メンズ浴衣の着方ガイド!男の帯の結び方など初心者でも簡単にできる方法を紹介!

メンズ浴衣の着方ガイド!男の帯の結び方など初心者でも簡単にできる方法を紹介!

夏はメンズ浴衣を着て出かけたいと思う男性もいるでしょう。女性と比べて、男性の浴衣の着方は簡単だといわれていますが、初めて浴衣を着るという方は、帯の結び方など戸惑うことがあるでしょう。初心者の方でも簡単に着れるメンズ浴衣の着方、帯の結び方をご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.男の魅力あふれるメンズ浴衣着方をチェック
  2. 2.メンズ浴衣の着方のポイント
  3. 3.メンズ浴衣の着方の簡単な手順
  4. 4.初心者でもできるメンズ浴衣の帯・着方のアレンジ
  5. 5.着方をおさえてメンズ浴衣を楽しもう

男の魅力あふれるメンズ浴衣着方をチェック

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夏になると花火や、夏祭りなどに浴衣を着ている人を見かけます。普段とは違う和装の浴衣を着ている女性はとても魅力的に映るのはもちろんですが、浴衣を着た男性もとても魅力的に感じます。

着ている人をとても美しく見せてくれる浴衣ですが、少し着崩れていたり、着方が不格好であると途端に魅力が半減してしまいます。

せっかく浴衣を着るというなら、格好よく着こなしたいものです。メンズ浴衣はちょっとしたことで格好良く見えたり、だらしなく見えたりするものです。初心者の方でも簡単に着こなせるように、メンズ浴衣の着方のポイントについてご紹介していきます。

メンズ浴衣の着方のポイント

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浴衣などの和装は、着方が難しそうだと考える男性もいるのではないのでしょうか。しかし、女性の浴衣よりも男性が着るメンズ浴衣の方が、着方は簡単です。浴衣などの和装は着こなしていると、女性はより女性らしく、男性はより男らしく格好良く見えます。

メンズ浴衣の着方についてですが、初心者の方はどのような点に気をつけると良いのでしょうか。ここからは初心者の方でも簡単に着こなすことができるように、メンズ浴衣の着方のポイントについてご紹介していきますので、暑い夏の時期にはメンズ浴衣を着てお出かけしてみませんか。

肌着はVネックのものがおすすめ

メンズ浴衣を着る際、まずは肌着を着ます。肌着を着ることで肌の露出や、また汗を吸収してくれますので、浴衣に汗ジミがつくのを防いでくれます。

そしてメンズ浴衣の下に着る肌着は、Vネックの肌着がおすすめです。浴衣の襟元から肌着が見えないように、Uネックや丸首のものは避けるようにしましょう。

男性用の浴衣に必要なもの

男性用の浴衣、メンズ浴衣を着る際には何が必要なのでしょうか。男性の方が浴衣を着る際、メンズ浴衣と帯、そして浴衣の下に着る肌着が必要とすることは想像がつきます。女性が浴衣を着用するときに必要なものは浴衣、コーリンベルト、肌着、腰紐、帯板、帯、下駄、巾着などです。

とてもシンプルな印象を受ける浴衣ですが、浴衣を正しく着こなすようにするには、必要なものは多くあります。メンズ浴衣を着用する際に困らないように、必要なものを確認しておきましょう。

浴衣

まずは浴衣を用意しておきましょう。浴衣がなければ話になりません。メンズ浴衣を選ぶときのサイズの目安ですが、着用する男性の方の身長よりおよそ30センチ程を引いた丈のサイズのものを選ぶと良いといわれています。

実際に浴衣を着用してみて浴衣の裾が、足のくるぶしが見え隠れするぐらいの丈のものがベストです。メンズ浴衣の素材には、絹、ポリエステルや麻、綿などが使われることが多いです。

男性用帯

メンズ浴衣を着るには、男性用の帯が必要です。男性用の帯は、2種類あります。細い帯である角帯と、生地が柔らかい兵児帯(へこおび)があります。角帯は格式高いといわれている帯で、男性が着物や浴衣を着る際によく使われる帯です。

