片思いを表す花の花言葉の意味と由来を紹介!
片思い中は、なかなか自分の気持ちが伝えられないものですが、そういった時にぴったりな花言葉を持つ花をご存じでしょうか?昔から、自分の想いを伝えるにあたって、一緒に花をプレゼントする人も数多くいたのです。
そこでこの記事では、切ない想いを伝えるのにぴったりな、片思いを表す花言葉を持つ花をご紹介します。合わせて、片思いを表す花言葉の注意点なども取り上げていくので、ぜひ自分好みの花を見つけてみてください。
片思いに関係する花言葉を持つ花【シンプル】
この項目からは、片思いに関係する花言葉を持つ花の中でも、シンプルな意味を持っている花を取り上げていきます。もしかしたら元から知っている花言葉などもあるかもしれませんが、片思いをしている気持ちにぴったりな花ばかりなのです。
とりわけベゴニア や、 オシロイバナ、チグリジア、赤いチューリップ、シロツメクサ、ナズナ、ナデシコといった花が有名となっています。どれも心に秘めていた想いを伝えるのにぴったりな花ばかりなので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
ベゴニア
まず取り上げていきたいベゴニアの花の花言葉は、「愛の告白」や「片思い」となっています。ベゴニアの花を見るとわかるかもしれませんが、左右非対称のハートの形をしているので、だんだんとこういった花言葉を持つようになりました。
もちろん切ない片思いの気持ちを伝えるのにぴったりな花となっていて、とりわけ3月から5月、9月から10月頃が見ごろとなっています。まさしく直接的な「片思い」といった意味を持っている花なので、ぜひ意中の相手にプレゼントしてみてください。
オシロイバナ
夏の間に咲き誇るオシロイバナですが、「あなたを想う」といった花言葉を持つことから、片思いを伝えるのにぴったりなのです。もちろん日本に多く生息しているものの、午後4時頃から花が見ごろになっているので、「Four o'clock flower」とも呼ばれています。
花の見た目からはわからないのですが、黒い種を割ることによって、白い粉が飛び出してくるのです。花をプレゼントするときに最適な「あなたを想う」といった意味以外に、「臆病な愛」の意味も持つので、切ない片思いの気持ちを慰めてくれるかもしれません。
チグリジア
ビビッドなカラーと、虎のような模様の入っているチグリジアですが、もちろん切ない片思いの気持ちを表す花言葉を持っているのです。自己主張の激しい見た目から想像がつくかもしれませんが、「私を愛して」といった花言葉が有名となっています。
なかなかチグリジアの花を知らなくても、トラユリやタイガーリリーといった別名を聞いたことのある人もいるかもしれません。プレゼントするには派手な花となっていますが、確実に想いが伝わるのです。
赤いチューリップ
チューリップには、様々なカラーがありますが、とりわけ赤いチューリップは、「愛の告白」を意味しています。真っ赤な見た目と合わせて、まさしくストレートに片思いを伝えるのにぴったりな花と言えます。
この花言葉は、3人の騎士から告白された女の子が、悩んだ末にチューリップの花に姿を変えた逸話から由来しています。結果的に悲しい由来にはなっているものの、誰も振らなかった女の子の優しい想いが伝わるかもしれません。
シロツメクサ
公園や道路に端に咲いていることの多いシロツメクサですが、「幸運」や「私を想って」、「約束、「復讐」といった幅広い意味を持っているのです。もちろん「私を想って」といった片思いの想いの花言葉が含まれているので、プレゼントにふさわしいかもしれません。
そもそもシロツメクサの花言葉の由来としては、キリスト教の布教をした聖パトリックが有名となっています。クローバーといった名称で親しまれている身近な花ですが、こういった多義に渡る花言葉を持っています。
ナズナ
次に取り上げていきたい片思いを伝えるのにぴったりな花は、ナズナの花となっています。そもそも「撫菜」から由来しているナズナですが、大まかな意味合いとしては、「撫でたいくらい可愛らしい花」が有名となっています。
ナズナの花言葉としては、「あなたに私のすべてを捧げます」が有名となっていて、まるでプロポーズをしているかのような印象を受けるかもしれません。激しい片思いの気持ちを伝えたいのであれば、ナズナの花と共に、ドラマチックに想いを伝えてみてください。
ナデシコ
