女性の結婚挨拶の例文
彼からプロポーズされたら、お互いのご両親に挨拶に行かなければいけません。結婚の挨拶が初めてという女性にとっては、ドキドキする場面ですが第一印象はとても重要です。ここでは、女性の結婚挨拶の例文についてご紹介していきます。
玄関での挨拶の例文
結婚をする際には、自分の両親への挨拶と彼のご両親へ挨拶をしなければいけません。彼のご両親に挨拶に行く場合は、まず簡単に玄関で挨拶しなければいけません。
女性が彼のご両親に挨拶に行く場合は、玄関で彼が「〇〇さんです」とご紹介してあげます。その後で、女性も彼のご両親に軽く挨拶しましょう。
玄関では、自己紹介と時間を作ってくださったことに対してのお礼を簡単に述べます。例えば、「初めまして。〇〇と申します。」と最初に自己紹介をします。
次に、「本日はお忙しいなかお時間を作っていただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」とお礼を伝えましょう。
あまり緊張しすぎてしまうと、彼のご両親も「大丈夫かな?」と心配になってしまいます。彼のご両親と会うのが初めてという場合には、第一印象がとても重要となります。ハキハキと笑顔で挨拶するようにしましょう。結婚の挨拶に行く前に何度かすでに会っているという人も居るでしょう。
そのような場合は、「お久しぶりです、〇〇です。本日は改めてお伺いさせていただきました。どうぞよろしくお願いします」などというと良いでしょう。
例文ばかり気にしてしまうと、心がこもっていないように聞こえてしまうので、自分の言葉で挨拶するようにしましょう。
部屋に入ってからの挨拶の例文
玄関で簡単に挨拶し、彼のご両親から「おあがりください」などと、声をかけていただいてから中に入るようにしましょう。
結婚の挨拶は女性は彼に任せてしまう部分もありますが、ご両親に気に入ってもらえるようにする必要があります。部屋に通されてからの女性の結婚挨拶の例文は、「改めまして、〇〇と申します」と最初に自己紹介をしましょう。
女性の両親には彼が結婚挨拶をするのが一般的なので、彼のご両親への挨拶は女性がする形になります。「かねてより△△さんとお付き合いさせていただいております」という例文がよいでしょう。
その他には、自己紹介と彼とのお付き合いをさせていただいていることを一緒に言うという例文もよいでしょう。お部屋でもまた改めてお礼の彼のご両親に伝えるのがマナーです。
結婚挨拶のお礼の例文は、「本日はお忙しいところ、お時間を空けてくださいまして、誠にありがとうございます」と伝えましょう。
マナーではありませんが、彼のご両親に好印象を与えるためには、深々と頭を下げるのがよいそうです。さらに、和室と洋室でも結婚挨拶のマナーは異なります。
和室の場合には、座布団に座らずに、座布団を外して結婚挨拶をします。洋室の場合には、椅子に座る前に結婚挨拶をするのがマナーです。
結婚報告の例文
結婚挨拶に行く際には、彼からご両親に報告するのが一般的です。女性は何を彼のご両親に挨拶して良いのか分からないという人は多い様です。
彼がご両親に挨拶した後に、「彼とお付き合いしていること」「彼への思い」「自分の両親に挨拶した時のこと」「彼と結婚した後にどのような家庭を築いていきたいのか」などと自分の言葉で彼のご両親に伝えるようにしましょう。
女性が、自分の言葉でご両親に伝えることで、彼のご両親も安心するでしょう。結婚報告の挨拶例文として、「先日、△△さんからプロポーズを頂き、昨日、私の両親に挨拶をしてくださいました。」などと自分の両親にも挨拶に行ったことや賛成して頂いたことなどを述べましょう。
その後に、「結婚後は、△△さんと温かい家庭を築いていけたらなと思います。至らないところもありますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」という例文もよいでしょう。事前に言いたいことを整理し、例文なども参考に自分の言葉で伝えるようにしましょう。
おいとまの挨拶の例文
結婚の挨拶が終わったからと安心してはいけません。おいとまの挨拶もマナーであり、彼のご両親に良い印象を与えることが出来るでしょう。
彼のご両親に結婚挨拶に行き、女性の方から「そろそろ失礼します」などというのは、なかなか出来ないという人が多いでしょう。彼のご両親によては、あまり良い印象を受けない場合もあるようです。
