DIY初心者が揃えるべき道具&工具って?
インテリアグッズやキッチン収納などの小物作りや、壁紙の張り替え、家具製作など、最近DIYを楽しむ人が増えています。DIYは、デザインを考えて道具や材料を揃え、自分の好きなものを作り出すという楽しみがあります。
ホームセンターには電動工具など、初心者にも使いやすい道具や工具が揃っていて、誰でも簡単にDIYをスタートすることができます。今回は初心者におすすめのDIY用の工具や道具を紹介しましょう。
DIYに道具や工具が必要な理由
DIYを始める時に何よりも大切なことは、DIY用の工具や道具を揃えることです。家にあるもので代用したりせず、DIY用のきちんとした工具や道具を揃えることで、きれいな作品に仕上げることができます。
一口にDIYと言っても、小さなインテリアグッズを作ったり、大きな家具を制作したり、さらには壁にペンキを塗ったりと様々です。作りたいものに合わせて、工具や道具を揃えるのがおすすめです。
技術をカバーしてくれる
DIYにチャレンジしようと思ったら、まずは必要な工具や道具を揃えましょう。どんなにデザインや材料が立派でも、きちんと寸法を測ったりカットしたりできなければ、ゆがんだ作品になってしまいます。
最近は初心者向けの使いやすいDIY用工具や道具がたくさんあります。それらの工具や道具は、初心者の未熟な技術をカバーし、きれいな作品を作る助けになります。
楽に作業ができる
DIY用の工具や道具を揃える理由はまだあります。使いやすい工具や道具は作業を進めやすく、初心者でも楽にきれいな作品を作ることができます。
使いにくい工具や道具を使っていると、思うように作業が進まず、途中で挫折してしまうことも少なくありません。他の物で代用したりせずに、作りたい物に合わせてきちんと工具や道具を揃えることが必要です。
仕上がりが綺麗になる
DIYにチャレンジしようと思ったとき、きちんとした工具や道具を揃える理由はまだあります。きちんと材料をカットしたり釘を打ったりすることができる道具があれば、ゆがんだりせずにきれいな作品を作ることができます。
満足できる作品が作れれば、また次にチャレンジしたくなるでしょう。上手に作ることができるようになれば、ワンランク上の工具や道具を揃え、さらに難しい作品にチャレンジすることもできます。
DIY用の道具や工具の選び方
初心者の方がDIYにチャレンジしようと思い、道具を揃えようとした時、まず最初に考えることは「どんな工具や道具が必要だろうか」ということではないでしょうか。必要な工具や道具をよく考えずに適当に揃えてしまうと、使い方がわからないということが起こります。
ここではDIY初心者の方のために、DIY用の工具や道具の選び方について、大切なポイントをお伝えします。参考にしてDIYに必要な工具や道具を揃えてください。
作りたいものから逆算する
DIY初心者が工具や道具を選ぶ時の最初のポイントは、作りたいものをイメージし、そこから逆算して必要な工具や道具を考えるということです。DIY用の工具や道具には様々なものがありますが、必要なものを順に考えていくと分かりやすいでしょう。
趣味として長くDIYを続けて行くには、その場限りの安いものを買うより、多少値段が高くても耐久性があり長く使えるものがおすすめです。
使い方がわかりやすいものを選ぶ
DIY初心者が工具や道具を選ぶ時、使い方がよく分からないものには手を出さず、できるだけ簡単に使えるものを揃えるのがおすすめです。せっかく買っても使い方が分からなければ、無駄になってしまいます。
最近はDIY初心者にも簡単に使える工具や道具がたくさんあります。無理に難しい道具や工具に手を出さず、まずは使いやすいものから揃えるのがおすすめです。
初心者向けと記載されたものを選ぶ
DIY初心者が工具や道具を選ぶ時に大切なポイントは、「初心者向け」と書かれたものを選ぶことです。初心者向けの工具や道具は使い方が簡単な上、詳しい使い方の説明書が添えられたものもあります。
複雑な作業はすることができないかもしれませんが、初心者向けの工具や道具でもきれいな作品を作ることができます。それらの工具や道具の使い方に十分慣れたら、ステップアップして少し複雑な工具や道具を使うのがおすすめです。
