ノートパソコンに外付けキーボードをつけたい
ノートパソコンを購入したら、当たり前のように、付属のキーボードを使っていることでしょう。ところで、ノートパソコンのキーボードは使いやすいでしょうか?ノートパソコンを使っていると、キーボードを動かすことができないので、不便だと感じることもあるでしょう。
また、ノートパソコンのキーボードの一部が壊れてしまった場合、もうそのノートパソコンは使うことができないと考えるかもしれません。しかしノートパソコンには外付けキーボードを接続して使うことができます。
外付けキーボードを使うことではいくつかのおすすめのポイントがあります。すでにキーボードが付いているのに、あえて外付けキーボードを接続する意味について詳しく見ていきましょう。またキーボードの無効化の問題など外付けキーボードを接続する上での注意点も見ていきます。
ノートパソコンに外付けキーボードをつけるメリット
既にキーボードがあるノートパソコンに外付けキーボードを接続して使うというのは、おかしな話ではないかと考える人もいるかもしれません。
ノートパソコンのキーボードしか使ったことがない人は、外付けキーボードのタイピングのしやすさについて、実感としてわからないかもしれません。また、ノートパソコンだけを使っている人は、外付けキーボードの種類についての知識がない場合があります。
ノートパソコンに外付けキーボードを接続して使うと、どういうメリットがあるのかを見ていきましょう。外付けキーボードを接続して使うメリットを知ったなら、きっとあなたも外付けキーボードが欲しくなるでしょう。
タイプミスを減らせる
ノートパソコンに外付けキーボードをつけるメリットの1つ目は、タイプミスを減らせるというものです。ノートパソコンは画面を閉じた状態にできるようにするため、キーの高さが非常に低いという特徴があります。
また、キーのサイズが小さくて、打ち心地が悪いと感じる場合もあるでしょう。そうした特徴から、どうしてもタイプミスが増えてきます。ノートパソコンのキーボードだけを使っていたら、「こんなものだろう」と思っているかもしれません。
しかし、外付けキーボードはノートパソコンのキーボードに比べると、打ちやすい故に、タイプミスが驚くほど減ります。ノートパソコンだからと、外付けキーボードを諦める必要はありません。より正確に文字入力ができる外付けキーボードを接続して使うことはおすすめです。
好みのキーボードを使える
ノートパソコンに外付けキーボードをつけるメリットの2つ目は、好みのキーボードを使うことができるというものです。ノートパソコンのキーボードは、スペースの関係で、非常に限定的です。
テンキーがついたものもありますが、テンキーがついていないものはFnキーと呼ばれるものを押しながら数字を打つという仕組みのものもあります。その点、外付けキーボードを接続して使うと、充分にスペースに余裕のあるテンキー付きのものを使うことができるのでおすすめです。
また、英字配列のキーボードのほうが使いやすいという人もいるでしょう。その場合、お気に入りの英字配列の外付けキーボードを接続して使うことで解決することができます。また、ノートパソコンのキーボードはパンタグラフタイプが多いです。
このパンタグラフタイプは、コンパクトで背の低いキーにすることができるので、ノートパソコンのキーボードに多用されています。ただし、打ち心地は今一つです。その他のメカニカルタイプや静電容量無接点方式のキーボードは、打ち心地が良く耐久性もあるのでおすすめです。
ノートパソコンのキーボードは壊れやすいので気を使います。好みの外付けキーボードがあるのなら、ノートパソコンに接続して使うことはおすすめです。
ノートパソコンの外付けキーボードの接続方法
ノートパソコンのキーボードはスペースが限られているため、打ちづらいものになっています。よく使う「Shifi」キーや「Ctrl」キーなどが小さかったり、「Enter」キーのすぐ横に「PgUp」や「PgDn」のキーが隙間なく配列されていたりします。
このような不便なキーボードを使うより、外付けで使いやすいキーボードを接続して使うことがおすすめです。外付けキーボードをどうやって接続するのかを考えてみましょう。外付けキーボードには、有線タイプと無線タイプのものがあります。
有線タイプと無線タイプとでは接続方法が違います。どちらがおすすめかは、その人の使い勝手次第です。どちらもおすすめポイントがあり、マイナスポイントもあります。以下でノートパソコンに外付けキーボードを接続する方法について見ていきましょう。
無線
ノートパソコンの外付けキーボードの接続方法の1つ目は無線方式です。無線によって外付けキーボードを繋げる最大のメリットは、邪魔な配線が要らないということです。無線の外付けキーボードは、大きく2つに分けられます。
1つ目は、独自無線タイプのキーボードです。無線独自タイプのキーボードは、ノートパソコン側のUSBポートに専用の受信機を取り付けます。この受信機は、工場出荷時から無線タイプの外付けキーボードとペアリングされているので、簡単に接続することができておすすめです。
受信機はとても小さなものなので、ノートパソコンのUSBポートに取りつけても邪魔になりません。2つ目は、Bluetooth接続の外付けキーボードです。このタイプの外付けキーボードは、ノートパソコ側にBluetooth機能が付いていなければなりません。
