リュックを自宅で洗濯するには?洗い方を紹介!
アウトドアに使ったり、毎日の通勤や通学で使ったりと酷使していることの多いリュック。日常的に洗濯する機会があまりないこともあり、かなり汚れていることが多いです。この記事ではそんなリュックの洗濯方法についてご紹介します。
リュックの洗濯方法・洗い方【洗濯機】
リュックの洗濯方法・洗い方としてまずご紹介するのは洗濯機を使うという方法です。家庭にある普通の洗濯機でリュックを洗濯することができれば、かなり気軽にきれいにすることができますが、一体どのような手順で洗濯をすればよいのでしょうか。
洗濯機で洗える素材
リュックを洗濯機で洗う前にしっかりとチェックしておきたいのが、リュックの素材です。リュックには革、ナイロン、ポリエステル、布などのさまざまな素材が使われていますが、すべての素材を洗濯機で洗えるわけではありません。
リュックの内側には洗濯をする時の注意事項を書いたタグが付いているはずですので、まずはそこを見てください。水洗い可能とあれば洗濯機の使用が可能です。
リュックの素材が革の場合は、基本的に水を使った洗濯はできませんので洗濯機の使用も不可能です。革専用のクリームを使用しましょう。
ただし、革でも合成皮革の場合や、素材がポリエステルやナイロン、布が素材の場合は洗濯機の使用が可能です。
洗濯機で洗う前の準備
リュックの素材を確認したところで、次は実際にリュックを洗濯機に入れる前にしておかなければならないことです。
まず大切なのはリュックのポケットを完全に空にしておくことです。リュックには多くのポケットが付いていることが多く、ついつい物を入れっぱなしにしがちです。何も入れていないと思っていても忘れていることが多いですので、念のためにしっかりと確認しましょう。
そして次にすることは、リュックの取り外せる部品を完全取ってしまうということです。洗濯機に入れてまわすわけですから、プラスチックや金属の部品が付いていると洗濯機を傷つけてしまいかねません。
リュックにベルトなどが付いている場合には金具を取り外すなど、取れるものはしっかりと外します。もし取れない部品がついている場合は、紐などで本体に固定するなどし、洗濯機を傷つけない工夫が必要です。
洗濯機での洗い方手順
リュックの下準備ができたら次にリュックをネットに入れましょう。リュックをそのまま洗濯機に入れると型崩れしてしまうことがあります。リュックと同じぐらいのサイズのネットに入れるとそれを防ぐことができます。
そして洗濯機の設定は、なるべく素材にやさしいものがおすすめです。もし手洗いコースがあるならばそれを使いましょう。
洗濯機の中にはお湯を使って洗濯できるタイプもありますが、温度は高すぎないものが安全です。高いお湯を使ってリュックを洗うと色落ちしてしまう可能性があります。
最後に大切なことは、洗濯機で洗う時でもリュックの脱水はしないということです。せっかくネットに入れて洗濯しても、脱水をしてしまうと型崩れを起こしてしまいます。
脱水の前に洗濯機を止め、軽くタオルなどで水気をふき取ります。その後はこの記事の後でご紹介する干し方の項目を参考にしてください。
リュックの洗濯方法・洗い方【手洗い】
リュックの洗濯方法・洗い方として次にご紹介するのは手洗いです。洗濯機でリュックを洗うのに抵抗がある場合や、大切なリュックなので絶対に素材を傷めたくない時などにおすすめの方法です。
また、リュックの素材が洗濯機に対応しているか分からない時には少し面倒でも手洗いにしておくのが安心です。
手洗いできる素材
リュックの素材で手洗いができるものは、基本的には洗濯機の場合と同じで合成皮革、ポリエステル、ナイロン、布となります。素材的には洗濯機を使えても、細かい刺繍が入っているなど傷みやすい場合には手洗いをするのがおすすめです。
革は手洗いもすることができませんので、革専用のクリームを使用してきれいにするか、プロのクリーニングにお願いすることになります。
手洗いする前の準備
リュックの手洗いをする前の準備ですが、まずはリュックがしっかりと浸かるぐらいの容器が必要です。そしてリュックを洗うのには中性洗剤を使用しましょう。
次はリュックを洗濯機で洗う時と同じようにポケットをすべて空にします。特にアウトドア用のリュックは思わぬところにポケットが付いていることもありますので、念入りなチェックがおすすめです。
そして外せる部品や金具を外します。ただ、手洗いをする場合には洗濯機を使用する時ほど気を使う必要はありません。外しやすいものだけ外す程度でも十分です。
手洗いでの洗い方手順
手洗いでの洗い方ですが、まずは容器に水を入れます。冷たい水でもいいですが、ぬるま湯を使うほうが汚れが落ちやすいのでおすすめです。そしてそこへ中性洗剤を溶かします。
