすいオメガ3脂肪酸が多く含まれていて、オリーブオイル同様、健康に良い油とされています。マリネやサラダなど生で食べる料理にかけるのがおすすめ。
⑥グレープシードオイル
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の6つ目は「グレープシードオイル」です。ぶどうの種から作られる油で、オリーブオイルと同じように、ポリフェノールを多く含み、ビタミンEも豊富で身体によい油とされています。
アヒージョからサラダまで、加熱・生食を問わず、オリーブオイルを使う料理全般で代用品として使うことができるすぐれものです。
⑦亜麻仁油
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の7つ目は「亜麻仁油(あまにあぶら)」です。亜麻の種から抽出される油で、その中に含まれるポリフェノールの一種「リグナン」は女性ホルモンを整える働きがあるとされています。
亜麻仁油は、加熱に弱いので、栄養をそのまま活かしたいときには、ドレッシングの代わりにするなど、生食で使うのがおすすめです。
⑧こめ油
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の8つ目は「こめ油」です。あまり馴染みがないかもしれませんが、玄米や皮、胚芽を元に作られている油です。
加熱・生食の両方に使うことができるので、オリーブオイルを使う料理全般で代用が可能です。特に、加熱をしても酸化しにくいので、揚げ物用の油にも最適です。
⑨コーン油
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の9つ目は「コーン油」です。サラダ油の材料に使われることもあり、風味があまり無いようにも思われがちですが、コーン特有の香ばしい香りがあり、加熱にも強いのが特徴。
業務用の揚げ物用油としても、よく使われています。オリーブオイルの代用として、加熱・生食両方で使うことができますが、熱に強いので、ソテーなどに使うのにおすすめです。
⑩ツナ缶
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の10個目は「ツナ缶」です。油として販売されているものではありませんが、ツナ缶のオイルを使った「ツナのオイルパスタ」のレシピがあるくらい、万能の油です。
マグロの旨味もオイルに溶け出していて、サラダなどの生食向きではありませんが、中身のツナと一緒に加熱してつくる料理におすすめです。
⑪ドレッシング
オリーブオイルの代用品となるおすすめの油の11個目は「ドレッシング」です。サラダなどにかけるドレッシングも「油」を多く使っています。
サラダで使えるのはもちろんですが、パスタを作るときにオリーブオイルがなかった場合に、代用品として使えるだけでなく、味付けも一緒にできるのでとても便利。
オリーブオイルの代用品で作るおすすめレシピ
ここまでオリーブオイルの代用品として使える油を見てきました。加熱向きの油もあれば、生食向きの油もあります。それぞれの特徴を知っていると、オリーブオイルの代用品として選ぶ参考になります。
また、いつもオリーブオイルを使っている料理でも、他の油に変えることで、違った風味を出すことができアレンジもしやすくなります。そこで、ここからは、オリーブオイルの代用品として「サラダ油」「ごま油」「バター」「ツナ缶」を使った場合のおすすめレシピを紹介します。
サラダ油を代用したカプレーゼ
オリーブオイルの代用品で作るおすすめレシピ1つ目は、トマトとモッツァレラチーズの彩りがきれいな、カプレーゼです。トマト一個に対して、モッツァレラチーズ一個、レモン汁小さじ1、塩コショウと乾燥バジル適量。油は、オリーブオイルの代用品として、サラダ油を大さじ2使います。
作り方は、トマトとモッツァレラチーズをスライスして、そこにレモン汁とサラダ油を混ぜたドレッシングをかけて完成です。オリーブオイルを使いよりさっぱりした味わいになります。
ごま油を代用したアヒージョ
オリーブオイルの代用品で作るおすすめレシピ2つ目は、ごま油を使ったアヒージョです、オリーブオイルと違い、香ばしい香りのアヒージョになります。
材料は、にんにくを一欠に、ごま油を100cc。鷹の爪、塩は適量入れて3分ほど加熱したら、好きな具材をいれるだけです、基本弱火で調理しましょう。
バターを代用したフォカッチャ
オリーブオイルの代用品で作るおすすめレシピ3つ目は、バターを使ったフォカッチャです。材料は、薄力粉と強力粉をあわせたものを200グラム。そこにドライイースト3グラムと砂糖をひとつまみ、塩3グラムにぬるま湯120ccとバターを10グラムを入れます。
全体の粉っぽさがなくなるまで混ぜ、生地が2倍ほどの大きさになるまで30から1時間ほど発酵。3つに分けたら空気を抜きながら、1センチ程度に伸ばし、油を表面に塗ったら、さらに30分ほど発酵。されに2倍の大きさになったら、数カ所にくぼみをつけて190℃のオーブンで15から20分焼いて完成です。
ツナ缶のオイルを代用したトマトパスタ
オリーブオイルの代用品で作るおすすめレシピ4つ目はトマトパスタです。最初にツナ缶のオイルを使って、野菜をソテーしたあと、その中にツナとトマト缶を入れてコンソメまたは塩で味付をしてパスタソースの完成です。既に調理済みの缶詰を使用するので、時短レシピとしてもおすすめです。
ドレッシングを代用したアサリのボンゴレパスタ
オリーブオイルの代用品で作るおすすめレシピ5つ目は、アサリのボンゴレパスタです。使うドレッシングは、塩フォレッシングがおすすめ。
最初にしっかりアサリの塩抜きをしたら、フライパンにお湯を張って、そこでパスタをいれ、茹で上がる前にアサリも入れます。アサリの口が開いたら、ドレッシングをいれて味付けをしたら完成です。
オリーブオイルがない時は代用品を試してみよう!
オリーブオイルの代用品になる油や、おすすめのレシピを紹介しました。オリーブオイルの独特の風味を活かした料理であれば当然、オリーブオイルを使うのがおすすめです。
しかし、代用品の油を使うことで、いつもと違う味や風味にすることもできて、料理のレパートリも増やすことができます。それぞれの性質や特徴を活かして、いろいろな代用品を試してみるのはいかがでしょうか。