Bluetooth機能が付いていないノートパソコンの場合は、Bluetoothアダプターを付ければ、使うことができます。Bluetoothタイプの外付けキーボードは、ノートパソコンとペアリングさせて使うことができます。
Bluetoothタイプの外付けキーボードは、ノートパソコン以外にも、タブレットやスマホとペアリングして使うことができるタイプもあります。Bluetoothの外付けキーボードが使えるのは、ペアリングしたノートパソコンに限られます。
独自無線タイプの外付けキーボードはBIOS画面やUEFI画面、Windowsセットアップ画面など、Windowsの実行時以外にも画面で操作できますが、Bluetoothの外付けキーボードはそれができないので注意が必要です。
また無線の外付けキーボード全般に言えることですが、多少の遅延が起きるので注意しましょう。素早いキーボード操作が要求される仕事をしている時は、ストレスに感じることがあります。しかし無線の外付けキーボードはノートパソコンから離れた場所でも使うことができます。
有線
ノートパソコンの外付けキーボードの接続方法の2つ目は、有線方式です。有線の外付けキーボードは接続が簡単なので、Bluetoothなどの設定が面倒だったり、やり方がわからなかったりする場合も、問題なく接続することができておすすめです。
有線なので、配線が邪魔に感じる場合もありますが、接続が簡単な点は大きなメリットです。接続の仕方は、ノートパソコンのUSBポートに挿すだけと簡単でおすすめです。
有線の外付けキーボードはコードの長さに限界があるので、ノートパソコンから離れた場所で使うことはできません。しかし、無線と違って遅延がないので、ストレスなく使うことができておすすめです。
ノートパソコンの外付けキーボードの選び方
ノートパソコンには外付けキーボードを付けることができることはわかったことでしょう。また、外付けキーボードには有線タイプと無線タイプがあることも説明してきました。外付けキーボードとして発売されているおすすめキーボードは非常に多くあります。
その中からどういった外付けキーボードを選んでいけばいいのかについて考えていきましょう。一番大事なことは、あなたのやり方に合った外付けキーボードを選ぶということです。どういった視点で選んでいけばいいのかを、以下で詳しく見ていきましょう。
接続タイプで選ぶ
ノートパソコンの外付けキーボードの選び方の1つ目は、接続タイプで選ぶというものです。接続タイプとは、先述した有線の外付けキーボードか無線の外付けキーボードか、どちらを選ぶかという問題です。
有線の外付けキーボードにも、無線の外付けキーボードにもメリットとデメリットがあります。有線の外付けキーボードはUSBポートを一個消費します。ノートパソコンはものによりますが、USBポートが少ないことも多いです。
数少ないUSBポートを消費してしまうのは大きなデメリットです。ハブを付けることも対策の1つですが、ノートパソコンのパソコン周りがごちゃごちゃしてしまいます。
ノートパソコンからケーブルがいくつも伸びているのは、見た目も悪いです。USBポートが一個消費されてしまうのは、独自無線タイプも同じなので注意が必要です。
いっぽうでBluetooth接続の外付けキーボードの場合は、USBポートを消費することがないので、USBメモリなどその他の外部機器を付けたい場合は便利です。ただし、有線の外付けキーボードに比べて、遅延が発生してしまいがちなので注意が必要です。
キーボード配列で選ぶ
ノートパソコンの外付けキーボードの選び方の2つ目は、キー配列で選ぶというものです。日本で発売されている外付けキーボードは日本語配列と英語配列に分かれます。どちらも、アルファベット部分はほぼ一緒です。いわゆる「QWERTY配列」と呼ばれるものです。
日本語キーボードの日本語はJIS配列になっていますが、今は多くの人がかな入力ではなく、アルファベット入力をしています。そうなってくると、英語配列の外付けキーボードにしても、たいして不便はないように思えるでしょう。
ただし、英語配列の外付けキーボードは、日本語配列と少々違います。英語配列の外付けキーボードの場合、「半角/全角」キー、「無変換」キー、「カタカナひらがな」キーなどの日本語入力に必要とされるキーがないので注意が必要です。
また「Enter」キーや「BackSpace」キーの形状が違ってくるので注意しましょう。さらに一部の記号キーの配置が違っています。しかし、英語配列の外付けキーボードは日本語表記がないので、見た目がすっきりしています。
使い方も慣れていけば、問題はなくなります。「Space」キーの横幅が広い製品が多く、それが理由で英語配列の外付けキーボードがおすすめだと言う人もいます。
その他機能で選ぶ
ノートパソコンの外付けキーボードの選び方の3つ目は、その他の機能で選ぶというものです。まずキーピッチについて注意していきましょう。キーピッチとはキーとキーの間の長さです。キーの間隔が狭いと打ちづらくなります。
また姿勢も縮こまってしまい、長時間の作業をすると疲れやすくなります。一般に19mmのキーピッチがおすすめです。次にキーストロークに注意しましょう。キーストロークとはキーを押し下げた時の深さです。
ノートパソコンのキーストロークは形状のためどうしても浅いパンタグラフタイプになっています。その他のキーボードだとキーストロークが深いので打った感じがはっきりとあり、タイプミスが少ないのでおすすめです。
