「欲張り」の意味とは
欲張りと言われている人は周りにいませんか。あまり欲張りという言葉は、良い意味で使われることは少ないです。しかし、欲張りという意味自体をあまりよく分かっていないという人もいるでしょう。そこで欲張りとは一体どのような人のことをいうのか、欲張りという言葉の意味を説明していきます。
欲が他の人よりも強い
欲張りとは欲を張る、つまり他の人よりも欲が強いという意味になります。1つに絞りきれずあちらもこちらもと色々手を出してしまう人が多い印象です。時にはあまり良い意味で使われないこともあります。
欲張りの類語で、貪欲や強欲、多欲などと言われることも多いです。どれも、とにかく欲が深く強いという意味があり、字体からもその意味を感じ取ることができるでしょう。
欲張りな人の心理
欲張りな人は、何故そんなにもあれもこれもと欲しがるのでしょう。周りには自己中心的で、自分勝手という印象を持たれてしまうことが多いです。欲張りな人が持っている心理について詳しく4つ紹介していきます。今まで分からなかった欲張りな人の心理を、理解することができるでしょう。
寂しがり
欲張りな人は、寂しがりやな一面を持っています。自分が1番でないと満足ができないという人が多いのです。しかしそれを人に感じ取られたくないため、相手に正直に言えずワガママや欲張りと思われてしまいます。
欲張りな人は、自分から離れてしまうのではないかという恐怖心と不安を感じている人が多いのです。欲張りな人のワガママは寂しさから来る心理だと理解して、しっかりと言葉で説明して安心させてあげてください。
大きなことを成し遂げたい
欲張りな人は自分が1番でないと嫌だと思ったり、1番になりたいという思いが人一倍強い人です。そのため、他の誰にも真似できないようなことをしたいと考えて行動します。行動力や向上心が誰よりも強いのが欲張りな人の特徴です。
存在価値を確かめたい
欲張りな人は、自分が人に必要とされたい、または必要とされていると思っている人が多いです。人に必要とされるために1番でいたいという心理が、人一倍あります。自分に存在価値がないと感じることが、何よりも怖いと思っています。
自分が人に必要とされている、自分が1番だということを実感したいために周りの人と比べて、自分の方ができていると思うのです。人によっては、比較対象の人に対して冷たい行動を取ったり暴言を吐いてしまう人もいます。
人から褒められたい
欲張りな人でなくても褒められるのは嬉しいですし、褒められたいでしょう。欲張りな人は、その褒められたいという気持ちが特に強いのです。大きなことを成し遂げたり、誰よりも1番でありたいと思うのは人に褒められたいという気持ちがあるからこその行動となります。
褒められるために頑張るのはもちろんですが、褒めてほしいアピールをすることが多いのも欲張りな特徴といえるでしょう。寂しいからこそ構ってほしい、褒めてほしいという心理になるのです。欲張りな人には、しっかりと言葉でも伝えることが大切になります。
欲張りな人の性格的な特徴
欲張りな人はとにかく認められたい、1番になって褒められたいという気持ちが強いです。そんな欲張りな人の性格的な特徴をご紹介していきます。欲張りだからこその良い部分と悪い部分の性格がはっきりとしています。
自己中心的
欲張りな人は、自分さえ良ければ他人のことはどうでもいいという性格です。そのため、困っている人や大変な人を助けたりすることなく知らん顔をしてしまいます。しかし自分が困っていたり、大変な状況にいると必死に回避しようと頑張るのです。
人が持っていて良いなと思うものは欲しがりますが、人が自分のものを欲しがっていると嫌がってあげることはありません。そのため、自分勝手や自己中心的と言われてしまいます。
自分が一番でいたい
欲張りな人の心理でも説明しましたが、何よりも誰よりも1番でいたいという気持ちが強い性格です。そのため、人に対して自己中心的な態度を取ってしまいます。
1番であることが自分への存在価値を高めていくのです。そのため、自分よりも優秀な人を見つけると、意地悪したり相手の失敗を引き出そうとする傾向があります。しかし1番にこだわるからこそ営業職などには向いていて、成績も優秀です。