ここまでシンプルな意味合いを持っている、片思いを表す花言葉の花を取り上げてきましたが、最後にナデシコの花言葉をご紹介します。我が子を撫でるから由来しているナデシコですが、古くから愛されていて、「源氏物語」などにも記述があります。
情熱的な恋愛を数多く経験してきた光源氏ですが、ナデシコの花は、「いつも愛して、幸せにしてほしい」といった花言葉を持っているのです。もちろん片思いを表すのにぴったりなので、ぜひ意中の相手にプレゼントしてみてください。
片思いに関係する花言葉を持つ花【告白におすすめ】
この項目からは、片思いに関係する花言葉を持つ花の中でも、告白におすすめの花をご紹介します。上記でも軽く触れましたが、告白をするときに、花をプレゼントする人は多いので、美しい花を贈りたいと思っている人は多いかもしれません。
とりわけソリダスターや、ヒマワリ、スイートピー、ブライダルベール、ストックといった花が人気があります。どれも告白をするときにプレゼントするのにぴったりな花言葉を持っているので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
ソリダスター
まず告白をするときにおすすめの花は、ソリダスターとなっていて、「私に振り向いて」といった花言葉を持っているのです。花束などに、添え花として使う人も多く、まさしくプレゼントするときにふさわしい花となっています。
そもそも7月から9月に花を咲かせることが多いので、そういった時期に告白したい人は用いてみてください。小さくて可愛らしい小花から、なかなか想像できない激しい想いが込められているので、鈍感な相手に告白するときにぴったりと言ってもいいかもしれません。
ヒマワリ
夏の風物詩として、日本人から愛されているヒマワリですが、告白をするときにぴったりな花の一種として知られています。ヒマワリの太陽の方向を向く特性から由来している、「あなただけを見つめる」といった素敵な花言葉を持っているのです。
暑い夏の時期に、片思いの相手に気持ちを伝えたいと考えているのであれば、ぜひヒマワリをプレゼントしてみてください。もちろん意中の相手に贈るときは、できるだけ邪魔にならないような、ミニサイズのヒマワリを手に入れておきましょう。
スイートピー
3月から4月といった時期に花を咲かせるスイートピーは、まさしく告白をするときにおすすめの花となっています。とりわけ花言葉としては、「私を忘れないで」と言った意味を持っているので、どこか切ない雰囲気を感じるかもしれません。
意中の相手が遠くへ行ってしまう場合や、なかなか会えなくなるといった場合に、スイートピーを贈ってみてください。離れ離れにはなってしまうものの、自分のことを確実に覚えていて欲しいときは、思い切って告白をすることをおすすめします。
ブライダルベール
ここまで相手のことが好きという気持ちを、告白するのにぴったりな花の花言葉を取り上げてきましたが、切ない意味合いを持っている花もあります。素敵な名前のブライダルベールですが、「幸せを願っています」といった花言葉となっています。
もしかしたら片思いしている相手が、別の相手と結婚してしまう時が来るかもしれませんが、そういった時にブライダルベールを贈るといいかもしれません。結婚式でベールをしている花嫁の姿から由来しているので、まさしくそういったシーンにぴったりと言えます。
ストック
最後に取り上げていきたい告白をするときにおすすめの花は、ストックとなっています。11月から5月といった幅広い時期に咲き誇るストックですが、白やピンク、黄色、オレンジ、紫といった様々なカラーバリエーションがあるのです。
紫のストックの花言葉は、「おおらかな愛情」、ピンクのストックの花言葉は、「ふくよかな愛」として知られています。カラーバリエーションによって、全くもって違った花言葉の意味を持っているので、自分の想いの丈によって、ぴったりなストックの花を贈ってみてください。
片思いに関係する花言葉を持つ花【切ない恋】
この項目からは、片思いに関係する花言葉を持つ花の中でも、切ない恋に関する花をご紹介します。なかなか想いに気づいてもらえない切ない気持ちや、じれったい気持ちを持っているのであれば、こういった花をプレゼントしてみるといいかもしれません。
とりわけリナリアや、パンジー、ビオラ、勿忘草、エンゼルトランペットといった花がぴったりとなっています。なかなか見慣れない花もあるかもしれませんが、次の項目からは、それぞれの特徴を取り上げていきます。