おいとまのタイミングは事前に彼と相談して置くと良いでしょう。彼の方から「そろそろ送っていくよ」などと言ってもらうようにするのが良いでしょう。
おいとまの挨拶の女性の例文として、「本日はどうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」と今後のお付き合いの言葉も入れて挨拶をするようにしましょう。結婚の挨拶だけでなく、挨拶をする際には、しっかりとお辞儀をするのがマナーです。
帰宅後のお礼の例文
結婚の挨拶が終わり、しっかりとお礼を伝えてホッとしている人も居るでしょう。結婚挨拶の後に、帰宅したらすぐに電話でお礼を伝えましょう。
彼の実家の電話番号を知らないという女性は少なくありません。そのような場合は、彼に聞いて置くようにしましょう。
電話でお礼を伝える場合には、顔が見えない分、失礼のないように言葉を選んで伝えるようにしましょう。
帰宅後のお礼の例文は「先ほど無事に帰宅しました。本日は長い間お邪魔させていただきありがとうございました。」と今日お邪魔したことに対してお礼を伝えましょう。
最後に改めて「今後ともよろしくお願いいたします」と伝えると良いでしょう。電話をしたら失礼かなと悩んでしまう女性も多いですが、わざわざ電話をかけてくれてお礼を伝えてくれた人に対して、迷惑と思うご両親は居ないでしょう。
女性の結婚挨拶の訪問後のお礼状
彼のご両親に挨拶に行く際に、あまりにもマナーがないとこれからの関係が悪くなってしまう可能性があります。ある程度のマナーは身に付けて置いた方がよいでしょう。ここでは、女性の結婚挨拶の訪問後のお礼状の例文についてご紹介していきます。
初対面だった時のお礼文の文例
結婚の挨拶をした後に、お礼状を送らなければいけないというマナーはありませんが、ご両親に好印象を与えるためには、お礼状を送るのもおすすめです。
結婚挨拶にお伺いしたお礼状は、早すぎても遅すぎても良くないので、1週間を目安に送るようにしましょう。今はパソコンが復旧しているため、パソコンでお礼状を作成する人も少なくありません。しかし、自分の気持ちを相手に伝えるためには、直筆で丁寧に書くようにしましょう。
初対面の場合のお礼状の例文は、「先日はお忙しいところお時間いただき、ありがとうございました。」と最初にお礼の言葉から記載しましょう。
次に「話が弾んでしまい長居をしてしまいましたが、△△さんの幼少期のお話やおふたりのお話を聞くことができ、大変嬉しく思っております。」と話の内容などを記載するのも良いでしょう。
最後に、「私もおふたりのような夫婦になれたらなと思っております。本当にありがとうございました。」とお礼を伝えましょう。
親しい間柄であるときのお例文の文例
彼のご両親と親しい間柄であれば、初対面の時とは少し例文が変わります。「先日は、ありがとうございました。△△さんのご両親には、今まで大変良くして頂きましたが、ようやく結婚のご挨拶をする事ができ、大変嬉しく思います。」など、初対面の結婚挨拶のお例文とはかなり変わります。
「何度かお伺いしていましたが、結婚のご挨拶ではやはり緊張いたしました。緊張すると同時に身が引き締まる思いも感じております。」と結婚挨拶をした時の思いなども伝えると良いでしょう。
最後に「これからもおふたりには相談させていただくこともあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。」と今後のことも記載するようにしましょう。
女性の結婚挨拶のマナーとポイント
結婚の挨拶は、女性も男性も緊張するでしょう。第一印象で反対されてしまう場合も少なくありません。初対面の場合には失礼のないようにマナーを身に付けておく必要があります。ここでは、女性の結婚挨拶のマナーとポイントについてご紹介していきます。
避けるべき話題を話し合っておく
結婚の挨拶をご両親にする前に、結婚の時期や場所をある程度決めている場合もあるでしょう。そのような場合は、結婚のことについて決定しているように彼のご両親に言うのは、あまり良い印象を与えないので注意しましょう。
二人の結婚式であっても、彼のご両親にも「これはしてほしい」「長男だからこれはやってほしい」などという意見もあるでしょう。
あたかも決まっているように言ってしまうのは、彼のご両親は意見を言えなくなってしまうので、決まっていたとしても、決定しているというような言い方をするのはやめましょう。
