ダイソーなど100均のアクリル板に注目!
アクリル板でDIYをしたいと思っている人もいるでしょうが、どこで購入したらいいか考えたことはあるでしょうか。ホームセンターと答える人も多いでしょうが、100均のダイソーやセリアなどにも注目商品があるので、どんなアクリル板なのか詳しく紹介しましょう。
100均ダイソーのアクリル板の特徴
まずは100均ダイソーのアクリル板の特徴から見てみます。アクリル板と言うとホームセンターで売られている種類を思い起こす人も多いでしょうが、ダイソーの商品はそれとどう違うのか、詳しく特徴をチェックしてみましょう。
DIYに使いやすいサイズ
100均ダイソーで売られているアクリル板はサイズが290×200mmくらいです。このサイズだとDIYで扱いやすく、いろいろな工夫がしやすいです。これに対して、ホームセンターなどで扱っているアクリル板はもっと大きなタイプが多く、少しDIYで使いにくく、お店からも持ち帰りにくいです。
したがって、DIYでアクリル板を使いたいという人には、100均ダイソーのアクリル板の方がホームセンターのものよりもおすすめです。ただ、大掛かりなDIYをするというのなら、ホームセンターで購入すればいいでしょう。
100均ダイソーのアクリル板は小物DIYをするにはぴったりの大きさです。アクリル板を加工して、日常使う小物を作りたいというのなら、ダイソーの種類から選ぶのが一番です。
加工しやすいのも魅力
100均ダイソーのアクリル板の材質は、ホームセンターのものと全く同じです。100均ダイソーだから悪い材質が使われているということはありません。そのため、ハサミやカッターなどでのカット、パンチでの穴あけ、折り曲げなどは自由にできます。
つまり、加工がしやすいということですが、特に100均ダイソーのアクリル板は薄めにできています。そのことから、加工のしやすさで言うと、ホームセンターで売られている種類よりも上を行きます。
色や種類が豊富
100均ダイソーのアクリル板だと、種類は少ないのではと思っている人もいるでしょうが、意外に色も種類も豊富です。透明なもの、半透明なもの、乳白色のもの、黒いもの、厚手のもの、大きめのものなどいろいろなタイプがあります。
そのダイソーのアクリル板の多くの種類から気に入ったものを選んで、DIYなどで使うのは非常に楽しいでしょう。したがって、ダイソーパトロールでぜひいい種類を見つけて、上手に活用してください。
低価格
これは当たり前の100均ダイソーのアクリル板の特徴ですが、低価格です。ダイソーのものだと、200円前後で売られています。ホームセンターのアクリル板は安くても600円以上しますが、100均ダイソーのものならお買い得です。
もちろん、サイズや厚さ、種類などに満足できなければダイソーではなくホームセンターで買えばいいですが、やはり低価格というのは魅力です。DIYで利用するにしてもコストをそれほど気にせずに実行できます。
廃盤に注意
いろいろな色や種類のアクリル板を売っている100均ダイソーですが、ダイソーの商品は季節や時期ごとに入れ替えがあります。そのため、以前は売っていた商品が今はないということがよくあります。
それはアクリル板にも言え、季節や時期が過ぎると以前の種類がなくなっているケースもよくあります。したがって、ねらい目のアクリル板があったら、あまり時間を置かずにダイソーの店舗に行って購入するのがおすすめです。
100均ダイソーのアクリル板一覧
100均ダイソーのアクリル板にはどんなタイプがあるか、種類一覧を示しましょう。そのタイプ別に色や特徴が違い、DIYで使う場合もさまざまな使い方ができます。したがって、うまく自分に合うタイプが見つけられれば、好みの作品をDIYで作れます。
透明タイプ
アクリル板と言うと透明タイプをイメージする人も多いでしょうが、100均ダイソーにもあります。透明タイプは、DIYでいろいろなものを作る際にも利用しやすいし、加工しなくてもそのままいくつかの用途に使える便利さがあります。
透明タイプのダイソーのアクリル板は中が透けて見えるので、写真立てや書類入れに用いるのにも向いています。また、薄い作りなので、デスクマットにもでき、大切な書類やシートなどをその下に挟んでおくこともできます。
カラータイプ
100均ダイソーには、透明カラータイプのアクリル板もあります。カラーの種類は赤、黄色、青などとなっていて、DIYで使うにしてもカラフルな展開ができます。カラータイプのアクリル板などどこにでもありそうですが、意外にホームセンターで見つけにくい種類です。
