ぬいぐるみの型紙の起こし方ってどうやるの?
市販されているぬいぐるみではなく、オリジナルのぬいぐるみがほしい人は、型紙を使って作れることをご存じでしたか?コツをつかむことによって、簡単にぬいぐるみの起こし方をマスターできるので、ぬいぐるみの服にも応用してみるといいかもしれません。
そこでこの記事では、ぬいぐるみの型紙の起こし方をご紹介します。ぬいぐるみの型紙の起こし方には、いくつかのポイントやコツがあるので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
ぬいぐるみの型紙の起こし方・ポイント①準備
実際にぬいぐるみを、型紙を作って起こしていく前に、しっかりと準備しておく必要があります。そこでこの項目からは、ぬいぐるみの型紙の起こし方の中でも、ポイントになるような準備の方法をご紹介します。
簡潔に言えば、デザインを決めることと、設計図を描くことがポイントとなります。合わせて、ぬいぐるみを作るときに必要な材料や道具も紹介していくので、ぬいぐるみの型紙を作る人は必見です。
用意する材料・道具
オリジナルぬいぐるみを、型紙を使って作るときは、いくつかの材料や道具が必要となります。土台となるような粘土や、張り子を作るためのテープ、ハサミといった材料や道具を用意しておきましょう。
こういった道具を持っておくと、簡単にぬいぐるみの型紙を起こすことができます。もちろんぬいぐるみを作るにあたって、布地や綿は必要不可欠な道具なので、自分好みのものを選ぶことをおすすめします。
1.デザインを決める
ぬいぐるみの型紙を作るということは、オリジナルのぬいぐるみを作っている事なので、しっかりとデザインを決めていく必要があります。自分の想像力を働かせて、独創的なデザインが思いついたら、紙に描き記しておきましょう。
基本的に他の方のデザインを流用してしまうと、パクリや訴訟に当たることがあるので、オリジナルの型紙のデザインを決めることが大切です。なかなかぬいぐるみのデザインが思いつかない時は、よくあるクマさんデザインのぬいぐるみのデザインを参考にしてみてください。
2.設計図を描く
おおまかなラフ画では、側面や正面の設計がわからないので、細かく設計図を描くことをおすすめします。型紙を起こすにあたって、鼻の形や、パーツの取り付け位置は大切なので、正面図と側面図を描いていきましょう。
どうしても設計図が描けなさそうなときは、定規でアタリを取りながら、正面図と側面図を描くのがポイントとなります。自分好みのオリジナルデザインのぬいぐるみの型紙を作るためにも、細部まで設計図は描き込むことが大切です。
ぬいぐるみの型紙の起こし方・ポイント②起こし方
この項目からは、ぬいぐるみの型紙の起こし方の中でも、ポイントになるような起こし方をご紹介します。せっかくぬいぐるみの型紙の構図ができたら、ぬいぐるみを作るときに分かりやすいように、張り子を作ることをおすすめします。
簡潔に言えば、土台を作る、形を粘土で作る、テープを隙間なく巻く、切り離すための分割線を入れて切り離す、型紙を紙に写すといった手順が必要となります。それぞれ違ったポイントを持っているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.土台を作る
基本的にぬいぐるみの型紙のための張り子の土台は、粘土などを使って、大まかに作っていきましょう。そこまで作り方にこだわる必要はなく、シンプルに胴体や、腕、足を別々に作っていきます。他のぬいぐるみにも再利用できるように、粘土にサランラップなどを巻いておくといいかもしれません。
2.形を粘土で作る
ぬいぐるみに複数パーツがあるときは、それぞれのパーツを別々に作っていき、割り箸などで取り外しが出来るジョイントを作ってみてください。基本的に土台に使うような粘土は、100均の油粘土で事足りるので、事前に用意することが大切です。
3.テープを隙間なく巻く
そこまで作り方にこだわっていない粘土の張り子ではあるものの、型に粘土が付かないように、ラップを巻く必要があります。ラップがない場合は、ティッシュでも事足りるので、好きな方を使ってみましょう。
次にぬいぐるみの顔などが描けるように、テープを巻いておき、隙間なくテープを貼るのがコツとなります。どのようなテープでもいいのですが、鉛筆を使いたい場合は、メンディングテープを使うことをおすすめします。
4.切り離すための分割線を入れる
