馬油ってどうなの?メリット・デメリットを教えて!
馬油は名前の通り、馬の油を使って使って作られています。顔や身体全体に使えて、ヘアケア商品としても人気があります。そんな馬油には、具体的にどのような効果があるのでしょう。馬油のメリットとデメリットを順番にご紹介していきます。
馬油とは
馬油とは馬の油を使って作られたものです。昔から日本で、火傷をしたときに馬油を使うと効くといわれ、薬用として使われてきました。
馬油のルーツは中国とされていて、元々皮膚のひび割れを治すために使用していました。その他には、水虫やはたけなどの皮癬の治療、シミやソバカスの除去、育毛や養毛などの効果があるといわれています。
2005年頃、主に中国の旅行客の間で日本の馬油の人気が高くなり、日本に来て爆買する人が増加したこともありました。日本では、馬肉の生産量が全国で1位の熊本県が馬油作りが盛んな県として、様々な馬油商品の製造、販売を行っています。
馬油の効果
馬油には昔から火傷やひび割れ、水虫などの皮癬、シミやソバカス、育毛や養毛などに効くといわれ薬用として使われてきました。近年では、顔や身体に使うスキンケア商品としてだけではなくヘアケア商品としても人気があります。
馬油の効果は多岐にわたり、殺菌作用、抗酸化作用、炎症を鎮めたり、肌への浸透力の高さ、保湿効果とされています。特に、肌に塗るとスッと馴染んでしっかりと浸透し保湿してくれるため、乾燥肌の人におすすめです。
馬油のメリット
馬油は、昔から人々の間で使われています。効果も幅広いため、1本持っていると便利な商品です。そんな万能商品の馬油のメリット、デメリットを説明していきます。最初は、馬油のメリットを大まかに3つご紹介していきます。
メリット①全身に使える
馬油のメリット1つ目は、顔や髪の毛など身体全身に使えることです。馬の脂肪が素となっている馬油は、人間の皮脂に近いため人の身体に馴染み浸透しやすく、全身どこにでも使うことができます。馬油1つで顔や身体、髪の毛までをケアすることができるので、優秀なオイルです。
メリット②界面活性剤を含まない
馬油には、界面活性剤が含まれていません。界面活性剤とは、汚れを落とす洗浄効果を持っています。しかし、清潔な油脂までを落としてしまうため、使うと顔や身体が乾燥してしまいます。一般的には、洗剤だけでなく化粧品、食品、医薬品にも使われている物質です。
界面活性剤を含んでいない馬油は、清潔な油性を洗い流すことなく顔や身体に留まってくれます。そのため、顔や身体が過度に乾燥することなく、適度な状態をキープすることができるのです。顔や身体が乾燥しやすい人に、馬油は特におすすめです。
メリット③油性の汚れがよく落ちる
馬油はそもそも油脂というオイルのジャンルなので、同じ性質を持つ油性の汚れと相性が良いのです。顔や身体に溜まった余計な油脂や、メイク汚れ、角栓を溶かし、プツプツと浮かせてさっぱりと洗い流してくれます。
馬油のデメリット
馬油のメリットを3つご紹介しました。顔や身体、髪の毛など全身に使えて、余計な油脂をさっぱりと洗い流し、顔の乾燥を防いでくれる万能のオイルです。しかし、そんな馬油にもデメリットが2つあります。2つのデメリットが当てはまる、気になるという人は、あまり使わない方がいいでしょう。
デメリット①ニキビが出来やすい人には向かない
馬油は油脂、オイルです。人によっては、油脂や角質が毛穴に詰まりニキビや吹き出物ができます。ニキビや吹き出物にならなくても、プツプツとした毛穴の詰まりを起こしてしまう場合があります。
基本的には、馬油にも含まれているオレイン酸の値が高いほどニキビや吹き出物が出来やすい人には合いません。馬油は大体、オレイン酸値は35%ほどなので、値としては多くありません。
全ての人が当てはまる訳ではありません。しかし、ニキビや吹き出物が出来やすい人や心配な人は使用しない方がいいでしょう。
デメリット②酸化しやすい
馬油もオイルの1つなので、他の化粧品に比べて酸化しやすいです。オリーブオイル、ホホバオイルなど他の酸化しやすいオイル商品と比べても、馬油は特に酸化しやすい性質を持っています。そのため、馬油は1度開けたら早めに使い切りましょう。
馬油を使ったスキンケア