リナリア
まず取り上げていきたい切ない片思いを表す花としては、リナリアをご紹介します。そもそもギリシア語で亜麻の植物を意味している「linon」から由来していて、「この恋に気づいて」といった切ない花言葉を持っているのです。
実は、金魚草に似ているのですが、少しだけサイズが小さめなので、「姫金魚草」といった別名を持っています。こんなにも相手のことを想っているのに、なかなか気づいてもらえない時は、思い切ってリナリアをプレゼントしてみるといいかもしれません。
パンジー
街並みや公園などで見かけることが多いパンジーですが、見た目からは想像できない切ない花言葉を持っています。花の模様が人間のような形をしていて、8月を迎えると傾いてしまうので、物思いをしているような姿に見えるかもしれません。
そんなパンジーの花言葉としては、「物思い」や「私を想って」があるので、まさしく切ない花言葉となっています。もちろんパンジーとひとえに言っても、カラーバリエーションが豊富なので、プレゼントするパンジーのカラーを気を付けることをおすすめします。
ビオラ
スミレの仲間として知られているビオラは、パンジーよりも小さく、とりわけ春先などに咲く花となっています。可愛らしい見た目からは想像がつかないかもしれませんが、「私の胸はあなたでいっぱい」といった切ない花言葉を持っているのです。
ビオラの花言葉は、イオという少女が愛しているゼウスに姿を変えられたとしても、変わらない想いを持っているエピソードから由来しています。このように、神話から由来している花言葉は多いので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
勿忘草
次に取り上げていきたい切ない花言葉を持っている花は、勿忘草となっています。可愛らしい薄青色の小花ではあるものの、「真実の愛」やといったどこか物悲しい花言葉を持っているのです。
やはり、過去の逸話から由来している花言葉となっていて、中世ドイツのドナウ川の悲恋伝説から由来しています。悲恋伝説は、恋人のために花を取ろうとした男性が誤って川の中に転落するものの、花だけを岸に残したエピソードとなっているのです。
このように悲しい由来を持っている勿忘草ですが、まさしく「私を忘れないで」といった花言葉の意味がよくわかるかもしれません。なかなか意中の相手にはプレゼントしにくい花なので、十分に注意していきましょう。
エンゼルトランペット
最後に取り上げていきたい切ない花言葉を持っている花は、エンゼルトランペットとなっています。なかなか馴染みのない花かもしれませんが、垂れ下がっている花の様子が、トランペットのように見えることから由来しています。
とりわけ切ない花言葉としては、「遠くから私を想ってほしい」といった意味を持っているのです。そもそもエンゼルトランペットは、毒を持っている花なので、「あなたを酔わせる」といった花言葉があることでも有名かもしれません。
片思いに関係する花言葉を持つ花【辛い・暗い恋】
ここまで告白をするときに渡すのがぴったりな花などを取り上げてきましたが、片思いに関係する花言葉を持つ花の中でも、辛い恋や暗い恋に関連する花が気になる人もいるかもしれません。もちろんプレゼントには向いていないのですが、どれも魅力のある花ばかりです。
とりわけアネモネや、黄色のチューリップ、黄色の菊、水仙、オキナグサといった花が有名となっています。片思いは楽しいことばかりではないので、こういった花の花言葉を知って、つらい気持ちを慰めてみてください。
アネモネ
ギリシャ語の風を意味する「anemos」から由来しているアネモネは、「儚い恋」や「恋の苦しみ」と言った花言葉を持っています。可愛らしい見た目からは想像しにくい花言葉ですが、古からヨーロッパでは親しまれている花言葉なのです。
そもそも昔からヨーロッパでは、アネモネは美しさと儚さの象徴として知られていて、切ない気持ちが伝わってくるかもしれません。どうしても耐えられない恋の苦しみを感じたときは、アネモネの花を眺めてみてください。
黄色のチューリップ
明るい印象を受けることの多い黄色のチューリップですが、「望みのない恋」といった苦しい花言葉が有名となっています。もしかしたら意中の相手にプレゼントしてしまうかもしれませんが、あらぬ誤解を与えてしまう可能性もあります。
