毅然とした態度の人ってどんな人?
意見が対立した時やクレーム対応などでは特に毅然とした態度をとることが求められます。周りから見ても頼れる存在である毅然とした態度がとれる人。この記事では毅然とした態度とは一体どのような対応のことなのか、またその方法などについてご紹介します。
「毅然とした態度」とは
仕事で理不尽なクレームを受けた時、上司が毅然とした態度で対応をしてくれると信頼感が一層高まるものです。毅然とした態度と聞くと堂々、冷静、平然と言ったイメージがありますが、正確には一体どのような意味を持つのかについてご紹介しましょう。
「毅然」の意味
毅然とした態度の「毅然」という言葉ですが、辞書的な意味は「意志が強く、堂々としており物事に動じない」という意味になります。つまり、対象に対して揺るがない姿勢で冷静に対応ができるということになります。
そして毅然とした態度というのは、強い信念を持って対応ができるという意味です。どのような場面でも自分の意志を曲げずに堂々と振舞える状態で、毅然とした態度がとれる人というのは特に仕事の場面で周囲の信頼が厚い人と言えるでしょう。
また、恋愛や友人関係でも毅然とした態度が必要なことがあります。いつでも周囲に合わせて流されるのではなく、自分の意見を冷静に堂々と主張できるというのは大切なことです。
毅然とした態度の人の特徴
どんなトラブルに巻き込まれても冷静に対応することができるので人から慕われることも多い毅然とした態度の人。ここからご紹介するのは、そんな毅然とした態度の人の特徴です。どのような態度を取れば毅然とした態度の人に近づけるのでしょうか。
冷静・落ち着いている
まずは、どんな時でも冷静で落ち着いているのが毅然とした態度の人の特徴です。例え予想外の状況に陥っても、焦ることなく行動をすることができます。ピンチに陥っていても、平然とした態度を貫ける人がいるだけで周囲も落ち着いてくるものです。
信念がある
信念があるというのも毅然とした態度の人の特徴です。毅然とした態度というのは根拠なくしてとることができません。自分の対応に対してしっかりと根拠を持った自信があるからこそ、どんな時にも堂々と毅然とした態度がとれるのです。
感情的にならない
どんな状況に陥っても感情的にならないというのも毅然とした態度の人の特徴です。毅然とした態度がとれる人といっても心の中にはさまざまな感情があります。しかし、それを顔や声、態度に出さずに冷静な対応がとれるのが毅然とした態度の人なのです。
責任感が強い
毅然とした態度の人の特徴、責任感の強さも挙げられます。自分だけの問題であればいい加減な対応をしても影響を受けるのは自分に限定されますが、それが周囲も巻き込んでくるとなると事情は異なります。
周囲に迷惑はかけられない、自分の行動にしっかりと責任を持って対応するといった責任感の強さがあるからこそ、毅然とした態度に繋がっているのです。
自分を客観的に見れる
最後にご紹介する毅然とした態度の人の特徴は、自分のことを客観的に見ることができているという特徴です。自分のことだけしか見ていない人は、毅然とした態度がとれません。
自分のことを客観的に見ることでどちら側が正しいのか、問題の原因はどこにあるのかなどが冷静に公平に判断できます。
そのようにして公平に判断できているからこそ、自分の意見に自信が持て、ひいては毅然とした態度をとることができるのです。
毅然とした態度をとるべき時とは?
