棚のDIYにおすすめのパーツとは?
キッチンや洗面所で、「ああ、ここに棚があれば便利なのに!」なんて思うことはありませんか?インテリアショップやネットで探してもサイズやデザインに丁度いいものが無い場合、DIYで自作すると思い通りのものが作れます。
「でもDIYなんて難しそう」としり込みしている方は、難しく考えなくても大丈夫。まずは簡単なつくりのものから、手軽な材料で初めてみませんか?
ちょっとくらい失敗してもそれは味のうち。手作り家具は少しいびつでもあたたかな存在感を発揮します。きっと使ううちに愛着が湧いてくることでしょう。
最近は便利な連結パーツや、突っ張るだけで使えるものなど、DIYに使える様々なグッズがメーカー各社から出ています。
またいきなり本格的なものを買わなくても、どういうものが必要なのか分かったら、まずは100均で販売されているものを試すという手もあります。
難しく考えず、気軽にトライしてみましょう。まずはお手軽DIYにおすすめのパーツについてご紹介します。
つっぱり棒
DIYにまずおすすめの便利グッズはつっぱり棒。2本使って上に板などを置けばそのまま棚として使え、カーテンをつけたりS字フックで何かを引っ掛けておくことも可能。
DIYする際に、箱型を組むのは簡単でも内側の棚を追加するのが大変なとき、つっぱり棒を追加することで簡単に解決する場合もあります。選択肢のひとつとして覚えておきましょう。
サイズも大小様々あるのであらゆるシーンで活躍します。最近はシルバーやゴールドなど、デザイン的にも優れた商品が登場しているのも嬉しいポイント。
また何本かの棒を組み合わせた突っ張り棚も、色々種類が売られています。こちらも突っ張るだけで棚になるのでとても便利なグッズです。
また強力なものはかなりのパワーがあるので、洗面所の洗剤など重さのあるものを載せることも可能。
むき出しのプラスチックが気になる場合は、L字に組んだ板を上に載せ、手前部分を隠すようにすれば見た目もすっきりします。
すのこ・野地板
「DIYしてみたいけど、内側に棚をつけたりするのが大変そう。強度も気になるし」なんて場合にとても便利なのが、すのこ。もともと付いている脚をうまく利用して板を引っ掛けるようにすることで、簡単に棚が作れてしまいます。
小さなものなら100均でも購入でき、DIY初心者さんが初めてトライするパーツとしては最適。キッチンの調味料棚など、小物の収納はおまかせの棚をさくっと作ることができます。
棚板にする板材も、小さなもので良いなら100均で売られています。組み合わせたら簡単にビスや釘でとめて終わりの簡単工作。もしひと手間かけたいなら、ペンキやオイルステインを塗ると素敵に仕上がります。
また、古びた良い感じの味をDIYで出したいなら、野地板もおすすめのパーツです。野地板とは、もともと瓦など屋根の材料を支えるために使われる板。使用済みのものがホームセンターで安く購入できるDIYパーツとして人気があります。
屋外で使われていた野地板は表面がざらざらしたり、凸凹になっている場合が多いので、DIYに使う際は表面のやすりがけが必須。もし少し湿っているようなら、乾燥させる必要もあるかもしれません。
若干手間はかかりますが、一度使用された木材は独特の味わいがあり、丁寧に仕上げれば生まれ変わったような表情を見せてくれることも。年月を経た味わいが、どっしりした風合いを出してくれるDIYパーツです。
L字金具
DIY初心者さんにぜひ使っていただきたいパーツが、L字金具。文字通りL字型になった金属板なのですが、自分でやるとなかなか難しい、直角を取るのを簡単に手助けしてくれるパーツです。サイズは限られますが、こちらも100均で購入が可能。
強度の面でもかなり優秀で、素人仕事のDIY棚を強力に補強、サポートしてくれます。せっかく作った棚が、上にものを載せたら「メキメキッ」と音が!なんて心配も無用になるでしょう。