兵児帯は、男性が浴衣を着るときだけでなく、子供や女性が浴衣を着る際にも使われることがあるようです。着用するメンズ浴衣に似合った柄のものを選びましょう。

肌着

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男性は素肌に浴衣を着ても問題はないのですが、肌の露出が気になる場合や、汗をかいて汗ジミが気になってしまうような場合には、浴衣の中に肌着を着るようにしておきましょう。

浴衣に透けて見えないように、白などの派手ではない色が良いです。またメンズ浴衣の襟元から肌着は見えないように、Vネックのものを着るようにしましょう。

腰ひも

メンズ浴衣を着用する際、帯を締める前に仮留めとして腰紐は使われます。メンズ浴衣の裾の長さや襟元の状態を見て、腰紐を結んでいきましょう。腰紐を結んでおかないと着崩れしやすくなります。腰紐がなければゴム製のベルトなどの滑りにくいものを使って、代用しても大丈夫です。

履物

メンズが浴衣を着る際には、履物は下駄や雪駄、または草履が最も一般的です。サンダルなどの履きやすいものを履いている男性もいますが、下駄や雪駄の方が雰囲気が出て、浴衣に似合うのではないのでしょうか。

下駄などで歩いていると、鼻緒で指の間が痛くなるという人もいます。下駄で歩く時、鼻緒は指と指の間にぴったりとくっつけるのではなく、人差し指と親指でつまむようにして歩くようにした方が良いです。

胸元はゆったりと

メンズ浴衣を着るとき、胸元は締めすぎないようにします。ゆったりと開いた衿元にしましょう。胸元を開けすぎると、着崩れしたように不格好に見えますので気をつけましょう。

浴衣は涼しげな印象を与える服装ですので、きっちりとした着方はアンバランスに感じます。ですので、メンズ浴衣を着る際には、ゆったりと開いた胸元に仕上げましょう。

メンズ浴衣の着方の簡単な手順

浴衣などの和装の服は、着方が難しいと思っている人も少なくないでしょう。しかし、男性用の浴衣の着方は、女性よりも簡単です。ゆったりとしすぎず、そしてきっちりと締めすぎない浴衣の着方のコツやポイントを押さえておきましょう。

ここまでメンズ浴衣を着る際に必要なものについてご説明いたしました。次に、初心者の方でも簡単に着れるメンズ浴衣の着方についてご説明いたします。正しいメンズ浴衣の着方を覚えて格好良く着こなしましょう。

①肌着を身に付ける

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メンズ浴衣の着方ですが、まず浴衣を着用する前に、肌着を身につけておきましょう。肌着については、これといった決まりはございませんが、先ほどもご紹介いたしましたように浴衣の衿元から肌着が見えないようにVネックのものが良いとされています。

浴衣の素材によっては、透けて中に着ているものが少し見えてしまう場合もあるので、色はグレーや白などのあまり目立たない色を選ぶ方が良いでしょう。また下半身にはステテコを履く人もいます。

②浴衣の中心を合わせる

肌着を身につけた後は、浴衣を着用しましょう。両方に袖(そで)を通して、袖口を持ちましょう。両方の袖口を持って、体の中心に浴衣の中心を合わせるようにします。浴衣の中心というのは背中側にある背縫いのことを指します。

このときから猫背にならないよう、姿勢を正しておきましょう。浴衣を着つけている最中と、着た後で姿勢を変えてしまったら浴衣がすぐに乱れてしまいますので注意しましょう。

③掛けえりを揃える

浴衣の中心である背縫いと体の中心を合わせたら、次に掛けえりを揃えます。浴衣の両側の掛けえりを持って、体の中心で揃えて、前を合わせます。両方のえり端を持って、両手を伸ばして浴衣を背中に沿わせるようにします。背中側の首にはえりを沿わせておきます。

④右側の生地が下になるように重ねる

右側が下前となります。右側のえりを持ち、そのえり先を反対側にある左の腰骨にあてます。下前を合わせたら、次に上前の左側のえり先を右の腰骨に持っていき重ね合わせるようにします。

この時に浴衣の裾の長さがくるぶしあたりの長さになっているか、えり元はゆったりとしているか確認しておきましょう。

⑤腰ひもを結ぶ

浴衣を重ね合わせたら、次に腰ひもを結びましょう。右手で上前をしっかりと押さえておき、左手で腰ひもを持ちます。その腰ひもの中央部分を右手にある上前のえり先にあて、左側へと巻きつけていきます。