次にご紹介するのは毅然とした態度をとるべき時です。仕事や恋愛、友人関係など日常生活には毅然とした態度をとるべき場面が数多くあります。そのような場面を予め想定しておくことで、いざという時にきっぱりと毅然とした態度をとることができるのです。
何かを断る時
毅然とした態度をとるべき時としてまず挙げられるのは何かを断る時です。相手からお願いをされるとなるべくなら期待に応えたいと思うものですが、断らなければならないこともあります。そんな時にはあいまいな態度をとらず、平然と毅然とした態度で臨みたいものです。
自分が正しと確信している時
毅然とした態度をとるべき時として次に挙げられるのは、自分が正しいと確信している時です。いくら相手が堂々と主張してきても、自分が冷静に論理的に考えて下した結論なのであれば、毅然とした態度で主張を貫くべきです。
相手の主張に押されてしまって毅然とした態度がとれなくなると、自分の意見まで説得力が無くなってしまいかねません。確信があるのであれば、毅然とした態度で臨みましょう。
発表をする時
毅然とした態度をとるべき時として次に挙げられるのは、何か発表をする時です。会社でプレゼンテーションをする時や学校で論文を発表する時など、自分の意見を主張する時にはどのような態度をとるかで相手方の受け取るイメージが異なります。
自信なさそうに発表をすれば、発表内容が優れていても相手にはそれが伝わりにくいものです。内容に自信があるのであれば、それにふさわしく自信を持って毅然とした態度で臨みましょう。
喧嘩をした時
喧嘩をした時も毅然とした態度で臨みましょう。喧嘩をしているということは相手と意見が対立しているということですが、その際でも自分の主張をしっかりと相手に伝えるためには平然と毅然とした態度で臨むべきです。そして冷静に話し合うことが大切です。
理不尽なことをされた時
毅然とした態度をとるべき時として次に挙げられるのは理不尽なことをされた時です。相手から理不尽なことをされた時は自分が間違いなく正しい立場にあるのですから、きっぱりと毅然とした態度で臨むようにしましょう。
特にサービス業界にいると理不尽なクレームを受けることもあります。そんな時にも相手に迎合するのではなく、毅然とした態度を貫きましょう。
生意気な人を相手にする時
毅然とした態度をとるべき時として最後にご紹介するのは生意気な人を相手にする時です。生意気な人というのは、往々にして世間のことを分かっていないものです。
まだ道理を分かってないのに生意気な態度をとっている人には、毅然とした態度で正論を述べるようにしましょう。
毅然とした態度をとる方法
最後にご紹介するのは毅然とした態度をとる方法です。毅然とした態度を身に付けたいからといって一朝一夕に毅然とした態度がとれるようになるわけでありません。これからご紹介するさまざまな方法を少しずつ実践することで必要な時に毅然とした態度がとれるようになります。
堂々としている
毅然とした態度をとる方法、まずは堂々としていることが大切です。自分の主張に自信を持ち、自分は正しいことを言っているんだという確固とした態度を見せるためには大勢の前であっても胸を張って堂々と振舞うようにしましょう。
笑顔を見せない
毅然とした態度をとる方法、笑顔を見せないというのも有効な方法です。基本的には笑顔というのは人に良い印象を与えるものですが、毅然とした態度を取りたい場合には相手から甘く見られないようにするのも必要です。
決して憮然と不機嫌になるという意味ではなく、平然とした表情で冷静であるという点をアピールするのが大切です。
すぐ謝らない
毅然とした態度をとる方法、すぐに謝らないというのも心掛けておきましょう。もちろん間違っていた時には素直に謝る必要がありますが、毅然とした態度をとりたい時というのは自分の主張に自信がある時のはずです。すぐに謝るのではなく、自分の信念を貫く気持ちが大切です。
淡々と話をする
毅然とした態度をとる方法として淡々と話をするのも覚えておきたい方法です。話し方次第で受け取り側の印象が変わりますので、相手の様子を伺いすぎることなく自分の主張を平然と話すようにしましょう。また、結論は明確にし、論理的な構成で話すことも大切です。
感情的にならない
毅然とした態度をとる方法として感情的にならないというのもあります。人から何か言われた時に感情に任せて反応するのではなく、冷静になってなるべく事実をもとにして論理的に話を進めることが大切です。これは特に相手が感情的になっている時に更に有効になります。
相手の目を見て話す
相手の目をしっかりと見て話すのも毅然とした態度をとる方法の一つです。自分の意見に自信があるというのを相手に伝えるのは色んな方法がありますが、目を見て話すのも有効な手段です。目を見て話さないとオドオドして自信のない様子に見えてしまいます。
どんな時も平然としている
毅然とした態度をとる方法として、どんな時も平然とした態度を保つという方法もあります。いくら心の中では焦っていてもそれを顔に見せずに平然とした態度を貫いていれば、周りからは毅然とした態度をとっているように見えるものです。また、発言にも自然と説得力が増します。
相手の論理に同調しない
毅然とした態度をとる方法として最後にご紹介するのは相手の論理に同調しないという点です。自分の意見に自信を持っているのが毅然とした態度ということですから、相手がどのような論理を展開してきてもそれに同調することはないはずです。自信を持って自分の主張を行いましょう。
毅然とした態度で対応する人はカッコイイ!
周囲から見ると頼れる感じがしてカッコイイと思われることが多い毅然とした態度の人。すぐに毅然とした態度を身に付けることは難しいですが、前もってどのような時に毅然とした態度をとるべきなのかを想定しておくといざという時に毅然とした行動がしやすいのでおすすめです。