ただし、これは好みの問題です。キーストロークが浅いほうが少し押しただけで反応するので、素早いタイピングができるからおすすめだという人もいます。
ノートパソコンの外付けキーボードの方法
ノートパソコンに外付けキーボードを取り付ける上での大きな注意点は、キーボードが2つになってしまうことです。外付けキーボードを取り付ける場合は、ノートパソコン側のキーボードを無効化しておくと、無駄な打ち間違いを避けることができます。
キーボードを無効化するには、いくつか方法があります。あなたに合った無効化のやり方をしていきましょう。ただ、無効化のやり方によっては、パソコンに詳しくない人にはおすすめできない方法もあるので、注意が必要です。
手順
ノートパソコンに外付けキーボードを接続して使うために、ノートパソコン側のキーボードを無効化していく方法について、具体的に見ていきましょう。キーボードを無効化するのにいくつか方法があります。
無効化する方法の1つ目は、キーボードのショートカットキーで無効化するというものです。無効化する方法の2つ目は、BIOS設定から無効化するというものです。無効化する方法の3つ目は、レジストリを変更するというものです。
パソコンに詳しくない人は、なるべくならショートカットかBIOSから無効化することをおすすめします。レジストリをいじるのは、非常に注意が必要です。
キーボードを無効化する方法
使っているノートパソコンにキーボード機能のONとOFFを切り替えることができる場合はショートカットキーを押して無効化しましょう。たとえばVAIOシリーズの場合、「Fn」キーと「F1」キーを同時に押します。こうすることでタッチパッドも無効化することができます。
使っている機種によって切り替え方が違うので、ホームページなどで調べてみましょう。次にBIOSから無効化する方法です。BIOSはパソコンを起動する時に特定のキーを押し続けることで開くことができます。一般に「F2」キーを押すことが多いです。
BIOSを起動できたら、キーボードのONとOFFを切り替える項目があるので、そこから無効化していきましょう。3つ目のレジストリから無効化する場合は、特に注意が必要です。まずコマンドプロンプトを管理者権限で開きます。そして次のコードを入力します。
「reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\i8042prt /v Start /t REG_DWORD /d 4 /f」です。レジストリの変更による無効化は、Windowsにシステムエラーといった深刻な状態を発生させる危険性があるので注意が必要です。
また、Windowsアップデートなどで内容が変更されてしまう場合もあります。レジストリで実行する場合は、復元ポイントをあらかじめ作成して、自己責任で行うようにしましょう。
外付けキーボードを使うときの注意
外付けキーボードを使う上で、注意するべきことを挙げていきましょう。まず外付けキーボードを接続しても反応しない場合があります。無線接続で多く見られる注意点です。まずレシーバーがきちんと接続されているかを確認しましょう。
有線の外付けキーボードの場合は、USBポートを変えてみるというのも効果があります。それでも繋がらない場合は、外付けキーボードのデバイスがインストールされているかデバイスマネージャーを開いて確認しましょう。
デバイスソフトがインストールされていない場合は、再度デバイスソフトをインストールし直しましょう。また、無線の外付けキーボードは電池が切れている場合もあります。無線の外付けキーボードの場合は、充電や電池によって動くので、そういったことに注意していきましょう。
ノートパソコンの外付けキーボードのおすすめ
最後に、ノートパソコンに外付けキーボードを接続しようと考えた時に、どんな外付けキーボードを選んだらいいか、具体的に製品を紹介していきましょう。ここにあるものが全てではありません。外付けキーボードには、非常に多くのものが存在します。
ノートパソコンに外付けキーボードを接続して使いたいと考える場合は、より打ちやすいものや、タイプミスを減らせるものがいいと考えることでしょう。テンキーがあるもの、ないものといった選び方もできます。おすすめ製品を参考にして、あなたに合った製品を見つけてください。
Logicool 有線キーボード K120
Logicool 有線キーボード K120
参考価格: 2,940円
「Logicool 有線キーボード K120」はUSBポートに挿し込むだけですぐに使用できるおすすめの外付けキーボードです。手首に負担が少ない薄型デザインです、またキーボードは静音設計で打鍵音がうるさくありません。拡張機能Fキーとテンキーがついています。
耐水設計になっているので、デスクに置いて飲み物をこぼした場合も心配する必要はありません。最大1000万回のキーストロークにも耐える、耐久性の高いキーボードです。角度調整のレッグがあり、スペースキーは曲線状になって便利です。
サイズ | 441mmx149mmx19.5mm |
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重さ | 550g |
接続タイプ | USB |
サンワサプライ USBキーボード SKB-L1UBK