花言葉に詳しい相手の場合は、「あなたの気持ちには答えられない」と解釈してしまうので、相手にしっかりと想いが伝わることはありません。どうしてもチューリップをプレゼントしたいのであれば、ぜひ赤色のチューリップを贈ってみてください。
黄色の菊
日本に生息している花として親しみ深い菊の花ですが、黄色の菊の場合は、西洋ではあまり良い意味を持っていないのです。とりわけ「軽んじられた恋」といった花言葉が有名となっていて、破れた恋につながると言ってもいいかもしれません。
そもそも日本語としても、「窮まる」と言った意味を持っていて、一年の最後に咲く花として知られています。とことん明るい意味を持っている花ではないので、プレゼントなどで贈ることはできるだけ避けましょう。
水仙
ここまで様々な辛い花言葉を持っている花を取り上げてきましたが、黄色い水仙も切ない意味を持っている花なのです。可愛らしい見た目から想像できないような「私のもとへ帰ってきて」や「愛に応えて」といった花言葉が有名となっています。
もしかしたら失恋しているのにもかかわらず、片思いをしている人は、こういった花言葉の気持ちを抱いているかもしれません。とりわけ報われない恋の様子を描いているので、本当に贈るのには適していない花と言えます。
オキナグサ
最後に紹介していきたい辛い恋や暗い恋といった花言葉を持っている花は、オキナグサとなっています。4月から5月に咲くオキナグサは、「告げられるぬ恋」という花言葉を持っていて、どこか辛い雰囲気が伝わるかもしれません。
和名は「翁草」となっていて、ほのかに生えている産毛のような、白い毛から由来しているのです。もちろんそういった白い毛に覆われている様子から、「猫草」といった別名もあるので、合わせて覚えておくことをおすすめします。
片思いを表す花言葉の注意点
ここまで切ない恋や、辛い恋といった花言葉を持っている花を取り上げてきましたが、片思いを表す花言葉の注意点の紹介していきます。ここまで説明してきたように、色によって花言葉が変わる花があることは、しっかりと注意していく必要があります。
合わせて、ブーケなどで花を贈ろうと考えているのであれば、本数で意味合いが変わることを念頭に置かなければなりません。次の項目からは、何かと気になる片思いを表す花言葉の注意点を詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
色によって花言葉が変わる花がある
まず取り上げていきたい片思いを表す花言葉の花の注意点は、色によって花言葉が変わる花があることとなっています。花の中でも有名な薔薇を例に挙げるならば、白薔薇には「深い尊敬」、ピンクの薔薇には「しとやか」といった花言葉があるのです。
ここまで紹介してきたチューリップの花などからもわかるかもしれませんが、それぞれの花は、色によって花言葉が変わるのです。一つの色が明るい意味を持っているからと言って、すべての色がプレゼントに向いているわけではありません。
簡潔に言えば、カラーバリエーションが豊富な花は注意が必要となっています。とりわけ黄色い花は、暗い意味を持っていることが多いので、しっかりと事前にチェックしておきましょう。
本数で意味が変わる場合もある
次に取り上げていきたい片思いを表す花言葉を持つ花の注意点は、本数で意味が変わる場合もあることとなっています。片思いの気持ちを伝えるのにぴったりな花を取り上げてきましたが、本数によって意味が変わることをご存じでしたか?
もちろん特定の花ではなく、どのような花にも対応するので、プレゼントするときの参考にしてみるといいかもしれません。とりわけオーソドックスな1本は、「あなたが運命の人」といった意味を持っているのです。
もしかしたらプロポーズなどで花束を贈るときもあるかもしれませんが、108本の花は、「結婚してください」を意味しています。このように本数によって、全くもって違った意味を持っているので、しっかりと注意することをおすすめします。
花言葉に寄せて切ない片思いを伝えよう
この記事では、切ない想いを伝えるのにぴったりな、片思いを表す花言葉を持つ花を紹介してきました。なかなか自分の気持ちが伝えられない時は、花に想いを託してみるといいかもしれません。
合わせて、片思いを表す花言葉の注意点を取り上げてきました。花の色や本数によって、全くもって違った意味を持っているので、プレゼントするときは注意することをおすすめします。