長さ・幅は様々なものがあり、ホームセンターで探せばつくりたいものの大きさに合わせて選ぶことができます。色もシルバー・ブラック・ホワイトと色々あります。気に入らなければ最後に上から塗装してしまえばOK。
L字に組みたい板の内側に使っても良いですし、あえて外側に使ってポイントにすればインダストリアルデザインのような、男前インテリアを演出する棚になるでしょう。アイデア次第で使い道は無限大。工夫して使ってみましょう。
ディアウォール
初心者さん向けDIYパーツと言えば、ディアウォール!すっかり定着して一般的になってきましたが、ご存じない方のために説明すると、ディアウォールとは床から天井まで簡単に木材を突っ張るためのパーツです。
使いかたも簡単で、ツーバイフォー材の端にすぽっとかぶせ、スペーサーで調節したらあとはバネ式で突っ張るだけ。下からぐっと押して設置すれば、女性1人でも作業可能な作りになっているのも嬉しいポイントです。
釘を打てない賃貸でもこの通り。釘でもネジでもどんとこいで、欲しいところに欲しいだけ、棚や吊り下げインテリアを設置できます。
おしゃれなブラケット(壁から張り出した板などを支える金具類)を使って棚を作ったり、しっかりした釘を打って観葉植物などを吊り下げるインテリアにしたり。
賃貸の壁面収納における「やりたいけどやれないこと」をほとんど叶えてくれると言っても過言ではない、頼もしいDIYパーツなのです。
ラブリコ
ディアウォールに似たDIYパーツで、壁面収納づくりをサポートしてくれるのがラブリコ。こちらも突っ張り式で柱を設置できる優秀なDIYグッズです。
ディアウォールとの違いは、バネに加えてネジを使った仕組みになっていること。ツーバイフォー材の両端にかぶせ、柱を立てたら手でネジを回して締めていきます。締め方で突っ張り具合を微調整できるのがとても便利です。
天井付近での作業は踏み台か背の高い男性が必要になりますが、2本分突っ張ってしまえばあとのアレンジはアイデア次第で自由自在。ネジの力でかなり頑丈に突っ張るので、重さのあるものもがっしり受け止めてくれる頼もしいグッズです。
また、ラブリコはディアウォールに比べて、シンプルですっきりとしたデザインもポイント。カラー展開は5色。定番のホワイト・ブラック・ブロンズ(ブラウン系)に加えてグレージュと、個性的なヴィンテージグリーンのラインナップがあるのが特徴です。
これも気に入らなければ塗ってしまえばOKなのですが、そうは言っても選択肢がはじめから多いのは嬉しいところ。馴染ませカラーを選ぶのも、ワンポイントにするのも自分のアイデア次第です。
カラーボックス
ご家庭においておそらくかなりの確率で使われているであろう、カラーボックス。なじみ深いこのグッズも、アレンジ次第でDIYの便利なアイテムになります。
カラーボックスの良いところは、専用のパーツ類が充実しているところ。内側に棚を増やしたり、扉をつけたり。また縦置き・横置きもお好みで自由に配置できるので、アレンジの幅がかなり広いのです。
家具としてはプチプラなので、多少失敗しても怖くないというのも嬉しいところ。ペンキやリメイクシート、板や布などを駆使してDIYすれば、とても簡単にオリジナルの棚の完成です。
扉の取っ手をアイアンにしたり、一番上の面に無垢材の板を張り付けたりして、どこかに本格的なものをポイントで取り入れると棚全体の完成度が高くなるのでおすすめ。パーツ類はホームセンターのほか、取っ手などはインテリアショップでも扱っています。
棚のDIYの便利グッズ
「DIYはわくわくするけど、工具の話になると途端にしり込みしてしまう」なんて方はいらっしゃいますか?「工具っていかついし、なんだか難しそう」というイメージもありますが、工具とDIYは切っても切れない関係です。