せっかく作ったぬいぐるみの型だとしても、分かりやすいように切り離す必要があるので、ペン先が細い油性ペンなどを使って分割線を入れていきましょう。ぬいぐるみを縫い合わせるときに、位置がわかりやすいように、番号や位置あわせの印をつけておくことをおすすめします。
5.切り離す
粘土の張り子と、ぬいぐるみの型を切り離していくわけですが、はさみやカッターを使って切り離していきましょう。平らに切り込みを入れることによって、型紙が描きやすくなるので、丁寧に切り離すことをおすすめします。一般的にこういった切り込みは、洋裁用語でダーツと呼ばれています。
6.型紙を紙に写す
ここまでぬいぐるみの型紙の起こし方について説明してきましたが、最後に型紙を紙に移すことによって、ぬいぐるみの型紙の完成となります。PCに取り込んでおくと、ペーパークラフトにもなるので、気になる人はぜひPCに取り込んでおきましょう。
ぬいぐるみの服の型紙の起こし方・ポイント①準備
ここまでぬいぐるみ本体の、型紙を起こし方を紹介してきましたが、自分でオリジナルの服を作ってみたいと思ってはいませんか?そこでこの項目からは、誰にでも作ることができるようなぬいぐるみの服の型紙の起こし方の中でも、ポイントになるような準備の方法をご紹介します。
用意する材料・道具
ぬいぐるみの型紙の起こし方に必要な材料や道具としては、ラップや、シャープペン、裁断ばさみ、布、まち針、方眼定規が必要不可欠となります。黒のラインテープや、カーブ定規、ルレット、カッター板といった材料を用意しておくと、作業がはかどると言ってもいいかもしれません。
1.ぬいぐるみにラップを巻く
まずはぬいぐるみの洋服の型紙を作るために、ぬいぐるみ本体の大きさを、ラップを使って測っていきます。基本的にぬいぐるみにラップを巻く必要はないのですが、型紙を作っているときに汚れてしまうことがあるので、正確に型紙を取るためにきつめにラップを巻いておきましょう。
2.目安になる線を入れる
つぎにぬいぐるみの型紙を起こすためにも、前中心や、首回り、後中心に目安となるような線を入れていきます。書き直しができないことに不安を感じる人は、細めのテープなどを使うことによって、簡単に目安となる線を入れることができます。
ぬいぐるみの服の型紙の起こし方・ポイント②起こし方
ここまでぬいぐるみの服の型紙の下準備の方法を紹介してきましたが、そこまで手間がかかるものではありません。型紙を取る準備が整ったら、ぜひこれから紹介していくぬいぐるみの服の型紙の起こし方を参考にしてみてください。
たった2ステップでぬいぐるみの型紙を起こすことはでき、布を当てて型紙をとり、布を外して型紙を起こしていきます。最後にぬいぐるみの服のパターンのチェック方法を紹介していくので、合わせて参考にしてみてください。
1.布を当てて型紙をとる
まずは布を当てて型紙を取っていくわけですが、大きめな布を2枚用意しておき、布の上からペンなどでラップの線をなぞっていきましょう。どのような服の作り方においても、ぴったりすぎるとぴちぴちの服になってしまうので、余裕を持たせながら型紙を作っていきましょう。
2.布を外して型紙を起こす
おおよその型紙を計測することができたら、ぬいぐるみから型紙の布地を外し、紙などに型紙を起こしていきましょう。線が細くならないようにするためにも、ルレットなどを使うことによって、上からなぞるだけで型紙のラインを取ることができます。
どうしてもルレットが用意できない人は、シャーペンや鉛筆などを使い、それぞれのパーツの型紙をなぞっていきます。
パターンのチェック方法
ここまでぬいぐるみの服の作り方を紹介してきましたが、最後にパターンのチェックをすることによって、キレイな服に仕上げることができます。パターンチェックとは、型紙の作り方において角度や距離をチェックするといった洋裁用語となっていて、型紙づくりの中でも重要な過程と言えます。
身頃を組み立てて確認
最後に型紙の身頃を組み立てておき、ぬいぐるみとのサイズ感を測るために、まち針を使ってぬいぐるみに型紙を着せていきましょう。どうしても合わない部分や、気に入らない部分があるときは、ハサミなどを使ってカットしていくことが大切です。
ぬいぐるみの型紙の起こし方・作り方を試してみよう!
この記事では、ぬいぐるみの型紙の起こし方を紹介してきました。土台を作っておくことによって、簡単に型紙を作ることができます。
合わせて、ぬいぐるみの服の型紙の起こし方を取り上げてきました。一般的にぬいぐるみの服を作るときは、布地を当てるような作り方がおすすめです。ぬいぐるみの型紙の起こし方や、作り方は簡単なので、ぜひ自分好みのぬいぐるみや服を作ってみてください。