DIY初心者におすすめの簡単アイデアまとめ!材料や工具の基本知識も紹介!

DIY初心者におすすめの簡単アイデアまとめ!材料や工具の基本知識も紹介!

DIYをやったことはありますか。DIYに挑戦したいけれど難しそう、自分には無理と初めから諦めてしまうこともありますが、初心者にも取り組みやすい工具や場所が増えています。そこで、DIY初心者にも簡単にできるアイデアや工具、基本知識についてご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.DIY初心者に向けて基礎知識やおすすめアイデアを紹介!
  2. 2.そもそもDIYとは
  3. 3.DIYがおすすめな理由
  4. 4.初心者が覚えたいDIYの流れ
  5. 5.DIY初心者が揃えたいおすすめの道具
  6. 6.初心者におすすめの簡単DIYアイデア
  7. 7.DIY初心者に多い失敗例と対処法
  8. 8.まずは初心者でもOKな簡単なものからDIYを楽しもう!

DIY初心者に向けて基礎知識やおすすめアイデアを紹介!

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大型ホームセンターでDIY初心者に向けた、ワークショップが開かれています。元々興味があった人はもちろん、まったくの初心者でも参加できるように、工具の貸し出しもしています。

一度参加したら楽しかった、という人は自宅でもDIYをしてみたい、と思うことがあるようです。しかし、ホームセンターをのぞいても、自分には無理、難しいと諦めてしまう人も多いことでしょう。DIY初心者にとって、まず始めることさえ、ハードルが高く感じてしまいます。

そんな初心者の人にも分かりやすい、DIYの基礎知識やアイデア、簡単に取り組むことができるアイテムを探してみました。いつもの読書や手芸の他に、DIYのスキルを身につけて、新しい趣味を見つけてみましょう。本や手芸品を展示するラックが作れるかもしれません。

そもそもDIYとは

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DIYは「Do it DIYは「Do it yourself」の略語で「自分でやってみよう」という意味になります。ホームセンタースタイルを確立したのは、1972年オープンの「ドイト与野店」です。

当時を知る人の中には、ドイトの店名がDIYからつけられたことをご存じの方も多いことでしょう。日曜大工の工具だけでなく専門的な道具を入手することもできると、休日の周辺道路は大渋滞を起こしていました。今では、日曜大工の域とは別に、DIYという考え方が生まれます。

修繕やモノづくりをプロに頼るのではなく、自分でやってみる、というのがDIYです。日曜大工はその名の通り大工仕事ですが、DIYには初心者でもできるような、様々な手法が取り入れられています。アート的なハンドメイドと違い、実用的で大がかりなものが多いのも特徴です。

日曜大工との違い

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日曜大工は、その名の通り休日の日曜日に父親が家の修繕や、大工仕事で様々な生活必需品を修理したり、作ることです。大工という言葉通り、木工作業が主体です。

技術家庭が男女共修になる以前は、男子は日曜大工ができるためのカリキュラムが組まれていました。中学卒業までに全員がのこぎりや金槌など、工具の使い方を学び、プロに頼らず、木造家屋の修繕や、家具の修繕、家具作りを学び日曜大工ができるようにしたものです。

日曜大工は、物置の戸が開かなくなった、濡れ縁を作ってほしい、踏み台を作ってほしいという要望に応えて、板や木を使って作ります。DIYは日曜大工を含め、日曜大工の知識を生かして木材だけでなく様々な材料や工具を使い、初心者でも自分でできるもの作りを目指します。

ハンドメイドとの違い

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ハンドメイド、つまり手作りには広域の意味があります。編み物やアクセサリー作り、陶芸、ステンドグラスと様々なアイテムを自分の手で作るものをハンドメイドといいます。

種類も多く、ハンドメイド作家の中には時計作家や、布の絵本作家も含まれています。ハンドメイド展ではDIY作品を出展する人も多く、毎年開催される東京展では廃棄物の材料を使ったアートも展示されます。ハンドメイドの中には、こういった芸術に特化したものもあります。

