モラハラ妻の11個の特徴
モラハラとはモラルハラスメントの略です。「暴力ではなく、言葉や態度で嫌がらせや虐めをすること」です。精神的暴力、精神的虐待とも言われています。夫婦間でのモラハラは夫が妻にするものだという意識が強いかもしれません。
しかし最近は妻から夫へモラハラをするケースが増えています。こうしたモラハラ妻にはどのような特徴があるのでしょうか?あなたの妻はモラハラ妻なのか、確認しましょう。
暴言を吐く
モラハラ妻の特徴の1つ目は、日常的に夫に暴言を吐くことです。喧嘩をしたり、イライラすれば誰でも暴言を吐くでしょう。お互いに口喧嘩をし合うのならモラハラ妻には当てはまらないでしょう。モラハラ妻は夫に一方的に暴言を吐きます。
気の弱い夫でなくても、言い返せないように妻にまくし立てられる場合、一方的な暴言となり、モラハラ妻の特徴の1つを備えていることになります。
無視する
モラハラ妻の特徴の2つ目は、夫を無視するというものです。モラハラは態度によって精神的苦痛を与える特徴があります。夫が話しかけても無視したり、自分のことだけ一方的に話したりします。
喧嘩中であれば、ただ「怒っている」状態ですが、一方的にそうした態度を取られると、夫は精神的に苦痛を感じます。このようなことをする妻はモラハラ妻と言えるでしょう。
家事を放棄する
モラハラ妻の特徴の3つ目は、家事を放棄することです。夫と同じように仕事をしているとか、生活に余裕があるのでハウスキーパーを雇うという場合は当てはまりません。モラハラ妻はそういった環境にあるわけではないのに、家事をしないで、自分のことにかまけています。
自分にはお金を使う
モラハラ妻の特徴の4つ目は、自分にはお金を使うということです。夫には少しの小遣いしか渡していないのに、自分は毎日レストランで豪華ならランチを楽しんでいたり、「付き合いがあるから」といった理由をつけてブランド品を買うなどします。夫が文句を言うと、なんやかやと理由をつけて、自分は正しいと言い張る傾向にあります。
外面が良く愛想がいい
モラハラ妻の特徴の5つ目は、外面が良くて愛想がいいというものです。対象物である夫以外の前ではいい顔をする傾向にあります。モラハラ妻は夫の会社の同僚や上司などには、理想的な妻を演じます。外面が良いのは周囲を味方につけようとするためです。夫がモラハラを訴えても、周囲は真に受けてはくれないことが多いようです。
夫に謝らない
モラハラ妻の特徴の6つ目は、自分から夫に謝らないというものです。自分の考えのほうが正しいと信じているからです。モラハラ妻は自分の価値観、考え方、経験が絶対と考えています。夫と喧嘩になっても、絶対に自分から謝りません。喧嘩の原因が自分であっても、夫のせいにすることもあります。
自分の正当性を主張する
モラハラ妻の特徴の7つ目は、自分は正しいと思っていて、自分の正当性を主張するというものです。これは自分から謝らない点にも通じます。自分がやることは全て正しく、夫がやることは全て間違いと主張することもあるでしょう。こうした考え方をするので不都合なことが起こった場合、夫の責任にしてしまう傾向にもあります。
夫の人間関係に干渉する
モラハラ妻の特徴の8つ目は、夫の人間関係に干渉して、コントロールしようとするというものです。この場合モラハラ妻は、夫が人間関係でうまくいかなくなるよう仕向けていきます。夫が属する社会をせばめていき、最終的には独りぼっちにさせて、意のままにコントロールしようとするでしょう。
すぐに嘘をつく
モラハラ妻の特徴の9つ目は、すぐに嘘をつくというものです。モラハラ妻は外見を装うのが上手です。実際には夫が妻からモラハラを受けているのに、まるで自分がモラハラを受けているかのように周囲に話したりする傾向があります。嘘を重ねて、周りを味方につけ、夫を孤立させていくという魂胆を持つことが多いと言えるでしょう。
神経質な性格
モラハラ妻の特徴の10個目は、神経質な性格ということです。神経質で細かい人は、文句が多くなりがちです。モラハラ妻は夫の欠点や足りない部分をすぐに見つけ、批判することが少なくありません。自分が不快に思ったことをいつまでも覚えているのも神経質な性格から来る特徴でしょう。「あの時はああだった、こうだった」が多い傾向にあります。
自分の親とは仲がいい
モラハラ妻の特徴の11個目は、自分の親とは仲がいいということです。モラハラ妻は実家が大好きなケースが多いです。夫婦間で喧嘩になったりしたら、すぐに自分の親に泣きつくでしょう。そして親がしゃしゃり出てきて、夫に対してお前が折れろなどと電話をかけてきたりします。過保護な親とモラハラ妻の攻撃に参ってしまう夫も少なくありません。
モラハラ妻になる原因
あなたの妻がモラハラ妻な場合、その原因はどこにあるのでしょうか?妻がモラハラをしてしまうのは、過去に苦しい体験があったとか、信じられない裏切りにあったとか理由がある場合が少なくありません。妻がモラハラ妻になった原因を探れば、改善方法がみつかるかもしれません。さっそく原因を探ってみましょう。