サンワサプライ USBキーボード SKB-L1UBK
参考価格: 919円
「サンワサプライ USBキーボード SKB-L1UBK」は、標準日本語配列のおすすめの外付けキーボードです。押し心地がしっかりしたメンブレン方式のキーになります。
インターネット、メールソフト、消音が一発でできる機能がついています。コンパクトなデザインで、余計なスペースを排除しています。矢印を押しやすくするために、キーの位置を少し下にずらしています。
スペースキーなどよく使われるキーは大型化して、打ちやすくなっています。水をこぼした時にキーボード裏面から排水できる機能もあります。
サイズ | 443mmx141mmx27mm |
---|---|
重さ | 520g |
接続タイプ | USB |
レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth 0B47181
レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth 0B47181
参考価格: 15,876円
「レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth 0B47181」はトラックポイントを搭載した、無線タイプでおすすめの外付けキーボードです。キーの間にゆとりがあり、入力するのにストレスがありません。長時間のにキーボード入力にも疲れにくい設計です。
バッテリーを内蔵しているので、電池交換は不要です。キーボード本体のMicro USB経由での充電ができます。内蔵バッテリーは約30日間の稼働が可能です。またトラックポイントがついているので、マウスを使う必要がありません。
サイズ | 305.5mmx164mmx13.5mm |
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重さ | 460g |
接続タイプ | Bluetooth |
REALFORCE R2 テンキーレス PFU Limited Edition
REALFORCE R2 テンキーレス PFU Limited Edition
参考価格: 31,350円
「REALFORCE R2 テンキーレス PFU Limited Edition」は高速タイピング性と静粛性にこだわった、有線タイプのおすすめの外付けキーボードです。キーの重さは評価の高い45gです。
静音機能が搭載され、打鍵音が気になりません。スイッチのオン位置を3段階で変更することが可能です。カーボン調のデザインで、専用LEDプレートを採用しています。かな文字が刻印されていないので、すっきりした外観です。
サイズ | 369mmx142mmx30mm |
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重さ | 1.1kg |
接続タイプ | USB |
Happy Hacking Keyboard Professional JP
Happy Hacking Keyboard Professional JP
参考価格: 48,840円
「Happy Hacking Keyboard Professional JP」は、静電容量無接点方式のキーボードで、長時間使用しても疲れないことが特徴の有線タイプのおすすめの外付けキーボードです。
非常に丈夫で長持ちします。合理的なキー配列には定評があります。傾き調整が3段階できます。日本語配列でありながら、キートップの刻印からかな表記をなくしているので、シンプルでスタイリッシュな点も魅力です。
サイズ | 294mmx110mmx40mm |
---|---|
重さ | 520g |
接続タイプ | USB |
ノートパソコンの外付けキーボードのおすすめ一覧比較表
商品 | |||||
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商品名 | Logicool 有線キーボード K120 | サンワサプライ USBキーボード SKB-L1UBK | レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth 0B47181 | REALFORCE R2 テンキーレス PFU Limited Edition | Happy Hacking Keyboard Professional JP |
価格 | 2,940円 | 919円 | 15,876円 | 31,350円 | 48,840円 |
サイズ | 441mmx149mmx19.5mm | 443mmx141mmx27mm | 305.5mmx164mmx13.5mm | 369mmx142mmx30mm | 294mmx110mmx40mm |
重さ | 550g | 520g | 460g | 1.1kg | 520g |
接続タイプ | USB | USB | Bluetooth | USB | USB |
商品リンク |
ノートパソコンを外付けキーボードで快適に使おう
ノートパソコンに外付けキーボードを接続して使うと、タイプミスが少なくなり、自分にとって使い心地がいいキーボードを使うことができます。外付けキーボードを接続する場合、ノートパソコンのキーボードを無効化してタイプミスを減らし、便利に使っていきましょう。