簡単DIYに欠かせない便利なグッズもあるので、ちょっとだけ勇気を出して知識を入れてみましょう。扱ってみれば案外なんてことないものだったりするかもしれませんよ。何度かDIYをやってみて、工具に愛着が湧いてきたら、あなたも立派なDIYerです。
各種接着剤
簡単に行うDIYで、とにかく便利なグッズが接着剤。キッチン周りでちょっと調味料を載せるくらいの棚なら、協力接着剤があれば釘いらずで作れてしまいます。またネジ等を使う場合でも、接着剤を塗っておけばかなり強度が上がります。
このとき大切なのは、何を接着するのかをしっかり把握して接着剤を選ぶこと。くっつけたいのが板なのか、布なのか、はたまたポリプロピレン素材のものなのかで使える接着剤が変わってきます。
買ったはいいけれど使えなかった、なんてことにならないよう、よく計画を立てて購入しましょう。迷ったらなるべく用途の広い接着剤を選ぶのがおすすめです。
また、同じ用途の接着剤でも、乾燥にかかる時間を考慮して選ぶことが大切です。DIYで使う接着剤は、とにかく速乾のものほどよい、という訳ではありません。
乾くのが早すぎて作業が追い付かないと、おかしな具合に固まってしまうこともあります。初めはよく分からないかもしれませんが、想像できる範囲で自分の作業ペースを考慮して選ぶようにしましょう。
グルーガンでより便利
また接着で行うDIYにより便利なグッズが、グルーガンです。グルーとは樹脂のことなので、グルーガンとは「樹脂接着のための銃」という意味。グルースティックと呼ばれる樹脂製品を銃に装着し、熱で溶かして接着を行う道具です。
グルーガンの良さは、接着剤より扱いが簡単で、硬化も早いところ。協力接着剤につきものの、きついニオイもありません。また樹脂は接着する材料に染み込むことが無いのも良い点で、布や板材の色が変わる心配もなし。
プラスチックやガラスなど、つるつるした素材には若干使いにくいものの、ほとんどの素材に対して使うことができるのもDIYには大きなメリットです。
またグルーガンは、近年手芸好きの方や工作好きの方の間で広まった結果、100均でも取り扱いがあるのが嬉しいところです。300円程度で購入でき、十分使うことができるので、初めてのグルーガンなら100均で購入してみるのがおすすめ。
使用の際はグルーガンの先端がかなり高温になるので、火傷に注意して使いましょう。100均などの安価なものでも温度は100度を超えます。万一触れてしまった場合は、すぐに氷などで患部を冷やすことをお忘れなく。
ビス(ネジ)
DIYに欠かせないパーツ、ネジ。ビスとも呼ばれます。接着剤だけでは心もとない、少し大きめの棚を作りたい場合、このネジが活躍することになります。
ネジはホームセンターで見ると、素材も長さも様々。あまりに膨大な種類に目を回しそうになりますが、つくるものの大きさや素材を考慮して選べるようになりましょう。
幅広いDIYにおすすめなのは、コーススレッドと呼ばれる荒いネジです。ネジの目が粗いのできれいに作るには下穴をあける必要がありますが、見た目を気にしない部分ならそのまま打ち込むという手もあります。
そのまま打ち込んで構わないものが良いならスリムビスと呼ばれる目の細かいネジもあります。こちらは強度面でやや劣りますが、室内で使うものならこのくらいのものでも問題ない場合が多いでしょう。
ネジの素材は鉄・ステンレスが主です。鉄の方が安価でもろい素材ですが、パイン材など柔らかい材質の木に使うならこれで十分。DIYによく使われるツーバイフォー材はパイン材。ツーバイフォーを使うなら鉄ネジでOK、と覚えておきましょう。
釘
DIYのパーツとして、比較的使いかたがシンプルで取り入れやすい釘。ネジは電動ドリルが無いとたくさん打つのは辛いこともありますが、釘ならハンマーさえあれば簡単に打ち込めます。