DIYは実用的な作品が多いのに対して、ハンドメイドにはこういったオブジェのような作品も含まれます。大がかりなものはDIY、小さなものはハンドメイドという分け方もあります。DIY作品は棚や家具など実用に適したものが多いようですが、アイデアを生かして作り上げる点は同じです。

DIYがおすすめな理由

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本棚が欲しいが、自分の欲しいサイズの物がない、色が部屋に合わないといったことはありませんか。DIYでは、自分で作るためこういった要望に合わせることができます。

アパートやマンション住まいの人でも、退去する時に修復することができる材料やアイテムも充実してきました。持ち家はもちろん、DIYをすることで、自分の家や部屋を、自分らしくコーディネートする楽しみも増えています。

ハンドメイドでは、おしゃれで可愛い小物作りをすることができますが、ガラスや布、専用の道具と材料費が高くついていしまうことがあります。DIYはハンドメイドと違い実用性が高いものも多く、材料費も100均の利用など、比較的抑えることができます。

自分の好みのものが作れる

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DIYの一番のメリットは、自分好みの物が作れることです。市販の棚や収納は、サイズが合わず妥協してしまうことがあります。DIYなら部屋にピッタリサイズのものを作ることができます。

サイズがちょうどよくても、色や形が部屋の雰囲気に合わないこともあります。そんな時でも、DIYで揃えると部屋の雰囲気を統一したり、好みの色や形にすることもできます。DIYが好き、器用でモノづくりが得意、という人は新しい家に住んだら、自分のアイデアを生かした家具を作るのも一つです。

自分好みのもので揃えることができれば、部屋の中が散らかることも減ります。見えないところに隠すもの、あえて見える収納をするものと、自分で選んで、合わせた棚を作ることもできます。ぜひ、DIYで自分好みの部屋をコーディネイトしてみましょう。

費用を安く抑えられる

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気に入った大きさや形の家具が、簡単に見つかるとそれは一番良いことです。しかし、どうしても大きさが合わない、形や色がちぐはぐになってしまうこともあります。

そんな場合、家具をオーダーすることもできます。しかし、家具のオーダーはとても高額で、部屋全体をまとめるには、新築の家を建てる時くらいしか利用できません。しかし、それをDIYで作ると、費用は材料費と工具だけと、かなりリーズナブルです。

よく、ログハウスの家を組み立てて住まいにしている人もいますが、大工さんにお願いすると数千万円の家が、キットの購入だけなら、半額くらいで作れるということです。家具も同じで、DIYなら工賃人件費はすべて削減、アイデア次第では、かなりの節約になることは間違いなしです。

達成感が味わえる

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何かを成し遂げたときに、達成感を感じることはありませんか。例えば編み物が仕上がる、試合で勝つ、楽器演奏がうまくいくなど、目的が遂げられると充実した気持ちになります。

DIYも初めは、キットを前に出来上がるのか不安になります。初心者の人は簡単なものを選んでも、本当にできるのかと初めは不安です。しかし、レシピを見ながら少しづつ組上がっていき、出来上がると自分の力で作ったという達成感を感じることがあります。

ただ、自分の好みのものができるのではなく、自分で初めから最後まで作るから生まれる気持ちです。仕事先の工場でパンを丸めるだけ、部品を組み立てるだけとは違い、一人の力で作り上げるDIYは、自分の中でも新しい自信につながっていくことでしょう。

初心者が覚えたいDIYの流れ

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何かを成し遂げるには、一足飛びではできません。だからこそ、達成感も感じるし、その過程で起こった様々な経験や、創意工夫が後々の糧になることもあります。

それはDIYも同じです。初心者の中には、簡単キットを購入すればあっという間にできてしまうのでは、と思う人もいます。しかし、しっかりとレシピを見たり、知識を学んだり、材料を間違えないよう扱ったり、中には必要な工具を揃える必要があります。