馬油がどのようなものか、どのようなメリット、デメリットがあるのかをご紹介していきました。馬油は油脂なので酸化しやすく、ニキビや吹き出物が出来やすい人には向いていませんが、その他の人には身体全体使うことが出来る優秀なオイルです。
馬油を使ったスキンケア方法はたくさんあります。その中でも特に人気の高い、馬油洗顔というスキンケアについて詳しくご紹介していきます。
馬油洗顔のやり方
ネットでも話題になっている馬油洗顔のやり方を説明していきます。洗顔のやり方は簡単なので、ぜひ試してみてください。洗顔方法は色々ありますが、今回はネットで特に話題となった方法をご紹介します。馬油洗顔は朝の寝起きの状態で行うと、顔の余分な皮脂が取れてスッキリとします。
①顔全体に塗りマッサージ
まず、馬油を顔全体にたっぷりと塗り馴染ませます。くるくると手で優しくマッサージしながら塗ることで、肌の奥までしっかりと浸透していきます。
馬油を塗っていくと、顔から砂利のようなものがプツプツと出てくるでしょう。顔から出た砂利は、古い角質の汚れです。馬油の量も重要で、馬油が少なすぎたりマッサージの時間が短いと砂利は出てきません。砂利がしっかりと顔から出てくるまで、優しくマッサージを行いましょう。
②3分放置
馬油をマッサージしながら塗り、顔から砂利が出てきたところで3分間流さずにそのまま放置しましょう。放置することで馬油の持つ保湿効果がしっかりと肌に効いて、馬油を拭き取った後はしっとりもちもちの素肌になります。
③濡らしたコットンで拭き取る
3分ほど放置したあとは、化粧水でたっぷりと濡らしたコットンを使って優しく馬油を拭き取ってください。コットンの他には、マイクロファイバーの洗顔パフを濡らして拭き取る方法もあります。
1つ注意すべきは、顔の拭き取りで摩擦を起こしてしまうことです。そのため、コットンも洗顔パフもしっかりと化粧水で濡らした状態で使ってください。拭き取るという方法以外にも、洗顔料を使って洗い流すという方法もあります。
馬油洗顔は毎朝、毎日は控えてください。スペシャルケアとして、週に1度くらいが理想です。その人の肌の状態に合ったやり方があるので、色々試してみてください。
馬油の間違った使い方
馬油は誰でもどこにでも使える万能商品です。しかし、馬油にもやってはいけない間違った使い方があります。間違った使い方をしてしまうと肌を傷つけてしまい、肌がボロボロになってしまいます。特に気をつけてほしい馬油の間違った使い方なので、しっかりとチェックしてから使用しましょう。
クレンジングオイルとして使うのはNG
馬油の間違った使い方1つ目は、クレンジングオイルとしての使用です。馬油の中でも有名な、ソンバーユというメーカーの公式サイトでは、馬油クレンジングのやり方が書いてあります。他のサイトやSNSなどでも馬油クレンジングは、話題で人気のあるスキンケア方法です。
人によっては顔の汚れが落ちてスッキリさっぱりすると感じるでしょう。しかし、界面活性剤が含まれていないためメイク、特に濃い目のメイクをしている人は、馬油クレンジングでは完全に落とすことができません。
また、馬油はオイルの種類の一つなので、普通のクレンジングオイルと異なり洗顔料では落とせないことが多いです。上手く馬油を洗い流すことができないと、ニキビや吹き出物が出来やすくなってしまいます。クレンジングは普通のクレンジングオイルを使用し、しっかりと洗い流しましょう。
マッサージや拭き取りの際はやさしく
洗顔などで馬油を使用し拭き取る際には、ゴシゴシと拭くのではなく必ず優しく拭き取ってください。馬油を使ってマッサージを行うときも、強く触れず優しく触れてマッサージをしていきましょう。強く触れると、摩擦で肌を傷つけてしまいます。
なかなか馬油が落ちないからといって、無理矢理ゴシゴシと落とすのは止めましょう。馬油がどうしても落ちない場合は、石けんを使ってしっかりと洗い流してください。
デメリットに注意して馬油でスキンケアしよう!
馬油は身体や顔、髪の毛など全体に使える万能の商品です。しかし、馬油にもデメリットや間違った使い方はあります。馬油を酸化させないために、1度開けたらたっぷりと塗り、早めに使い切ってください。
ご紹介した馬油洗顔の他にも様々なスキンケア方法があります。人の肌に使いやすいので、乾燥する部分など気になるところに塗ってみてください。デメリットの2つ、ニキビと酸化に気をつけて、馬油でもちもちツヤツヤの身体を手に入れましょう。