さらに、緊張してしまうと、自分の本音を言えないこともあるでしょう。場を和まそうと頑張った結果、嘘をついたり、自慢話をしてしまうという人も少なくありません。
見え透いた嘘や、彼のご両親の意見を反対するような言い方はその場で結婚を反対されてしまうことにも繋がります。そのため、事前に結婚挨拶で話してほしくない話題などは確認しておくようにしましょう。
彼の両親の人柄を知っておく
結婚挨拶に行く前に、彼のご両親の人柄について知っておく必要があります。彼のご両親の仕事や趣味などを知っておけば、話題にもしやすいので、親近感も湧きやすくなるでしょう。
彼のご両親の人柄だけを知るのではなく、逆に女性の両親の人柄も彼は知っておく必要があります。好きな食べ物が分かれば、結婚挨拶の際に手土産として持って行くことも出来るでしょう。
手土産を用意する
彼のご両親へ挨拶に行く際には、手土産を持って行くのがマナーです。彼に手土産は要らないと言われても用意しましょう。
どのような手土産が良いのか悩む人も多いですが、事前に彼のご両親の好みを確認しておくとよいでしょう。彼のご両親への手土産で最も多かったのは和菓子や洋菓子です。
その他にも、食品以外のギフトなどもあります。彼のご両親がお酒好きの方の場合は、お酒を手土産にするのも喜ばれるでしょう。
さらに、彼と地元が違う場合には自分の地元の名産品もおすすめです。結婚の挨拶の時の手土産の金額については、あまり決まりはありませんが、あまり高すぎてしまうと、彼のご両親も申し訳なく思ってしまうので、2,000円~3,000円程にするとよいでしょう。
言葉遣いに注意する
彼のご両親に挨拶に行ったら、言葉遣いには気を付けなければいけません。彼のご両親と初対面ではなく、親しい間柄であったとしても、言葉遣いには気を付けなければいけません。
例えば、普段はお互いにあだ名や呼び捨てでも、結婚挨拶の時は、「△△さん」と呼ぶようにしましょう。愛称で呼ぶのは、結婚挨拶のマナーとしてはふさわしくありません。
さらに、彼のご両親の事を「お父さん」「お母さん」と呼ぶ人もいます。「お父さん」「お母さん」という呼び方は、馴れ馴れしいため、結婚挨拶の当日だけでも「△△さんのお父様、お母様」などと呼ぶようにしましょう。
女性が結婚挨拶に行くときの服装のポイント
結婚挨拶に行くのは、彼も彼女も緊張するでしょう。しかし、これからお互いの両親と上手くやっていくためには、言葉遣いや服装にも気を付け、失礼のないようにしなければいけません。ここでは、女性が結婚挨拶に行くときの服装のポイントをご紹介していきます。
鉄板はワンピース+ジャケット
結婚の挨拶で彼のご両親に好感を持っていただく服装は、ワンピースにジャケットという服装です。スカートタイプのスーツもおすすめです。
ワンピースにも種類がありますが、あまり派手なものは選ばずに、季節に合わせた、柔らかい色合いのものが良いでしょう。
椅子に座ったり、座布団に座ることもあるため、あまりピシッとしたスカートでは動きにくくなってしまいます。そのため、ゆったりとしたフレアスカートの方が良いでしょう。
さらに、靴はヒール3~5cmほどのものが良いと言われています。脱ぐのに時間がかかるものや、ヒールの高さがあるものは結婚挨拶ではふさわしくないので避けましょう。
髪型・メイク・ネイルのポイント
普段から、金髪の人やメイクが濃い人・ネイルをしている人は、結婚挨拶の時はなるべく抑えるようにしましょう。
派手なファッションは、彼のご両親に心配を与える原因にもなってしまいます。さらに、髪の色だけでなく、長さにも注意しましょう。
女性は、髪の毛が長い人も多い為、会話の途中やご両親と一緒に食事をしている時に、髪の毛を触るという行動はあまり良い印象を与えることが出来ません。
お辞儀をしたときなどに、髪の毛が顔にかかってしまうという場合は、ピン止めを使用したり、髪の毛を一本に結んで置くと良いでしょう。
ネイルをしている人は、結婚挨拶の時だけでも外すようにしましょう。人と会う時は、意外と指に目が行くものです。
ネイルをしている人は、清潔感がないとみられてしまう場合もあります。そのため、上品で女性らしい印象になるように、普段のファッションは控えるようにしましょう。
女性が結婚挨拶に行くタイミング
女性はいつ彼のご両親に結婚の挨拶をしてよいのか分からないという人も居るでしょう。結婚挨拶の時期や順番などは事前に確認しておく必要があります。ここでは、女性が結婚挨拶に行くタイミングについてご紹介していきます。