日頃の不満がたまっている
モラハラ妻になる原因の1つ目は、妻に日頃の不満がたまっているというものです。どんなにひどいモラハラ妻でも、気分に余裕がある時は意外とおだやかでいてくれることが少なくありません。家事や育児のストレス、人間関係のトラブルを抱えていたりすると、夫に八つ当たりをしてしまい、モラハラ妻の原因となってしまいます。
仕事で不満がたまっている場合もある
モラハラ妻がモラハラをしてしまう原因である日頃の不満が、家庭内で解決をできればいちばんいい改善方法になるでしょう。しかし妻が働きに出ている場合、仕事上のストレスや不満がたまっている場合もあります。この場合、夫が家庭内の問題を改善したとしても、妻のモラハラが止まることはないといえるでしょう。
男性が真面目で物静か
モラハラ妻になる原因の2つ目は、夫が真面目で物静かであるということがあります。「自分にも悪いところがあるかもしれない」と反省したり、「妻も苦しんでいるんだ」と性善説に立って考えたりして、暴言を吐かれても我慢してしまう場合があります。妻の側でも「この程度じゃ懲りないんだ」とモラハラがエスカレートする危険性があります。
自分に自信がない
モラハラ妻になる原因の3つ目は、自分に自信がないというものです。妻が夫に毎日のように攻撃的な言動を繰り返すのは、自分に対する自信のなさを悟られないようにするためです。しかしそんな自信のなさを自覚していない場合もあります。
無自覚な場合はむしろ自分が素晴らしい人間だと思い込んでいることがあります。その思い込みがモラハラをエスカレートさせる場合もあります。医師が診断する類の病である可能性もあるでしょう。
親がモラハラをしていた
モラハラ妻になる原因の4つ目は、親がモラハラをしていたということです。モラハラ妻の攻撃が夫だけでなく子供に行く場合、親からのモラハラに苦しんでいた被害者だったという場合があります。高圧的な態度や暴言は、もともと親から受け継いだものであったのかもしれません。
親子関係が悪い
モラハラ妻になる原因の5つ目は、親子関係が悪いというものです。親の言う通りに行動している時は失敗をしたとしても親から叱られることはなかったというケースが考えられます。
幼少期に培われるべき自己肯定感が極端に低くなるため、何事も自分で決めることがストレスになっていく傾向があります。そのストレスのはけ口がモラハラに向かうのでしょう。
コミュニケーション能力が低い
モラハラ妻になる原因の6つ目は、もともとコミュニケーション能力が低いというものです。モラハラ妻になってしまう女性は、対人関係があまり得意でない傾向にあります。
社会で認められたいと頑張るあまり、うまくいかないストレスを家の中で発散させるといったことになります。しかし自分の家庭の中でさえコミュニケーションがうまくいかず、モラハラに拍車がかかるというケースもあるでしょう。
人から裏切られた経験がある
モラハラ妻になる原因の7つ目は、人から裏切られた経験があるということです。裏切られた結果「自分は誰にも必要とされてない人間なんだ」と劣等感を抱いてしまうこともあるでしょう。その劣等感を埋めようとする中で、外面が良くなって夫に暴言を吐くといったモラハラ行動に出てしまうというものです。
産後鬱の可能性もある
モラハラ妻になる原因の8つ目は、産後鬱かもしれないということです。産後鬱はホルモンバランスの崩れや生活環境の変化が原因の場合が多いです。近隣に助けてくれる人がいないで、閉鎖的な空間で夫婦2人きりの場合は、どうしてもイライラしてしまいます。産後鬱が疑われる場合は、婦人科や心療内科で診断してもらうことがおすすめです。
モラハラ妻の改善方法
モラハラ妻と毎日暮らしていくのは、ストレスのかかることです。ずっと我慢していたら、精神的に辛いですし、ひどくなると身体にも不調が出てくるかもしれません。本来、家の中は外で戦う男性たちが唯一、ホッとできる場所であるべきでしょう。
なんとかモラハラを止めさせる改善策はないものでしょうか?離婚を考える前に、今一度、モラハラを止めさせる改善策を見ていきましょう。
妻としっかりと話し合う
モラハラ妻の改善方法の1つ目は、妻としっかり話し合いをすることです。モラハラ妻がどんな不満を持っているのか、真剣に向き合って話し合いをすることで、理解していくといいでしょう。改善するため前向きに話し合いましょう。信頼できる第三者を話し合いに参加させるのも、改善策の1つでしょう。
モラハラを自覚させる
モラハラ妻の改善方法の2つ目は、妻にモラハラを自覚させることです。夫が妻に受けた被害を、「友人から聞いたんだけど」と話題にしてみる方法もあります。モラハラ妻は、自分が正しいと考え、無自覚の場合があります。
第三者の体験談として自分の行動を聞かせると、モラハラを自覚するかもしれません。夫の話を聞いて、どう感じたか聞いてみるのも改善策の1つになるでしょう。
モラハラ妻をコントロールする方法を覚える