中性洗剤が溶けたらリュックを入れ、押し洗いをします。こすりつけるように洗うと色落ちしてしまうことがあるので、あくまで押し洗いに留めましょう。汚れが気になるところだけ指でつまんでしっかり洗います。
汚れが出てきたらきれいな水に入れ替えてすすぎをします。水が完全にきれいになるまで何度もすすぎをしましょう。そして水を軽く切り、陰干しをします。
リュックの洗濯方法・洗い方【部分洗い】
リュックの洗濯方法・洗い方、次にご紹介するのは部分洗いの方法です。リュック全体の汚れが気になる時には洗濯機で洗ったり、手洗いをするのが一番ですが、少しだけ汚れている部分がある時などには簡単にできる部分洗いがおすすめです。
洗剤の作り方
リュックを部分洗いする時には、部分洗い専用の洗剤を作るのがおすすめです。必要なものは、洗剤を入れる容器、精製水、そして中性洗剤です。
まずは容器に精製水を入れます。そして精製水の1パーセントに相当する中性洗剤を入れてよくかき混ぜたら出来上がりです。
汚れの落とし方
では、実際にリュックの部分洗いをする手順をご紹介しましょう。まずは先ほど作った部分洗い用の洗剤を準備します。そして清潔なタオルを準備し、洗剤に付けます。
水が滴らない程度に絞ったら、リュックの汚れている部分を叩くようにしてきれいにしていきます。この時、生地を傷めないためには擦らないようにするのが大切です。
軽い汚れの場合は消しゴムで!
リュックの汚れがひどい場合には洗剤を使うのがおすすめですが、そこまでひどくない場合には消しゴムを使ってみるという方法もあります。
筆箱に普通に入っているような消しゴムで構わないので、汚れを消すようにこすってみてください。かなりの汚れはこれで簡単に落とすことができます。もしメラミンスポンジがあるようでしたら、それも消しゴムと同じように使うことができます。
オキシクリーンでもリュックが洗える!
リュックの洗い方をさまざまご紹介してきましたが、汚れ落としと聞くとオキシクリーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ここからはそんな大人気のオキシクリーンを使ったリュックの洗い方をご紹介します。
オキシクリーンで洗える素材
まずはオキシクリーンを使えるリュックの素材です。洗濯機や手洗いの時と同じように革は使用することができませんが、合成皮革やポリエステル、ナイロン、布の場合はオキシクリーンで洗うことが可能となっています。
革素材や金属金具はNG
ほかの洗い方でも革は水洗い不可でしたが、オキシクリーンを使ってリュックをきれいにする時に注意しなければならないのが金属の部品です。
オキシクリーンは弱アルカリ性の洗剤ですので、弱アルカリ性に弱い金属の部品がある場合は忘れずに取り外すようにしましょう。ステンレスの場合は問題ありません。
オキシクリーンでの洗い方手順
オキシクリーンでリュックを洗濯する場合にまず作るのはオキシ液です。これはオキシクリーンを40度から60度のお湯で溶かしたものです。
リュックの素材によっては水洗いのみとなっていることもあるので、その場合は40度のお湯にしましょう。そしてポケットを全部空にし、取り外せる部品は全部外したらオキシ液にリュックを浸けます。
そのまま40分ほど放置した後、やさしく押し洗いをします。汚れが落ちたら水を何度か替えてすすぎをし、陰干しをします。
リュックの干し方
リュックの洗濯の方法が分かったところで、最後にご紹介するのは洗濯が終わったリュックの干し方です。洗濯機のところでも触れましたが、リュックは型崩れしやすいので脱水機能を使うことができません。タオルで水気をふき取ったら自然乾燥をさせましょう。
逆さにして干す
リュックを乾燥させる時に大切なのは、型崩れを防ぐために逆さにして干すということです。また、逆さにして干すことでリュックの中にたまっている水も効果的に乾かすことができます。ポケットなどもなるべく大きく広げて乾かします。
風通しの良い日陰で干す
そしてリュックを干すのは日陰の風通しのよいところがおすすめです。リュックに直射日光が当たっているとリュックが傷んでしまったり、変色してしまう恐れがあります。
また、風通しのよいところでしっかりと乾かします。半渇きはカビなどの原因にもなりますので、細かいところまで完全に乾いているのを確認してから収納します。
素材を確認してリュックを自分で洗ってみよう!
形が複雑なリュックが多いので洗濯も難しいように思えますが、洗い方さえ知っておけば意外と簡単に洗濯ができるリュック。自宅で洗濯をしてリュックを長く使いたいという場合には、リュックを購入する時に素材が洗濯可能かを考慮に入れて選ぶのもおすすめです。