ただ、釘のデメリットとして、案外丈夫に打つのは技術がいるということ。素人仕事だと、初めはしっかり止まっているように見えても、すぐにぐらぐらしてくることもあります。
強度がほとんど必要ないようなDIYなら良いのですが、ほとんどの場合ネジの方が無難であることが多いでしょう。
DIYのキッチン棚のアイデア
自宅でDIYする際、「これを作りたい!」というものとして、キッチンの収納棚をあげる人はかなり多いのではないでしょうか。
キッチンはものが多く、自然と収納にも困りがちです。キッチンの「ここがもう少しこうだったらいいのに」を叶えるために、棚をDIYするというのは合理的な手段。
やり方もパーツも色々選択肢はありますが、なるべく簡単に作りたいところです。実際のDIY例をいくつか見ていきましょう。
突っ張り棒で作る簡単キッチン棚
まずはつっぱり棒で作るキッチン棚のDIYについて。つっぱり棒は、横に張れば棚になりますが、こんなふうに縦に張ってネットなどを設置するのにもとても便利なグッズです。
とにかく物が多いうえ、すぐに手に取れる使い勝手も大切なキッチン。つっぱり棒なら、位置を動かすことも簡単なので、後から使いやすく配置を変えやすいのもメリットです。
ワイヤーネットと組み合わせれば、たくさん物を吊るせる便利な収納が簡単に完成します。壁面吊り下げ収納は衛生面を考えても使い勝手の良い方法。100均で材料がそろうのも取り入れやすくて良いところです。
木材+L字金具で作るキッチン棚
ディアウォールなど、ネジや釘を打てる土台があるなら木材+L字金具で作るキッチン棚もおすすめです。L字を固定する角度にさえ注意すれば、好きな長さや幅で自由に作れるのが良いところ。
L字金具はがっしりしたパーツを選べば重たいものもしっかり支えてくれます。おしゃれなデザインのものも色々あるので、こだわって探してみるのも良いでしょう。アンティークですてきなものが見つかる場合も。
100均でもL字金具は探せます。耐久性はあまり期待できないので、使うなら軽いものを乗せる場合や、とりあえずお試しで練習に使いたい場合にどうぞ。
木材はアレンジがしやすいのが良いところ。棚の手前に柵を付ければ不安定になりがちな小さな瓶なども安心して置いておけます。下に滑り止めのシートを貼っておくのも良いでしょう。
よく使う調理道具を吊るしたり、観葉植物やハーブの鉢、果物のバスケットを置いても実用性を兼ねた素敵なインテリアになります。目に見える位置に置いてあれば、家族に手伝ってもらう際にも分かりやすくなるでしょう。
すのこで作るキッチン棚
キッチン棚をDIYするならパーツにすのこを使うのもおすすめです。簡単に組むことができ、小さなものから大きなものまで作れて、また解体するのも簡単。ひとまずお試しで作って運用してみたい場合にも良いでしょう。
すのこの棚はそれだけで暖かみある雰囲気を演出してくれます。カントリー風の雰囲気を取り入れたい場合にもおすすめ。オイルステインを塗るなどしても風合いが増します。
また通気性が良いので、すのこで大きめの棚を作ったらお米や乾物入れにするのはとても良いアイデアです。湿気を嫌う食品類全般を気持ちよい状態で保存するのに役に立つでしょう。じゃがいもやさつまいもなど根菜類の保存棚としてもおすすめ。
あえて一番下の棚板を入れずに長い脚を残せば、キャスターを付けたバスケットやごみ箱を収納する場所としても役に立ちます。とりあえず両側と背板だけを組んで枠を作っておき、棚板は固定せず可動式にするという使い方も便利です。
カラーボックスで作るキッチン棚
適度な高さのあるカラーボックスは、DIYでキッチンカウンターにアレンジするのが人気です。セットで組み立てられ、しっかりした造りになるのでDIY初心者さんでも安心。
