Bluetoothアダプタを徹底解説!
最近はワイヤレスのマウスやキーボードが一般的になってきました。有線のマウスやキーボードはコードが邪魔ですが、ワイヤレスのものはデスク回りもスッキリさせることができます。最近ではヘッドホンもワイヤレスのものが増えました。
こうした機器は、Bluetoothで接続されていることが多いです。マウスの中にはUSBポートにUSBレシーバーを接続するタイプもあります。しかしこうしたタイプは1つのマウスのためにUSBポートが1つ消費されてしまいます。
やはりワイヤレスで使うのに便利なのが、Bluetooth接続です。ペアリングをするだけで、簡単にパソコンと接続することができます。しかし、パソコンによっては、Bluetoothが搭載されていないものもあります。Bluetoothが使いたいからと、新しいパソコンを買うのももったいない話です。
そこで、Bluetoothアダプタの登場です。Bluetoothアダプタを使えば、どんなパソコンもBluetooth接続を使うことができます。多くのBluetoothアダプタは価格が手ごろです。この時、どういったBluetoothアダプタを選べばいいのでしょうか?
Bluetoothアダプタには種類があります。全体に価格が安いとはいえ、種類によって価格や特徴は変わっていきます。あなたの環境に合った種類のBluetoothアダプタを選びましょう。それにはどのような特徴があるBluetoothアダプタを選んでいけばいいのでしょうか?
あなたの使い方に合ったBluetoothアダプタを購入し、ワイヤレスの機器を手軽に接続し、デスク回りをスッキリさせましょう。きっと作業の効率もよくなり、仕事がはかどることでしょう。
Bluetoothアダプタの特徴とは
せっかくワイヤレスマウスを買ったのに、パソコンにBluetoothがついていないので、使えないといったトラブルもあるのではないでしょうか?ワイヤレスと言えば、Wi-Fi接続が有名です。
しかし、マウス、キーボード、ヘッドホン、イヤホンといった周辺機器はBluetooth接続のものがほとんどです。ところで、Bluetoothとはどういったものでどういった特徴があるかを知っているでしょうか?Bluetoothはワイヤレス接続の規格の1つです。
主に近距離にある機器の無線通信を行います。2.4GHz帯の電波を使います。パソコンと機器を接続するだけでなく、スマホとワイヤレスイヤホンを接続する時も使われています。そんなBluetooth接続が可能になる、Bluetoothアダプタの特徴について見ていきましょう。
Bluetoothによる通信機能を内蔵した機器
Bluetoothアダプタの特徴とは、Bluetooth機能が内蔵されており、接続することでBluetoothが使えるようになるというものです。Bluetoothの通信機能を持たないパソコンに接続すると、Bluetooth機能を使うことができるようになります。
Bluetoothアダプタの最大の特徴は、パソコンと接続する使い方で、接続する機器を有線のものから、無線のものへと変えていくことができることです。
これにより、ケーブルの管理をする使い方をしなくてもよくなります。上手な使い方をすることで、デスク回りがスッキリするという特徴もあります。
安い価格でBluetooth機能を追加できる
価格も手頃なのが特徴です。1000円台の価格から購入することができるといった嬉しいい特徴があります。Bluetooth機能が日本に登場してきたのは、スマホの時代ともいえる2000年以降です。
今やパソコンと周辺機器を繋ぐのに欠かせない接続方法となっています。古いパソコンで、Bluetoothアダプタを挿した使い方をすれば、Bluetooth機能がないものでも、Bluetoothの周辺機器を使うことができます。
また、最大の特徴はその小ささです。USBポートに差し込むと、あまり出っ張りが出ません。ノートパソコンなど持ち運びをするパソコンの場合、周囲の邪魔にならないといった特徴があります。
Bluetoothアダプタの選び方
Bluetoothアダプタの特徴を知ったところで、Bluetoothアダプタの選び方を見ていきましょう。Bluetoothアダプタは1つの規格ではなく、種類があります。Bluetoothアダプタの種類について知っておかないと、間違った使い方になります。
その結果、上手く使いこなせなくなってしまいます。どれも似たような形状をしているので、種類もそんなにないのではと考えていませんか?実はBluetoothアダプタにはいろいろな種類があります。
よく種類を把握して、的確な選び方をしていきましょう。要はBluetoothアダプタで何がしたいかということです。それを頭に入れて、Bluetoothアダプタの種類と選び方を見ていきましょう。