腰ひもの位置は腰骨あたりが目安です。背中側で腰ひもを交差させたあと、前に持ってきて交差させます。余った腰ひもの部分は巻きつけている腰ひもに組み込んでいきます。背中側から腰ひもの下から指を入れて脇へと滑らせて、シワをとっていきます。

⑥男性用帯を結ぶ

腰ひもが結び終わったら、上から男性用帯を結んでいきます。ここでは「貝の口」という結び方について説明いたします。まず帯の片端から40センチあたりまでを半分に折り、半分にされていない帯の部分を腰ひもの上から数回体に巻きつけていきます。

巻きつけて余った帯の部分を内側へと折り、半分に折っていた帯の端と結びます。結んで下側にある帯を斜め上に折って、上側にあった帯の端を下に折り、結びます。結び目が後ろ側にくるように、帯を右方向から回していきます。結び目が後ろにきたら、完成です。

帯は「男結び」が一般的

男性用の帯の結び方は、「男結び」が一般的とされています。男性用の帯の結び方は2種類存在します。「貝の口」という結び方と、「片ばさみ」という結び方があります。

「貝ノ口」は「男結び」とも言い換えられています。一般的な結び方は「男結び」で、比較的簡単に出来るといわれている結び方は「片ばさみ」といされています。

初心者でもできるメンズ浴衣の帯・着方のアレンジ

男性が浴衣を着るだけでも十分魅力的に見えますが、せっかく浴衣を着たならもっと格好良く見せられるようなアレンジを加えてみませんか。

浴衣を着慣れていない人や、初心者の方でも簡単にできるメンズ浴衣の帯・着方のアレンジ方法についてご紹介します。自分好みのアレンジを加えていき、メンズ浴衣を楽しみましょう。

衣紋の抜き方で色気を出す

衣紋(えもん)とは、首の後ろのえりのことです。女性が浴衣を着る場合は、衣紋を抜いて色気を出すといいますが、男性は衣紋は抜きません。

後ろの首とえりの距離は開けずに、首に沿うようにします。男性は衣紋ではなく、胸元をゆったりとさせて締めすぎないようにすると、雰囲気が出て色気があります。

帯のアレンジ

浴衣だけではなく、帯もアレンジすることによって浴衣全体の雰囲気は変わります。先程は「男結び」の仕方についてご紹介いたしました。

男性用の帯の結び方は2つあり、「男結び」は「貝の口」とも呼ばれており、代表的な結び方とされています。もう一つの結び方は「片ばさみ」といって、カジュアルで簡単な結び方といわれています。

片ばさみ

「浪人結び」とも「片ばさみ」は呼ばれています。「片ばさみ」は楽に過ごしやすく、また崩れにくいという特徴も持っています。簡単にできる結び方ということで、初心者の方におススメです。「男結び」と違ってラフな結び方ですので、ぜひこちらも試してみてください。

ワンタッチの作り帯も存在

帯を結ぶことが難しいという方は、ワンタッチでできる作り帯というものも存在しています。帯が綺麗に結べているかで、浴衣全体の印象は変わってしまいます。上手く結ぶことが出来ないという方は、結び目がすでに完成されているワンタッチ帯を使ってみて下さい。

着方をおさえてメンズ浴衣を楽しもう

フリー写真素材ぱくたそ

浴衣を着ることで女性も男性も、一段と魅力的に映ることは間違いないです。男性が浴衣を着ることは難しくありませんので、暑い夏に着て出かけてみませんか。胸元のえりや、裾の丈、帯の結び方など浴衣姿をより美しく見せる着方のポイントを意識して、メンズ浴衣を楽しみましょう。

白湯。
ライター

白湯。

白湯。と申します。ライティングという仕事はまったくの未経験なのですが、黙々と作業することは好きですので、少しずつ文章を書くことに慣れていこうと思います。最近はパン作りにはまっており、その日の気温や湿度によってパン生地の具合が変わるのだということを作るたびに実感しております。絵を書いたり、漫画や小説を読むことが好きです。どうぞよろしくお願いします。

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