初心者の人は、どうしても面倒なことが嫌いだからDIYをしないという人もいます。しかし、コツをつかむとその面倒なこともあまり気にならなくなります。そこで、初心者の人でも途中で投げ出さないために、DIYを完成させるための流れについてお話をしましょう。

設計図を書く

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DIYをするためには、二つの方法があります。一つはすでに、キットとして全てそろっているものを、組み立てていくだけの方法と、はじめから自分で考えて作る方法です。

自分の部屋にあったサイズ、色、形の物を作るには、初めから作る必要があります。もちろん、初心者ではまったく何をしたらよいかわからない、ということからのスタートです。そこで、まずは設計図の作り方を紹介するサイトで、プロの知識をお借りしましょう。

DIY図面ソフトや、設計図本棚や棚、といったサイトがあります。こちらから設計図や図面を探すと、必要な木材のサイズ、種類、工具などを調べることができます。料理や編み物と同じです。自分が作りたいというサイズが、1cm違う場合は、好みのサイズに合わせて設計図を書きましょう。

材料を揃える

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設計図ができたら、必要な材料を揃えます。木材はもちろん、釘や金具、ねじなどサイズ、使いやすさ、素材も似て非なるものもありますので、しっかりと調べて決めます。

特に、きちんと長く使うものを作りたい、と思ったら金属の材質やねじのわずかな長さが違うだけでも、使い勝手が異なります。また、最近は初心者にも使いやすい便利な材料、木材や金具、工具もあります。わからない時は知識のあるホームセンターの人に聞いてみましょう。

ホームセンターでは、初心者の人向けのDIY教室を開催していることもあります。こういったところで教えてもらってから、材料を揃えると、わかりやすいかもしれません。また、サイズが合えば最初はキットを使って始める、というのも一つの方法です。

材料をカット

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作るものが決まったら、材料の長さを揃えます。できるだけ面倒な木材のカットの回数が少ないように、作るもののサイズに近いものを選びましょう。

とくに初心者の人は、のこぎりで木材を切るだけでも一苦労です。一回目でうまく切れずに諦めてしまう、ということもあります。そこで、ホームセンターのDIY教室を利用して、のこぎりの知識やスキルを教えてもらうという方法があります。

ずっとDIYを続けたい、大物を作りたいという場合は、電動のこぎりを用意するというのも一つの選択です。さらに、初心者でのこぎりの使用は避けたい人は、ホームセンターの人に、使う長さに材料をカットしてもらうサービスを利用すると、より簡単に取り組むことができます。

カット面にヤスリがけ

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木材は、そのままでは表面が木のとげなどが出ていたり、ざらざらとしていて塗装しずらいことがあります。そこで、まずは木材をのまま使わず、やすりをかけましょう。

小物なら紙やすり、サンドペーパーで十分ですが、大物を作るときは、サンドペーパーでは大変です。そこで、2000円前後でやすり以外の研磨剤や、やすりを便利に使うアイデアグッズがあります。ずっと手でかけるのは大変、という場合に使ってみましょう。

やすりは80番、120番、240番など目の粗さが異なります。木材の種類やかける部分によって、やすりの目の粗さを変えることも必要です。初心者のひとは、こういったこともホームセンターの人の知識をお借りしながら、適切なものを選ぶようにしましょう。

塗装・組み立て

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材料が用意できたら、組み立てをします。組み立ては設計図と一緒に作ったレシピを元に作っていきます。釘を打ったり、ねじ止め、ボンドでつけるなどの工程で組み立てます。

組み立てができたら、ボンドなどを使った時は、一度乾燥させます。その後、塗装をしていきます。木目を生かしたデザインでも、むき出しよりはニスを使って、表面をコーティングする、屋外で使う濡れ縁などは防腐剤などが必要です。

作るものによって、塗料や防腐剤を選び、最後は塗装をし終了です。塗装をするときに、絵を入れたい、装飾をしたいという時も、初心者の人はホームセンターの人に相談をしてみると良いかもしれません。わからないことは、知識あるプロに教えてもらう、ということが大切です。