BluetoothのClass
Bluetoothアダプタの選び方の1つ目は、Classの種類によって選ぶというものです。BluetoothにはClassがあります。電波の強度によって、Class1からClass3まであります。電波の強いClass1は、Bluetoothアダプタから100メートル離れた場所でも使うことができます。
Class2は、Bluetoothアダプタから10メートル離れた場所で使えます。Classs3は、1メートルの範囲での使い方ができます。現在流通している種類はClass1とClass2が主流です。Class3の種類はあまり見かけなくなりました。
Class1は電波が強いですが、Bluetoothアダプタで接続する周辺機器はパソコンのすぐ近くで使うものが多いので、Class2でも充分な場合が多いです。使い方に合わせて、Classの種類を変えていきましょう。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothアダプタの選び方の2つ目は、Bluetoothのバージョンによって選ぶというものです。Bluetoothにはバージョンがあります。Bluetoothは技術の進歩により、1.0から5.0までのバージョンがあります。
現在広まっている周辺機器のほとんどは、バージョン4.0以降のものです。4.0は電力消費が低いという特徴があります。微弱な電力で長時間可動します。ただ、種類が違う場合も、互換性があるので、接続が可能なものもあります。
4.0と5.0には互換性があります。ただし、通信速度は低速の4.0の仕様になります。しかし、種類によっては互換性がないものもあります。
3.0と4.0の間に互換性がないケースがあります。あなたがBluetooth接続をしたい機器のBluetoothのバージョンを知った上での使い方をしていきましょう。
プロファイル
Bluetoothアダプタの選び方の3つ目は、プロファイルの種類によって選ぶというものです。Bluetoothには様々なことができます。しかし、その中でも機器によってできることが変わってきます。それがプロファイルです。
プロファイルにはたくさんの種類があります。たとえばBIPはスマホとプリンターなどの間で画像の送受信や印刷をしてくれます。HIDはマウスやキーボードを接続する時の使い方をするプロファイルです。
プロファイルの数が多いので、ここで全てを書き出すことは不可能です。Bluetoothアダプタとあなたが使いたい機器の両方が同じプロファイルに対応していなければいけません。Bluetoothアダプタには数多くの種類のプロファイルが搭載されてはいます。
しかし、それですべてがカバーできるわけではありません。あなたがBluetoothアダプタでどんな使い方をしたいかによって、そのBluetoothアダプタがそのプロファイルに対応しているのかどうかを知っておく必要があります。
USBの種類
Bluetoothアダプタの選び方の4つ目は、USBの種類によって選ぶというものです。Bluetoothアダプタの使い方として一般的なのは、USBポートに挿して使うというものです。
この時、パソコン側にのUSBポートがどういった種類かによって、選ぶBluetoothアダプタは変わってきます。USBの種類とは、規格と呼ばれています。主流となっているのは、USB3.0とUSB2.0です。
その他にUSB3.1からUSB5.0まで規格はありますが、まだあまり浸透していません。また、Bluetoothがない古いパソコンの場合だと、ほとんどがUSB2.0から3.0です。
規格3.0を2.0のポートでも使うことができます。ただし、2.0は3.0より速度が遅く、3.0規格のBluetoothアダプタを挿しても、2.0の速度しか出ないことは注意が必要です。
パソコンのOSに対応しているか
Bluetoothアダプタの選び方の5つ目は、パソコンのOSに対応しているものを選ぶというものです。WindowsのOSには、Windows7を始め、Windows8から最新のWindows10まであります。
Bluetoothアダプタがそれに対応しているかをしっかり調べる必要があります。Bluetoothの4.0は省電力で動作しますが、OSのバージョンによって、動作しない場合もあります。事前にしっかりと確認しておきましょう。
Bluetoothアダプタのおすすめ10選
Bluetoothの種類や規格による選び方について、理解できたところで、Bluetoothアダプタのおすすめ製品について見ていきましょう。おすすめのBluetoothアダプタはどのようなものなのでしょうか?また、それぞれのBluetoothアダプタの価格についても見ていきましょう。