乳白色タイプ
100均ダイソーの透明タイプのアクリル板では中が見えてしまうので困るという場合もあるでしょう。大事なものや見られたくないものを覆うものをDIYで作る場合は、透明タイプでない方がいいです。
そこでおすすめするダイソーのアクリル板の種類が乳白色タイプです。目隠しなどにもぴったりです。乳白色タイプは、デザインを加えることでより美しくおしゃれなアクリル板にできるなど、応用した使い方ができます。
厚手タイプ
基本的に100均ダイソーのアクリル板は薄めに作られているのですが、厚手タイプもあります。厚手タイプは丈夫で、しっかりしていますが、加工はややしにくくなっています。それでもホームセンターなどで売られている厚手タイプよりも薄めなので、カットなどはしやすいです。
このダイソーの厚手タイプのアクリル板は、DIYで何かを作るのにも利用できますが、ちょうどいい使い方があります。それは、カバンの下敷きとしての利用です。カバンを支えるのにぴったりで、カバンの形が崩れるのを防いでくれます。
カバンを収納する時は、そこから横にずらしておけば邪魔になりません。厚手タイプのアクリル板はお手入れもしやすく、清潔に使えます。厚手タイプと言うと使いにくいように思えるかもしれませんが、うまく使えば何かと役に立ちます。
黒色タイプ
100均ダイソーの黒タイプのアクリル板は人気商品です。いろいろな用途に使え、お店のメニュー板にしたり、覆いにしたりなどとても便利です。黒タイプのアクリル板と乳白色タイプのアクリル板をDIYで組み合わせても、おしゃれな作品ができるでしょう。
半透明タイプ
半透明タイプのアクリル板も100均ダイソーにあります。透明タイプでは中身が透けて見えすぎてしまうし、かといってあまり色の付いたものは使いたくないという時は、この半透明タイプという種類がおすすめです。
ダイソーの半透明タイプのアクリル板は、収納ケースなどをDIYで作る時に役立ちそうです。中身が適度に見えて、子供でも安全に使えます。半透明という色がおしゃれでもあり、結構いかした収納ケースになります。
大きいタイプ
100均ダイソーには大きいタイプのアクリル板もあります。大きいタイプは小物ケース入れなどを作るのには向きませんが、机や棚の上に敷くのにはぴったりです。したがって、用途に応じで大小のタイプを買い分けるといいでしょう。
ダイソー以外の100均のアクリル板
いくつかのダイソーのアクリル板の種類を見てみましたが、ダイソー以外の100均にはどんなものがあるのかも紹介します。ダイソー以外の100均と言うと、セリアやキャンドゥがあります。これらの100均で売られているアクリル板にはどのような特徴があるでしょうか。
セリアのアクリル板
100均セリアにもダイソーと同じようにいろいろな種類のアクリル板があります。ただ、セリアの場合は、正確に言うとアクリル板ではなく、PPシートになります。アクリル板とPPシートでは素材は違いますが、ここではあえて同じ種類だとして取り上げてみましょう。
不透明タイプ
最初に紹介する100均セリアのアクリル板は不透明タイプです。セリアのこのタイプのアクリル板はカットしたり穴をあけたりがしやすいように薄目にできています。と言うと、薄いのでは強度が弱いのではないかと心配する向きもあるでしょうが、かなりしっかりしています。
セリアの不透明タイプアクリル板は、DIYで小物入れやアクリルケースを作るのにちょうどいいタイプとなっています。不透明と言ってもやや白に近い色なので、ケースの中身は隠しやすいです。
白色タイプ
シンプルな白いタイプのアクリル板をお探しなら、セリアの商品もおすすめです。白ということもあり、かなり清潔感もあり、きれいです。アクリルケースや小物入れをこのタイプで作っても、美しい色合いとなるでしょう。
セリアの白色タイプのアクリル板にいろいろなシールやマスキングテープを貼ってデコることもできます。そうすれば、おしゃれな作品もでき、とても楽しく利用できるようになるでしょう。
半透明タイプ
100均セリアの半透明タイプのアクリル板は、目隠しにちょうどいいです。お風呂場の扉のガラスがやや透けやすいという方は、このセリアのアクリル板を貼って適度な濁りを実現できます。それで安心てお風呂に入れるでしょう。
もちろん、お風呂場だけでなく、普通の窓の目隠しにもできるし、ケース作りにも役立ちます。実際にこの半透明タイプを使う場合は、その色合いを上手に活かしてください。