DIY初心者が揃えたいおすすめの道具

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お金を使うと大抵ものが揃う時代です。DIYやハンドメイドどころか、料理を家で作らない、という家庭も増えています。もちろん、工具箱を持っていない家庭も多いのではないでしょうか。

そのため、DIYを始めるといっても、専用の工具どころか、のこぎりや金槌もない、という家庭もあるのではないでしょうか。ドライバーくらいは持っている、といっても100均のセットではありませんか。まったくの初心者がDIYを始める時、何を最低限揃える必要があるのでしょうか。

初心者でも使いやすい工具はあるのでしょうか。DIYを始める時に、初心者でも必要な工具、あると便利な工具やおすすめの道具を、種類ごとにご紹介しましょう。DIYを始めよう、と思ったらまずは必要な、おすすめの道具になります。

のこぎり

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木材を使ったDIYに挑戦する時、なくてはならないのがのこぎりです。のこぎりには両刃、片刃(縦挽、横挽)、胴付、糸鋸、引き回し、折り込みといった種類があります。

折り込みは、邪魔な木の枝を切るときに使うため、DIYをやらない人でも持っていることがあります。折り込みの中に多目的のこぎりという種類があり、初心者におすすめののこぎりになっています。木材だけでなく、枝や粗大ごみに出すカーペット、金属などを切ることもできます。

片刃のこぎりの中には、縦挽、横挽、斜め挽もできる万能のこぎりもあります。収納は邪魔ですが柄が長く持ちやすいため、初心者におすすめです。電動のこぎりのほうが、切る作業は楽ですが高額なため、初心者には柄が持ちやすい、コンパクトなのこぎりがおすすめです。

金槌

フリー写真素材ぱくたそ

金槌をハンマーとも言いますが、ハンマーには叩くための頭の部分が鉄製の他、木製、ゴム製の槌があります。その中で、頭の部分が鉄製の物を金槌といいます。

金槌にも両方が打ち付ける槌になっている両口玄能、片方がくぎ抜きになっているネイルハンマー、片方が丸くなっている片手ハンマーなどがあります。他にも、柄の部分にレンチが付いているもの、石細工をする人におすすめのロックピックハンマーがあります。

金槌は種類やメーカーによって、重さや柄の太さなどが違います。くぎ抜きの角度が違ったり、柄の部分が木製の物や、鉄製の物もあります。初心者は機能性も大切ですが、持ってみたときに手にしっくりくる金槌を選ぶことを、おすすめします。

電動ドライバー

100均のドライバーを持っているから、とDIYを始めてしまうとしっかりと締めることができずに困ることがあります。そこで初心者の人でも使いやすい、電動ドライバーをおすすめします。

初心者なのに贅沢、もったいないと思わないでください。組み立ての時は、ねじをしっかりと締めることがとても大切です。価格も1000円台からあり、プロ顔負けのセットでも5000円くらいと比較的手軽なものもあります。女性DIY初心者も増えているため、手軽なものが増えています。

中でも使いやすいのが、充電式の電動ドライバーです。コードが絡まる心配もなく、電源のあるなしを気にすることもなく、簡単に使うことができます。初心者だからこそ、簡単にねじ止めができる電動ドライバーを利用しましょう。

ドリル

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ドライバー同様、安いものや手動の物では、手が付かれて途中で嫌になってしまうのがドリルです。そこで、初心者でも手軽に使える電動ドリルも用意しましょう。

電動ドリルと電動ドライバーは、セットで先の部分を変えることで両方に利用できるものがあります。3000円台のリーズナブルなものから、10000円以上の本格的なものもあります。安価なものは馬力が弱いため、大物を作るときは、できるだけ馬力のあるものをおすすめします。

電動ドリルもコードレスとコード付きがあります。コードレスのほうがコードが絡まることもなく初心者におすすめですが、電池が入っている分、柄の部分が重くなるということです。中には充電器の分高額というものもあるため、それぞれのメリットデメリットを考えて選びましょう。