結婚の意思を確認しあってから一か月前後が目安
彼のご両親に挨拶に行くタイミングは、お互いの意思を確認してから1か月前後にしましょう。どちらの両親に先に挨拶に行くのかという疑問がありますが、基本的には彼女のご両親に先に挨拶に行きます。
その理由として、昔から「お嫁さんをもらう」という考えがあったため、今では彼女のご両親に先に挨拶に行く方が良いとされています。
しかし、様々な事情から彼女のご両親に挨拶に行けない場合もあるでしょう。そのような場合は、必ずしも彼女のご両親に先に挨拶に行かなければいけないという訳ではないので安心しましょう。
順番を守ることはマナーと考えている人も居ますが、こだわりすぎずに臨機応変に対応していきましょう。
お互いに結婚の意思を確認したら、1か月前後を目安に挨拶に行きますが、ご両親が遠い場合には電話で報告しましょう。
結婚が決まる前から、お互いの両親に彼や彼女を紹介している人も少なくありません。だからと言って、結婚が決まってから挨拶に行かないのは失礼なので、親しい間柄であっても、結婚の挨拶は行くのがマナーでしょう。
場所はお互いの実家が基本
結婚挨拶の場所は、基本的にお互いの実家になります。日取りなどは、結婚挨拶に行く2週間~1ヶ月を目安に行いましょう。
結婚挨拶は、朝やお昼の時間帯は避けて、午後2時ぐらいが良いとされています。中には、一緒に食事をする場合もあるので、必ずしも午後でなければいけないという決まりはありません。
お互いに話し合って決めるようにしましょう。滞在時間や2~3時間ほどが良いとされているため、日取りの他に食事は一緒にするのかしないのかなど、事前に両親にも伝えて置くと良いでしょう。
両親が遠い場合などは、自分たちが出向いたり、両親が来てくれる場合もあるようです。そのような場合は、実家などでの挨拶ではなく、家以外の場所で行うこともあります。
家以外の場合は、分かりやすい場所や駅から近い場所、人の多い場所は避けるなど、道に迷わないかなども考えて決めなければいけません。
両親が来てくれる場合には、こちらでホテルを用意し、ラウンジなどを利用するのも良いでしょう。ホテルなどは駅に近い場合も多く、ラウンジなどは人で賑わうということはほとんどないため、ゆったりと会話することが出来るでしょう。
彼の実家が遠方の場合は女性はどこに泊まるべき?
彼のご両親の実家が近いとは限りません。近いか遠い場所にあるかでも、挨拶の場所や仕方も変わってくるでしょう。決まりに縛られずに臨機応変に対応することも大切です。ここでは、彼の実家が遠方の場合は女性はどこに泊まるべきなのかご紹介していきます。
宿泊先は相手との関係性で決める
彼の実家が日帰りできない場所にある場合も少なくありません。そのような場合に、悩むのが宿泊場所でしょう。
彼のご両親と初対面なのに、いきなり彼の実家に泊まるのはお互いに緊張し、彼のご両親にも気を遣わせてしまいます。
基本的には、結婚挨拶の時に初めてご両親に会う場合には、彼の実家ではなく、ホテルに泊まると考えていた方が良いでしょう。お互いに息抜きをするという意味でも、ホテルにした方が良いでしょう。
しかし、初めてであっても彼のご両親と息があい、もっとお話ししたいと彼のご両親から言われる場合もあるでしょう。
「泊まっていきなよ」と言ってくれるご両親も少なくありません。そのような場合は、自分で判断しても良いでしょう。
ホテルを予約してしまったと断っても良いですし、自分が良ければお言葉に甘えても良いでしょう。さらに、結婚した後は彼のご両親を頼らなければいけない場合もあります。
彼のご両親の実家が遠い場合には、話す機会があまりなくなってしまう場合もあるでしょう。いずれは彼の実家で一緒に住むという人も少なくありません。これからのことも考えて、彼のご両親と話す機会と思って、泊まらせてもらうのも良いでしょう。
彼の実家が遠くてもよく遊びに行くという人も居るでしょう。そのような場合であっても結婚挨拶はしなければいけません。
彼のご両親との関係性によってお泊まりするかは決めればよい為、その日はどのような状況になっても良いように行動しましょう。
女性が結婚挨拶に行くときは事前の準備を十分にするべき!
女性が結婚挨拶に行く場合には、緊張して何も言えなくならないように、事前に彼と一緒にしっかりと準備しておくようにしましょう。普段派手なファッションをしていたとしても、結婚挨拶の際は失礼のないように清潔感のあるファッションを心がけましょう。