なお、セリアの半透明タイプのアクリル板にはサイズが大きいものがあります。小さなものを作ったり、小窓に貼ったりするのには向かないタイプですが、大きめの窓の目隠しとしては使いやすいです。そのサイズは500×350mmとなっています。
キャンドゥのアクリル板
今度は、100均キャンドゥのアクリル板を紹介しましょう。キャンドゥにもダイソーやセリアに負けないような優れたアクリル板があります。どのようなアクリル板か、その特徴や色を見てみるので、良さそうだと思ったらぜひ購入してください。
透明・半透明タイプ
キャンドゥの透明・半透明タイプのアクリル板も人気商品です。棚板のようにも利用でき、下から置いてあるものが見やすいです。カットもしやすいので、お好みに合わせた大きさの棚板ができるでしょう。
また、拭き取り掃除、水洗いもしやすく、清潔に使えるのもいいところです。加工のしやすさもキャンドゥのアクリル板の特徴です。
カラータイプ
ありきたりの色のアクリル板では物足りないというのなら、100均キャンドゥのカラータイプを購入してみてはいかがでしょうか。DIYで何かを作るのにも、カラータイプなら美しく、おしゃれに仕上がります。
キャンドゥのカラータイプのアクリル板をいくつか組み合わせて、子供のおもちゃやアクセサリーを作れば、とても可愛らしくなるでしょう。見ていても楽しく、心も弾むでしょう。カラータイプのアクリル板には通常タイプにはない面白さがあります。
不透明タイプ
100均キャンドゥには不透明タイプのアクリル板があります。不透明タイプはさまざまな使い方ができますが、油性ペンで色を付けて、しゃれた感じにすることもできます。それでコースターや結婚式の席札などを作れば、オリジナル作品となります。
100均ダイソーのアクリル板の使い道
100均ダイソーなどのアクリル板の使い道を考えてみましょう。わざわざホームセンターではなくダイソーでアクリル板を購入するのですから、上手に使用したいものですが、どのような使い道があるのかよく見てみしょう。
棚板に
ダイソーのアクリル板で棚板を作ることもできます。方法は簡単で、スチールラックに敷くだけです。スチールラックだけだと隙間からものが落ちてしまうことがありますが、アクリル板を敷けばそれを防げます。
もう一つダイソーのアクリル板を棚に使う方法があります。それは、折り曲げることで、仕切り兼棚板として利用するというものです。透明タイプ、カラータイプなど種類によって見た目は変わってくるでしょうが、どちらにせよきれいな仕切りと棚板となるでしょう。
キーホルダーに
ダイソーのアクリル板でキーホルダーを作ることもできます。その方法はいろいろありますが、簡単なものを紹介しましょう。まず、印刷したイラストをアクリル板にテープで固定します。そのイラストに沿うようにアクリル板をアクリルカッターでカットします。
次に、ドリルでチェーンを通す穴を開けます。続いて、カットしてできた周囲の部分をやすりできれいに仕上げます。それが済んだら、印刷したイラストを透明シールでしっかり貼り付けましょう。後は、チェーンなどを取り付けて出来上がりです。
写真立てに
ダイソーのアクリル板で写真立てを作ってみましょう。シンプルで、格好のいい写真立てができます。使う材料は、ダイソーの透明タイプのアクリル板2枚と組みねじ、ドリルです。
その方法はと言うと、まずアクリル板を2枚重ね合わせて、隅にねじ用の穴をドリルで開けます。
次に、2枚のアクリル板の間に写真を挟み、先ほど開けた穴に組みねじを通して完了です。透明なアクリル板に写真がきれいに映る写真立ての完成です。なお、大きめのアクリル板を使う方法なら、額縁としての利用もできます。
扉窓に
棚やカラーボックスに扉があればいいのだがと思ったことがある人もいるでしょう、それなら、ダイソーのアクリル板で作ることができます。その方法は難しくはなく、ダイソーのアクリル板に蝶番と取っ手を付けて、棚やカラーボックスにくっつけるだけです。
扉の取っ手、アクリル板に塗るペイント材料、蝶番もダイソーで売られていますから、購入から作業まではスムーズに進むでしょう。なお、蝶番を取り付ける時は電動ドライバーがあるとねじをはめ込みやすくなります。ただ、ない場合は、大変でもキリとドライバーで代用します。
クロスフィルターに
クロスフィルターはカメラのレンズの前に取り付けるフィルターの一種で、美しい光の筋を作ってくれます。そのクロスフィルターをダイソーのアクリル板で作る方法があります。その方法は、まずダイソーの透明アクリル板を用意します。