六角レンチ

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レンチには、二つの種類があります。一つは大きさを調整することができるモンキーレンチ、そしてもう一つが、様々な大きさのレンチがセットになっている六角レンチです。

六角レンチのほとんどは、細長くてレンチの大きさに合わせて六角の穴が開き、柄の部分が力が入りやすいように、90度に曲がっているタイプです。7本8本が1セットになっているものが多く、専用ケースが付いているものがおすすめです。

また、ハンマータイプの六角レンチもあり、槌の部分に六角の穴が開いていますが、初心者の人には重く感じる人もいます。また、リングタイプの六角レンチはサイズが書いていないため、初心者向きでなありません。専用ケースやホルダーが付いているものがおすすめです。

ハンディタッカー

ハンディタッカーはステープルガン、と呼ぶこともあります。大工さんやホームセンターの人が、布や段ボールの上から、大きな音を立てて上から打ち付けるホチキスです。

椅子の布地の張替え、木材の裏留めなどに使っています。ハンディタッカーは比較的格安なものが多く、中には100均で販売しているものもあるということです。ホームセンターでも400円くらいから、販売しています。アイデア次第で使い方も自由、木や壁に簡単に打ち付ける道具です。

ハンディタッカーは、ホチキスの芯の先が木などに打ち付けることで、布などを固定することができます。出来上がりを布張りにしたり、壁に打ち付ける時に簡単で便利です。それほど高額ではないので、DIYで椅子の補修をしたいときには、ぜひ用意しましょう。

ペンチ

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釘を抜いたり、針金を曲げたり切ったり、ペンチには色々な使い方ができます。DIY初心者でもハンドメイド経験者の中には、様々なペンチを持っている人もいることでしょう。

ビーズ手芸やプラモデル作りでは、ペンチを良く利用します。しかし、同じペンチでもビーズ手芸用のペンチは、細く繊細な丸カンやTピンを曲げるための物です。DIYで使用する時は、銅線をねじったり切ったりするため、ビーズ用よりもしっかりとした頑丈なものが必要です。

そこで、どんなものを作るかによって、握りが大きくしっかりとしたペンチのが必要になります。そこで、DIYでは木材や鉄を切ったり、釘抜きに利用できる、握りのしっかりとしたラジオペンチと普通のペンチを用意しましょう。

グルーガン

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グルーガンは、スティック状の樹脂を高温で溶かして物と物を付ける専用接着剤です。100均でも扱いがあり、紙や布からプラスチック、皮、金属など様々なものに利用できます。

瞬間的な接着が可能で、ボンドのような跡が残りません。アクセサリー作りで持っているグルーガンは、DIYでも利用することができます。しかし、ボンドよりも接合力がないため、衝撃の受け方では接着部分がはずれてしまうこともあります。

グルーガンは使う人によっても、簡単にできる人と苦手という人がいます。早く接合するのはグルーガンになります。このように、ボンドとグルーガンではそれぞれメリットデメリットが違います。グルーガンとボンドは、用途や目的に合わせて選びましょう。

さしがね

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さしがねは、ステンレスや鋼、真鍮など金属製にメモリが付いたL字型の定規です。両方の辺にメモリが付いているため、木材をまっすぐに測るときに最適です。

測るだけなら普通の定規でも良い、と思われるかもしれません。しかし、物差しやプラスチック定規はカッターなどで削れてしまうこともあります。また、普通のまっすぐな定規では直角を測るときに、ずれてしまうことがあります。

さしがねは、木材を正しく垂直に測るために必要です。初心者の人ほど、さしがねを利用したほうが、直角をきれいに測ることができます。1000円以内で購入できるものもあります。普通の定規で良いと思わずに、さしがねも用意することをおすすめします。