必要なだけ数を並べて、一番上に無垢材の板を置くだけでも素敵な仕上がりになります。後はお好みでペイントしたり、オイルステインを塗ったり。より簡単な方法としては、インテリアシートを貼るという方法もあります。
カラーボックスも、アイデア次第でとても面白いDIYができるグッズです。初心者さんはまずこちらから初めてみるのも良いでしょう。
専用の拡張パーツが豊富にあり、棚を二段にしたり引き出しを付けたり、簡単にアレンジしやすいのもカラーボックスDIYの魅力です。
何かと物の多いキッチン周り。特にダイニングとI字キッチンが一緒のお部屋は、カウンターがあるととても便利。配膳に必要なものをしまっておくのがおすすめの使い方です。
DIYの洗面所の棚のアイデア
洗面所の棚も、DIYで作りたいものの筆頭に上がるでしょう。こちらもキッチンと同じく、必要な物が多く、その上狭くて収納に困りやすい場所です。
洗顔用品、タオル類、基礎化粧品、シャンプーやボディソープのストック、掃除用具各種、洗濯用洗剤や柔軟剤。雑多なものが多く、うっかりすると居場所を無くしたストック類が散らかりがちなお家もあることでしょう。
収納を増やそうにも場所が狭く、市販のもので対応しきれない場合も多々あるでしょう。この場所をどのように有効活用し、かつおしゃれにすっきりさせるのか?DIY例を見ていきましょう。
突っ張り棒で作る洗面所の棚
まずおすすめのDIYグッズは、お馴染みのつっぱり棒。大きさ、長さも様々あり、痒い所に手が届く使い方ができるグッズです。釘を打てない賃貸の洗面所にも最適。小さな小物干しやタオル、洗濯ネットなどは吊るしておくと便利に使えます。
洗面所下を便利に使いたい場合もつっぱり棒が活躍します。つっぱり棚と組み合わせたり、何本か並べたり、アイデア次第でとても機能的な収納を作ることができるグッズです。
また洗面所周りに増えがちなスプレーボトルは持ち手のところを引っ掛けておくと取り出しやすく、しまいやすくなります。このような、スプレーボトル専用のバーとしての活用方法もおすすめのひとつです。
100均の木材+L字金具の棚
歯ブラシやソープを置くために小さな棚をDIYしたいなら、100均の木材とL字金具を使うのもおすすめです。100均グッズは安価で手に入るので、多少失敗しても怖くないのが良いところ。
いくつか組み合わせれば何段かの棚にもなります。繋げて長い棚にしても良いでしょう。プチプラの木材でも、オイルステインを塗れば本格的な風合いが楽しめます。
上に置くソープボトルなどのデザインにこだわれば、リッチなムードを演出することだって可能。組み合わせて四角い壁収納にしてもおしゃれです。100均だってアイデア次第でDIYは無限大。こだわりを詰め込んで、すてきな棚をDIYしましょう。
ディアウォールで作る棚
洗面所のDIYでも、ディアウォールはとても便利なグッズです。洗濯機の隙間からでも天井まで突っ張れるので、そこから好きなだけ棚を追加して使い勝手の良い洗面所にアレンジ可能。
洗面所周りは、洗濯機上だけに吊戸棚が付いていたり、洗濯機置き場があったりして床から天井までの高さがまちまちなこともよくあります。ディアウォールなら、柱の長さは自由自在。洗面所周りと相性の良いDIYグッズであると言えるでしょう。
ラブリコで作る棚
洗面所DIYグッズとして、ラブリコもおすすめです。ディアウォールよりも強力に突っ張ることができるので、少し重さのある洗剤類を並べて置くにも安心。専用パーツが多いのもメリットです。
床から天井までの棚が作れれば、洗面所周りの雑多なグッズをきれいに収納してくれます。木材なので、湿気だけは気を付けて、大切に使っていきましょう。
DIYのリビング・ダイニング棚のアイデア