次に、そのアクリル板をレンズサイズより一回りだけ大きめにカットします。そして、パターン用紙をネットでダウンロードし、プリントします。そのパターン用紙の上にアクリル板を載せ、テープで留めます。パターン用紙には線が引かれているので、それに沿って傷を付けます。
ただ、この状態ではカメラレンズにうまく装着できませんから、丸くカットします。最後にカットしたアクリル板を両面テープでカメラレンズに取り付ければ、完成です。これで美しい光の筋の写真が見られます。それほど難しい方法ではないので、ぜひやってみてください。
収納ボックスの目隠しに
棚やカラーボックスの扉窓にダイソーのアクリル板を使う使い方と似ていますが、収納ボックスの目隠しに利用するのもありです。その方法はいたって簡単で、引き出しに合わせてダイソーの白いタイプのアクリル板を貼り付けるだけです。
透明の収納ボックスだと、中身が見えてしまい、インテリアの邪魔になることがありますが、ダイソーのアクリル板を使えば、その悩みも解消します。ただ、こうすると中身が見えないので、何が入っているかわからなくなりますが、ネームプレートを貼っておけばいいでしょう。
服のパターンに
洋服をオリジナルで作成している人は、まず服のパターンを作るでしょうが、多くの場合は紙のパターンとなっています。しかし、それだと何回か使うと、よれよれになってしまい、それ以上使用しにくくなります。
それなら、ダイソーのアクリル板をパターンにしてしまいましょう。アクリル板によるパターンなら型崩れすることはなく、何度でも利用できます。これなら好きな服も作りやすくなるので、とても便利です。
靴下収納に
小さいけれど収納ということになると意外に悩むのが靴下です。そこで、ダイソーのアクリル板を靴下収納に使ってみましょう。この方法も簡単で、ダイソーのアクリル板を靴下の形に合わせてカットするだけです。これを2枚作れば、靴下1セットの収納ができます。
このように靴下を収納すれば、クリップで留めて何足でもまとめておけます。取り出しもしやすくなり、どこにどの靴下があったかなどと迷うこともなくなります。簡単な方法とは言え、やってみる価値は大きいです。
コースターにする
ダイソーのアクリル板の簡単な使い道にコースターがあります。カラータイプのアクリル板を使えば、とてもきれいでおしゃれなコースターになります。こんなコースターなら飲み物を飲んでいても楽しいでしょう。
その都度色を変えてもいいし、人数分別の色にしても面白いです。カラータイプのダイソーのアクリル板はいろいろな使い道があり、1式買っておくととても役立ちます。
100均ダイソーのアクリル板のカット方法
いろいろな使い道がある100均ダイソーのアクリル板ですが、その用途に合わせるためにはカットしなければいけません。アクリル板を買ってもカットの方法がわからなければ使いこなせませんから、その方法を簡単に説明しておきましょう。
溝をつけて割ると綺麗にできる
アクリル板は紙と違い、カッターでいっぺんに切るということはできません。では、どういう方法があるのかと言うと、アクリルカッターで厚さの3分の1くらいまで溝を付けて、裏側にしてそこを折ります。その際は、机の角に置いて行うといいです。
机を使わずに手だけでアクリル板を折ることもできますが、予定通りの溝に沿って折れない場合もあるので、机などの角を使うほうがおすすめです。なお、アクリル板が細くて折りにくい場合は、ペンチを使うという方法があります。
金物定規を使うのがコツ
ダイソーのアクリル板をカットする場合は、アクリルカッターで切り込んで溝を付けていくのですが、その際定規を使います。その定規はプラスチック製でなく金物製にしましょう。というのもプラスチック製定規だと、アクリルカッターで一緒に切れてしまう場合があるからです。
加工に便利なアイテムもチェック
アクリル板のカットに使えるアイテムは、アクリルカッターのほかに、アクリル専用鋸、ミニルーター、ハンディルーター、糸鋸などもあります。それぞれ使い方が違うので、よくチェックして理解したうえで使うようにしましょう。
なお、穴開けにはドリル以外にアクリル専用ビット、端面仕上げにはサンドペーパー、スポンジ研磨剤、やすり、ベルトサンダーなどの便利アイテムもあります。これらのアイテムを上手に使えば、アクリル板の加工もうまく決まります。
ダイソーやセリアのアクリル板でDIYしてみよう!
ここまで、100均ダイソーやセリアのアクリル板の特徴や使い道について解説しました。ダイソーなどのアクリル板は大きさも手ごろでDIYもしやすくなっています。ぜひ購入して、ご家庭でいろいろなものを作ってみてください。