サンドペーパー

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サンドペーパーは、木材の表面をきれいにするためには必要です。サンドペーパーには目の粗さによって、番号は異なります。番号が大きいものほど目が細かくなります。

木材や金属を切った時の、凹凸を整えたりバリを除去する時に利用します。鑢掛けはDIYの仕上がりの見栄えをよくするために、必要な工程です。また、塗装をきれいに乗せるためにも、やすり掛けをし、表面を滑らかにすることも大切です。やすりは木材の種類や整え方で数種類用意します。

一般的なDIY作品では100番から240番の鑢を利用しましょう。さらに表面を滑らかに仕上げるために、400番から600番を使います。これくらい細かいサンドペーパーを利用すると、塗装のノリも良くなります。何番が良いかわからない時は、知識のあるお店の人に教えてもらいましょう。

マスキングテープ

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塗装をするときになくてはならないのがマスキングテープです。塗装したくない部分や、色を変える場所にマスキングテープを貼ることで、色が付かないようにします。

包み隠すという意味のあるマスキングテープは、貼って剥がすことができる、という特徴があります。色によって養生用と装飾用がありますが、DIYでは養生用のマスキングテープを使います。手で簡単に切ることもできるため、簡単に貼ることができます。

塗装をする場合はもちろんですが、アイデア次第で様々な場所に使うことができます。プロの大工さんや職人さんにとっては必須アイテムのマスキングテープになります。もちろん、DIY初心者の人もぜひ利活用してほしい、便利なテープです。

塗料

Photo by sor

DIYで使用する塗料には、水性と油性があります。それぞれに特徴がありますが、初心者は水で洗い流すこともできる、水性塗料が簡単でおすすめです。

屋外で使うものでも、最近の水性塗料は品質が高くなっているため、ある程度の雨風に耐えることができるようになっています。しかし、ウッドデッキや犬小屋など長く利用するものは、油性塗料がおすすめです。油性塗料は溶剤にシンナーを使うため保管や扱いに知識が必要です。

屋内での制作する場合にも、油性塗料を使う場合は換気に注意が必要になります。また、木材に油膜を塗るときはニスを、木目を保持する時はワックスやオイルを使うという方法もあります。子供や動物に安心の自然素材の塗料も出ていますので、良いものを探して使用しましょう。

接着剤

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材料を組み立てる時、釘やねじを使う方法もありますが、場所によってはグルーガンや接着剤を使って接合することもあります。接着剤といっても多種多様です。

つける材料の材質や大きさ、使用する場所によって様々な接着剤が販売されています。簡単に利用できるのは、小学生の子供たちも使っている木工用ボンドですが、水気のある場所で使う、戸外で使う、高温になるなど場所によっては接合部分が剥がれてしまうこともあります。

また、金属やプラスチック、レンガやコンクリートなど、木材以外の材料と接合する場合は、普通の木工用ボンドでは不充分です。それぞれの材料や使用する場所を考えて、たくさんの接着剤の中から適したものを選びましょう。また、説明書きをしっかりと呼んで使用してください。

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初心者におすすめの簡単DIYアイデア

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初めてDIYに挑戦する時に、いきなり難しいものに取り組むと投げ出してしまう場合もあります。大きな作品には、ある程度の知識がないと難しい作品もあります。

しかし、大きな作品の中にも、ちょっとしたアイデア次第で、簡単に最後まで仕上げることができるものもあります。DIY初心者にとって大切なことは、最後まで仕上げることです。そこで、様々なものを利用したり、簡単に満足いくものを仕上げることができるDIYアイデアがあります。

DIYの専用サイトなどでは、こういった作品のノウハウを教えていることもあります。また、YouTubeでは簡単なDIYを動画で配信しているチャンネルもあります。もちろん、地元の公民館やホームセンターの教室もありますので、様々な人のアイデアを借りて、DIYに挑戦してみましょう。