他人とすぐに比較
自分が他の誰よりも1番でいたいという考えが強いため、すぐ他の人と比較してしまいます。自分が誰よりも優位に立っていると感じることで、自己愛を高めているのです。
少しでも自分が人より劣っていると感じると不幸だと感じてしまいます。また、他人の行動や見た目を細かくチェックして、自分と比べるクセもあるのです。
独占欲が強い
欲張りな人は、みんなのものは自分のものという認識を持っています。そのため、人のものも勝手に独り占めしてしまうのです。物だけではなくて人に対しても同じで、好きな人や仲が良い人に対しても独占したいと思ってしまいます。そのため、相手から束縛が強いと思われてしまうのです。
何でも欲しい
幼い頃から甘やかされて育った傾向が強いのが、欲張りな性格の特徴です。これが欲しい、あれが欲しいと言えば貰えることを理解していますし貰えて当然だと思っています。そのため、すぐに人のものを欲しがって強請ることが多いです。
向上心がある
欲張りな人は自分が1番という気持ちがあるため、1番になるための行動は惜しみません。そのため、向上心が強い人間になります。人と競って勝つということが何よりも嬉しくて幸福感があるので、高みを目指して日々目標を立てて行動に移します。
良い欲張りになる身につけ方とは?
ここまでは、欲張りな人の心理や特徴をご紹介していきました。欲張りな人は、自己中心的で周りのことを考えないという印象があります。そのため、周りの人から苦手意識を持たれることも少なくありません。
そこでここからは、周りの人にも好かれる良い欲張りの身につけ方を3つに絞ってご紹介していきます。ほんの少し行動を変えるだけで、相手も自分も良い気持ちで付き合うことができます。相手のためにも自分のためにもぜひ、身につけ方を参考にしてみてください。
相手への感謝の気持ちを忘れない
自分が良ければそれでいいというタイプの欲張りな人は、感謝の言葉を伝えることが苦手です。しかし、どんなに出来る人であっても1人で全て行っている訳ではありません。人は自分の知らないところであっても、誰かにサポートされているのです。
欲張りな人のなかには、感謝の気持ちを言葉で伝えることが難しい、出来ないという人もいるでしょう。しかしここで勇気を出して伝えることで、自分の求めていたものが手に入ることもあります。
感謝の言葉は褒められるのと同様に嬉しいものです。周りの人への感謝の気持ちを忘れずに行動していると、自然と良い人間関係も築いていけます。
諦めない
欲しいものを手に入れるために人に欲しいと強請るのではなく、自分の力で手に入れることが大切です。良い欲張りになるためには、結果よりも手に入れるための過程が重要になります。失敗しても諦めないで続けてみてください。
例え面倒くさいと思ってしまったとしても、自分の成長のために必要なことです。諦めない身につけ方を身につけて、面倒くさいと思っても諦めずに努力を続けてみてください。
自分らしい生活をする
例えやりたいことがあったとしても、年齢や金銭的な面で諦めてしまう人は多いでしょう。しかし、そこで諦めてしまうのはもったいないです。欲張りになって、自分のやりたいことやしたいことなどに積極的に取り組んでみてください。
諦めない身につけ方も参考にしながら、自分らしい生活も一緒に身につけてみましょう。周囲の目や声は気にせずに、自分がやりたいことを欲望のままに名一杯楽しんでください。
良い欲張りとして自分らしい生活をしよう!
欲張りな人は、自分勝手で自己中心的だと思われがちですが、向上心が強い人でもあります。人間ですから良いところもあれば悪いところもあります。欲張りな人の良い部分をもっと引き出すために、相手に対して感謝の気持ちをもって人に接することが大切です。
良い欲張りな人間になりたいという人は、身につけ方を参考に自己中心的になり過ぎず、人に遠慮しすぎずに自分らしく生きてください。身につけ方を参考にして頑張りすぎてしまうと疲れてしまいます。時には無理をし過ぎないということも大切です。
欲張りな人の特に良いところである向上心を忘れずに、3つの身につけ方とともに良い欲張りとして自分らしく生活していきましょう。