Creative・BT-W2
おすすめのBluetoothアダプタの1つ目は、Creativeの「BT-W2」です。このBluetoothアダプタは、パソコンをゲーミングPCとして使う時に、音声の出入力を高度にするものです。PS4といった家庭用ゲーム機にあるUSBポートに接続して使います。
このBluetoothアダプタを挿すことにより、ワイヤレスヘッドホンでゲームの音楽や効果音などをクリアな音で聞くことができます。対応プロファイルは2つだけです。
しかし、音声コーデックは多種多様なものに対応しています。ゲームサウンドをワイヤレスで高音質で楽しみたいと考えている人におすすめのBluetoothアダプタです。価格は4500円ほどから購入することができます。
Shop-Riez・Bluetooth USBアダプタ
おすすめのBluetoothアダプタの2つ目は、Shop-Riezの「Bluetooth USBアダプタ」です。Bluetooth4.0の規格で、省エネ対応のBluetooth接続の周辺機器を使うことができます。Bluetooth Ver.3.0、2.1、2.0、1.0といった下位互換性もあります。
USB2.0のポートがあるパソコンなら使用することができます。通信距離は20メートルから50メートルあり、離れた場所の周辺機器も使うことができます。
接続可能な機器として、マウス、ヘッドセット、スピーカー、ヘッドホン、プリンター、カメラなどがあります。価格は500円から700円程度と安価なのもおすすめな点です。
エレコム・LBT‐UAN05C2/N
おすすめのBluetoothアダプタの3つ目は、エレコムの「LBT‐UAN05C2/N」です。このBluetoothアダプタはClass2に対応しています。2.0グラムと軽量でコンパクトなので、パソコンに挿しても、ポートから飛び出すことがありません。
ノートパソコンなど持ち運びをするパソコンに挿すのにおすすめです。Bluetooth4.0に対応しているので、6割の消費電力をカットしてくれます。プロファイルも26種類に対応しています。既存のBluetooth接続の周辺機器の多くを使うことができます。
バッファロー・BSBT4D200BK
おすすめのBluetoothアダプタの4つ目は、バッファローの「BSBT4D200BK」です。バッファローはルーターなどを発売しているメーカーで、無線に強いメーカーだと言えるでしょう。このBluetoothアダプタは、Bluetooth4.0+EDR/LEに対応しています。
Bluetooth4.0対応の周辺機器を使う時は、低電力モードで作動します。Class2に対応し、25メートルの距離にある機器を使うことができます。また、小型モデルなので、パソコンに挿しても、でっぱりが気になりません。価格は1300円程度です。
Bluetooth2.1や3.0+EDR製品と接続することができます。さらに2.0、1.2、1.0といった古いタイプの周辺機器との通信にも対応しています。
I-O DATA・USB-BT40LE
おすすめのBluetoothアダプタの5つ目は、I-O DATAの「USB-BT40LE」です。このBluetoothアダプタは消費電力が少ない点が特徴です。Bluetooth4.0に対応した周辺機器を使うと、最大60パーセントの電力をカットすることができます。
外出先にノートパソコンを持ち込んで、長時間作業をすることができます。さらにBluetooth3.0や2.1にも対応しています。
特徴として、スマートフォンとペアリングすることで、接続が解除された時、パソコンが自動的にロックされる点があります。外出先で使うことが多い人で、セキュリティが気になる人におすすめです。価格は1700円程度から購入できます。
TP-LINK・UB400
おすすめのBluetoothアダプタの6つ目は、TP-LINKの「UB400」です。Bluetooth4.0対応のアダプタで、Bluetooth3.0、2.1、2.0、1.1にも下位互換性があります。OSがWindows8以降の場合、ドライバーのインストールが不要です。
USBポートに挿すだけで、利用することができます。信頼性が高く、超小型なので、持ち運びに便利です。ノートパソコンのUSBポートに挿していても、邪魔になりません。OSはWindows10、8.1、8、7、Vistaに対応しています。価格は1000円前後とリーズナブルです。
Newiy Start・USB Bluetooth 4.0 アダプタ