リビングに何か好きなものが飾ってあると、ほっとします。家にいる時間のうち、メインで過ごすことの多いリビングは、居心地よく整えたいもの。しかし、賃貸のお家では、作り付けのディスプレイ棚なんて無い場合が大半。
そんなときこそ、DIYでディスプレイ棚を作ってみましょう。人がうろうろするリビングでは、足元へ棚を増やすより壁収納にするのは合理的なアイデア。気に入った雑貨をいくつか飾れる、とっておきスペースをDIYで作ってみましょう。
木材+L字金具でディスプレイ棚
リビングにDIYするディスプレイ棚なら、まずおすすめは木材とL字金具で作るアイデアです。木材は100均でも購入でき、手軽に取り入れやすいのが嬉しいポイント。
水平を取るのがなかなか難しいですが、水平器は100均でも売られているのでできれば導入してきっちり測りましょう。ここがずれると視覚的にも違和感がありますし、何より上に乗せたものが危険です。
L字金具は、賃貸OKなものも販売されているので探してみると良いでしょう。もしくは、釘打ち用の下地としてディアウォールなどを設置するのがおすすめです。
すのこで作るディスプレイ棚
すのこで作る棚もリビングDIYにおすすめです。簡単に作れて、棚板を増やしたり減らしたりすることもできます。こちらも小さなもので良いなら、100均でも購入可能。初めてのDIYにとても取り入れやすいものであると言えます。
ルーターなど、あまり目に付く場所に置きたくないものは大きめの花の鉢などと一緒に飾ると、無機質な印象を緩和することができます。棚の材質をナチュラルな風合いのすのこにすることで、より効果が増すでしょう。
仕切りケースで作るディスプレイ棚
ディスプレイ棚として、仕切りケースを使ったDIYもおすすめです。100均などでも購入できる木製の仕切りケースは、後ろに壁掛け用のパーツをネジ止めすればおしゃれな壁面収納としても活用可能。
飾りたいものが小さなもの中心なら、とても素敵にディスプレイすることができます。オイルステインを塗ったり、好きなカラーにペイントしたり、二つ繋げて大きくしたり。アイデア次第で様々な棚にすることができるでしょう。
DIYの収納棚のアイデア
キッチンでもリビングでも寝室でも、DIYしたいもののかなり上位に挙がってくるであろう収納棚。すてきなデザインの収納棚は、購入すると高く、安価なもので探すとチープな造りになりがちです。
そんなときこそ、DIYで自分好みの収納棚を作ってみましょう。DIYなら、アイデア次第で色も形も自由自在です。もちろん自分の技術との相談にはなりますが、チャレンジしてみることが大事。
収納棚はいくつか棚板をつくる必要があったり、引き出しや扉を付けたいと思うなら、少し難易度は高めです。それでも完成した時の感動はひとしお!自分の思うままに収納棚を作ってみましょう。
箱+L字金具で作るカウンター下の棚
カウンター下に作る収納棚なら、木箱とL字金具で作るというアイデアはいかがでしょうか。底の抜けた木枠を見つけたら、そのまま内側上部をL字で壁に固定するだけでしっかりした収納になってくれます。
カウンター下は、配膳に使うものを収納しておくと何かと便利。大きめの箱を選んでお茶のセットを収納しておくのも、実用性を兼ねたインテリアになって良いでしょう。ふきんなどをしまっておくための棚としてもおすすめです。
木材+L字金具で作る本棚
本好きな方なら、どんどん増える本に悩まされたことは一度や二度ではないでしょう。本棚を作るなら、木材とL字金具で作るのがおすすめです。
置く本の量にもよりますが、しっかりした厚めの木材と、丈夫なL字金具を選びましょう。ペンキを塗る場合は、乾いたあと表面がさらさらになっているかしっかりチェックしてから本の収納を。