モザイクタイルで壁の模様替え

のこぎりや金槌は無理、という人でも取り組みやすいのがタイルを使ったDIYです。モザイクタイルを使って壁の模様替えをしたり、鏡をグレードアップすることもできます。

モザイクタイルの中には、キッチンや洗面所の水場を簡単にイメージチェンジできるシールタイプのモザイクタイルもあります。シールをはがして壁に貼るだけです。不器用で面倒な手間が嫌いな人でも、簡単に模様替えをすることができます。

もちろん、少しくらい手間をかけても、自分のアイデアを生かした壁にしたいという人のために、接着剤を使うタイルもあります。ばら売りになっていたり、福袋のようなものもありますので、壁模様を終わったら、余ったタイルでコースターや小物作りもしてみましょう。

木箱をリメイク

Photo byLubosHouska

なんでも揃うと人気の100均にはウッドボックス、木箱もあります。すでにディスプレイ用になっているものや、引き出しになっているものもありますが、シンプルな木箱も扱っています。

木材を購入し、のこぎりで切りという工程は難しすぎる、という人におすすめです。アイデア次第で簡単にリメイクしてみましょう。リメイクして本棚を作ったり、カラーボックスを作るだけでもDIYです。塗料を買ってペイントしたり、ニスで仕上げることもできます。

サンドペーパーやタイル、接着剤も100均で揃えることができます。布でカーテンを付けるだけでも、おしゃれな棚に仕上がります。木箱は、ホームセンターでも購入できます。切ることが難しい初心者の人は、こういったものも利用してみましょう。

フォトフレームを使ったショーケース

100均のフォトフレームを使って、ショーケースや食器棚を作るというアイデアを紹介している人がいます。のこぎりが苦手、釘打ちが苦手という人におすすめです。

のこぎり作業が全くない、というわけではありませんが、すでにある程度の大きさにカットされている木枠をそのまま利用するため、ほとんど使いません。また、やすりをかける手間もないため、DIYの知識がない初心者でも簡単に作ることができます。

不器用だけどDIYをやってみたい、まずは簡単なものから取り組みたいという人におすすめです。アイデア次第では、オリジナルのショーケースを作ることができるかもしれません。必要なものは100均ですべて揃いますので、安価で作れるおすすめのDIY作品です。

カラーボックスに目隠しの扉

Photo by yto

来客の時、カラーボックスの中を見られないために、目隠し扉を付けることがあります。布を使ってカーテンを付けるだけでもいいですが、DIYで扉を付けると雰囲気が変わります。

ベニヤ板をそのままカットして付けることもできますが、ピッタリサイズのコルクボードを使うこともできます。100均で取っ手と蝶番を購入します。塗料を使って塗装すると、まったく違う家具に作り替えることもできます。

カラーボックスの一段に合わせて、3つ、4つと扉を付けるもの良いですが、大きな板で1枚の扉を付けることもできます。扉の付け方や材料、アイデア一つで、普通のカラーボックスを、立派な戸棚にすることもできます。ぜひ、お試しください。

すのこで作る簡単な棚

すのこを使ったDIYは、簡単でしかもきれいに仕上がるため、初心者だけではなく色々な人も利用しています。中でもすのこを使った棚は、DIY初心者にも作ることができます。

すのこは100均でも取り扱いがあります。100均のすのこは形も大きさも決まっているので、使い勝手がよく簡単にいろいろな家具作りをすることができます。ある程度大きさも決まっているので、のこぎりが苦手な人でも簡単です。

やすりがけをする必要もないため、短時間で色々な家具作りができます。慣れてくるとベッドやテーブルを作る人もいます。すのこの棚は、塗料やニスを使うと雰囲気の違うものに仕上がります。すのこベッドは、使い勝手も良く組み立て式で、使う人にも便利です。

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DIY初心者に多い失敗例と対処法

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DIYを始めたばかりの人は、色々な失敗も経験します。少しずつ上手になることを目的としているなら失敗も良い経験です。しかし、材料費を考えると失敗はしないことが一番です。