モラハラ妻の改善方法の3つ目は、妻をコントロールする方法を覚えるというものです。モラハラ妻を変えることはなかなか難しいものでしょう。
しかしモラハラ妻の相手をしなかったり、うまくあしらったりといった扱い方を覚えるのも1つの改善策なのではないでしょうか?上手なストレス発散方法をみつけながら、うまく付き合っていくことができれば、モラハラも改善するでしょう。
離婚を考えていると伝える
モラハラ妻の改善方法の4つ目は、離婚を考えていると意思を示すというものです。あらゆる努力をした結果、改善されないなら、離婚するしかないと伝えましょう。もう努力のしようがない場合、あとは離婚するしか道は残されていないのかもしれません。また、離婚を切り出されたことで、モラハラ妻の意識が変わるかもしれません。
モラハラ妻に夫がすべき対処法
ここまで、モラハラ妻との仲を改善する方法を見てきました。それでも改善しない場合、夫はモラハラ妻に対して、どんな対処法を取ればいいのでしょうか?夫がうまく対処法を行うことで、モラハラが解決しないとしても、夫婦生活を続けることはできるでしょう。
対処法を知れば、離婚をしなくても夫婦関係を保てるかもしれません。モラハラ妻の対処法を覚えて、現状を変えていきませんか?
妻の言いなりにならない
モラハラ妻に夫ができる対処法の1つ目は、妻の言うなりにならないということです。モラハラ妻は夫をコントロール下に置きたがる傾向にあります。モラハラに反抗しない対処法を取っていたら「やっぱり私は正しいんだ」と確信されてしまいます。
妻の言葉に聞く耳を持たず、自分は自分の態度を貫く対処法を続けていけば、やがてはモラハラをしても意味がないと妻の認識が変わるかもしれません。
ストレス解消を心掛ける
モラハラ妻に夫ができる対処法の2つ目は、妻のストレス解消を心がけることです。妻がモラハラでストレスを発散しなくていいように、別の形で発散させる方法を取らせるのも対処法としては効果的です。
主婦の休日を作り、一日自由に出かける時間を作ったり、妻の好きな食べ物をお土産に買ってきたりといろいろできるでしょう。どうしたら妻が満足するか、妻の親しい友人に尋ねてみるのもおすすめの対処法と言えるでしょう。
物理的に距離を置く
モラハラ妻に夫ができる対処法の3つ目は、物理的に距離を置くことです。離婚を考えているにしろ、いないにしろ、一度妻から離れてみるのも対処法と言えるのではないでしょうか?家庭という狭い空間で顔つき合わせているからストレスもたまるのではないでしょうか?夫がいったん離れてみたら、妻は夫の大事さを再確認するかもしれません。
妻自身に物事を決めさせる
モラハラ妻に夫ができる対処法の4つ目は、妻自身に物事を決めさせるというものです。モラハラ妻は文句を言っているのに、いざ自分で考えたり決めたりは避ける傾向にあります。責任を夫に押し付けたいからなので、あえて妻に選択権を渡しましょう。もし決めるのを嫌がったら「じゃあ文句は言うなよ?」と釘をさしておくと、牽制にもなるでしょう。
子供が悲しむと伝える
モラハラ妻に夫ができる対処法の5つ目は、子供が悲しむことを伝えるというものです。妻が夫に暴言を吐く姿を見ていると子供は悲しい思いをすることでしょう。妻は子供にだけは無条件の愛を注いでいることが多いので、子供に悪影響が出ると考えたら、子供の前では態度を改めるかもしれません。
理解することをあきらめる
モラハラ妻に夫ができる対処法の6つ目は、理解することをあきらめるということです。モラハラ妻の気持ちに立って、寄り添おうとしても状況が改善しない場合もあります。その場合の対処法として、妻の心を理解しようとするのを止めてしまいましょう。夫はとたんに気が楽になり、生活する上でもストレスが減るので最終的な対処法と言えるでしょう。
モラハラ妻に病院の診断を受けさせる方法
モラハラをする人は心に問題を抱えている人が多いです。モラハラを改善したいと考えたら、医師の診断を受けてみるのも効果があるのではないでしょうか?医師に診断してもらって、心の問題と向き合うのは大きなストレスを伴います。
それでも診断され、診断結果を妻が受け入れたなら「自分は病気なんだ」と自覚ができて、治すよう前向きになるかもしれません。
両親や周囲・支援団体を頼る
医師の診断を仰ごうとしても、妻が病院に行きたがらないケースもあるでしょう。診断をさせるため、周囲の力を借りましょう。まず診断を受けさせたい病院に夫が相談し、了解を得ておきます。妻が診断を拒んで暴力をふるったりするケースも考えられるので、診断にあたっては両親や友人、支援団体の力を積極的に借りましょう。
治療方法
モラハラ妻をどのような科で診断させるかというと、精神科やメンタルクリニックになるでしょう。モラハラは心に問題がある場合に発症するケースが多いです。モラハラを自覚させたり、過去のトラウマと向き合ったり、診断方法は医者によって変わってきます。診断法、治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?