本はものによっては大きさも幅もまちまちですが、DIYなら自分の手持ちの本に合わせて自由なサイズの棚を作れます。見せる収納にするのも素敵。写真集など大きめの本を持っている方には特におすすめのDIYアイデアです。
木材+収納ボックスで作る収納棚
木材と収納ボックスを使う棚もDIYのおすすめアイデアです。あらかじめ使う収納ボックスを決め、サイズを測ったらあとはぴったりのサイズで棚を作るだけ。引き出しをDIYするのは大変でも、このやり方なら簡単に便利な収納棚が作れます。
収納ボックスはデザインを統一すると視覚的にすっきりし、おしゃれにまとまります。積み重ねできるものは使いやすいのでおすすめ。お気に入りのデザインのものを見つけてDIYしてみましょう。
すのこ+木材で作る収納棚
収納棚DIYにすのこと木材を使って作るのもおすすめ。棚板を木材にすることで、すのこ+すのこで作るより、すっきりしたデザインに仕上がります。
厚さのあるものを選べば重たいものも置くことができるでしょう。画像のように、収納ボックスを併用するのも良いアイデアです。
すのこを使う棚の良さは、棚板を固定する必要がないこと。入れるものが変わっても、必要に応じて棚板の位置を入れ替えることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
DIYで塗装するコツと注意点
ペンキを使った塗装はDIYの醍醐味。ここが一番楽しいという方もいらっしゃるでしょう。慣れないうちはなかなか難しいですが、多少のムラも味わいになります。
とはいえ、作るならなるべく綺麗に仕上げたいと思うのが人の性。「多少の失敗」で済ませられるように、基本的な知識は身に着けておきたいところです。DIYで塗装を行う場合のコツと注意点についてまとめました。
塗る面を滑らかに整える
塗装する前に、表面の凹凸を綺麗に整えます。電動サンダーがあれば便利ですが、屋外の広い場所でやらないと周りが粉塵まみれになるので、家庭でのDIY程度なら紙やすりを使うのが無難です。
てのひらサイズの木材の切れ端があれば、それに紙やすりを巻き付けて使うと扱いやすくなります。やすりは目の粗いもの・中くらいのもの・細かいものを揃えましょう。100均でも購入することができます。
塗装の順番を守る
きれいに塗装するためには、塗る際の順番を守ることが大切です。木材を塗る際には、木口と呼ばれる、木材を横に切った断面の部分から塗りはじめましょう。
木端(こば)と呼ばれる縦の広い面から塗り初めてしまうと、角付近に染みができてしまうことがあります。これを防ぐには、最初に木口に塗料をぽんぽんと置いて染み込ませておくこと。ひと手間で仕上がりが変わってくるので、覚えておきましょう。
必要最低限の塗料を塗る
もうひとつ塗る際に大切なコツは、塗料をつけすぎないことです。刷毛につけたペンキはしごいてから塗るようにしましょう。ペンキがしたたるほど刷毛についていると、ムラの原因になったり、乾きが遅くなってしまいます。
必要最低限の量で塗装することを心がけると仕上がりが綺麗になるので、こちらも覚えておきましょう。
マスキングテープで補助する
塗装の際はしっかりとマスキングすること。これも重要な塗装のコツです。ペンキが付くと困る部分はきちんとガードしておきましょう。特に二色を塗り分ける場合には大切になってきます。
また貼ったマスキングは塗料が完全に乾いてしまう前にはがしましょう。しっかり乾いてからはがしてしまうと、テープとの境目の塗料が一緒に剥がれてしまうことがあります。
棚は100均グッズでも簡単にDIYできる!
いかがでしたか?DIYというとかなり大仕事のように聞こえますが、小さなものなら100均グッズでも簡単に作ることができます。
手を動かしてものを作る作業はとても楽しいこと。世界にひとつの自分だけの家具は愛着もわきます。自分の好きなものを気の向くままにDIYしてみましょう!