DIYに必須の道具や工具
ここからは、DIYに必須の道具や工具と使い方を紹介しましょう。初めてDIYにチャレンジする人におすすめの基本的な道具や工具をお知らせしますので参考にしてください。ホームセンターのDIYコーナーにたくさん並んでいるので、見比べて使いやすいものを選びましょう。
さしがね
最初に紹介するDIYに必須の工具・道具は「さしがね」です。さしがねは、L字型の金属製の定規で、長い辺を長手、短い辺を短手、あるいは妻手と呼びます。長手と妻手によって正確な直角を作っています。
さしがねは長さを測ったり、木材に線を引いたりするのに使うDIY用の工具・道具です。裏側にも目盛が付いていますが、初心者には丸目や角目と呼ばれる特殊な目盛が付いているものよりも、表裏同じ目盛りが刻まれているもののほうが使いやすいでしょう。
まっすぐな直角線や平行線を引いたり、45度や60度の角度で線を引いたりと、様々な使い方ができる便利なDIY用の工具・道具です。
メジャー
メジャーは巻尺の一種で、DIYに必須の工具・道具です。DIYではコンベックスと呼ばれる金属製の巻尺がおすすめです。使い方は、ツメを測りたいものに引っ掛けてまっすぐに伸ばして、長さを測ります。
初心者向けのDIYとしては、手を離しても元に戻らずに止まっているオートストップ機能があるものがおすすめです。ボタンを押すとロックが解除されます。DIY用には3~5mの長さが適切で、幅は25mmあるとヨレが少なく使いやすいでしょう。
ビット工具
次に紹介するDIYに必須の工具・道具はビット工具です。ビット工具は、電動工具の先端に取り付けて、ネジを締めたり木材に穴を開けたりする工具です。DIYでは電動ドリルドライバーやインパクトドライバーに装着して使います。
ビット工具には様々なサイズや形があり、DIYの用途や使い方に合わせて選びましょう。主なものに木材や金属などの素材に穴を開けるドリルビットや、ネジを締めるドライバービットなどがあります。初心者には数種類がセットになっているものがおすすめです。
サンドペーパー
続いて紹介するDIYに必須の工具・道具はサンドペーパーです。サンドペーパーは紙やすりも呼ばれ、角材や板材をのこぎりなどで切った後の切断面を滑らかにする道具です。
木材などをカットすると断面がささくれ立ちます。これをバリと呼び、そのままにしておくと作品の精度に関わるだけではなく、素手で触るとケガをすることもあります。
サンドペーパーは目の粗さによって数種類あり、研磨したい素材に合わせて選びます。番号があり、数字が小さいものほど粗くなります。一般的には消耗品となります。
ペンチ
ペンチは、DIYでは欠かすことができない必須の工具・道具です。ペンチはDIYの工具・道具の中でも最も一般的なもので、多くの家庭が1つは備えています。ペンチは針金や銅線を切断したり、材料を曲げたりねじったりと様々な使い方ができる便利な道具です。
ペンチには様々なタイプのものがあり、使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。DIYや家庭で修理をする時には電工ペンチがおすすめで、初心者でも簡単に使うことができます。針金の加工など細かい作業をするには、先端が細いラジオペンチがいいでしょう。
電動ドリルドライバー
電動ドリルドライバーはDIYに欠かすことができない必須の工具です。電動ドリルドライバーは、ネジ締めと穴あけの両方の機能があります。ドライバーを使って手でネジを締めるより、簡単に作業を行うことができるので、DIYの際には1台用意するといいでしょう。
初心者の方は、ビットが複数本セットになっているものが便利です。電動ドリルドライバーは、ハイスペックのプロ用とDIY用の2タイプがあります。作業したい穴あけやネジの大きさに合わせて選ぶようにしてください。
塗装セット
DIYで塗装作業を行う場合は、塗装セットが必須となります。塗装セットには様々なものがありますが、一般的には、刷毛やローラー、マスキングテープ、バケツなどがセットになっています。