心理療法
モラハラの治療方法の1つ目は、心理療法です。心理療法は、カウンセラーの先生とじっくり話をすることから始まります。自分の生い立ちから現在に至るまでの出来事や心情をカウンセラーに話していく中で、なぜ今のような精神状態になってしまったのかを探り、治療していくという方法になります。
認知行動療法
モラハラの治療方法の2つ目は、認知行動療法です。認知とは「現実の受け取り方」と「ものの見方」です。認知行動療法はこの認知に働きかけることで、心にため込んだストレスを軽くしていく治療方法です。なぜ自分はそういう行動をしてしまうのか、理論的に考えて、改善策を探っていきます。
睡眠療法
モラハラの治療方法の3つ目は、催眠療法です。モラハラをする人は、過去に起こった辛い記憶を無理矢理心の奥底に閉じ込めている場合があります。まず原因を知って、それから治療をしていきます。その原因を調べるために行うのが、催眠療法です。催眠状態に導くことで眠った意識を引き出し、改善させていく方法です。
モラハラ妻と別れたい場合
モラハラ妻に苦しめられ、もう限界だから離婚したいと考えるケースもあるでしょう。確かに今後、改善が見られそうにない場合や、対処法もうまくいかないとなると、最終的には離婚をするしかなくなるのではないでしょうか?モラハラ妻と離婚する場合、どういった順序を踏めばいいのか、どうすれば円満に離婚ができるかを見ていきましょう。
別居する
モラハラ妻と離婚したい場合、まずはモラハラで傷ついた心を休めるため、とりあえず別居してみましょう。モラハラ妻と顔を合わせる機会が減るため、自分自身を冷静に振り返ることができるでしょう。妻の方も考える時間ができることで、自分を省みる機会になるかもしれません。やり直したいと妻の側から謝罪をしてくるかもしれません。
モラハラの証拠を集める
別居をして、互いの時間を作ってはみたものの、離婚の意思が変わらない場合は、モラハラの証拠をしっかり残しておきましょう。スムーズに離婚するためにも大事なことです。暴言を吐かれた時の音声データや、メールの文面など、具体的な証拠であればあるほど、離婚の時に夫に有利に働くでしょう。
離婚調停を受ける
離婚は夫婦間の合意があれば、手続きができます。しかし話し合いがまとまらなかった場合は、離婚調停に進みます。調査委員が間に入ってくれて、お互いの話を聞き、調停がスムーズに進むように手助けしてくれます。モラハラが原因での離婚の場合、話し合うのが難しいケースも多く、離婚調停に進むことが多いようです。
慰謝料を請求する
離婚調停の間に、慰謝料の金額も話し合うことができます。夫は妻によるモラハラで苦しんでいた分の慰謝料を請求することができます。モラハラに対する慰謝料は数十万円と、それほど高くはありません。しかしモラハラが原因で精神疾患に陥った場合など精神的苦痛の度合いが大きい時は、慰謝料も高額になることがあるようです。
モラハラ妻には冷静な対処が必要
モラハラ妻と共に暮らしていくのは、大きなストレスです。我慢できない場合は、離婚という決断もしなければならないでしょう。しかし、モラハラ妻がなぜそうなってしまったのかを突き詰めていくと、同情すべき点も出てくるかもしれません。モラハラ妻に対しては冷静に対処して、最善の道を選びましょう。