おすすめのBluetoothアダプタの7つ目は、Newiy Startの「USB Bluetooth 4.0 アダプタ」です。このBluetoothアダプタはリーズナブルな値段と高性能の両方を兼ね備えた製品です。国産メーカーの約半額程度の価格で購入できます。
Bluetooth4.0で省電力に対応し、最大30メートルの通信範囲を誇ります。対応するプロファイルも多いというのも特徴です。スマートフォンでパソコンを自動ロックさせる機能も付いています。
さらにOSはWindowsだけでなく、Linuxにも対応しています。そのため自作パソコンでもBluetoothの周辺機器を使うことができます。
エレコム・LBTUAN05C1
おすすめのBluetoothアダプタの8つ目は、エレコムの「LBTUAN05C1」です。このBluetoothアダプタは、より安定した通信で接続することができます。Class2のモデルと同じですが、Class1に対応しています。
そのため、電波の出力が大きく、途切れることがありません。Bluetoothの周辺機器をストレスなく使いたい人におすすめのBluetoothアダプタです。OSはWindows7以降に対応しています。価格は2500円程度です。
PRINCETON・Bluetoothアダプタ PTM-UBT7X
おすすめのBluetoothアダプタの9つ目は、PRINCETONの「Bluetoothアダプタ PTM-UBT7X」です。このBluetoothアダプタは、コンパクトでありながら、安定した接続を誇ります。
重さは約2.0グラムと軽量で、USBポートに挿してもはみ出す部分はわずか1センチほどです。ノートパソコンで使用する際も、邪魔になりません。最大で25メートル先にある機器の動作が可能です。価格は1800円程度です。
無線LANルーターと併用する使い方をしても、電波干渉が起きにくいという点がうれしいところです。Bluetooth4.0のバージョンですが、2.1や3.0対応の機器も使うことができます。
PLANEX・Bluetoothアダプタ BT-Micro4
おすすめのBluetoothアダプタの10個目は、PLANEXの「Bluetoothアダプタ BT-Micro4」です。このBluetoothアダプタは、ドライバ不要ですぐに使うことができます。
Windowsの標準搭載ドライバが、接続するとすぐに作動するので、別途ドライバを用意する必要がありません。対応するプロファイルは11種類あります。
さまざまなBluetooth対応の周辺機器を利用できます。最大25メートルの通信可能距離です。Bluetooth4.0のバージョンで、3.0や2.1といった下位互換性もあります。価格は1600円程度から購入できます。
Bluetoothアダプタの使い方
ここまで、おすすめのBluetoothアダプタについて紹介してきました。ここで改めて、基本に返ってみましょう。Bluetoothアダプタとは、どういった使い方をすればいいのでしょうか?Bluetoothアダプタは、パソコンのどこに接続するかという問題です。
PCのUSBポートに接続
Bluetoothアダプタは、基本的に、パソコンのUSBポートに挿して使います。USBポートは先述した通り、2.0や3.0といったものが多く、それらならどのBluetoothアダプタも接続が可能です。しかし、最新のUSB type Cと呼ばれるようなポートには非対応なものが多いです。
Bluetoothアダプタのおすすめメーカー
Bluetoothアダプタは、さまざまなメーカーから発売されています。パソコンの周辺機器を扱っているメーカーは多くありますが、それぞれに強みがあります。パソコン周辺機器を扱うメーカーの中でも、Bluetoothアダプタの評判がいいメーカーを挙げてみました。
エレコム
Bluetoothアダプタのおすすめメーカーの1つ目は、エレコムです。エレコムは大阪に本社を置くパソコンやスマホの周辺機器を扱うメーカーです。
13部門に渡って、業界トップクラスのシェアを誇っています。生産工場は海外にありますが、品質に関しては厳しい基準を設けているので、安心して購入することができます。
バッファロー
Bluetoothアダプタのおすすめメーカーの2つ目は、バッファローです。バッファローは名古屋に本社がある老舗のパソコン周辺機器メーカーです。HDDやカードリーダー、無線LANルーターなどの多くの機器を扱っており、どの機器もその業界では優秀で有名です。
Bluetoothアダプタは安くて使いやすい!
パソコン周りをスッキリさせるために、周辺機器をワイヤレスにしたいと考えている場合、安価なBluetoothアダプタを購入して、対処するようにしましょう。古いパソコンでも買い替えることなく、さまざまなワイヤレスの周辺機器を使うことができて、とても便利です。