木材や金具、塗料などを考えると、材料費は決して安いものではありません。特に初めての人は道具を購入する場合もあります。せっかく購入した道具を使わないのは、とても勿体ないです。失敗の対処法がわかると、早急に直すこともできます。

もし失敗しても直すことができるなら、直して最後まできれいに仕上げたいです。そこで、DIY初心者に多い失敗や、知っていれば回避できるD対処方法などをご紹介しましょう。DIYの知識だけでも、回避することができるかもしれません。

釘を打ったら曲がってしまった

Photo by tamakisono

釘を打つ、という簡単な作業のように思えますが、初心者には難しいものです。まっすぐに打ち付けることができない、曲がってしまうということは良くあります。

まず、釘をまっすぐに打つためのコツです。釘をペンチで固定して、打ってみましょう。釘は指で持って打つと指を叩いてしまうことがあり怖い、と指を離してしまうことがあります。不安定で釘が曲がることもあります。そこでペンチで固定しましょう。

釘が曲がってしまったり、壊れてしまったのは廃棄します。壊れた釘をそのまま使うと、仕上がりが良くない上にせっかく作った棚などが崩れる心配もあります。そこで、曲がったら釘を抜いて、新しい釘に油や蝋を塗って、もう一度打ち直します。

ネジの溝が潰れてしまった

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ネジ穴を間違った位置に穴をあけてしまった場合、パテで穴をふさぎます。穴が大きいときは、小さく切った木片をボンドで中に詰めてふさぎましょう。

ネジの溝が壊れると、ドライバーを使ってネジを外して新しいネジを取り付けることができません。そこで、接着剤を使ってネジをくっつけて外してみましょう。しかし、うまくいかない場合はハンマーを使ってドライバーを上からたたき、ネジに食い込ませて外すという方法もあります。

ネジの溝が壊れてしまったものは、廃棄し新しいネジで締め直しましょう。ネジもまっすぐに止めることが大切です。ネジを止める前に、ビスで下穴を開けてからネジを止めます。電動ドリルを使う時は、垂直に持って使うようにしましょう。

木材をまっすぐカットできない

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DIYをするとき、一番得手不得手が分かれるのが木材をまっすぐに切ることです。苦手な人にとって木材をまっすぐに切るだけでも、かなりのストレスです。

まず、まっすぐ切るためには木材の四面全てにまっすぐの印をつけましょう。まっすぐにつける時に、さしがねを使うと垂直に引くことができます。木材を切るとき曲がる原因は、木材が動いてしまうことです。木材をしっかりと固定すると曲がりにくくなります。

大物を作るときは、クランプという道具を使って木材を切りましょう。木材を切るときは、一気に切るのではなく、回しながら少しずつ切ります。そのためにも、四面に線を引きます。右利きの人は左手の親指をのこぎりの刃にあてるようにすると、刃を固定することができます。

まずは初心者でもOKな簡単なものからDIYを楽しもう!

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DIYをやってみたい、そう思った時にいきなり初めから高難度なものに取り掛かるのは大変です。難しいと、仕上げることなく諦めてしまうかもしれません。

そこで、まずは取り掛かりやすいものから始めましょう。材料も100均のすのこや木箱を使うと、のこぎりの使用が最小限になります。のこぎりの使い方に慣れるためにも、こういったアイテムを使うと、簡単に棚や箱を作ることができます。

DIYの知識やスキルを身につけるまで、色々な便利グッズやアイテムを使うと、簡単に手作りをすることができます。道具も100均で揃えることができるのでおすすめです。ある程度のスキルが身についたら、しっかりとした道具を揃えていきましょう。

こなみん
ライター

こなみん

こなみんです。趣味は推理小説を読むこと、アニソンを歌うことと、ビルの谷間を散歩すること、アメリカドラマを見ることです。生活や手芸、街紹介、税金・年金の記事の他に、アニメ・アニメ映画や漫画のネタバレ、アニソン記事を書いています。 ライター歴は3年目でまだまだ不慣れですが、よろしくお願いします。

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