塗装作業に必要な基本的な道具がセットになっていて、バラで揃えるよりも安く買うことができます。刷毛は水性用・油性用とあり、塗る場所に合わせてサイズを選ぶようにします。数本、用意しておくといいでしょう。
ローラーは広い面積を塗るのに必須の道具です。ローラーにも数種類あり、塗装表面の素材に合わせて選んでください。
DIYに慣れてきたら揃えたいおすすめの道具や工具
DIYに慣れて少し大きな物にチャレンジしたくなった時に、おすすめの工具や道具を紹介しましょう。DIYでは電動工具があると作業が簡単で、きれいな作品を作ることができます。またクランプや水平器などの道具があると、見た目も美しい作品に仕上がります。
のこぎり
のこぎりは大きな作品を作るのに必須の道具です。のこぎりは種類が多く、DIY初心者には選ぶのが少し難しいかもしれません。切断したい素材によって、のこぎりの刃の材質や形を選びます。素材に合ったのこぎりを選ばないと、素材を傷めてしまいます。
のこぎりには木工用、プラスチック用、金属用、生木用、竹用など様々な種類があります。また縦引き用と横引き用の2タイプがあり、素材を切る方向に合わせて選びます。初心者は横引きを使うことが多く、1つ選ぶなら横引きノコ刃がいでしょう。
ジグソー
ジグソーもDIYに必須の工具です。ジグゾーとは電動のこぎりの一つで、材料を切断するのに使います。様々な使い方があり、まっすぐ直線に切断するほか、曲線にカットしたり切り抜いたりすることができます。最近はコードレスタイプのものもあります。
またブレードを交換すればプラスチックや金属に対応するものもあり、DIY用に1台あるとたいへん便利です。ジグゾーを選ぶときは、最大切断厚さを参考にして選びましょう。DIYで細かい作業をする場合は、小回りの利くタイプのジグゾーがおすすめです。
サンダー
サンダーもDIYに必須の工具です。サンダーは、電動で木材・金属の研磨に使う工具です。小さな作品はサンドペーパーで磨くことができますが、大きな板などは電動のサンダーを使うと簡単に研磨することができます。
使い方は簡単で、スイッチを入れて磨きたい部分に歯を当てます。サンダーは数種類あり、作業内容によって選びます。初心者の方は、コンパクトなオービタルサンダーがおすすめです。市販のサンドペーパーを装着できるタイプのものもあり、使い方も簡単です。
水平器
水平器は少しDIYに慣れた人に必須の工具・道具です。水平器はブロックや板が地面に対し水平になっているか確認する道具です。水平だけではなく、垂直、斜めなども確認することができます。
棚を水平に取り付けたい時や、ブロックやレンガを積み上げる時などに使います。使い方は、ガラス管内にある気泡が中央にあれば地面に対して水平であることが分かります。
水平器はコンパクトサイズから大きなものまで様々な種類がありますが、小さなものは気泡が見にくいので30cmくらいのがおすすめです。
ツーバイフォー定規
ツーバイフォー定規は、少しDIYに慣れた人に必須の道具です。ツーバイ材やワンバイ材に特化した定規で、穴あけの位置を決めたり線を引いたりするのに使います。
ツーバイフォー定規は、毎回定規で測らなくても簡単に穴あけの位置を決めることができます。ぴったりと位置を決めることができるので、大きな作品を作りたい方におすすめです。
クランプ
クランプもDIYに少し慣れた人に必須の工具・道具です。クランプは木材を切断する時や穴あけ、くぎ打ちなどの際に、材料が動かないよう固定しておく道具です。作業台に固定したり、木材を挟んだりと様々な使い方ができます。
クランプは数センチくらいの小さなものから1mくらいの大きなものまで種類がたくさんあります。作りたい物の大きさに合わせて選ぶと使いやすいでしょう。DIYの際には数種類用意しておくのがおすすめです。
道具や工具を揃えてDIYを楽しもう!
これからDIYにチャレンジしたい方のために、揃えておきたい道具や工具を紹介しました。きれいな作品を作るには、きちんと寸法が測れる定規や定位置に穴を開けるドリルなど、必須の道具がいくつかあります。
また、少しDIYに慣れた人向けにおすすめの道具や工具も紹介しました。ここで紹介した道具や工具を参考にして、DIYを楽しんでください。